三井住友銀行カードローンのデメリット ~審査基準がやや厳しい~
三井住友銀行カードローンのデメリット・短所は―。
- 学生は借入不可
- 収入のない既婚者の女性も借入不可
これ以外のデメリット・短所は一切なく、最短即日借入のしやすさ、金利の安さなど、ほぼすべての面で、一般的な銀行カードローンを上回っています。つまり、「利用者をある程度絞っている」銀行カードローンといえますが、以下、これらのポイントについて、詳しく語っていきます。
目次
三井住友銀行カードローンは、学生が借り入れ不可
三井住友銀行に限らず、銀行カードローンというのは全体的に若年層のキャッシングに対して厳しいです。学生は融資不可という条件になっているのは―。
これプラス三井住友銀行ですね。かなり多いと思われるかも知れませんが、その通りです。若年層への融資に対しては、大手の銀行カードローンはかなり厳しいんですね。地方銀行だと、もっと厳しいですが。
消費者金融は逆に、学生が申し込みやすい
一方、学生がキャッシングしやすくなっているのは、消費者金融です。つまり、アイフルやプロミス・SMBCモビットなどのブランドですね。その他、アコムでもノーローンでも同じですが、これらの消費者金融は、みんな学生の借り入れがしやすくなっています。
具体的にどのように、学生がキャッシングしやすくなっているのかというと、下の通りです。
- 親権者の同意書が不要
- つまり、親に内緒で借りられる
こういうのが一つ。
それから―。
このようになっています。少々複雑に書いてしまいましたが、要は下の通りです。
- 20才以上
- 収入がある
こうした2つの条件だけで借入可能…というわけです。もちろん、これだけで必ず審査通過するというわけではなく、あくまで「弾かれはしない」という意味です。実際に審査に通るかどうかは―。
などで決まります。要は総合的に判断されるということですが、とりあえず、三井住友銀行カードローンなどのように「学生」というだけで足切りされる…ということはないわけですね。
学生が銀行カードローンにこだわる理由はない
このように、学生がキャッシングするのであれば、銀行カードローンより断然消費者金融の方がいいわけですが、そもそも学生の借り入れの場合、銀行カードローンにこだわる必要がありません。というのは、下のように言えるからです。
- 銀行カードローンのメリットは、低金利なことである
- しかし、低金利といっても、消費者金融とそれほど劇的な差があるわけではない
- 両者の金利差がはっきりと出るのは、50万円以上などの高額キャッシングの時だけである
- 若年層のキャッシングでは、そこまで借りられない
- だから、金利差はあまり関係ない
ちなみに、学生が初めてキャッシングする場合、大体限度額は10万円になります。そして、遅延・延滞せずに、コツコツ返済を続けているうちに、少しずつ増額されていって、大体在学中に最大で30万円程度まで行く…という感じです(実際、私がある学生専用ローンで、30万円までいったので、これは間違いないと思います。)
しかし、その「30万円」にしても2年ほど利用してようやく到達した与信枠なので、基本的に20代前半の若者の借入でそこまで借りられることは少ないわけですね。また、そこまで借りるべきでもないのです。
- 学生の本業は勉強である
- 実際、キレイ事でなく、勉強しないで大学を卒業すると、悲惨である
- 大学自体、もはや行く意味がなくなりつつあるのに、そこでさらに勉強していないというのは、ありえない
少々厳しい物言いかも知れませんが、特に奨学金を借りて大学に通っている方は、この辺のことを本気で考えた方がいいです。つまり、奨学金という借金をしてまで、通うだけの価値が、今の大学にあるのかということですね。
(というより、日本の企業は、あんな苦しい&ロスが多い就職活動をしてまで、働く価値がある場所なのか、ということから考えた方がいいです。)
この辺は「奨学金を借りてまで、大学に通う価値はあるのか」と、別の記事で詳しくまとめているので、興味がある方はこちらも読んでみてください。
このように、少々話が膨らみましたが、このように―。
- 学生は高額キャッシングをできないし、自分の将来をまじめに考えたら、数十万円も借金している場合ではない
- そして、10万円ちょっとの少額融資だったら、銀行カードローンと消費者金融の金利差もほとんど影響しないので、消費者金融で普通にキャッシングすればいい
そのため、三井住友銀行など、多くの銀行カードローンが学生に対して融資していないというのは、個人的には正しいことかも知れない…と思います。(消費者金融で少額を借りて、すぐに返済するのが一番ですから)
収入のない既婚者の女性もキャッシングできない
もう一つ、三井住友銀行カードローンのデメリットをあげると「収入のない既婚者の女性が借り入れできない」という点が指摘できます。箇条書きしていくと、下の通りです。
- むしろ「配偶者の同意書もなし」で借入可能な銀行カードローンも、三菱UFJ銀行など、複数ある
そのため、学生の時と違って、既婚女性の借り入れに関しては、銀行カードローンは一転して「積極的」なのです。つまり「申し込みやすい」わけですね。(これも審査がゆるいという意味ではありません)
なぜ、学生の時とこんなに違うのか
自分の収入がある学生ではキャッシングできないのに、なぜ「収入のない既婚者の女性」は、融資可能となっているのか―。これは、下の通りです。
- 若年層のキャッシングは、どの道少額である
- だから、消費者金融で借りても問題ない
- つまり、銀行カードローンがわざわざ乗り出す必要はない
これらしかし、下のようにも言えます。
- 専業主婦がお金を借りる場合は、自宅のリフォームだったり、冠婚葬祭だったり、数十万円の借り入れは、普通に必要である
- つまり金利差がかなり影響する
そのため、「消費者金融で借りればいいじゃん」というわけには行かないわけですね。社会的な責任として、銀行カードローンがある程度、家庭に入っている女性に対して貸し付けをする必要があるわけです。
また、家庭に入っている女性の場合は学生と違って、それ自体が、一つの職業である、という点も指摘できます。学生はお金を払ってそれをしているという点で、ハッキリ言って「消費者」です。しかし、家庭に入っている女性という立場には、一応「養ってくれる夫・旦那」という「出資者」がいるわけですから、これは立派に「報酬を獲得している」ようなものなのです。
(何でもお金に換算するのは無理なのですが、あえて換算するなら)
なので、銀行カードローンは収入がない既婚女性に対しては、融資してもいいと考えているわけですね。そのため、「配偶者の同意書もなしでOK」という条件の銀行カードローンが、多くあるわけです。
配偶者の同意書なしでOKな銀行カードローンとは?
ちなみに、参考までに「配偶者の同意書なし」でOKな銀行カードローンを一覧にしておきましょう。リンク先でも詳しく書いていますが、簡単に一覧にすると下の通りです。
- みずほ銀行カードローン
- イオン銀行カードローンBIG
- 楽天銀行スーパーローン(カードローン)
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- じぶん銀行カードローン「じぶんローン」
- 東京スター銀行カードローン
- 横浜銀行カードローン
などとなっています。「かなり多い」ので驚いたでしょう。ちなみに、三井住友銀行の話に戻ると、三井住友銀行のように「専業主婦は融資不可」となっているのは、残りはオリックス銀行カードローンだけです。三井住友銀行・オリックス銀行の2つだけが、大手の銀行カードローンで「専業主婦は借入不可」としているわけですね。
なので、この点については、収入のない既婚者の女性の方々にとっては、三井住友銀行カードローンの審査基準のデメリットだといえます。しかし、他の職業・属性の方々にとっては、当然関係ありません。
他の職業・属性の人にとっては、メリットである
むしろ、よく考えて見ると、これは他の職業・属性の方々にとって、メリットであることがわかります。理由は下の通りです。
- 若年層でも家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)でも、借入不可ということは、当然三井住友銀行カードローン全体の申込者が減る
- つまり、三井住友銀行が「融資できる総額」の取り分が多く残る
- ということは、審査通過率がやや高まる可能性がある
- ↑(あくまで可能性)
当然ですが、いくら三井住友銀行のような最大手のメガバンクであっても―。
- 1ヶ月に融資できる総額には、限界がある
- 申込者がたくさんいたら、その「融資できる金額」を、早めに使い切ってしまう可能性もある
- となると、その後の審査は通るのが難しくなる
逆に言えば下のようになります。
- 申込者が減って、月の半ばでも、まだ目標の融資件数に到達していない…となったら、その逆の時よりは、審査に通りやすくなる可能性がある
あくまで「比較的」という話ですし、しかも推測ですが。
何にせよ、学生や収入のない既婚者の女性の方々にとっては、ここまで書いてきたことはデメリットであっても、他の人々にとっては関係ないわけです。なので、下のようになります。
などの方々については、三井住友銀行カードローンのデメリット・短所は、何もない…と言っていいでしょう。
年齢制限については、他の銀行カードローンより有利
ここまでは、三井住友銀行カードローンのデメリットについて書いてきましたが、その他の条件については、三井住友銀行は断然メリットの方が大きくなっています。たとえば年齢制限ですが―。
- 他の銀行カードローンは、65才までという条件が多い
- しかし、三井住友銀行は「69才」まで借入可能
この69才まで融資可能というのは、消費者金融と同じ条件です。
消費者金融以外でも、新生銀行カードローン レイクなど、一部の銀行カードローンは同じ条件ですが、基本的にそういう銀行カードローンは高金利です(下限金利は安いのですが、上限金利が消費者金融に近いレベルです)。
なので、三井住友銀行カードローンのように低金利な銀行カードローンが、消費者金融と同じ年齢条件で融資しているというのは、かなり「申し込みやすい」条件だといえるわけですね。三井住友銀行の審査基準が厳しいのは、あくまで、若年層・家庭に入っている女性だけであって、それ以外の人々に対しては、この年齢条件を見ても「むしろ有利」な借入先の一つなのです。
年金生活者でもキャッシングしやすい
このように年齢制限が比較的ゆるやかということは、当然年金受給者・年金生活者の方々でも、キャッシングしやすいということです。もちろん、年金以外の収入がある…というのが基本手な条件ですが、それでも―。
- 他の銀行カードローンだと、年金以外の収入があっても、65才という年齢制限で、審査落ちしてしまう
こうした人が、三井住友銀行カードローンだったら借り入れできるわけです。なので、高齢者の方々が銀行カードローンでお金を借りたい…という時には、特に三井住友銀行がおすすめ…と言えるでしょう。三井住友銀行だったら、長年経営されてきたメガバンクなので、高齢者の方々でも、全く抵抗がないでしょうし。
(楽天銀行など、新しく誕生したネット専業銀行だと、メールすら使えないお年寄りなどは、やはり心理的抵抗があるでしょうしね)
ということで、年金生活者(年金受給者)の方についても、三井住友銀行カードローンはメリットが大きい銀行カードローンだといえます。
最短即日借入のしやすさでは、ほぼナンバーワン
さらに三井住友銀行カードローンのメリットについて書くと、最短即日借入のしやすさが、大手の銀行カードローンの中でほぼトップ…となっています。
三井住友銀行と並んで当日キャッシングがしやすいのは新生銀行カードローン レイクですが―。
- 新生銀行カードローン レイクは、金利が消費者金融に近いレベルである
- 「銀行カードローンで借りたい」という理由が「低金利」ということなら、新生銀行カードローン レイクは「除外した方がいい」
- そうして新生銀行カードローン レイクを除外すると、即日借入がもっともしやすい銀行カードローンは、三井住友銀行である
と言う結論になります。具体的にどのように最短即日キャッシングの態勢が整っているのか、解説していきましょう。
毎日21時まで最短即日審査をしている
三井住友銀行カードローンは、平日でも土曜日・日曜日・祝日でも毎日夜9時(21時)まで、最短即日審査をしています。これは、下の通りです。
- 新生銀行カードローン レイクと同じで、大手の銀行カードローンの中で最長の受付時間
- 消費者金融とも同じで、ノーローン・アイフル・SMBCモビットも、21時まで
このようになっています。三井住友銀行よりも長い受付時間になっているのは、消費者金融でもアコム・プロミスだけなのです。このようにギリギリまで最短即日審査を受け付けてくれるので、急ぎでお金が必要な時でも、助かるわけですね。
三井住友銀行の口座がなくても借入可能
さらに三井住友銀行カードローンの審査で有利な点は、三井住友銀行の口座を持っていない人でも、当日キャッシングできる、という点です。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 消費者金融は指定の銀行口座というものはないが、銀行カードローンだと「その銀行口座」が必要…という条件が多い
このようになるわけです。
- 平日は銀行口座なしでOK、という条件でも、土曜日・日曜日・祝日の融資になると「口座が必要」となる銀行カードローンも多い
こういう事実があります。たとえばオリックス銀行・楽天銀行は、そういう条件です。これは別にオリックス銀行・楽天銀行のサービスが悪いという意味ではなく―。
- 土曜日・日曜日・祝日は銀行が閉まってしまうので、他行の銀行口座に対しては、即日振り込みすることが物理的にできない
- だから、自行の口座が必須となる
なので、楽天銀行・オリックス銀行の条件は「精一杯のサービスの結果」なのです。
では、なぜ三井住友銀行は「口座なし」でいいのか
三井住友銀行の場合は、「ローン契約機」があります。いわゆる自動契約機とか無人契約機と呼ばれるものです。
そして、これがあるので「銀行振込に頼る必要がない」わけですね。
要はこの「ローンカードを発行する」ための「ローン契約機」があればいいんですね。
- 三井住友銀行カードローン
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- 新生銀行カードローン レイク
この3つの銀行カードローンは、このローン契約機を持っているので、土曜日・日曜日・祝日でも平日でも口座なしで借入可能という条件になっているのです。また消費者金融がそういう条件で融資できるのも、やはりそれぞれの無人契約機を持っているからです。(アイフルは契約ルームという名前で呼んだりもしていますが)
このように、少々説明が詳しくなりましたが、このように「口座なしでも最短即日借入できる」という点で、三井住友銀行カードローンの最短即日融資の態勢は、他の銀行カードローンよりも整っている…と言えるわけですね。
審査の所要時間も最短30分
さらに三井住友銀行カードローンの最短即日審査の有利な点を上げると、最短30分という短時間で審査できる…という点もあります。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 大手の消費者金融はみんな最短30分である
- 銀行カードローンで最短30分で審査できるのは、三井住友銀行以外では、三菱UFJ銀行・新生銀行・静岡銀行しかない
つまり、三井住友銀行カードローンの審査の所要時間は―。
- 銀行カードローンはもちろん、消費者金融まで含めたすべての借入先の中でも、最速
唯一の例外として、ノーローンの「最短20分」という審査の所要時間があるのですが、それでもアコム・プロミス・アイフルなどの消費者金融と同じ審査時間…といったら、三井住友銀行の審査の早さがわかるでしょう。
このように、最短即日キャッシングが非常にしやすいことに加えて、低金利であるなど、多くのメリットがあるのが三井住友銀行カードローンです。なので、若年層・家庭に入っている女性が借入不可な点など、審査基準についてはデメリットもあるのですが、基本的には「それを補って余りあるメリットがある」銀行カードローンなんですね。その点も意識して、他の銀行カードローンと比較検討していただけたらと思います。