キャッシング審査のルール・まとめ~収入・勤務先・貸金業法・銀行法など|カードローンの用語集

キャッシング審査のルール・まとめ~収入・勤務先・貸金業法・銀行法など|カードローンの用語集

キャッシング審査のルール・まとめ

この記事では、キャッシング審査のルールについて、基本的な内容をまとめています。

こういった内容です。また、質屋に関連して、最近増えている違法業者である「偽装質屋」についても解説していきます。

「収入」とキャッシング

収入とキャッシングの関わりは、やはり貸金業法第13条の2第2項の規定が一番わかりやすいでしょう。

こういうルールです。正確には、これは借り手を規制するルールではなく、貸し手を規制するなので、年収の3分の1以上「貸し付け」してはいけない…というものなんですけどね。利用者の側から見たら「年収の3分の1以上は、借り入れできない」ということになります。

(人間、みんな自分の視点から世界を見ているものです)

そして、収入が具体的にいくらあればいいのかですが、たとえば月収に関していうと、ギリギリのギリギリのボーダーラインは「5万円」といえます。あくまで―。

このような「理想的な条件」が揃って初めて「月収5万円でも融資可能」となります。逆に言うと、月収が5万円(つまり年収が60万円)では、ほとんどのキャッシング審査は通らない…と考えて下さい。

では、いくらあればいいのかというと、大体の目安としては「月収8万円」が最低限のラインといえます。これだけあれば、一応「スタート地点」には立った…と考えていいでしょう。

「勤務先」と借入審査

クレジットカードカードローンなどの借入審査では、当然「勤務先」も重要な要素になります。勤務先がどういう内容であれば審査に通りやすくなるかというと、下の通りです。

  • できるだけ規模が大きい(大企業が有利)
  • 官公庁など、公に近い(公務員が一番有利)
  • 業界自体が、安定している(電気・ガスなどが最強)
  • そこの社員の平均年収が高い(ただ、外資系などは不安定なのでNG)

要は日常生活の感覚で「いい会社ですね~」と言われるような勤務先であれば、大体OK…ということです。

唯一、普通の生活の感覚と異なる点は―。

「多分」というのは、こうした審査基準については、あまり公にアナウンスされることがないからです(当たり前ですが)。

ちなみに、貸金業者だと審査が厳しいというのは、実際に書籍で消費者金融の社員さんのインタビューを読んでので、ほぼ間違いないかと思われます。嫌がられる理由は下の通りです。

  • 消費者金融の督促取り立てのことを熟知しているので、どうやれば催促を回避できるかもよくわかっている
  • そういう相手からは、消費者金融の社員さんも回収がしにくい
  • 回収できないなら融資はできないので、通すわけにはいかない

つまり信用度が足りないとか信用がないというのではなく「怖い」わけですね。融資する側として。なので、こうした「キャッシング業者の人は、カードローン審査に通りにくくなるわけです。

(もっとも、この辺の裏事情はご本人たちが一番よく知っているとは思いますが…)

キャッシングの「ルール」

キャッシングのルールは、当然「法律」です。そして、金融機関のジャンルによって―。

このように、それぞれ「対象となる法律」が分かれています。ちなみに、クレジットカードは―。

この2つに別れますが、それぞれの法律は―。

  • キャッシング枠…貸金業法
  • ショッピング枠…割賦販売法

割賦販売法は名前の通り「商品を、分割払いで販売する」サービスに対して適用する法律なので、キャッシングという「現金を直接融資する」というスタイルのサービスに対しては、適用できないんですね。なので、このように、同じクレジットカードの中でも、法律が二分されている…ということです。

「質屋」での借金

質屋は、最近は使う人もほとんどいなくなりました。リサイクルショップと区別がつかない人も多いかも知れません。

そして、質屋での借金の仕組みですが、箇条書きすると下のようになります。

  • 「質草」(アイテム)を持っていく
  • 質屋が「鑑定」する
  • 「このバッグなら、5万円は貸せるね」と言う
  • そして、借りる

これが、スタート。

  • 流質期限は「3ヶ月」と決まっている
  • つまり「3ヶ月」で完済しなければいけない
  • 完済できなければ、そのバッグは質屋のものになる
  • これを「質流れ」と言う
  • (で、それで売られる商品を「質流れ品」という)

こういうのが「返済できなかった」ケースです。ちなみに―。

  • こうして「質流れ」になると、その時点で「返済」は終わり、利用者はもう、質屋に「利息」を払う必要はない

それまでの「3ヶ月」は利子を払いますが、それ以降はもう「質屋の取り立て」はないんですね。

つまり質屋では―。

  • どれだけ利息をとられても、それは「3ヶ月」で必ず終わる
  • だから、質屋の金利は「キャッシングよりかなり高め」

…になっているのです。ちなみに、どのくらい高いのか説明します。

質屋の金利

質屋の金利は、法定金利で「109.8%」となっています。消費者金融や銀行カードローンなどの「キャッシング」の場合は、「18.0%」です。並べると下の通りです。

  • 質屋…109.8%(実質年率)
  • キャッシング…18.0%(実質年率)

こういう風。文字通りの「ケタ違い」です。質屋の方が9倍程度、キャッシングよりも高金利…というわけですね。そして、何でこんなに金利が高いのかというと、下の通りです。

  • 質屋は、先に書いた通り「3ヶ月で返済が終わる」ので、金利が高くても、破産のリスクは小さい
  • また、質草を鑑定したり、保管しておくコストがかかる

このようになるわけです。

  • 返済期間が短い
  • コストがかかる

こうした2つ目の理由から、質屋は法定金利でも、高い水準が認められているわけですね。

「偽装質屋」とは

そして、この質屋の法定金利の高さに目をつけた闇金業者などの反社会勢力が、最近は「偽装質屋」という、新型のヤミ金を始めています。(冷やし中華みたいですが)

偽装質屋とは何かというと、「質屋を装った、ヤミ金」のことで―。

  • どうでもいい品物を、質草として預かる
  • そして、お金を貸す
  • 質屋の法定金利で、利息をとる(場合いによっては、もっと高い金利をかける)

そして、普通だったら「質流れ」となる「3ヶ月」が来ても―。

  • まだ「質流れ」にはしない
  • そして、暴利で利子をとり続ける

つまり「流質期限を守らない」ということですね。(法定金利も、大体は守っていません)

こうした偽装質屋は、最近では高齢者の方々がよく利用しています。年金受給者年金生活者になると、普通のキャッシング審査は年齢制限に引っかかってしまい、借入不可となることが多いのです。なので、そのように普通の借入先で審査申込みして、融資不可となってしまったお年寄りが、偽装質屋に走っている…ということなんですね。

NHKのクローズアップ現代で特集された時、そんなおじいさんのインタビュー(顔出しなし)が流れていましたが、こう言われていました。

「だって、仕方ないじゃん。他に借りられないんだもん。どこで借りればいいのよ。教えてよ」

というもの。本当に偽装質屋の利用者の方かはわかりません。NHKだから多分本当だとは思いますが、テレビではやらせはよくあるものです。

ただ、こうした方が「他に借りる場所がない」というのは、確かに事実です。年金でだけではお金が足りないような人に、貸し付けしても、返済不能になって、返済トラブルを起こされることは容易に想像できますからね。

「年金担保貸付制度」がある

ただ、こうしたお年寄りの方のキャッシングでは「年金担保貸付制度」という選択肢もあります。

こういうものです。他にも、年金担保貸付制度以外では―。

こういうことを、知っていただくといいでしょう。特に田舎に住んでいる方だと、ご自身の不動産を持っているというお年寄りは多いはずです。なので、これらの支援制度によっても、お金を借りることができると思われます。高齢者の方は、なかなかこうしたサイトは見ていないでしょうが、もしお子さんなどが読まれていたら、ぜひ親御さんにアドバイスしていただけたらと思います。

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