国の融資(生活福祉資金・母子福祉資金・年金担保貸付・職業訓練受講給付金)など|キャッシング用語集
この記事では、初めてキャッシングする方が特に知っておくといいキャッシングの知識として―。
- キャッシング金額別のルール
- 投資と借り入れの関係
などを解説していきます。キャッシングの用語の一部として、参考にしていただけたら幸いです。
目次
「生活資金」とキャッシング
生活資金とキャッシングの関係についてポイントをまとめると、下のようになります。
- 純粋な生活資金だったら、国の融資を受けられる
- また、生活資金を借り入れするようになると、その後、さらに借金が膨らんでいくことが多い
そのため、下のように言えます。
こういうことが指摘できます。
少なくとも、投資で長く勝ち続ける人で「生活資金をつぎ込んでいる」という人は、まずいません。みな「余裕資金」でやっています。「投資は余裕資金でやる」というのは、基本中の基本なのです。
「FX」での借金について
投資は基本的にリスクがありますが、特にFXは危険です。理由は下の通りです。
- 株式投資よりも、初心者が「レバレッジ」を効かせやすい
- だから「実際に持っているお金」よりも、大きな金額を賭けられる
- 「当たれば大きい」反面、外れたら借金地獄という可能性も高い
- ↑(というより、多くの人がそうなっている)
「FXで儲けた」として雑誌などに登場している人も―。
- あくまで一時的に儲かっただけで、継続して利益を出す自信がないから、過去の成功談やテクニックの解説をしつつ、「セミナー」や「印税」で儲けている
- (正確には、印税は大したお金にならないので、主にセミナーや高額塾)
これは「アフィリエイトのやり方を教えます」というのでも、似たパターンなのですが、くれぐれもだまされないようにしてください。
(FXをやるにしても、あくまで余裕資金でやって「当たったら儲けもの」くらいに考えておきましょう。人間は「自分でリスクをコントロールできる世界」で、圧倒的な実力をつけた方が、安定して稼げるものです。と、私は思います。ただ、株式投資だったら「研究によってかなり成功率をあげられる」ので、良いと思います。)
余談ですが、一見簡単に見えるバイナリーオプションも、おすすめできません。下は昔私が書いた記事ですが、バイナリーオプションは、業者だけが儲かるようにできているということを、解説しています。↓
http://www.siruzou.jp/tousi/6753/
(「バイナリーオプション 儲かる」で検索すると、2位くらいで出てきます)
「返済不能」状態について
完全な借入超過者・多重債務者になってしまい、返済不能となった時―。これは、本来なら、自己破産などができるのですが、できない場合もあります。
これは免責不許可事由というもので、カンタンに言うと、下のようになります。
- 投資
- ギャンブル
- 浪費
- 詐欺的な借り入れ
などは「自己破産しても、借金がチャラにならない」という設定・ルールになっています。
- 自己破産はできるが、それで借金帳消しにはならない
自己破産したら「誰でも借金がチャラになる」というわけではないんですね。あくまで免責という許可が、裁判所から降りた人だけなのです。
「借金がチャラ」について
借金がチャラというのは、下のように言えるからです。
- 全額
- 一部
の2通りがあります。当然ですが、で、債務整理の種類のうち―。
減額できる割合は―。
- 任意整理・特定調停…業者・銀行との話し合い次第(基本的に、小さい)
- 個人再生…最大で5分の1
個人再生の減額の割合については下の通りです。
- 理論的には、最大5分の1ではなく「10分の1」である
- しかし、それは「3000万円から5000万円」という、巨額の債務を抱えている場合であり、「500万円から1500万円」でようやく「5分の1」になるので、現実的には、「5分の1までの減額」が最大
と思った方がいい…ということです。ちなみに―。
- 100万円~500万円の借入金額については、「100万円まで」しか減額できないので、数百万円レベルの借金だったら、「それが100万円まで減る」というのが個人再生
このようになるわけです。
(最低でも、100万円は絶対に払う…ということですね。実際、そのくらいは大抵の人は払えるはずなので)
「100万円」のキャッシング
100万円のキャッシングについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 消費者金融・クレジットカードのキャッシングだと、貸金業法第13条の2第2項の規定のルールによって、最低でも「年収300万円」は必要になる
貸金業法第13条の2第2項の規定というのは「年収の3分の1までキャッシングできる」というルールですが、この計算によって、単純計算で「年収300万円は必要」となるわけですね。
しかし、これはあくまで「最大値」であって、実際には「年収の3分の1ギリギリまでお金を借りる」というのは、なかなかできないものです。
(融資する側にとっても不安がありますし、そもそも借り手の側も、そこまで借りるのは危険です)
なので、この「年収300万円」というのはあくまで理論値であって、実際には、100万円借りるには「年収500万円」程度は必要だと思った方がいいでしょう。
(もちろん、その人の職業・属性、勤続年数など、年収以外の諸条件によって変わってくるでしょうが…)
「300万円」の借り入れ
300万円の借り入れについても、100万円同様にポイントをまとめると、下のようになります。
こういうことが、まず指摘できます。ただ、実際には―。
- もし銀行カードローンにも貸金業法第13条の2第2項の規定が適用されるとしたら、300万円借りるには「年収900万円」が必要になる
- それより条件がゆるくなったとしても、最低でも、年収600万円は絶対に必要
つまり、実際には「300万円キャッシングするのは、まず無理」ということです。多くの人の場合は。(特に、消費者金融などで借り入れが必要なくらいお金がない状態の方は)
なので、一応「年収確認資料なしで借りられる」となっていても、あくまで「それに見合う年収がある人」だけの話であって、ほとんどの人には関係ないと考えて下さい。
「200万円」の融資について
200万円のキャッシングについてもまとめると、下のようになります。
- みずほ銀行カードローンでは、原則「200万円までは年収証明書不要」となっている
これらしかし、これも貸金業法第13条の2第2項の規定の計算から言うと、年収600万円が必要であり、どんなに少なくとも年収400万円は必要です。(実際には、年収600万円以上必要だと考えてください)
というわけで、「収入確認資料が無しでOKだからといって」「低年収の人でも、200万円借りられるわけではない」ということです。当たり前ですが、「収入証明書なしでOK」となると、そういうことを考える方も多いわけです。しかし。そのようにして借り入れができたとしても―。
- すぐに返済不能になるのはわかっているし、業者・銀行のためではなく、自分のためにならない
こういうことは、重々意識して下さい。