投資・ギャンブルでの借金地獄は、自己破産もできない|キャッシング用語集&コラム

投資・ギャンブルでの借金地獄は、自己破産もできない|キャッシング用語集&コラム

投資・ギャンブルでの借金は、自己破産ができません。ここではそうした「免責不許可事由」の知識と合わせて、借金地獄などについても言及していきます。


「投資」での借金について

株式投資でもFXでも投資のために借金するというのは、極めて危険なので、絶対にやらないようにしましょう。これについてポイントをまとめると、下のようになります。

  • そもそも、投資で成功した人々も、「投資は余裕資金でやる」というのを鉄則にしている
  • 投資は「感情抜き」で冷静に判断しないといけないが、「生活資金」をつぎ込んでいると、その冷静な判断が、どうしてもできないため

つまり「投資のテクニック」としても、借金では投資をしない、というのが基本なんですね。

投資で破産しても「自己破産」できない

さらに投資でキャッシングすることの恐ろしさは、

といった債務整理はできるものの、一番重要な「自己破産」ができなくなる…というもの。

どういうことかというと、下の通りです。

  • 投資の借金は、特にFXのレバレッジをかけたりすると、数千万円レベルになることもある
  • その場合、自己破産しないと返済は無理

これはわかるでしょう。しかし、下のようにも言えます。

  • 自己破産ができないとなると―。
  • 一番借金の減額ができるのは「個人再生」だが、個人再生だと、投資の借金の場合―。
  • 大体「100万円~300万円」は返済しないといけない

ということです。以下、どういう計算でそうなるのか、解説します。

個人再生での減額のルール

個人再生(個人版民事再生)での減額のルールは、借入金額ごとに下のようになっています。

  • 100万円未満…100万円全部払う(減額なし)
  • 100万円以上~500万円未満…100万円
  • 500万円以上~1500万円未満…5分の1
  • 1500万円以上~3000万円未満…300万円
  • 3000万円~5000万円以下…10分の1

つまり、たとえば、例を出すと下の通りです。

  • 1000万円の借金…200万円は返済する
  • 800万円の借金…180万円は返済する
  • 2000万円の借金…300万円は返済する

となるわけですね。投資の借金は基本的にこのくらいの金額(左側)にはなるのですが、それで個人再生をしても減額して、ようやくこのくらいの金額にしかならないということです。これは必ず自力返済しなければいけないんですね。

「3~5年」で完済しないといけない

また、この個人再生の条件として、減額した後、3~5年で完済しなければならない…というルールがあります。つまり、例えば―。

  • 「2000万円」の借金を作った人だと、個人再生をしても「300万円」までしか減らないので、これを毎年「60万円~100万円」返済しないといけない

こういうわけですね。つまり、利息が仮にゼロだったとしても、毎月5万円か、9万円程度返済しないといけないというわけです。もちろん、生活費などをすべて別に払いながらです。

これだけの出費が毎月あるというのは、ハッキリ言って「普通の生活」をしている人でも、相当厳しいです。それが「多額の借金がある人」がやろうとするわけですから、相当難しいというのはわかるでしょう。

しかも、それで苦しくなっても「自己破産」という逃げ道はないわけです。なのでどれだけ苦しくてもこの条件で返済しなければいけないわけですね。なので、投資での借金は危険なのです。

なぜ「自己破産」できないのか?

なぜ投資で作った借金だと、自己破産ができないのか。これは免責不許可事由というものに該当するからです。箇条書きすると下のようになります。

  • 自己破産は、宣言した瞬間借金がチャラになるわけではない
  • 宣言した後、裁判所が「免責」という許可を出して、初めて借金帳消しになる
  • そして、投資での借金は、この「免責」がおりない条件になっている

そのため、自己破産できないということですね。25才のフリーターだった頃に4000万円の借金を作り、それが1億2000万円まで膨れ上がったという「金森重樹氏」も、やはり投資の借金(先物取引)だったため、自己破産ができませんでした。

(金森重樹氏の借金については、『借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記』という書籍に詳しく書かれています。「事実は小説より奇なり」を地で行くような面白さなので、ぜひ読んでみてください)

「ギャンブル」での借り入れについて

当たり前ですが、ギャンブルでの借金も、当然してはいけません。競馬・競輪・パチンコ・スロット…何でも同じです。カジノももちろんです。

ギャンブルでの借金も、やはり投資同様自己破産できないというルールになっています。(免責不許可事由ということですね)

ただ、投資よりはやや免責が認められる割合が高くなっています。というのは、下のように言えるからです。

  • ギャンブルにハマった人は、何となく「可哀想」な感じがする
  • 愚かではあるが、「知能が足りなかったんだな」という
  • 裁く側からして、一種の「優越感」というか「同情心」を刺激する

少々直接的な物言いですが、言いたいことは理解していただけると思います。しかし、これが投資の場合、下のようになります。

  • 一言で言うと「あざとい」感じがする
  • もし成功していたら、この人物は、六本木とかで豪遊して、著書などを出して自慢していたのだろうな、と思う

これも何となくわかるでしょう(私自身は投資やお金儲けに非常に興味があるので、むしろこの逆なんですが、世間的にはこう思われているはずです)。

ということで、裁判官もそういう心証を持つんですね。これは私の空想ではなく、村上ファンドの裁判の事例を見てもわかります。

村上ファンドを裁いた裁判官の迷言

村上ファンドの裁判では、村上世彰氏が「ファンドなのだから、安ければ買うし、高ければ売るのは当たり前」と、本当に当たり前なことを言ったことに対して、裁判官が「このような利益至上主義には、慄然とせざるを得ない」という、投資の世界では有名な「迷言」を残したのです。

下の記事は、「アゴラ」でこれを藤沢数希氏が批判したものですが、藤沢氏の指摘では―。

  • この判決は、世界のファンド関係者をまさに「慄然」とさせた
  • そもそも「安く買って高く売る」は、投資に限らず資本主義の基本ルールである
  • それを否定して、日本は「資本主義が通用しない国」と印象づけた

と書かれています。↓

http://agora-web.jp/archives/1341198.html

ちなみに、日本でも熱烈なファンが多い、世界一有名な投資家のウォーレン・バフェットを見ても彼は日本には、まったく投資をしていないという事実があります。また、過去の発言でも日本市場に触れたことがありません。

これはつまり「語られなかったことが、真実である」という言葉通り、「ウォーレン・バフェットは、日本市場を無視している」ということなのです。その理由はいろいろあるでしょうが、このように「感情的に、お金が儲かる仕事をすべて悪だと決めつけて、しかも法律で裁く」という、少々幼稚なことをしてしまう(それも国が)という点に、問題があるのでしょう。

(日本人は、自分で何かを考えているつもりで、実はただ空気に流されているだけ…ということを、もう少し自覚した方がいいと常々思います)


このように、「いかに日本人が投資家を見る目が歪んでいるか」ということを書きましたが、気持ちは理解できないことはありません。

  • 今、失敗したから自己破産の免責なんかお願いしているけど、こいつ、成功したら成金趣味丸出しで、豪遊してたんだろうな

と言う気持ちは、確かに理解できます。実際、そういう投資家とか実業家は多いですからね(実際には、成功し続ける人はその真逆で、修行僧のような人が多いのですが、一時的に成功する人だと、そういう成金もいるのです)

こういう心証があるので―。

  • 投資の借金は、まず自己破産できない
  • 一方、ギャンブルだったら、ある程度までは認められる

カンタンに言うと、人間は、自分よりも可哀想な人が好きということです。(こう書くと少々性悪説なようですが、石川啄木やゴッホが、死後になって愛された理由も、まさにそうでしょう)

何はともあれ、こうした理由によって「ギャンブルでの自己破産」は、絶対に認められない…というわけではありません。しかし、基本的には「免責不許可事由」に入っているので、少々厳しいとは思っておいて下さい。

「借金地獄」について

借金地獄とは何か、辞書を引くより、実際にその只中にいる方のブログを拝見する方がいいでしょう。↓

  • 嫁に内緒の借金400万円をFXで返済していく~風前の灯火~
  • http://amenotiyukidaruma.blog.jp/

「借金」という超ビッグキーワードで、Google検索の1位に入っているブログさんです。そして、まさにそれにふさわしく「借金地獄とは、どういうものか」を、胃が痛くなるくらいに思い知らせてくださいます。

ひんぱんに更新されている点もリアルで、この記事を書いた前日の記事タイトルも「借金返済のために、嫁のクレカを取り上げようと思う」という、すごいものです。

お嫁さんにもすでに何度か手を上げられていて、離婚も迫られているので「力ずくで取り上げるしかないか」ということを書かれていますが…。ご本人も書かれている通り、もう本当にまずい状態です。

石川啄木が借金地獄の中で死んで、名作を残した事実などを見ると、「借金も悪くない」などと思ってしまうかもしれませんが、やはり借金地獄は悪です。少なくとも、このレベルの借金はするものではありません。

私も過去にクレジットカードの強制解約などを食らった多重債務者でしたが、ギリギリ立ち直れるレベルで良かったです。とにかく人間は、借金があるうちは死に物狂いで働いて、完済して、綺麗な体になることだけを考えるべきだ…と痛感しました。

(それ以外のことは、全部捨ててもいいくらいだと思います。)

*なお、このブログの管理人さんの借入金額ですが、「お嫁さんに内緒」の分が「400万円」というだけで、全体では「750万円」です。

『借金の底なし沼で知ったお金の味』25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記』

内容をカンタンに書くと下の通りです。

  • 東大に入った金森重樹氏が、東大に何となく馴染めず、卒業後そのままフリーターになり、人に騙されて、先物取引で4000万円の借金を背負ってしまう
  • それが遅延損害金も重なって、1億2000万円まで膨れ上がる

投資の借金なので、自己破産もできないわけですね。そして、下のように言えます。

  • 普通に働いたら絶対に返済できないので、どうやって返済するか考えた末、借金で借金を返す、という荒業を思いつく

どういうことかというと、下の通りです。

  • 借金して不動産を買う
  • その不動産の転売などで儲けて、返済していく

こういうやり方です。普通の人なら怖くてまったくできないやり方ですが、なぜ金森重樹氏がこういう発想に至ったのかというと、下の通りです。

  • 借金の貸し手(債務者)から、ある会社への就職を紹介された
  • ↑(実は親切心ではなく、逃げないように監視をするため)
  • そして、そこは不動産会社で、上場を目指している真っ最中だった
  • 大して大きくない会社だが、不動産だと「売上が大きい」ので、上場に必要な条件を、意外と満たすことができる

このようになるわけです。

  • 上場すれば、上場前は「ただの紙切れ」だった、中小企業の株券が、一気に資産価値を持つ
  • その不動産会社の社長は、一夜にして「億万長者」になる

これを目の当たりにした金森重樹氏は「世の中には、簡単にお金になるジャンルと、そうでないジャンルがある」ということに気づいたそうです。(マネーの世界の方からしたら当たり前かも知れませんが、これは意外と世間に知られていないんですね。)

  • 「人から褒められるクリーンな仕事」の方が稼げると思われていたり、逆に「人を騙すようなあくどい仕事」が稼げる…と思われている

こういう「両極端な勘違い」がはびこっています。実際には、儲かる仕事というのは、下のように言えるからです。

  • まったく違法性がなく、それほど非道徳でもなく、しかし、地味で人から褒めてもらえず、才能のある人が入ってこない(来てもすぐやめる)
  • それでいて、大金が動く世界

こういうものなんですね。一時期の自殺現場・孤独死現場の清掃(特殊清掃)などが、まさにそれだったでしょう。今は、この仕事は儲かるということがわかって参入者が殺到したので稼げなくなっていますが、2000年頃は、かなり「稼げる仕事」でした。

(また、誰もやりたがらないけど必要な仕事ということで、価値のある仕事でもありました)

と、少々マネーの話になりましたが、こういう「不動産は儲かる」(それも資産の大化けによって)という現実を金森重樹氏は目の当たりにし、それで「借金で借金を制す」という方法を思いついたわけですね。

(もちろん、金森重樹氏が天才だったという部分もありますが、人間が「窮地に追いやられると、限界を超えた力を出す」というのは、間違いないことだと思います。金森重樹氏については賛否両論がありますが、たとえば千日回峰行などの荒行をする比叡山・吉野山の僧侶の方々を見ていると、確かに人間が限界を超えることはできるのだ(といより、できないと思う方がおかしいのだ)ということを実感します)

*金森重樹氏についてはいろんな評判があるので、金森重樹氏の著作だとイマイチ信じられないという人がいたら、千日回峰行の本などを読んで「どれだけ絶体絶命な状況でも、人間は生き延びられる」ということを、実感していただくと良いと思います。ただ、信じる信じないは別にして『借金の底なし沼で知ったお金の味』は、非常におもしろいです。

「真面目な借り入れ」について

真面目な借り入れというのは、私が勝手に作った言葉ですが―。

  • 住宅ローン
  • 教育ローン
  • 自動車ローン
  • ブライダルローン
  • トラベルローン

こうしたものです。カンタンに言うと、下のようになります。

  • 銀行の目的別ローンか、奨学金(日本学生支援機構)

などですね。トラベルローンや自動車ローンは、真面目な借り入れなのか?という指摘もあるかも知れませんが、とりあえず―。

  • 投資ギャンブルなどに使うわけではない
  • 他社借入の返済に使うわけでもない

こういうだけでも、「かなり真面目な借り入れ」なのです。(これらの理由でカードローンで借り入れをする…という人は、相当数いるので)

もちろん、こうした理由で借り入れをする人が悪いというわけではないのですが、下のように言えます。

  • 融資する側も「自分のお金」を出している
  • 返済してもらえないと困る
  • (返済しないのだって、一種の詐欺である)
  • だから、確実に返済できる人にだけ融資したい
  • となると、どうしても上のような理由でお金を借りる人には、融資できない

当然ですね。なので、そのような理由でないというだけでも、自動車ローンや旅行ローンというのは「真面目な借り入れの部類」に入るわけです。

逆に、奨学金は「真面目な借り入れ」が疑問に思うべき

むしろ私が「真面目な借り入れかどうか、もっと疑問に思うべき」と感じるのは、奨学金です。これは「奨学金という借金をしてまで、大学に通う意味はない」という記事でも詳しく書いたのですが、下のように言えます。

  • 今の時代、「大卒」という肩書には何の意味もない
  • 確かに「企業に就職」するには、大卒の方がいいが、そもそも「就職」にこだわる意味がない
  • しかも、就職するにしても、大卒というだけではもはや厳しい

大卒で就職しても、ブラック企業に入って潰れていく…というパターンの多さは、もはや言うまでもないでしょう。

「大学くらい出ておくべき」というのは、大抵親から刷り込まれた価値観ですが―。

  • 親の世代では、大卒はまだ少なかった
  • また、日本経済自体も順調で、終身雇用や学歴主義、年功序列も機能していた
  • ↑(これがいいことかはわからないが)

ということで、確かに「就職のために、大学に進学する意味はあった」のです。そして、そのための学費がなければ、奨学金という借金をする意味もあった…ということなんですね。

しかし、多くの人がもう実感していると思いますが、下のように言えます。

  • これだけ海外も巻き込んで激烈な競争をするようになると、もはや働くのに必要なのは「結果を出す力」だけであって、学歴も関係ないし、学校で教えられる内容も、やはり役立たない

実際、受験勉強をしている中学生から、「こんな勉強が、何の役に立つわけ?」と聞かれた時、大人はみんな「勉強して大学に行かないと、就職できないでしょ」と答えてきたはずです(私が学習塾や家庭教師のアルバイトをしていた時も、やはり生徒の子たちにはそう答えていました)。

  • 「学校の勉強」は、直接は役立たない
  • しかし、大学に入るには役立ち(というか必須で)
  • 大学は就職するのに役立った

これが、これまでの日本で「学校の勉強」が正当化されてきた理由だったのです。しかし今は―。

  • 大学を出ても就職できるとは限らない
  • しかも、就職自体に、もう意味がなくなっている

要は人間に必要なのは―。

  • 人が求めていることをして、その対価をいただく

こういうだけであり働くこと=就職することではないのです。もともとそれが当たり前なんですね。本来当たり前のことが、これまでの日本では当たり前になっていなかった…というだけの話なのです。

このように、少々仕事論・教育論の話になりましたが―。

  • 奨学金は確かに「真面目な借り入れ」である
  • しかし、本当に「必要な借り入れ」なのかは、よく考えるべき

ちなみに、私は子供が生まれたら、高校はともかく、大学は絶対に自分のお金で行かせると決めています。そうなったら、行く価値があるかどうか、本人が真剣に考えるでしょう。

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