大手の消費者金融と学生専用ローンの申込方法の比較
学生がお金を借りる借入先の候補としては、大手の消費者金融・銀行カードローンか、中小業者の学生専用ローンがあるでしょう。ここでは両者の比較を「申込方法」という観点から詳しくしていきます。
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若年層のキャッシング審査の申込方法
大手の消費者金融・銀行カードローンで借りるか、中小業者の学生専用ローンで借りるかで分けると、それぞれ下のような申込方法がおすすめです。
- 消費者金融・銀行カードローンで借りる…ネット申込み、自動契約機
- 学生専用ローン(中小の消費者金融)…電話審査、来店
以下、これらの申込方法について解説していきましょう。
消費者金融・銀行カードローンならネット審査で
「平家に非ずんば、人に非ず」ではありませんが、今の銀行カードローン・消費者金融の審査では「ネット審査に非ずんば、申込方法に非ず」というくらい、ネット審査で申し込むのが当たり前になっています。
- 最短即日融資のしやすさ
- 家族バレ・夫バレ・旦那バレなどのリスクの少なさ
- 時間・手間のかからなさ
などなど。どの要素を考えても、ネット申込みよりいい借入方法などない…というくらいです。これが誇張でないことは、キャッシングをまだしたことがない方でも、大体想像が付くでしょう。
ネット申込みだと、学生カードローンも申し込みやすい?
銀行カードローン・消費者金融でのネット申込みの申し込みやすさを箇条書きすると下の通りです。
- 最短30分で審査完了する
- 提出書類を郵送する必要もない
- 電話審査もない(最低限の電話連絡はある)
- 消費者金融なら21時~22時まで受け付け
- 特定の銀行口座なども持っている必要はない
- 土曜日・日曜日・祝日でも借入可能
このように、「申し込みやすい条件」のオンパレードというべき状態になっています。このくらい、今の消費者金融・銀行カードローンのネット審査というのは、申し込みやすくなっているんですね。この次に申し込みやすい方法としては「自動契約機・無人契約機・ローン契約機での申し込み」がありますが、こちらについても説明していきましょう。
自動契約機・ローン契約機での申し込みのメリット
ローン契約機・自動契約機での審査の申し込みのメリットはインターネットに接続できなくても借りられるというだけです。一応「ローンカードの発行ができる」などのメリットはありますが、これは「審査だけネット申込みでして、ローンカードの発行だけ自動契約機・無人契約機でする」という方法もあるので、「審査の申し込みでのメリット」とは言いにくいわけですね。
お金がなくて、ネットの接続料金、携帯電話の料金なども払えない…という方の場合は、ネット申込みをしようにもできないので、ローン申込機・自動契約機などで借りた方がいい…というわけです。これだったら、とりあえず「自分の身分確認資料」さえあれば借りられますから、かなり経済的に困窮している方でも、一応申し込みはできるのです。(言うまでもなく、審査に通るかどうかはまったく別の話ですが)
ローン申込機・自動契約機のデメリット
逆に無人契約機・自動契約機で申し込むデメリットは何かというと、箇条書きすると下のようになります。
- 自動契約機・無人契約機が遠い場合には、タイムロスになる
- 出かける手間がかかる(体調不良・悪天候時など特に)
- タイムロス以前に、僻地などローン契約機長い場所もある
- 障害があって、一人で出かけられない場合もある
- 誰かが先に審査の申し込みをしている可能性もある
- 近所の人などに見られる可能性がある
このように、決して自動契約機・無人契約機での審査を否定するわけではありませんが、ネット完結の審査に比較すると、かなりマイナスが多いのは確かです。というより、ネット完結の審査の方が、メリットが大きすぎるだけかも知れませんが…。
こうした理由から、最近の銀行カードローン・消費者金融の申込者のほとんどは、ネット申込みを選ぶようになっています。特にスマートフォン・タブレットが普及してからは、その傾向に拍車がかかっていると言っていいでしょう。
スマートフォン・タブレットなら、アプリで申し込める
タブレット・スマートフォンでの審査の申し込みで便利なのは、専用アプリを使って申し込みできるということ。銀行カードローンはアプリはない所も多いですが、アコム・SMBCモビット・アイフル・ノーローンなどの大手の消費者金融は、すべてアプリを用意しています。
アプリの指示する手順に従うだけなので、初めてキャッシングする人でも簡単に操作できます。また身分確認資料や収入証明書などの送信も、写メ機能で撮影するだけなので、郵送やFAXで送るより遥かに楽です。パソコンのスキャナで取り込むよりも、こちらの方が楽なくらいです。
というように、モバイル端末での審査の申し込みも非常にスムーズにできるようになっているので、ネット申込みの利用者はますます増える一方なんですね。そして、そのように利用者がネット申込みを中心に利用しているということは、消費者金融・銀行カードローンの側も「ネット申込みから、サービスをどんどん改善していく」わけです。なので、これから先もますます、キャッシングの審査では一番便利な借入方法は「ネット申込み」ということになるでしょう。
(特に学生さんの場合は、いつの時代でも年配の方よりこうしたITガジェットに強いわけですから、ネット申込みがさらにやりやすいことは間違いありません)
中小業者の学生専用ローンだとどうなるのか
これに対して、中小業者の学生専用ローンだと、キャッシングの審査の申込方法はどのようになるのか。これは主に下の通りです。
- 電話審査
- 来店審査
- 郵送審査
一応「ネット申込み」のフォームもあるのですが、実際には、ネット申込みをした後、長時間電話審査をすることが多いので、実質電話審査といった方が正しいわけですね。大手の消費者金融や銀行カードローンだったら、ネットの申込みフォームからすべて送信できるような大量の項目を、全部電話口の受け答えで回答する…ということです。
一番確かな審査方法ではあるが…
このように、ネット申込みであろうと電話審査で長時間、申込者の信用度を確かめる…というのは確かに一番いい方法なのです。審査情報に嘘があったら、口調や態度から察することができますし、他にも「なりすましだったら答えにくい質問」などを、電話口だったら不意打ちですることができますからね。
そういう点では、中小業者の学生専用ローンがしているこうした電話審査もいいものなのです。ただ、下のように言えます。
- 急ぎでお金を借りたい
- 審査のプレッシャーを感じたくない
- しゃべるのが苦手なので、信用度が落ちる気がする
こうした方だと、やはりこうした中小の消費者金融が実施している電話審査については、かなりの抵抗があるでしょう。なので、これらのような条件に該当する方であれば、やはり中小業者の学生専用ローンよりも、プロミス・アコム・アイフル・SMBCモビットなどの消費者金融で借り入れすることをおすすめします。
郵送・来店は、ほとんど使えない
電話審査ならまだいいのですが、郵送・来店などになると、もうほとんど現代のキャッシングでは用がない…と言ってもいいでしょう。郵送の審査では最短当日キャッシングなど絶対に無理ですし、来店だと中小業者の店舗はほとんどありません。東京の学生街にちょっとある程度なので、東京の都市部に住んでいないとダメということです。
ということで、来店審査や郵送審査については「一応そういう方法もある」という程度のもので、ほとんど絶滅危惧種に近い申込方法なんですね。高齢者の方々などは郵送申し込みや来店を好む傾向がありますが、学生専用ローンを利用する学生さんであれば、そのようなことはまずないでしょうし、特に学生の借入では、これらの申込方法については、特に意味がないのです。
来店審査のみ、役立つことがある
唯一の例外として、店舗窓口での来店審査は、メリットがあります。たとえば1万円だけキャッシングしたいという時には、店舗窓口で直接お願いした方がいいということもあります。アコム・SMBCモビット・アイフルなどの大手の消費者金融では、最低でも10万円からでないとキャッシングできませんが、中小業者の学生専用ローンだったら、1万円からという超小口借入でもOK…という場合がまれにあるからです。
公式のアナウンスしていない学生専用ローンでも、実際に店舗窓口で頼むとOK…ということもあるようです。これはネット上の口コミ・評判をもとにした情報なので、事実かどうかはわかりませんが、「最高限度額を増やしたい」というのではなく、むしろ「下げたい」というわけですから、学生専用ローンのキャッシング業者としても、それなら多めに見るか…となるでしょう。
もちろん数万円の超小口だけに、借り逃げして返済しない学生がいるというリスクもあります。そのため、相当な信用度がある、必ずこの学生は数万円返済してくれる…と判断された場合のみですが、何はともあれ来店審査であれば、そのような「融通の利いた審査」をしてもらえることもあります。あくまで中小業者だからできることですが。