学生ローンの申込方法は?ネット審査か自動契約機がおすすめ!
学生ローンの申込方法は、社会人のキャッシングの申込方法と同じです。ポイントをまとめると、下のようになります。
- ほとんどは「ネット審査」
- その次は「自動契約機での審査」
- その他は電話・郵送・来店審査など
- しかし、これらを使う学生はほぼいない
- 基本的に「ネット申込み」でOK
以下、詳しくまとめます。
目次
学生ローンでも、ほとんどはネット審査・WEB完結
学生がキャッシングする場合でも、最近の申込方法はほとんど「ネット審査」です。ネットというとパソコンというイメージがあるかも知れませんが、スマートフォンなどのモバイル端末でも申し込めるようになっています。
特に大手の消費者金融の場合、スマホ専用アプリがあるので、スマホでも申し込みやすく改善されています。アプリをダウンロードし、あとは指示に従って操作していくだけなので、非常に簡単です。
身分証などの書類の送信についてもスマホ・携帯電話のカメラ機能で撮影してアップロードという操作なので、Twitterなどに自分の写真を投稿する時の操作と、まったく同じです。
本人確認書類の送信については、パソコンよりスマートフォン・携帯電話の方が簡単なくらいでしょう。とにかく、このようにモバイル端末でも簡単にネット申込みできるようになっています。
ネット申込み以外では、無人契約機
ネット申込みが学生ローンの申込方法のほとんどですが、それ以外の方法だと無人契約機(自動契約機)での申し込みも、それなりにメジャーです。これについてもポイントをまとめると、下のようになります。
- 大手の消費者金融はみんな自動契約機を持っている
- 銀行カードローンだと、三菱UFJ銀行などがある
- 自動契約機は、街中で見かける業者の看板の建物のブース
- ここで審査したり、ローンカードの発行をしたりする
- 審査だけ自宅でネット申込みにして、カード発行だけ自動契約機…という方法もある
以下、さらに詳しく説明します。
ローンカードの発行だけ自動契約機でしてもいい
カードローンというのは、名前どおり「カード」が必要です。カードがなくても銀行口座に振り込んでもらうという方法での借り入れもできるのですが、やはり「提携ATMで借入・返済できた方が便利」なのは間違いないでしょう。
そして、提携ATMを動かすには当然「カード」が必要。銀行口座のキャッシュカードとまったく同じ要領です。ということで、その「提携ATMを動かすためのカード」を「ローンカード」というわけですね。
最短即日審査に通ったら、その後銀行振り込みでなく提携ATMで借り入れするという場合、このローンカードが必須です。でなければ提携ATMが動かないですからね。
そして、そのローンカードを受け取る方法ですが、その日中にお金を借りたい、という場合郵送では間に合いません。なので、最短即日融資の方法は、下のようになります。
- 銀行口座に振り込んでもらう
- 提携ATMから借り入れする
- 店舗で直接受け取る
このような3通りの方法があります。そして、平日の日中なら、このすべての方法が利用できるわけですが―。
- 土曜日・日曜日・祝日
- 夜間
などは、「銀行振り込み」「店舗受け取り」ができないわけですね。どちらも営業時間外なので、締まってしまっているということです。
なので、この場合、即日借入する方法は「提携ATMからの借り入れ」となります。そして、下のように言えます。
- 提携ATMを動かすにはローンカードが必要
- しかし、郵送ではその日中に受け取れない
- だから「自動契約機」で発行する
という流れになるわけです。このような時は、ネット申込みで審査完了した人であっても、カード発行だけ、自動契約機でする必要がある、ということですね。
このように「カード発行だけ」でもいいですし、「審査も含めて、全部自動契約機」でもOKです。どちらにしても、学生ローンの場合も「消費者金融で借りる」時にはこういう方法があります。
銀行カードローンで自動契約機が使えるのは?
「消費者金融の場合」と書きましたが、銀行カードローンでも一部、自動契約機(ローン契約機)が使える銀行があります。一覧にすると下の通りです。
- 三井住友銀行カードローン
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- 新生銀行カードローン レイク
このようになっています。ただ、三井住友銀行は若年層への融資は不可なので、ここでは三井住友銀行は除外します。
そして、三菱UFJ銀行は親権者の同意書が必須という条件なので、学生がキャッシングする場合、必ず親バレするということ。なので、これもやはり多くの学生にとって「借りられない」銀行カードローンになるでしょう。
となると、消去法で新生銀行カードローン レイクだけが残る、ということです。
レイクは唯一、無人契約機が使える銀行カードローン
あくまで「若年層のキャッシングの場合」ですが、銀行カードローンで無人契約機が使えるのは、上に書いた通りの理由で「新生銀行カードローン レイクのみ」となります。
そして、レイクのローン契約機で申し込む時のポイントをまとめると、下のようになります。
- 最短即日審査の受付時間は毎日21時まで
- 平日だけでなく、土曜日・日曜日・祝日でも21時まで
- ローン契約機の営業時間は、24時まで
- つまり、審査完了した後カード発行するまで、多少時間がかかっても大丈夫
そして、この審査完了した後時間がかかっても大丈夫という点ですが、これが申し込み者の学生にとってどのようなメリットがあるのか、説明します。
自動契約機が自宅から離れている学生に便利
この新生銀行カードローン レイクのスタイルが便利なのは―。
- 21時に審査完了した後、自動契約機に行っても間に合う
- だから、審査結果が出るまで自宅で待機できる
- 審査落ちした場合も、自動契約機までの無駄足を踏まなくていい
もちろんレイクの自動契約機が自宅から近いという場合は、「審査結果が出る前から、待ち構えておく」という方法でも、別にロスはないでしょう(仮に審査落ちしたとしても)。
しかし、「レイクの自動契約機が、自宅の近くにない」という場合、「審査結果が出る前に自動契約機に出かけたら、審査落ちした時かなり時間のムダになる」ということなのです。
そういう理由で「自宅の近くにレイクの無人契約機がない」という人なら、このメリットは大きいといえます。また近くにある人でも審査完了した後、あくせく自動契約機にダッシュしなくていいという点で、ゆったり借り入れしやすいといえます。
学生ローンの来店・電話・郵送での申込方法について
ネット申込み・無人契約機以外の方法で、学生ローンの申込方法として使われるのは、せいぜい「来店審査」くらいでしょう。電話・郵送で申し込む学生は、今の時代にはほぼゼロと言っていいかと思います。
(学生でなくてもほぼゼロになりつつありますから)
なので、ここでは「来店審査」に絞って、学生ローンの申込方法について書いていきます。
来店審査・契約のメリットは?
まずあえて有人店舗で審査・契約するメリットがあるとしたら、箇条書きで下のようになります。
- ネットが使えない環境である(携帯電話含む)
- 自動契約機は近くにないが、有人店舗なら近くにある
- 電話や郵送よりも、急ぎで借りたい
それぞれ補足すると下のようになります。
- ネット環境がなければ、ネット申込みはできない
- 自動契約機より有人店舗が近いなら、その方が早い
- 電話・郵送…遅いので、これよりは来店の方がいい
つまり、あえて来店審査するメリットがある学生があるとしたら「ネットが使えず、自宅の近くに有人店舗がある学生」となります。ただ、基本的にこんな学生は今の時代いないでしょう。
- 「ネットを使えない」というのがあり得ない
- (最悪、大学のネットもある)
- 特に消費者金融の有人店舗は、激減している
- 有人店舗よりは「無人契約機」が近くにある確率の方が高い
こうした理由です。
若年層への融資のネット申込みで必要な書類・ものは?
学生ローンのネット申込みで必要なもの・書類―。これはまとめると下の通りです。
- 身分証明書は絶対必要
- 身分証の種類は、運転免許証・パスポート・保険証など
- 収入証明書は必要ない
- 借入希望金額が50万円を超える場合は、年収証明書が必要
- 銀行カードローンは一部「親権者の同意書」が必要(20才以上でも)
- その他のものは、特に必要ない
以下、それぞれ補足していきます。
学生ローンで必要な本人確認資料とは?
身分証明書(本人確認資料)として、学生ローンの審査で認められる書類の種類は下の通りです。
- 各種健康保険証
- パスポート
- 運転免許証
- 個人番号カード
- 特別永住証明書
- 在留カード
- 印鑑証明書
こういったものです。印鑑証明書については、発行から3ヶ月以内のものなどの条件もあるので、基本的に簡単な「運転免許証・パスポート・保険証」あたりを提出する方がいいでしょう。
基本的に一番いいのは運転免許証です。中小業者を含め、多くのキャッシング業者の審査で「運転免許証の有無」が審査項目の1つになっている…というのを見てもそれはわかります。
これだけ運転免許証が本人確認資料の中で重視される理由を書くと下の通りです。
- 顔写真がついている
- 同じく顔写真があるパスポート・個人番号カードより「持ち歩く」ことが多い
- つまり、紛失・盗難にあった時、「本人が気づきやすい」
- ということは「免許証を奪った誰かが、なりすましで申し込んでいる」という可能性が低くなる
こうした理由で、学生ローンの審査でも、身分確認資料の中で一番信用度が高いのは「運転免許証」となっているのです。
年収確認資料は、基本的に必要ない
これは学生ローンでも社会人のキャッシングでも同じですが、年収確認資料は基本的に提出しなくてOKとなっています。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 消費者金融だったら「50万円」までは年収確認資料なしで借入可能
- 銀行カードローンだったら「100万円~300万円」までなしでOK
- ほとんどの銀行カードローンは「300万円」
- 三菱UFJ銀行は100万円、みずほ銀行は200万円
ちなみにこれはあくまで基本の条件で、信用度が低いと判断された人は、これらの金額以下でも、収入証明書が必要…となることもあります。
なぜこの金額で所得確認資料が必要になるのか?
なぜ、これらの金額(消費者金融50万円、銀行カードローン300万円)で所得確認資料が必要になるのか―。これには理由があり、まとめると、下のようになります。
- 消費者金融は貸金業法で、下の2つのケースでは、収入確認が義務となっている
- ①単独での借り入れが50万円を超える時
- ②他社を含めた総合の借入金額が100万円を超える時
このようになっています。これは消費者金融の方の理由で、銀行カードローンの方については下の通りです。
- 銀行カードローンの年収確認のルールは、まったくない
- この件にかぎらず、銀行カードローンのルールは基本的に甘い
- ↑(金融庁の銀行に対する規制が、あまい)
- これは「銀行性善説」と呼ばれるもの
- 銀行はまだ消費者金融のような社会問題を起こしていないので、それほど規制しなくても大丈夫、という考え方
つまり、まとめると、下のようになります。
- 消費者金融…50万円(貸金業法による)
- 銀行カードローン…300万円(ルールはない、独自判断)
何にしても、学生ローンの場合もこれらの金額を超えてキャッシングするためには、年収証明書が必要になります。もっとも、学生の借り入れで300万円を超えることはもちろん、50万円でも厳しいとは思いますが…。
銀行によっては親権者の同意書が必要
先にも少し書きましたが、三菱UFJ銀行などの一部の銀行の場合、学生がキャッシングするためには「親権者の同意書」が必要です。
親権者の同意書をもらうには、当然「親に相談する」必要があります。これはつまり親にキャッシングがバレるということであり、大方の学生にとっては、これはほとんど「若年層への融資不可」と言われているようなものでしょう。
ということで、あえてこの三菱UFJ銀行のような銀行カードローンで借りるという若年層もいないかも知れませんが、仮に何らかの理由があって三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)で申し込む場合は、親権者の同意書を忘れないように提出してください。
学生証は大手のキャッシング審査では必要ない
学生がキャッシングするというと、学生証が必要書類なのではないか?と思うかも知れませんが、学生証は、大手の消費者金融・銀行カードローンではまったく必要ありません。
これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 大手銀行カードローン・消費者金融では、「学生」というカテゴリは特にない
- 学生はあくまで「20才以上のアルバイトの人」という扱い
- 銀行カードローンの場合は一部、学生を学生として扱っている
- ただ、それらの銀行カードローンは、最初から「若年層への融資不可」となっている
若年層への融資不可の銀行カードローンを一覧にすると下の通りです。
- 三井住友銀行カードローン
- 静岡銀行カードローン「セレカ」
- 横浜銀行カードローン
- オリックス銀行カードローン
- イオン銀行カードローンBIG
などとなっています。なので確かに「学生」として扱われる時もあるが、それは「借入不可」の時で、学生証はどの道不要…ということです。
学生専用ローンの審査なら、学生証が必要
逆に「学生証が必要」になるのは学生専用ローンの審査です。中小業者が提供するサービスですね。
これは当然でしょう。「学生専用」と謳っている以上、学生以外の人に融資してはいけないわけですから。なので、学生証は「たとえキャッシング審査に直接関係なくても」チェックするわけですね。
実際のところ学生証は偽造ができるので、身分証明書としての効力はまり強くないので、キャッシング審査には本来それほど影響しないのです。
ただ、学生専用ローンの場合は名門大学の学生だったら、ある程度有利にするということもあるので、そうした業者の場合は学生証が審査で役立つこともあります。
大学の偏差値で審査で有利になることについて
この「大学の偏差値が学生専用ローンの審査に影響する」という点については学歴差別、学歴至上主義と思う人もいるかも知れません。しかし、気持ちはわかりますが、それは見当違いです。
彼らは別に「学歴が良いもの」と言っているわけではなく単純に、高学歴の方が貸し倒れの確率が低いという統計に従っているだけなのです。実際、これはただの統計ではなく、理由も論理的に説明できます。
名門大学の学生の方が「返済不能になる確率が低い」というのは、下のような理由です。
- 名門大学の学生は、高時給のアルバイトをしやすい(家庭教師など)
- 名門大学の学生は、返済シミュレーションなどの計算が得意なことが多い
- 名門大学の学生は、親が裕福であることが多い(最悪、親に代わりに返済してもらえる)
- 名門大学の方が、学内の「緊急融資制度」が整っている
このようなものです。これらの理由で、合理的に考えて名門大学の学生の方が学生専用ローンの審査で有利になることがある…というのは、別に変でも何でもないのです。
(また、そもそも一部の学生専用ローンしかこのような審査はしていません。ほとんどの銀行カードローンは学歴は無視して審査しています)
まとめ「若年層への融資ローンの申込方法」
以上、学生専用ローンの申込方法の中でも、特に審査で必要になる書類・ものについて解説してきました。最後に再度ポイントをまとめると、下のようになります。
- 必要書類は基本的に「本人確認資料」だけ
- 運転免許証・パスポートなどのメジャーな身分証でOK
- 運転免許証が一番信用度が高い
- 年収確認資料は50万円以上の借り入れまで不要(消費者金融)
- 他社を含めた借入金額が100万円以上の場合、必要(消費者金融)
- 銀行カードローンなら100万円~300万円まで収入証明書は不要
- 学生専用ローン以外、学生証は不要
これからお金を借りようとする学生で、必要書類などで迷っている人がいたら、参考にしていただけたら幸いです。