18才でも学生キャッシングはできる?→クレカの現金借入枠なら可能
18才でも若年層への融資はできるのか―。最初にポイントをまとめると、下のようになります。
- クレジットカードのキャッシング枠だったら可能
- 極度額は5万円~10万円
- 若年層でも持てるクレジットカードは、大体4種類
- それらのクレカを発行してキャッシングする
そして、その若年層でも発行できるクレジットカードというのが、下の一覧です。
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- リクルートカード
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード
以下、これらのクレジットカードのキャッシングなど、18才の学生ローンの利用についてまとめていきます。
若年層への融資OKのクレジットカードを発行する
第一段階は上に書いた4通りのクレジットカードのどれかを発行する…ということ。別にこれらのクレジットカードでなくてもいいですが、これらが一番、若年層でもは越しやすくなっています。
そして、これらのクレジットカードを発行した後、それに「キャッシング機能がついていたら」そのままその機能を使って、現金の借り入れをできる…ということです。
「ついていたら」というのは、20才未満の学生がクレジットカードを発行しても、キャッシング枠がついてこないということがしばしばあるため。これらのクレジットカードも、あくまで「若年層でも発行できる」というだけであり「キャッシング枠も絶対ついてくる」という保証はないのです。
なぜキャッシング枠の審査だけ厳しいのか
なぜクレジットカードは持てるのに(ショッピング枠は使えるのに)、キャッシング枠は使えないのか。なぜキャッシング枠の審査だけ厳しいのか。この理由をまとめると、下のようになります。
- キャッシング枠は、その利用者個人で完結するもの
- その人がお金を借りて、利息をつけて返済するだけ
これがキャッシング枠がそれほど重要ではない理由です。次に「ショッピング枠が重要な理由」を書くと下の通りです。
- ショッピング枠は「使える加盟店」が多いほど便利
- 加盟店を増やすには、商店主たちに「便利」と思ってもらう必要がある
- つまり「MASTERにしたら、客が増える」と思ってもらう必要がある
- そのためには、利用者たちに、「どんどんショッピング枠を使ってもらう」必要がある
こうして「ショッピング枠を使う人が増える」と―。
- それを見て、MASTERを信用して加盟する店が増える
- 加盟店が増えて便利になると、利用者も増える
- 利用者が増えたので、さらに加盟店も増える…
このような典型的な好循環が起きるわけです。プラスのスパイラルですね。
という好循環を起こすためには、一にも二にも今いる利用者たちに、どんどんショッピング枠を使ってもらうしかないのです。なので、クレジットカード会社はキャッシング枠よりショッピング枠を重視する…ということなんですね。
キャッシング枠はどうしたらつけてもらえる?
18才・19才の学生がクレジットカードを発行した時点で、そのクレジットカードにキャッシング枠がついていなかったら―。どうすればキャッシング枠をつけてもらえるのか?ポイントをまとめると、下のようになります。
- とにかく遅れずに返済する
- 完済してもまた借りて、これも遅れずに返済する
- そうして「利用実績」をとにかく残す
極端な話別にお金なんて必要ないのに借りて、返すくらいのことを繰り返すんですね。そうすると、普通の人間の付き合いと同じで「この人は信用できる」とクレジットカード会社が判断してくれる、というわけです。
そう判断されたら、あとは下のようになります。
- クレジット会社から融資枠をつけてくれる
- こちらが申請したらつけてくれる
このようなどちらかの流れによって、キャッシング枠が与えられます。もちろん、この場合は学生本人がキャッシング枠がほしいと思っているわけなので、自分から申請した方がいいでしょう。
クレジット会社に学生がキャッシング枠を希望する方法は?
これはクレジット会社にもよりますが、下のような方法があります。
- 電話の窓口から申し込む
- 会員ページのフォームから申し込む
このような2通りの方法です。会員ページについては限度額の変更・増額の申し込みというような名前のリンクがあることが多いので、それをクリックすれば、申し込みのページに移動できます。あとはそこで、操作をするだけです。
どちらの方法でも、当然キャッシング枠をつけてもらえるかどうかはわかりません。条件は、下の通りです。
- その学生の年収
- アルバイトの勤務先・勤続月数
- これまでの借入・返済の実績
などによって決まります。また、あまりないとは思いますが、その時点で他社借入があるとマイナスになります。(当然ですが)
このような総合的な条件を判断して、クレジットカード会社が「この学生さんだったら、まだ未成年だけどキャッシング枠をつけてもいい」と判断したら、それで晴れてキャッシングすることができるようになります。
クレカのキャッシング枠は、最大でも5万円~10万円
ただ、18才・19才の場合、このようにクレジットカードで開始ができるようになったとしても、極度額は5万円~10万円ということで、かなり少額となっています。
もちろん、これで十分という若年層も多いでしょう。その方がもちろん良いです。逆に「これでは足りない」という学生の場合少し、お金の使い方・稼ぎ方について、考え直した方がいいといえます。
お金をガンガン使うということ自体はいいのですが問題は「稼ぐ力がない」ということです。ガンガン稼いで、ガンガン使うというのは、若年層でも非常にいいことなのですが、「稼いでもいないのに、やたら散財する」というのは、マネーの世界ではもっとも軽蔑されることの1つです。
繰り返しますが、「お金を欲しがる」「お金をガンガン使う」ということは、全然悪くないのです。むしろ経済を活性化指せるので、良いことです。ただ「稼いでもいないのに」「仕事で努力する気もないのに」そういう願望だけ持っている、というのは問題なんですね。
これは別にお金の話に限った話ではなく、こういう人は恋愛でもきっと何の努力もせずに美人にモテたいなどと、都合のいいことを考えているでしょう。あるいは、自分で作曲もライブもしたことがないのに、有名アーティストの批判ばかりしているでしょう
というように、少々人生論の話になりましたが、もし18才・19才で「クレジットカードの5万円~10万円の融資枠では足りない」という人がいたら、このような生き方をしていないか、考えなおしていただきたい、ということです。
(もっとも、未成年・10代のうちは誰でもそのようなものかも知れませんが。私もそうでしたし)
若年層でも大学を中退して働けば、ろうきんカードローンもあり
実は、未成年・10代でも学生ではなく会社員として働いているのであれば、ろうきんカードローンでお金を借りるという方法があります。条件を簡単に説明すると下のようになります。
- 年齢条件は「18才以上」
- 年収は「150万円以上」
- 勤続年数は「1年以上」
このようなもの。基本的に学生は不可なので、学生のままでもしこの条件を満たしたとしても、ろうきんカードローンでのキャッシングは不可能です。
しかし大学を中退して働くという選択をすれば、ろうきんカードローンでの借り入れが可能です。「いや、借金するためにそこまでしなくても」と思うかも知れませんが、私がしたいのは別の話です。
お金にならない勉強に、何の意味があるのか?
世間の人に勉強をすすめた書物といえば、誰もが真っ先に連想するのは福沢諭吉の『学問のすすめ』でしょう。しかし、あれは今の高校・大学などで教えているような勉強をすすめているわけではないんですね。
『学問のすすめ』は―。
- 「生きるのに役立つ学問」をすすめているわけであって、「学問のための学問」は、ハッキリ否定している
のです。「学問のための学問」の例として「漢文を読む、和歌を作る」などの例をあげてます。もちろん、これらは国語の文化として非常に重要なものです。しかしそれを全員がやる必要はないということですね。
(逆に言えば「日本人全員が茶道を習う必要があるか、ということですね)
このように『学問のすすめ』の考え方を見ても、お金にならない勉強は、意味が無いのです。完全に意味が無いとはいいませんが―。
- 先に働く
- どんなことが「お金を稼ぐために必要な勉強」なのかを、現場で「身を持って」知る
- それを学んで、お金を稼ぐ
- お金を稼いで、暇ができる
- それから「高尚な」学問に打ち込む
これが本来の順番なのです。少なくとも、私はそう思います。
そもそも文科省の究極目標というのは生きる力の育成なのです。生きる力というのは、下のように言えるからです。
- 要するに「衣食住を確保する力」である
- 食では、現代の日本で「勝手に狩猟」はできない
- 「勝手に農業」もできない
- つまり「お金を稼いで買う」しかない
- 衣でも、同様に「狩猟をして毛皮を作る」ことはできない
- 住でも、勝手に住める洞窟はない
このようなことことを考えていけば、生きる力=生活費を稼ぐ力であることは、もう明白なのです。
- 文科省の究極目標は、「生きる力の育成」である
- 「生きる力」は「生活費を稼ぐ力」とほぼ同義である
- だったら、文科省は「生活費を稼ぐ力」を育成しなければいけない
かつては、今のような高校・大学でも卒業すれば、終身雇用で生活費を稼ぎ続けられるという保証がありました。しかし、知っての通り、今はもうそれはないのです。
ということは大学なんかさっさと中退して、お金を稼いだ方がいいというのは、非常に合理的な考え方なんですね。それが絶対とはいいませんが、これからの時代、こういう考え方は、徐々に有利になっていくでしょう。
「借金できるか」は、その人の信用のバロメーター
少々教育論・人生論まで話が膨らんでしまいましたが、要するに私が言いたかったのは―。
- 18才・19才で「学生」だとキャッシングできない
- しかし「社会人」なら18才・19才でもキャッシングできる
- これは、両者の「社会的信用」を表している
- つまり、学生の方は「信用されていない」
- 社会人の18才・19才は「信用されている」
いや、一概にそうは言えないだろという反論はもちろんあるでしょう。しかし、お金はシビアです。現実に「お金が返ってくる人だったら融資したい」と思っている金融機関が―。
- 学生には貸さない
- 働いている若者には貸す
このような方法をとっている。これは、少なくともこの時点では社会的信用は「働いている人」の方が上
ということです。 実際、一部の例外を除けば、大学で学んだことが、お金を稼ぐ上でどれだけ役に立っているのでしょうか(お金を稼ぐこと=生きることというのは、先に書いた通りです)。 お金を稼ぐ上で役立っていないということは、つまり生きる上で、役立っていないということなのです。もちろん「いい思い出」にはなっているかも知れませんが、自分は「思い出」を買うために、数百万円も払っているのか?とよく考える必要があります。 つまり、私が先に書いた「大学を中退して、ろうきんカードローンで借りるのもあり」というのは、別に「キャッシングするためのテクニック」ではなく、「お金を貸してもらえるかどうかで、自分の信用度を客観的に見つめなおすのもいいのでは?」ということです。「大学を出る」ということに、本当にそんなに価値があるのかということですね。 少々話が大きくなりましたが、18才・19才の学生さんでこういう「お金の不自由」を感じた時、このようなことも参考にしてみてください。