はじめてキャッシング

初めてのキャッシングの注意点

初めてのキャッシングする時の注意点は、まず「急ぎかどうか」をハッキリさせるということ。急ぎ→消費者金融… 急がない→銀行カードローンというように、キャッシングの選択肢が変わるからです。「ベストの選択肢は、目的によって変わる」というのは何でも同じですが、それはお金を借りる場合でも同じなんです!初めてお金を借りるという人は自分にとってのベストなサービスを探してみましょう!

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急ぎで借りる場合、金利は二の次

そして、キャッシングの選択肢を一番左右するのが「急ぎかどうか」なので、まずそれを考えるということです。

急ぎでお金を借りる場合、金利について考える必要はありません。「とにかく急いで借りて、問題を解決する」というのが一番大事です。

「少額・短期間」だったら、金利は関係ない

急ぎでお金が必要ということは、大抵の場合、下のようになります。

  • 「少額」である
  • 「短期間」で返済できる

という条件のはずです。そうでない人が急ぎの場合、もはや債務整理をした方がいい場合がありますが、それはまた別の話題になります。

普通の人の場合、急ぎでお金が必要な場面というのは「少額・短期間」の借り入れになるわけです。そして、このような「少額を短期間借りるだけ」の場合、「高金利のところで借りても、利息はほとんど膨らまない」んですね。

ぶっちゃけ、トイチ(10日で1割)というヤミ金で借りても「5万円借りて、翌日返済するなら500円」の利息しかかからないんですね。このくらいなら、友達同士の貸し借りだったら、やることもあるでしょう。

これは別に「ヤミ金融で借りていい」という話ではなく、「少額・短期間だったら、これだけ金利が関係なくなる」という一例です。

「低金利」の所を探すより、収支の改善が重要

急ぎの時は、まず消費者金融ですばやく借りてしまう。そして、肝心なのは「そこからすぐに返済する」ということです。「すぐ返済する」ためには、当然「収支の改善」が必要です。

(現時点で収支に問題があるから、お金を借りる必要が出たわけですからね)

ということで―。

  • 借りる時の選択…迷わなくていい。急いで借りる
  • 借りた後…バイトを探す、削れる支出を削る、などの改善をする

という両方の努力のうち「断然、後者に力を入れる」べきなのです。「消費者金融で借りるか、銀行で借りるか」など、迷う必要もなく「消費者金融」ですし、「プロミスか、アコムか、アイフルか」なども、どうでもいいことなのです、正直。

大事なことは、下のように言えます。

  1. 急いで借りて、目の前の問題を片付ける
  2. すぐにバイトを申し込むなど、「収入を増やす」努力をする
  3. 不要な契約を解約するなど「支出を削る」努力をする

ということなのです。「力を入れるべき場面」を、間違えないようにする…ということですね。

急ぎでない&審査に通る場合は、銀行

ここまでの内容とは逆に―。

  • 急ぎで借りる必要はない
  • 多少厳しい審査でも、通る自信がある

という場合は、消費者金融より銀行カードローンで借りる方がいいです。もちろん「低金利だから」という理由です。

銀行は消費者金融より、どのくらい低金利?

銀行カードローンと消費者金融の利息は、たとえば―。

  • 10万円
  • 1ヶ月

という場合、それぞれ下のような利息になります。

  • 銀行カードローン…1200円
  • 消費者金融…1500円

という風です。つまり「10万円・1ヶ月で、300円の利息差」ということですね。これを見て―。

  • 「大したことないな」と思うか
  • 「これは大きい」と思うかは

完全に個人差があります。

個人事業主の運転資金だったら、差はない

個人事業主・会社経営者などの人が、この10万円を「運転資金に使う」という場合―。これはもう「300円の利息差など、完全にゼロである」といえます。

  • その10万円で材料を買い、仕事をこなせば15万円稼げる
  • その10万円によって、不渡り(取引先への不払いのようなもの)を回避できる

などのケースであれば「300円を惜しんで、審査に時間がかかる銀行で借りる」というのは「愚の骨頂」といえます。

自営業や会社経営を体験した人であれば、これは身にしみてわかっているでしょう。個人レベルだけでなく、GEキャピタルのような「世界最強企業」であっても、資金繰りが苦しい時には、なりふりかまわず高金利でも資金調達をするものです。

ということで「事業の運転資金だったら、銀行と消費者金融の利息差は、やはりないも同然」と考えてください。

個人の場合、どのくらいの金利差なのか

これもやはり個人差があります。結論を言うと、下のようになります。

  • 「50万円未満」だったら、それほど変わらない
  • 「1年で完済」するなら、それほど変わらない

…となります(あくまで目安ですが)。

この「50万円」という数値は、金融庁などの統計で普通の日本人だったら、このレベルの借り入れなら特に問題ないと判断された金額です。

だから、貸金業法でも「50万円以上の借り入れの場合、消費者金融では収入証明書の提出を必須とする」というルールになったんですね。逆に言えば「50万円までは、それほど問題ない」ということです。

「1年で完済」については、たとえば上に書いた「300円」の差が、「1年ずっと続く」わけではありません。「途中で返済して、利息がどんどん減っていく」からですね。

そのため、1年間での利息差は、大体下のようになります。

  • 単純計算…300円×12ヶ月=3600円
  • 実際…3600円÷2=1800円(大体半分になるので)

つまり、「10万円を1年で完済する場合、1800円の利息差」と考えてください。あくまで目安ですが、「1年だったら、大した差ではありません」というのが、これでわかるでしょう。

金利以外での、初心者の注意点

ここまでは、主に「金利」について話しました。ここからは「金利以外」での「初めてのキャッシングの注意点」を紹介します。

中小業者ではなく、大手で借りる

最初は何でも大手が無難です。大手の方がいい理由は―。

  • 審査が早い
  • 利用手数料無料の提携ATMが多い
  • 中小業者は、提携ATM自体使えないことが多い
  • 大手は悪質な取り立てがない
  • 中小業者は、ヤミ金とつながっている危険もある

それぞれ詳しく説明します。

大手の方が審査が早い

キャッシング審査は、大手の方が断然早いです。コンピューターなどのシステムを整備できるのだから、当然でしょう。

中小業者の中にも、確かに「最短20分」など、大手より早い業者も一部あります。しかし、このような業者は大抵審査が厳しいから早いんですね。

たとえば大学生の就活だったら「マイクロソフト」にエントリーしたら、日本の学生のほとんどは、「瞬時に足切り」されるでしょう。これらの人の審査は「5分」なので、「全体の平均が早くなる」ということです。

物理的にスピーディーな審査がしづらいはずの中小業者が「大手より短い時間」というのは、そういうことなんですね。ということで―。

  • 審査が早く
  • 実際に「審査に通る」

という両方の条件を考えると、大手の方が断然いいわけです。

大手は利用手数料無料の提携ATMが多い

大手は、借入・返済ともに無料で使える提携ATMが、たくさんあります。町中で見かける「プロミス・アコム・アイフル」などの看板の建物に、それぞれの専用ATMがあって、そこでは当然無料です。

また、プロミス・SMBCモビットなどは三井住友銀行の提携ATMも無料で利用可能で、他にもネットバンキングだったら、「アコムが楽天銀行を無料で使える」など、手数料の面で大手は非常に有利です。

中小業者は、提携ATM自体使えないことが多い

そもそも中小業者は―。

  • 自社ATMを持っていない
  • 銀行・コンビニの提携ATMとも提携していない

ということが多いです。これは規模が小さい以上、仕方ありません。自社ATMがある場合も「首都圏で5台だけ」など、かなり不便な条件です。

これに対して、大手の消費者金融は手数料はかかっても、「銀行・コンビニの提携ATMは、すべて使える」ようになっているので、この点で断然有利です。

(ちなみに、提携ATMが使えないと、借入・返済の度に「電話をする」必要があります。時間もかかるし、精神的にも負担です)

大手は悪質な取り立てがない

消費者金融の大手は、プロミス・アコム・アイフルなど「一部上場企業」が多くあります。当然、こういう企業は悪い評判が流れると、株価が一気に落ちるので、企業も経営陣も大打撃を受けます。

(創業者などの経営陣は、かなりの株数を持っているので、株価が本人の資産に直結するのです)

ということで、中小業者と違って、大手の消費者金融は「強引な取り立て」ができません。銀行カードローンと同じように、非常にスマートな対応になります。だから、督促に関して「ヤクザのようなことをされる」という心配もありません。

中小業者は、ヤミ金とつながっていることがある

一方中小業者については、どこまで信用できる業者かわかりません。たとえば「日本貸金業協会」などの組織に登録されていても―。

  • 確かに「その業者」は悪質ではない
  • しかし、実は「ヤミ金融と提携」している

という可能性もあります。つまり―。

  1. 普通の「まともな業者」として、お客を集める
  2. 来た人に対して「残念ながら、弊社ではご融資不可となりました」などという
  3. そして「よろしければ、融資できそうな業者を紹介します」と言う
  4. で、ヤミ金融を紹介する

というようなやり方です。日本貸金業協会がいくらしっかりした組織でも、こればかりは「自らが多重債務者になって、そこに申し込んでみない限り、わからない」わけです。覆面調査にも限界があるんですね。

中小業者の場合、こういう悪質な業者(いわゆる「紹介屋」)が紛れ込んでいる可能性があります。だから、基本的に借りない方がいいのです。


以上、初めてのキャッシングの場合「中小業者では借りない方がいい」という理由を説明しました。中小業者でもいい業者さんはたくさんありますが、やはり初めてのキャッシングということで「念には念を」の安全策をおすすめします。

家族バレ・職場バレのリスクについて

それぞれのリスクについてまとめると、下のようになります。

  • 家族バレ…普通に返済していれば、まずゼロ
  • 職場バレ…「自分あてに電話が来たらおかしい」という職場だと、若干リスクがある

…といえます。それぞれ詳しく説明します。

家族バレは、まずありえない

キャッシングが家族にバレる…ということは基本的にありません。銀行カードローンの場合は「審査後、ローンカード・キャッシュカードが郵送される」ことがあるので、バレる可能性が完全にゼロではありません。

しかし、消費者金融の場合はこの心配はありません。「ローンカードの発行は、自動契約機でする」ことができるからです。町中で見かける、SMBCモビット・アイフルなどの看板の建物ですね(提携ATMと同じです)。

審査自体も「ネットと自分の携帯」のみで完結しますし、あとは下のようになります。

  1. 返済で、重度の遅延・延滞をする
  2. その督促の電話が自宅にかかって来る

ということでもなければ、消費者金融での借り入れが家族にバレるようなことはありません。また、遅延した場合の電話も「自分の携帯にかかって来た督促を、何度も無視した」という時でなければ、大丈夫です。

(返済が何度もできなかった場合でも、電話に出てさえいれば、自宅に連絡されることはまずありません)

ということで「家族バレ」については、まったく心配ないのです。問題は「職場バレ」の方です(といってもほんの少しですが)。

職場バレは、自分の仕事の内容による

職場バレの原因になるのは「在籍確認」です。本当にその勤務先で働いているかどうか、確認電話をするということですね。

で、営業職などの「よく電話がかかって来る人」だったら、まったく問題ないでしょう。しかし、飲食店のフリーター・アルバイトの方などは「その人個人あての電話が来る」ということは、基本的にないでしょう。

なので、職場の同僚で勘の良い人がいたら「あ、これキャッシングの在籍確認だな」と気づく可能性もあります。(勘の良い人というより「経験者」のことが多いですが)

在籍確認は「クレジットカードの審査」と言えばOK

ただ、このようなケースでも事前に職場の人に「今日、クレジットカードの審査で電話が来るかも知れません」と事前に言っておけば、怪しまれることはまったくないでしょう。

クレジットカードの審査でも、本当に在籍確認があります。また、クレジットカードだったら今の時代「持っていない方があり得ない」ので、これを発行することは全然恥ずかしくありません。職場での信用をなくすこともないでしょう。

というわけで、このような「うまい言い訳」を用意していれば、会社に内緒で借りることも、問題なく可能です。なので、職場バレについても特に失敗する必要はありません。


以上、初めてキャッシングする人の注意点をまとめました。再度整理すると、下のようになります。

  • 急ぎで借りるなら、消費者金融
  • 金利よりも「急いで収支を改善して、返済する」ことを考える
  • 中小業者でなく、大手で借りる
  • 在籍確認の言い訳は「クレジットカードの審査」

これから初めてキャッシングする人は、これらのポイントを抑えて、うまく借り入れしてください。

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