最短即日融資、審査申し込みが何時までなら、当日のキャッシングに間に合う?
最短即日融資は今のキャッシング・カードローンの世界では当たり前となっています。しかし、そのような最短即日融資をするためには、審査の申し込みは何時までにすればいいのか―。というルールは消費者金融・銀行カードローンそれぞれで異なっていて、少々複雑です。
ここではその申込み時間について解説・整理しつつ、最短即日融資全般についてまとめていきます。
目次
最短即日融資は、何時までに申し込めばいいか?
最短即日融資でお金を借りるには、審査申込みは何時までにすればいいのか…ということは、非常に重要な点です。これは消費者金融・銀行カードローンそれぞれで違っています。
- 消費者金融…21時~22時まで
- 銀行カードローン…午前中~21時まで
銀行カードローンの方は、随分幅があるな…と思われるでしょう。その通りです。銀行カードローンの最短即日審査の受付時間は、その借入先によってかなり違います。ここではまず、銀行カードローンの方から最短即日審査の受付時間について説明していきましょう。
銀行カードローンの最短即日融資・審査の受付時間
まず一番長く最短即日審査をできるのは、新生銀行カードローン レイクと、三井住友銀行カードローンとなっています。これはキャッシング・カードローンの知識がある人だったらもうすでに熟知しているでしょう。
- どちらも、夜9時まで最短即日審査できる
- 平日でも土曜日・日曜日・祝日でも共通
ということです。店舗や状況・条件によって多少時間が異なることはありますが、ほとんどの場合は21時(夜9時)までOK…となっています。これは「この時間までに申し込めばいい」ということもありますし「この時間に審査完了してしなければダメ」という口コミ・評判も、どちらもあります。
どちらが正解かはわかりかねますが、一応念のために「この時間=21時(夜9時)までに審査完了する」と考えた方がいいでしょう。となると、三井住友銀行カードローンも新生銀行カードローン レイクも大体「最短30分」で審査できるので、1~2時間前に申し込む…ということになります。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の受付時間も長い
この2つの銀行カードローンについで受付時間が長いのは、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」です。下のような時間設定になっています。
- 平日…20時まで
- 土曜日…18時まで
- 日曜日・祝日…17時まで
見ての通り、平日だったら20時(夜8時)までということで、新生銀行カードローン レイク・三井住友銀行カードローンに肉薄する受付時間の長さとなっています。1時間差がついているものの、1時間くらいは大した時間差ではないでしょう。
土曜日・日曜日・祝日の受付時間は短い
一方、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の土曜日・日曜日・祝日の受付時間の長さは、残念ながら新生銀行カードローン レイク、三井住友銀行カードローンと比較すると、短くなっています。この2つの銀行カードローンは土曜日・日曜日・祝日でも「21時まで」なので、比較すると下のようになります。
- 土曜日…3時間短い
- 日・祝…4時間短い
さすがに、3時間、4時間となると大きな時間差と言わざるをえません。なので、土曜日・日曜日・祝日の最短当日キャッシングをしたいということであれば、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」より、三井住友銀行カードローンもしくは新生銀行カードローン レイクを選んだ方がいいということになるでしょう。(受付時間の長さのみで単純に比較したら)
受付時間の長さが全てではない
当たり前のことを書きますが、最短当日融資というのは、受付時間の長さが全てではありません。たとえば三井住友銀行カードローンと三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の審査通過率、審査の難易度は大体同じ程度です。
しかし、当落線上ギリギリの時、三菱UFJ銀行を普段使っている人は、その利用実績によって審査に通りやすくなる可能性があるということも指摘できます。メインバンクにしているお客さんだったら、その後もどんどん借入・返済してくれる可能性がありますし、お給与の振込先口座が三菱UFJ銀行だったら、毎月の口座引落もしやすいからです。
ということで、「メインバンクの銀行カードローンは、審査に通りやすくなる」というのがキャッシングの世界の常識なんですね。そのため、当落線上ギリギリの人が審査の申し込みをする時には、三井住友銀行・三菱UFJ銀行で比較するのであれば「メインバンクの方を選ぶ」というのは、一つの賢い選択肢なのです。
もちろん、これは「三井住友銀行がメインバンクだったら、三井住友銀行を選ぶべき」ということになります。要はどちらでもいいのですが、「当日審査の受付時間の長さ」以外の要素が、銀行カードローンを選ぶ基準になることもある…というわけですね。
銀行の営業時間は平日15時までなので、即日融資で銀行振り込みを利用する時には、必ず平日15時までには、申し込み、契約、振り込みのすべての手続きを完了させなければなりません。
審査通過率だったら、新生銀行カードローン レイク
この3つの銀行カードローンを比較した時、審査通過率で考慮すると完全に新生銀行カードローン レイクです。審査通過率が公表されているわけではありませんが、ネット上の口コミ・評判から推測する限り、三菱UFJ銀行・三井住友銀行よりも、断然新生銀行カードローン レイクの方が審査に通りやすい…ということがいえます。
もちろん、これは審査が甘い・ゆるいということではありません。あくまでその人の信用度(クレジットスコア)や返済能力に応じて、適切な金額を、問題ない範囲で柔軟に貸し付けてくれるということです。要はその人の返済能力の範囲内であれば、キャッシングというのは融資しても問題ないわけですね。
返済能力の範囲内というのが具体的にどのくらいかは、年収・月収だけではなく、勤続年数・月数やクレジットヒストリーなども関わって来るので、一概には言えません。しかし、貸金業法の「貸金業法第13条の2第2項の規定」というルールが、年収の3分の1まで借りられるというルールなので、これが一つの目安になると思って下さい。
(銀行カードローンは貸金業法や貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、この年収の3分の1という基準は法的には無関係ですが、意識している銀行カードローンは多くあります。)
具体的な新生銀行カードローン レイクの審査通過率は?
「ただ審査に通りやすいというだけでなく、審査通過率の具体的な数字を知りたい」という方もいるかも知れません。一応の目安として書くと、大体35%程度と推測されます。理由は下の通りです。
- 2009年頃の、新生銀行の投資家向けの資料が、ネットで見られる
- その中に、新生銀行カードローン レイクの新規貸付率のグラフがある
- グラフの傾きを見る限り、35%程度に見える
ということです。あくまで「見える」というだけです。「35%」という数字が書かれていたわけではありません。また、小さいグラフなので、かなりアバウトな数字です。
ただ、プロミスの審査通過率は公表されていて、大体40%前後ということを考えると、それよりやや審査が厳しいということで、「新生銀行カードローン レイクの審査通過率は35%程度」と考えてもいいでしょう。推測としては、これが一番妥当な線になるはずです。(あくまで私の推測ということは、重ねて強調しておきます)
その他の銀行カードローンの受付時間は?
ここまでは、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・新生銀行の受付時間の長さについて書いてきました。他の銀行カードローンの場合はどうかというと、冒頭に書いた通り「午前中~14時程度までに審査申込みが必要」となっています。
簡単に分類すると下のようになります。
- 普通の銀行(リアル店舗の銀行)…正午まで
- ネット専業銀行・流通系銀行…14時頃まで
という区別です。ネット専業銀行というのは、楽天銀行・ジャパンネット銀行などです。流通系銀行というのは、イオン銀行などです。(セブン銀行も流通系銀行ですが、カードローンの世界ではほとんど登場しません)
なぜ、普通の銀行とネット専業銀行や流通系銀行で、このように時間が違うのかを説明します。
通常の銀行システムと、ネットのシステムの違い
例えば、みずほ銀行・りそな銀行などの普通の都市銀行の場合は、銀行振込のシステムが「リアル」なものになっています。一応コンピューターで管理はしていますが、どこか「中央センター」のような場所にデータを集めて処理しているはずです。「地上でデータを処理している」というイメージです。
一方、楽天銀行やジャパンネット銀行などのリアル店舗を持たないネット専業銀行は、全てのデータが「ネット上の数字として集まっている」わけです。つまり、みずほ銀行・りそな銀行などの都市銀行は、データだけでなく「現金」を扱っているわけですが、ネット専業銀行は「現金は、一切扱っていない」「すべてデータ」ということなんですね。
現金を扱う銀行は、データだけ動かすことはできない
都市銀行や地方銀行のように、現金を実際に扱っている銀行は、振込手続きを「ただの数字の移動」とするわけにはいかないわけです。常に、「各店舗に実際にある現金の量」などと照合しながら、データの数値の移動をする必要がある…ということですね。なので、15時で営業時間が終わったあとは、銀行振込のシステムが停止するわけです。この間に、店舗間の現金の移動などをしているのでしょう。
一方、楽天銀行などのネット専業銀行では、そのような「面倒な作業」がありません。楽天銀行に集まっている銀行預金は「すべてデータ」なのです。(こういうとマネーゲームのように感じる方がいるかも知れませんが、銀行の提携ATMのシステムが、さらに進化したものです。そもそもUFJダイレクトなどのオンラインバンキングも、数値だけのものです)
ということで、面倒な現金の確認・移動・照合などが必要ない楽天銀行・ジャパンネット銀行などは、15時を過ぎてもまだ振込手続きができるのです。
だから、正午よりもっと長い、14時程度まで、最短即日審査を受け付けている…ということですね。
なぜ14時頃までの申し込みになるのか?
この辺の正確な時間は銀行カードローンによって違います。という前提で書くと、下のように説明できます。(箇条書きしていきます)
- 普通の銀行カードローンの審査は、数時間かかる
- 銀行も会社なので、一応17時か18時が定時
- 14時に審査の申し込みをすれば、この時間までには審査が完了する
- だから、最短即日融資に間に合う
ということです。つまりあくまで私の推測ではありますが銀行という株式会社の営業時間の問題ということですね。どの会社の電話の受付時間も「18時まで」というように、それ以降は受け付けないという時間が決まっているでしょう。同じように銀行カードローンの最短即日審査についても、そうしたデッドラインの時間があるだろう…ということです。
(そうでないと、コンビニのように24時間営業となったら、コストが跳ね上がって、金利も高くなってしまいますからね)
このような就業時間からの逆算によって「14時頃」となっています。銀行カードローンによって違いはありますが、イオン銀行・楽天銀行・ジャパンネット銀行・オリックス銀行などは、大体このくらいの締切時間…と思って下さい。
都市銀行・地方銀行は午前中が基本
一方の都市銀行・地方銀行は、午前中に審査の申し込みをする必要があります。こちらは最短即日審査の作業を、17時までではなく、15時で終えてしまうからです。普通の銀行が15時で閉まるということは、社会人だったら誰でも知っていますよね。
で、これも「審査に数時間かかる」と逆算すると、「15時の数時間前」ということで「正午までに審査の申し込み」となるのです。どんなに遅くても13時でしょう。
そして、言うまでもなく最短即日融資を受けたい時にギリギリで行動するのは良くないので、余裕を持って正午ということです。正午というのは一瞬であり事実上「午前中」に申し込むことになります。なので「銀行カードローンで即日借入をしたい時は、午前中に申し込むように」という口コミ・評判が多くあるわけですね。
都市銀行・地方銀行のカードローンとは?
地方銀行というのはわかるでしょう。地方の名前が入っていたら、すべてそうです。メジャーな銀行カードローンの中では、下のような地方銀行のキャッシングがあります。
- 静岡銀行カードローン「セレカ」
- ちばぎんカードローン クイックパワー<アドバンス>
- 横浜銀行カードローン
そして、都市銀行は下のようになります。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
ということの5つの銀行ですね。
都市銀行の意味・定義は?
参考までに都市銀行の意味と定義も書いておくと、東京・大阪などの大都市に本拠地があって、かつ全国的に展開している銀行となります。みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行がそれに該当する…というのはわかるでしょう。
「埼玉りそな銀行」については、名前通り全国展開はしていないので、都市銀行に含むかどうか賛否両論があります。ただ、一応りそな銀行なので、含む場合もあります。
逆に東京に本拠地があって、全国展開している新生銀行・あおぞら銀行などを、なぜ含まないのか?という指摘もあります。この辺は非常に難しい問題というか「もはや、都市銀行という呼び名自体が形骸化している」ということもあって、特に修正の動きはないようです。実際、キャッシング・カードローンを利用する人にとっても、こうした定義は特に関係ないので、どういう分類になっていようと、問題はないと思いますが。
消費者金融の最短即日借入・融資は何時までの審査申し込み?
ここまでは銀行カードローンで最短即日融資をする場合に、何時までに審査の申し込みをすればいいか…ということを書いてきました。ここからは、アイフル・アコム・プロミスなどの消費者金融で借りるには、何時までなら最短即日融資が間に合うか…ということを書いていきます。
アコム・プロミスは22時まで
冒頭で「消費者金融は21時~22時まで」と書きましたが、この22時というのはプロミス・アコムのことです。アイフル・ノーローン・SMBCモビットは21時までです。
当然ですが、夜間ギリギリの時間に審査の申し込みをする場合には、プロミス・アコムのように受付時間が長い方が有利です。なので、今日中に必ずお金を借りたいという方で、夜間ギリギリに申し込むという場合には、プロミス・アコムをおすすめします。そして、その中でどっちがいいかですが、その人の信用度(クレジットスコア)によって、下のように分かれます。
- 審査に通る自信がある…プロミス
- 審査に通る自信がない…アコム
ということです。もっと簡単に書くと、下のような違いがあります。
- 審査が厳しい…プロミス
- 審査に通りやすい…アコム
なので自分の信用度(クレジットスコア)に自信がある人はプロミス、自信がない人はアコムということですね。
アコム・プロミスの審査通過率の違い
上に書いたことは、プロミス・アコムが公表している審査通過率からも言えます。
アコムの方はマンスリーレポートという月次データで見ることができますが、両者の審査通過率は、時期によって変動があるものの、大体下のような数値になっています。
- プロミス…40%前後
- アコム…45%前後
このように、アコムの方が5%、プロミスの比率からすると「8分の1」高くなっているわけですね。8分の1というのは「12%」です。つまり、アコムは、プロミスの審査通過率を100とすると、112という数値になります。(数学の授業を思い出してほしいですが、これは「100%」という意味ではなく、あくまで「比率」です。100:112の比率ということですね)
このように、プロミス・アコムを比較するとある程度アコムの方が審査に通りやすくなっているので、自分の信用度(クレジットスコア)に自信がないという方は、アコムを選んだ方がいいということです。逆に自信がある人は、様々なサービスが充実しているプロミスを選ぶべきです。
プロミスの方が、アコムより有利な点
審査が厳しいということは、当然メリットも多いわけです。プロミスがアコムに勝っている点は、下のようになります。
- 上限金利が低い(17.8%)
- 30日間無利息を何度でも適用できる
- ↑(WEB明細利用・メールアドレスの登録が必要。複数回は、ポイントを貯めることで可能)
- 三井住友銀行のATMを無料で使える
- 三井住友銀行のローン契約機を、審査やカード発行に使える
- レストランなどの会員優待サービスがある
ということです。基本的に審査通過率以外の部分は全体的にプロミスが優れています。審査をやや厳しくすることで、貸倒リスクを他の消費者金融よりも低くし、それによってサービスの充実を図る…ということですね。
特に会員優待サービスなどはクレジットカードに近いものだといえます。さすがにまだクレジットカードほどのレベルには達していませんが、今後さらに進化していく可能性は高いでしょう。プロミスは、キャッシングブランドの中ではもっとも、銀行カードローンやクレジットカードに近い存在だといえます。
ということで、もし審査に通る自信があれば、プロミスの方をおすすめします。ただ、最短当日融資が必要な時にはやはり「まずは審査に通る」ということが最優先ですから、その点では審査通過率が高いアコムで借りるメリットも大きいです。アコムも初回30日間無利息でもキャッシングできますし。楽天銀行も手数料なしで使えます。
SMBCモビット・アイフル・ノーローンの受付時間
続いてアイフル・SMBCモビット・ノーローンの申込み時間について書きます。この3つの消費者金融は、先に書いた通り「毎日夜9時まで」という締切時間になっています。この時間ギリギリで申し込んでも最短即日融資ができることも多いようですが、念のために1~2時間前、つまり19時から20時には審査の申し込みをしておいた方がいいでしょう。
この中で、一番最短当日キャッシングをしやすいのはSMBCモビットです。その理由を説明していきます。
SMBCモビットの最短即日融資がしやすい理由
なぜSMBCモビットでは最短当日キャッシングがしやすいのか。理由を箇条書きすると下のようになります。
- 事前審査がわずか10秒でできる
- WEB完結で、職場への電話連絡なしにすることも可能
主にこの2点です。以下、この2点の理由・メリットについて解説していきます。
10秒簡易審査ができる
キャッシング・カードローンの知識がある人なら非常によくご存知でしょうが、この10秒簡易審査というのは、プロミスの3秒診断やアイフルの1秒診断のような借入診断・お試し診断とはまったく違います。ほとんど本審査に近い審査結果と言ってもいいものです。実際の本審査で答える審査項目に、ほぼすべて回答した上で、それを自動与信システムによって審査し、その結果が10秒で出る…ということなんですね。
「異常なくらい早い」と思われるかも知れませんが、SMBCモビットのコンセプトが「金融のIT化」なので、コストを投じて、スーパーコンピューターなどのシステムを整備しているのだと思われます。また、「SMBCモビット」は三井住友カードのローンブランドですが、SMBCコンシューマーファイナンスが前身のプロミスだった時、1983年に世界初の自動与信システムを開発しています。
以来、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)は、この自動与信システムの分野でずっとトップを走って来たわけですね。その技術に加えて、膨大な会員の情報を審査してきた「ビッグデータの蓄積」があるので、このSMBCモビットの10秒簡易審査も可能となっているわけです。
なぜ、プロミスは10秒簡易審査をしないのか
上の説明を読んで誰もが思うのは、「じゃあ、同じSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスは、なぜ10秒簡易審査をしなしのか」ということでしょう。これはプロミスは、銀行カードローンに近いキャッシングブランドを目指している(私の推測)という理由だと思われます。
先に書いた通り、プロミスはアコム・アイフルなどの他の消費者金融よりやや審査が厳しくなっています。代わりに、クレジットカードのようなサービスを充実させています。金利・利息面でも圧倒的に安くなっています。(アコムの下限金利が安いのは、プロミスより最高限度額が大きいからです)
というように「銀行カードローンのようなキャッシングブランド」を目指すのであれば、「10秒簡易審査」のようなサービスは、むしろしない方がいいのです。「高級フレンチが、3分でできます」なんて言われたら、誰もその店に行く気をなくすでしょう。高級なものは、時間がかかった方がブランド価値が出るのです。
逆にSMBCモビットの方は「急ぎでお金を借りたい」という人のピンチを救うことに、集中しているわけですね。下のように役割が分かれるわけです。
- スピード第一…SMBCモビット
- イメージ第一…プロミス
という風です。あくまで私の印象ですが、プロミスが提供している会員優待サービスなどを見れば、この見方はあながち間違いでもないでしょう。
また、こうした説明であれば「もともとプロミスが開発した自動与信システムを、なぜSMBCモビットだけに採用しているのか」ということも、納得が行くかと思います。
SMBCモビットのWEB完結申込は職場への電話連絡なしで借りられる?
SMBCモビットの最短即日融資のもう一つのメリットとして「WEB完結申込」というシステムがあります。これが普通の消費者金融のネット完結審査と違うのは、下のような点です。
- 職場への電話連絡なしになることもある
- ↑(その人の信用度によっては、電話連絡が必要)
- 自分の携帯への電話連絡も、なしになるかも知れない
- ↑(公式ページを見る限りそう読めるが、恐らく人による)
- その他、郵送・来店はもちろんない
ということです。やはり一番大きいのは状況・条件によっては、すべての電話連絡がなしになるかも知れないということでしょう。ネット完結と言っているキャッシングの審査でも、やはり「本人の携帯への確認電話」と「勤務先への在籍確認の電話」は必要になるものです。しかし、SMBCモビットのWEB完結申込は「両方なしになることもある」というわけですね。
ただ、繰り返し書きますが、「そうなることもある」というだけで、一定の信用度(クレジットスコア)に達していないと判断された方は、やはり職場への在籍確認の電話も、本人の携帯への確認電話も必要になる…という可能性があります。この点は重々承知して下さい。
(とりあえず、SMBCモビットの公式サイトには「勤務先などへの、SMBCモビットからの電話連絡はありません。ご連絡はメールのみです」という内容が書かれています。「ご連絡がメールのみ」ということは、やはり本人の携帯への確認電話すらないかも知れない…と考えていいでしょう)
SMBCモビットのWEB完結申込の適用条件
このように、究極のネット完結審査ができるSMBCモビットのWEB完結申込。それだけに、適用条件も厳しくなっています。SMBCモビットのWEB完結申込が適用される条件を一覧にすると、下のようになります。
- 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行の口座を持っている(どれか)
- 身分確認資料は、運転免許証・パスポートどちらか
- 収入証明書・年収確認資料を提出できる
- 勤務先の保険証・給与明細1ヶ月分を提出できる
ということです。収入確認資料として認められる書類は、下の一覧になります。
- 税額通知書
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 所得証明書
- 給与明細書(2ヶ月分)
もし所得確認資料として「給与明細2ヶ月」を選んだら、上に書いた保険証とセットで提出する「給与明細1ヶ月分」は不要になります。また、給与明細2ヶ月を選ぶ場合、ボーナスをもらっている人は、賞与明細書も一緒に提出する必要があります。ボーナスが出ていない人は、提出しなくてもOKです。
税額通知書とは?
これはSMBCモビットのWEB完結申込の審査以外でも、他の消費者金融や銀行カードローンの審査でも役立つ知識なので、補足しておきましょう。税額通知書というのは、下のような書類です。
- 住民税課税決定通知書
- 課税証明書
- 課税通知書
- 納税証明書
- 納税通知書
市区町村によって多少呼び名が違うこともありますが、これらのどれかです。「課税証明書・課税通知書」「納税通知書・納税証明書」は、それぞれ同じ意味です。「課税」「納税」の違いについては、違いのある地方自治体もあれば、そうでない(両方同じ)という地方自治体もあります。
つまり、「両方同じ意味」の市区町村だと、上の一覧の「住民税決課税定通知書」以外は、4つとも全部同じ書類…となります。違いがある市区町村だと、住民税決課税定通知書以外は「課税~」「納税~」の2種類に分かれる、ということです。
違いのある自治体の場合は、下のような内容で分類しています。
- 課税証明書・課税通知書…いくら払ってください、という請求書
- 納税証明書・納税通知書…いくらいただきました、という領収書
これは国語的にもそのままの意味なので、わかりやすいでしょう。しかしこうではなく「両方請求書」の自治体もあるので、この辺は役所で問い合わせてください。
住民税決課税定通知書とは
もう一つの税額通知書である「住民税決課税定通知書」についても解説しておきましょう。住民税というのは「市県民税」のことです。(市道民税など、都道府県によって別の呼び名になりますが)
「地方税」と「住民税」は違います。地方税はさらに広いもので「自動車税」などもすべて入るからです。住民税はあくまで「市県民税」だけです。
そして、それが「あなたの昨年度年収から、いくらに決まりました」ということを知らせるのが「住民税決課税定通知書」です。これは会社員・OL・公務員の場合、毎年6月に会社からもらうことになります。
会社員・OL・公務員・サラリーマンの場合は、特別徴収税額通知書という名前で送られて来ることもあります。しかし、これは「名前がいかついだけで、全然特別ではない」ので、「ただの住民税決課税定通知書」と思ってください。
特別徴収税額通知書とは?
特別徴収というのは自分で納税するのではなく、会社が代わりに納税するということです。自分で納税する場合を「普通徴収」と言います。個人事業主・自営業はこうしています。
ただ、今の日本人にとって「普通」なのは、むしろ「特別徴収」の方です。みんな給与所得で生活していますからね。なので、特別徴収税額通知書が来ても「むしろ普通」と思っていただければOKです。何かたくさん税金を取られたとか、そういうことではありません。
…と、少々収入確認資料の説明が詳しくなりましたが、次に「勤務先の保険証」についても、説明していきましょう。
勤務先の保険証が必要な理由
SMBCモビットのWEB完結申込では、職場への電話連絡をなしにすることも、状況・条件によっては可能となっています。そして、その鍵となるのがこの「勤務先の保険証」です。具体的には社会保険証・組合保険証のどちらかで、国民健康保険証はダメとなっています。
この理由は、キャッシング・カードローンの知識がある人、あるいは保険証やこうした手続きの知識がある人だったらよくわかるでしょう。組合保険証・社会保険証というのは「特定の職場に属しているから、発行される」ものだからです。
つまり、「このような組合保険証・社会保険証を持っていること自体が、勤務している証拠」ということですね。逆に国民健康保険では、そういう証明ができないのです。保険料を払っている限り、誰でも加入できるのが国民健康保険ですから、その保険証ではs,残念ながら「在籍確認の代替手段」とか「在籍確認の回避の手段」としては使えないわけですね。
給与明細書を同時に提出する理由
会社の保険証と一緒に提出する書類として「給与明細1ヶ月分」というのもありますが、これはなぜ提出するのか。理由は給与明細書には、会社名などの情報が書かれているからということ。「それだけ?」と思われるかも知れませんが、それだけです。
実は、給与明細書は公的書類ではないので、本来キャッシングの審査の証明書類としては弱いものなのです。それぞれの会社で自由なフォーマットで作成するものですから、偽造も簡単にできるわけなんですね。なので、収入確認資料としても、本来は他の源泉徴収票などの方がいいのですが、給与明細書ならではのメリットもあります。
それは「直近の収入がわかる」ということ。毎月発行されるものなので「今の収入」がリアルタイムでわかるのです。源泉徴収票・確定申告書・納税証明書などは、すべて「昨年度年収」しかわからないわけですね。情報が古いのです。
その点で、会社名が記入されているだけではなく、収入に関する情報が新しいという点でも、給与明細書は意外と役立つ書類なのです。
所得証明書と所得確認資料の違い
最後に書類の解説の追加として、「所得証明書」と「所得確認資料」の違いについても書きましょう。所得証明書という単語は「収入証明書」という意味でよく使われています。しかし、SMBCモビットのWEB完結申込の収入確認資料の一つの種類として公式サイトに書かれている通り所得証明書というのは、一つの正式な書類の名称なんですね。箇条書きで説明すると、下のようになります。
- 役所が発行するもの
- 「所得」「控除の内訳」「税額」が書かれている
- 課税証明書の場合、「税額」しか書かれていない
ということです。つまり「所得証明書が一番似ている書類は、課税証明書」ということです。
- 所得証明書…税額・所得の両方
- 課税証明書…税額だけ
というのが、この2つの書類の違いです。内容が詳しいのは、所得証明書の方ということですね。
SMBCモビットのWEB完結申込でもその他のキャッシング審査でも、収入確認資料として提出する分にはどちらでもいいです。他の審査では「収入を知られたくない」という人が、税額だけ証明するために、課税証明書を選ぶこともあります。しかし、カードローンやキャッシングの審査の場合は、SMBCモビットにしてもその他の消費者金融・銀行カードローンにしても、みんな金融のプロなので、課税証明書を見れば所得は一瞬でわかります。だからこそ、収入確認資料として認められている、指定されているわけですからね。
また、キャッシングの審査以外でも、収入証明書として課税証明書がOKされているなら「相手は、それで所得がわかる人」ということです。なので、所得を知られたくないから、課税証明書を選ぶ…というのはあまり意味がないんですね。
つまり、所得証明書も課税証明書も、実はほとんど違いがないのです。一応記載内容は違いますが、発行手数料は大体同じ300円程度ですし、相手には所得も税額も両方バレるわけですし、もちろん役所の人も、発行の段階でおそらくわかります。
ということで、結局書類の名前が違うし内容も一応違うけど「意味や効力としての違いは、まったくない」と思って下さい。
アイフルの最短即日融資・借入の審査
SMBCモビットの最短当日キャッシングについて説明してきましたが、ここからはアイフルの最短即日融資についても書いていきましょう。アイフルの最短即日融資のメリットは、下の通りです。
- アコムと並んで審査に通りやすい
- 初回30日間無利息でキャッシングができる
- 配達時間えらべーるというサービスがある
主にこの3つのメリットとなります。以下、これらのアイフルの最短即日融資のメリットについて説明していきましょう。
アコムと並んで審査に通りやすい
アイフル・アコムは、大手の消費者金融の中で一番審査通過率が高いということで知られています。僅差でアコムの方が高いですが、アイフルもそれに並んで高い審査通過率を誇っています。(誇るというのも変かも知れませんが…)
アイフル・アコム・プロミスは、公式サイトでそれぞれ審査通過率(新規成約率)を公表しています。そのため、ネット上の評判・体験談などの数値ではなく、かなり信頼できる数値として、審査通過率がわかっています。
- アイフル・アコム…45%前後
- プロミス…40%前後
というのが、大体の目安です。審査通過率は毎月変動があるので、まったくこの通りになるわけではありません。しかし、この数年は大まかにこのような水準で推移しているので、アイフルの審査通過率も大体45%程度…と理解して下さい。
このように審査通過率が高いということは、急ぎでお金が必要な時にも「確実にキャッシングができる」という点で大きなメリットになります。これで高金利だったらデメリット・短所もあるわけですが、アイフルは初回30日間無利息で借りられるという点で、金利・利息面でも有利なので、デメリット・短所は特にないといえます。
強いて言うなら、プロミスだと30日間無利息を何度も適用できたり(ポイントを貯めるのが条件&WEB明細利用・メールアドレスの登録が必要)、先にも書いた通りホテル・レストランなどの会員優待がある…などのメリットがあります。
アイフルではそれらのメリットがないというだけで、特別デメリット・短所があるわけではありません。また人によってはキャッシングはすぐ借りてすぐ返済して終わるものだから、サービスは特に要らないということもあるでしょう。これはこれで一つの見方ですし、正しいと思います。そうした方の場合は、やや審査が厳しいプロミスよりも、最短即日融資がしやすいアイフル・アコムで借りた方がいい…という見方もできるでしょう。
「配達時間えらべーる」のサービスがある
また、アイフルには「配達時間えらべーる」というサービスもあります。これは、審査通過後のローンカードなどの郵送の配達時間を選ぶことができる…というものです。ネーミングそのままですね。
アイフルのローンカードの発行は、契約ルーム(自動契約機・無人契約機)でも可能となっています。そのため、自宅から行ける場所に契約ルームがある人は、そちらで構いません。特に最短当日キャッシングを希望する場合は、即日振り込みで借りるのでなければ、ローンカードの発行をして提携ATMから借りる必要があるので、その日中に契約ルームに行く必要があります。
しかし、銀行振込借りたので、とりあえずお金が必要な用事は終わった…という方の場合、ローンカードの郵送はゆっくりでもいい…ということもあるでしょう。その場合は、この配達時間えらべーるのサービスが役立ちます。家族バレしないで受け取ることができますからね。
なお、プロミスなどは完全にカードレスにすることができますが、アイフルにはまだカードレスのサービスはありません。そのため、契約ルーム(ローン契約機)で発行するにしても、配達時間えらべーるで受け取るにしても、何らかの方法で、ローンカードを手元に持つ必要があります。
(このカードレスというサービスでも、やはりプロミスは他の消費者金融をリードしています)
ノーローンの最短当日融資のメリットは?
最後に、ノーローンの最短当日キャッシングのメリットについても解説していきましょう。まず一覧にすると下のようになります。
- 何度でも1週間無利息で借り入れできる
- 「最短20分」と、最速で審査を完了できる
という2つのメリットになります。以下、詳しくまとめていきます。
何度でも1週間無利息のキャッシングができる
これはノーローンという名前の由来でもありますが、ノーローンは「何度でも1週間無利息」という無利息サービスを持っています。実は、この無利息サービスをキャッシング業界で最初に始めたのはノーローンなんですね。ノーローンは株式会社シンキのキャッシングブランドですが、このサービスをアピールするために、ノーローンというブランド名にしたのです。
消費者金融というのは利息収入によって成り立つビジネスですから「無利息で貸し付ける」というのは、業界の常識からしたらあり得ないことだったのです。それに果敢に挑戦したのが、ノーローンの功績なんですね。
消費者金融業界のイノベーション
このような消費者金融業界のイノベーションを一覧にすると、私が知る限りでは下のようなものがあります。
- ノーローン…無利息期間
- アコム…むじんくん(自動契約機)
- プロミス…自動与信システム
- アイフル…不動産担保返済計画支援のための融資
- SMBCモビット…10秒簡易審査
というものです。アコムのむじんくんは1993年に開発されたものですが、これが社会現象になり、他の消費者金融も一気に追随して、街の風景が様変わりした…という逸話があります。(冗談ではなく、本当に様変わりしましたからね。今でも駅前のビルに消費者金融の看板がたくさんあるのは知っての通りです)
プロミスの自動与信システムについては、先にも書いた通り1983年に開発されたものです。プロミスのビジネスモデルは海外でも高く評価されていて、ハーバード大学の経営学のケーススタディにも採用されたくらいです(もちろん、成功例としてです)。
アイフルの不動産担保返済計画支援のための融資はあまり知られていませんが、これによって90年代のアイフルは、業界4位から1位を狙えるポジションまで急成長しました。「不動産を取り上げるためにやっていた」という勘違いの批判がありますが、そもそも返済計画支援のための融資というのは「多くのキャッシング業者に分散されていたリスクを、自社ですべて引き受ける」ということです。不動産の鑑定などにも多くの手間・コストがかかりますし、そう簡単にできるものではないんですね。一種の「社運を賭けたプロジェクト」に成功して、アイフルは東証1部の上場企業になったのです。
(あと、イノベーションという感じではありませんが、アイフルのチワワのCMは、すべての企業のCMの好感度ランキングで、2年連続で1位に輝きました。これも広告の歴史に残る快挙と言っていいでしょう。)
SMBCモビットの10秒簡易審査については、先に書いた通りです。これは実際にお金を借りる人でないとその凄さやありがたみがわからないので、むじんくんなどのような目立つものではありませんが、かなりのイノベーションだと言えるでしょう。
というように、消費者金融はそれぞれで独自の個性・工夫を打ち出しています。ノーローンも含め、今後もそれぞれの消費者金融がそれぞれのイノベーションを起こしてくれることを期待しています。
「最短20分」でスピード審査できる
少々消費者金融の歴史の話になりましたが、ノーローンの最短即日審査に話を戻します。ノーローンの最短当日キャッシングのメリットとしては、「最短20分のスピード審査」という点も指摘できます。アコム・SMBCモビットが「最短30分」なのに対して、ノーローンは「最短20分」という、一番短い時間で審査ができる…ということですね。
ただ、ネット上の口コミ・評判によれば審査が早い分、審査通過率が低いという評価があります。これが事実かどうかはわかりません。ノーローンはアコム・プロミス・アイフルのように審査通過率を公表していないからです。
ただ、仮に審査が厳しいとしたら、審査スピードが早いのもうなずけます。例えて言うなら「年収1億円の男性としか結婚しない」と決めている女性は、男性がプロポーズしてきた時、返事をするスピードが圧倒的に早くなるでしょう。もちろん、ほとんど一瞬で「NO」となるわけです。
このように審査基準が厳しければ厳しいほど、審査結果を出すのも早くなる…という傾向は確かにあります。ノーローンもそうなsのかどうかはわかりません。(繰り返しますが、審査通過率が公表されていないので、ネット上の口コミ・評判に頼るしかないのです)
ただ、自動与信システムが整備されているSMBCモビット・プロミスなどよりも早いということは、「審査が厳しいから」という理由の可能性は、ある程度あると考えてもいいでしょう。
審査が厳しいことは、悪くない
言うまでもありませんが、消費者金融が審査が厳しいというのは、悪いことではありません。むしろ良いことでしょう。
- 借入超過者・多重債務者を出さないで済む
- 利用者が少なくサービスが混み合わないので、利用者にとってはありがたい
ということです。特に後者が見落とされがちなメリットです。たとえば「東大が、誰も入れる所」だったら、何の意味もないわけです。東大は入るのが厳しいから意味がある、わけですね。
同じようにそのサービスを利用するのが難しいということは、利用できる人にとっては快適ということです。たとえば審査スピードが早かったり、フリーダイヤルがつながりやすかったり…ということですね。事実ノーローンの審査スピードが速くなっているのは、「利用者を絞っている分、利用者の管理にかかるスタッフさんの人数が少なくて済み、審査に多く回せる、ということかも知れません。このあたりの裏事情はわかりませんが、何にせよ「入るのが厳しい環境というのは、そこに入れる人にとっては、むしろメリットである」ということです。VIPラウンジがその好例ですね。
ということで、ノーローンが審査が厳しいという口コミ・評判が事実だったとしても、それがデメリット・短所であることはない…というわけです。もちろん、自分のクレジットヒストリーや信用度に自信がない人にとっては、短所・デメリットになるでしょうが…。
クレジットカードでも最短即日融資はできる?
最短即日キャッシングの消費者金融・銀行カードローン以外の選択肢としては、言うまでもなくクレジットカードがあります。ただ、クレジットカードで最短即日融資をするのは、基本的にかなり難しいと考えてください。以下、箇条書きしていきます。
- アコムのACマスターカードならできる
- 他のクレジットカードはかなり難しい
- 最短即日発行できるクレジットカード自体が少ない
- できても、キャッシング枠がついてくるとは限らない
ということです。以下、クレジットカードの最短即日借入についてまとめていきましょう。
アコムのACマスターカードなら、申し込みやすい
クレジットカードで最短当日キャッシングをしたいということであれば、選ぶべきクレジットカードは、アコムACマスターカードです。理由は下の通りです。
- 最短30分で審査できる
- クレジットカードの中で、トップレベルに審査通過率が高い
- 他のクレジットカードと違い、かなりの確率でキャッシング枠がついてくる
ということです。そもそも母体がアコムなので、キャッシングが基本なのは当然…ということですね。また、「最短30分」で審査を完了できるというのも、アコムのカードローンは、他の銀行カードローンなどの保証会社の事業で培ったノウハウによるものです。これは戦後50年近く消費者金融の事業を続けてきたアコムならではのノウハウであり、他のクレジットカード会社が真似できるものではないんですね。
セゾンカードも即日発行でキャッシングできる?
他に最短即日発行ができるクレジットカードとしては、セゾンカードなどが知られています。最短即日ということで、アコムACマスターカードのように審査の所要時間が明確にはわかりませんが、朝イチでセゾンカウンターで申し込んだら、午後にはクレジットカードを受け取れる…という口コミ・評判があります。
そして、その時無事にキャッシング枠がついていたら、その極度額の範囲内で最短即日融資ができるでしょう。このようなクレジットカードによる最短当日融資の方法も、あることはあります。しかし、アコムACマスターカードやセゾンカードなど一部のカードのみで、基本的にはほぼできないと思って下さい。
流通系の即日発行カードは無理
最短即日発行ができるクレジットカードとしては、いわゆる「流通系」がメジャーです。家電量販店、スポーツ用品店などが店頭で発行するクレジットカードですね。その場合で申し込み手続きをして審査に入り、30分ほど店内をうろうろ見ているうちに、審査完了するしてカード発行できる…というものです。
ただ、想像はつくと思いますが、このクレジットカードはキャッシング枠がつかないことが多いです。言うまでもなく最短即日発行をするのは、あくまで自社の商品を買ってもらうためなので、ショッピング枠をメインで使って欲しいということですね。たとえば20万円のテレビが欲しくなったとして「でも、今20万円持ってないし、クレジットカードも残高いっぱいだしなあ…」という時に、「では、こちらでクレジットカードを発行いたしますので、よろしければそちらで」という風に、商品を買っていただくためのクレジットカードなんですね。なのでショッピング枠を使って欲しいのです。
ショッピング枠を使ってもらうには、キャッシング枠は撤廃するのが正しい選択肢です。キャッシングで現金が下ろせるなら、そっちで買い物してしまいますからね。投資・ギャンブルや夜遊びなどに使うリスクもあります。そうなると、ショッピングで購買に回せるお金が無くなるわけです。なので流通系のクレジットカード会社は、あまりキャッシング枠をつけたがりません。
同じ最短即日発行のクレジットカードでも、それでキャッシングができるかどうか、現金で直接借りることができるかどうか…という点では大きな違いがあるんですね。
以上、クレジットカードの最短当日キャッシングも含めて、キャッシング・カードローンの最短当日融資全般についてまときました。これからお金を借りたいと思っている方、急ぎでお金が必要という方などに、参考にしていただけたら幸いです。