キャッシングは、最低金額いくらから借り入れできるのか?1000円単位でもOK?
キャッシングでは、最低金額いくらから借り入れできるのか―。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 消費者金融は1000円単位、銀行は1万円単位が多い
- 1万円単位の場合でも、返済は1円単位や、1000円単位で出来る
- だから、不要な分はすぐ返済すれば、実質「1000円単位」
そして、最初の審査で与えられる「融資枠・限度額」については下の通りです。
- 初のキャッシングだと、10万円~50万円
- 特に学生やシフトの少ないパートの自分の収入がある女性などは10万円が多い
もちろん、10万円などの限度額を与えられても借りるのは、2万円など自分が借りたい金額だけでOKです。
大手の消費者金融は1000円単位でキャッシング可能
- 小まめに借りられるが、手数料に注意
- 「少額だけ借りるから安心」とは限らない
- 返済も1000円単位、端数は銀行振り込みで
小まめに借りられるが、手数料に注意
大手の消費者金融は、アコム・プロミス・SMBCモビット・アイフル・ノーローンなど、すべて「1000円単位から借り入れ可能」となっています。つまり必要な金額に応じて小まめに借りられるわけですが、その時「借り入れの手数料もかかる」ということを、忘れてはいけません。
- それぞれの専用ATM・自社ATMなら無料
- しかし、コンビニ・提携銀行のATMは大体有料(110~220円)
- 銀行振り込みで借りる場合も、同程度の手数料
- プロミス・SMBCモビットの「三井住友銀行」など、無料の銀行もある
このようなルールになっています。逆に言えば専用ATM・自社ATMだったら手数料なしでOKなので、そこで借り入れするようにしましょう。
「少額だけ借りるから安心」とは限らない
「1000円単位で、必要な分だけ借りるから安心」という人はよくいます。確かに「不要な分まで1万円単位で借りる」よりはいいでしょう。
しかし少しずつ借りているから問題ないと思っていると、それが「チリも積もれば」で、いつしか大きな借入総額になる…ということがよくあります。
アルコール中毒の世界で「キッチンドランカー」という言葉があります。家庭に入っている女性が、毎日キッチン作業の合間に、目についたお酒を飲んでいるうちに、いつの間にかアル中になってしまう…というものです。
これも「少量ずつ摂取していると、気づかない内に大量になっている」という典型的な例です。これは逆に言えば「小さな努力も積み重ねるとものすごい成果になる」ということでもあるのですが、とにかく「少額で借りているから、絶対安心」というわけではないのです。
もちろん「少額から借りられる」方が便利だし、過剰借り入れを防げるのも確かです。ただ「油断しないように」ということですね。
返済も1000円単位、端数の小銭は銀行振り込みで
大手の消費者金融は、返済も「1000円単位」となっています。つまり、最後に1000円以下の小銭の端数が余った場合は、提携ATMでの返済はできないということ。なので小銭の端数は、銀行振り込みで返済します。
ちなみに、全額返済した後も「解約」できたわけではありません。まだ契約は残っています。そのため、「誰かがある日、カードを盗んで勝手に利用してしまう」ということも考えられます。
パスワードがわからないはずなので、一応大丈夫ですが、心配な人はその時に「解約」の手続きも一緒にしておきましょう。ただ、一度解約すると、その後の再契約はできないことが多いので、その点は注意してください(解約するときに、オペレーターさんからも言われますが)。
「いざという時のために残しておいた方がいい」という人もいますが、私は反対です。カードローンやキャッシングというのは非常に便利なサービスですが、高校や大学などと同じように、いつかは卒業すべきものです。
完済した時点で卒業と考え、感謝の気持ちとともに解約するのがいいでしょう(感謝はすべきです。経済的なつながりだって、人間の絆の一つです。むしろこっちの方が「なくてはならない」のだから、よほど確かな絆です)
銀行カードローン・クレカの最低借入金額は「1万円単位」が多い
- 三菱UFJ銀行・オリックス銀行などは1000円から
- クレジットカードはほとんど「1万円」から
- 小まめに借り入れるのは、無計画な証拠でもある
三菱UFJ銀行・オリックス銀行などは1000円から
銀行カードローンは低金利な分、消費者金融よりサービスが不便というデメリットがあります。ただ、下のように言えます。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- オリックス銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
- 新生銀行カードローン レイク
など、いくつかのカードローンは、1000円単位から借入可能となっています。ただ、銀行カードローンの審査に通るような人の場合、下のようになります。
- ある程度金銭的に余裕があるので、1万円単位で借りてもかまわない
- 先にも書いた通り、不要な分だけすぐ返済すればいい
このようなことで、それほど「1000円単位」にこだわる必要はないと、個人的に思っています。ただ、とりあえずこれらの銀行カードローンだったら、1000円単位で借りられる、ということです。
クレジットカードはほとんど「1万円」から
クレジットカードのキャッシング機能の場合、最低借入金額は「1万円から」となっていることが多いです。
- イオンカード
- 楽天カード
- ライフカード
- JCBカード
- 三井住友VISAカード
このように、これらすべてのクレジットカードのキャッシングが「最低1万円単位」となっています。逆に「1000円単位からキャッシングできるクレジットカード」は―。
- エポスカード
- セゾンカード
このようになっています。ただ、これらも条件があり―。
- エポスカード…エポスの提携ATMなら手数料なし。コンビニの提携ATMは手数料がかかる
- セゾンカード…セゾン提携ATMのみ、1000円単位から可能(手数料はなし)
そもそもクレジットカードはキャッシングよりショッピング機能を優先しているサービスなので、これは仕方がないでしょう。(買い物に使える分便利ですし、ポイント・マイルが貯まる、というメリットもありますからね)
小まめに借り入れるのは、無計画な証拠でもある
1000円単位などの少額で、小まめに借りられる…というのはいいことでもあります。しかし、そのように、ひんぱんにお金が必要になるという時点で「無計画な出費をしている」ともいえます。
実際、計画的にお金を使っていたり、欲しい物があっても我慢するだけの精神力・忍耐力があったら、「急にお金が必要」になることは、そうそうないはずなのです。
「人間関係で、急にお金が必要になる」ということもありますが、この美人キャッシングで繰り返し書いている通り、借金してまでお金を用意するような人間関係は、本物ではないことがほとんどです。
そういう「どうでもいい人間関係」を潔くカットすることも含めて「人生全般を見つめなおす」ということが、借金をしている人には必要です。
まとめ「キャッシングの最低借入金額はいくら?」
以上、キャッシングの最低借入金額についてポイントをまとめると、下のようになります。
- 大手の消費者金融はみんな「1000円単位」
- 銀行は三菱UFJ銀行など、一部が1000円単位
- 多くの銀行カードローンは「1万円単位」
- クレジットカードはほとんど「1万円」から
- 1000円単位で借りる場合も、手数料に注意
何にしても「あまりひんぱんにお金が必要にならない」ように、根本的な部分で注意してください。