学生ローンの必要書類と条件 ~身分確認資料・20才以上・自分の収入~
学生ローンの必要書類と条件―。これはまとめると、下のようになります。
- 必要書類…身分確認資料だけ
- 条件…20才以上で、アルバイトしている
それぞれ補足すると下のようになります。
- 書類…50万円以上の借り入れでは「収入確認資料」も必要
- 年齢…クレカのキャッシングだったら、18才からOK
- 収入…最低限月収5万円以上は必要
以下、詳しくまとめていきます。
目次
若年層のキャッシング審査、必要書類は身分確認資料だけ
これは学生に限らず、社会人の借り入れでも同じルールなのですが、必要書類は本人確認資料だけというのがキャッシング審査の基本です。
その他の書類として、真っ先に必要と思われるのが「収入証明書」ですが、これは、下の通りです。
- 消費者金融で「50万円」を超える金額を借りるか、同じく消費者金融で「全社の借入総額が100万円」を超えるか
- 銀行カードローンで「100万円~300万円」を超えるか
このような3つの条件のどれかでのみ、必要となります。これ以下の金額を借りるのであれば、別に必要ないということです。
学生証は提出しなくていいのか?
学生専用ローンだったら学生証も必要ですが、大手の消費者金融・銀行カードローンであれば、学生証は不要です。また、身分証明書としても、学生証は基本的にほとんど役に立ちません。
学生証は運転免許証・パスポートなどと違い、偽造が簡単な身分証です。なので、これを身分確認資料として提出しても、あまり意味が無いということですね。
そのため「提出しなくてOK」ですし、仮に身分証として提出しても「効力を持たない」ということです。要は大手の消費者金融・銀行カードローンのキャッシング審査では学生証はどうでもいいということです。
収入証明書はどのような書類を出せばいい?
では、上に書いたような金額を超えて、収入確認資料の提出が必要になった時はどうすればいいのか。つまりどんな書類が所得確認資料として認められるのかということですね。これは一覧にすると下の通りです。
- 源泉徴収票
- 給与明細
- 確定申告書
- 納税通知書
- 課税証明書
- 住民税決定通知書
このように言った書類です。ただし、学生で、確定申告書や納税証明書などを持っている人はほぼいないので、基本的には―。
- 給与明細書
- 源泉徴収票
…のどちらかを提出することになるでしょう。
親権者の同意書はなくてもキャッシングできる?
学生の借り入れだと親権者の同意書が必要なのではないかと思う人もいるかも知れません。しかし、これは不要です。
- 大手の消費者金融…全部不要
- 銀行カードローン…借入可能な銀行はほぼ不要
- 必要な銀行…三菱UFJ銀行・バンクイック
(バンクイックというのは三菱UFJ銀行のカードローンです)
主要な銀行カードローンの中では、このように親権者の同意書が必要な銀行は、三菱UFJ銀行だけというルールになっています。
そして、親権者の同意が必須ということは「必ず親バレする」ということなので、あえてそのような銀行カードローン(三菱UFJ銀行)を選ぶ必要もありません。なので、親権者の同意書もなしでいい
といえるわけですね。 学生ローンの年齢条件については、20才以上(成年・成人)というのが最大のルールになっています。これは大手の消費者金融・銀行カードローン両方で共通しています。 しかし、18才・19才でもキャッシングする方法はあるんですね。 これだったら5万円~10万円という少額ではありますが、18才・19才の若年層でもキャッシングはできるようになっています。 なぜクレジットカードのキャッシング枠は、これほど少額しか借りられないようになっているのか―。これについてポイントをまとめると、下のようになります。 大手の消費者金融・銀行カードローンも、学生ローンの最大融資枠は30万円~50万円程度となっているので「総合的には同じレベル」なんですね。 クレジットカードが、キャッシング枠よりショッピング枠を優先する理由は、このサイトでは何度か書いていますが、下のように説明できます。 ショッピング枠が多ければみんな買い物して、それで加盟店も「おお、Master Cardにしたら、急に利用者が増えたな」と、そのまま契約を継続してくれるわけです。 という契約の定着と獲得のために、ショッピング枠を優先するのです。だから自ずと、学生ローンでもキャッシング枠は小さめになる…ということなんですね。 これは絶対不可です。基本的に大手の消費者金融・銀行カードローンの借入状況は、「自分の収入がある」ということであり、この例外は銀行カードローンでお金を借りる場合の専業主婦だけです。ポイントをまとめると、下のようになります。 これらしかし、これは家庭に入っている女性というのは、1つの立派な職業だから認められる特別措置であって、「専業主婦以外の人は自分の収入がなくては借り入れはできない」のが、基本ルールなのです。 現時点でアルバイトしていないけど、どうしてもキャッシングしたい―。という場合、下のような選択肢を検討してみてください。 このように言った方法です。最初の方法以外、全部当たり前と思うかも知れませんが、そうです。当たり前のことをやるしかないということです。 私自身、学生時代に借金を130万円まで膨らませた人間なので、自戒を込めていいますが、まともに働いていない人が、自分の収入を超える金額を欲しがってはいけないのです。 ガンガン働いていて、たとえば不動産などの売買をしていて「お金を動かす力がある」という人なら、借金はしてもいいのです。不動産王は借金王、というのはマネーの世界の常識です。 しかし、こういう「稼ぐ力がない人」が借金をしてはいけないのです。借金というのは、意外かも知れませんが人並み以上にお金がある人のためのものなんdねすね。決して「貧乏人のためのもの」ではないのです。 ということで、基本的には「まだアルバイトしていない学生」がキャッシングをしたいという時は、上のように借金せずにお金を調達する方法を検討してみてください。 大抵の大学であれば、学生のために緊急融資制度というものを用意しています。この内容を簡単にまとめると、下のようになります。 これで足りるかどうかわかりませんが、本当に同情に値する事情であれば、この融資制度でほぼ確実に借り入れできるでしょう。 以上、学生ローンの審査の必要書類と条件についてまとめてきました。最後に再度要点を整理すると、下のようになります。 これからキャッシングをしようと考えている学生さんに参考にしていただけたら幸いです。18才・19才の若年層でも、クレカのキャッシングならOK
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まとめ「学生カードローンの必要書類と条件」