キャッシングの最高金利と初回30日間無利息の関係|カードローンの用語まとめ
この記事のまとめ
この記事では、下のような内容を書いています。
- キャッシングでは金利でも借入枠でも「上限」があること
- 金利の上限のことを「最高金利」というが、銀行カードローンの最高金利は、必ずしも消費者金融より安いとは限らない、ということ
- たとえばジャパンネット銀行などは、消費者金融とほぼ同レベルの上限金利であること
- ジャパンネット銀行も消費者金融も
- 「最高金利」は高いが
- 代わりに「初回30日間無利息」のサービスがあり
- これによって、最初の5ヶ月程度は
- 一般的な銀行カードローンよりも低利息になる
このようなことを書いています。また、プロミスで初回30日間無利息にするためには、「WEB明細」(とメールアドレス)の登録が必要ですが、このWEB明細のメリットについて書いています(プロミス以外でもWEB明細はあります)。
このような内容です。以下、詳しくまとめていきます。
キャッシングの「上限」
キャッシングで「上限」というのは、2通りあります。
こういう2通りですね。それぞれ当然ですが上限があります。そして、上限金利については下の通りです。
こういうのが平均的な実質年率になっています。ただ、銀行カードローンであっても―。
- 新生銀行カードローン レイクの「18.0%」
- ジャパンネット銀行の「18.0%」
- じぶん銀行の「17.5%」
- オリックス銀行の「17.8%」
これらのように消費者金融の上限金利に近い借入先…というのもあるので、一概には言えません。(もちろん、これらの銀行カードローンは安い方の金利…つまり下限金利については安くなっています。)
これが「金利」の上限で、限度額の上限について書くと下の通りです。
このようになっています。消費者金融というのは、アコム・SMBCモビットなどの有名なブランドのことですが、これらが「50万円」までなのは―。
このようになるわけです。
- 借入金額が50万円を超えると、借り手にとっても貸し手にとっても、キャッシング審査の負担が大きいので、基本的にクレジットスコアが高い人でなければ、いきなり50万円以上の高額キャッシングをする…ということはない
こういうわけです。なので、消費者金融でも(そして銀行カードローンでも)大体50万円が、最初のキャッシングの上限金額となっているわけですね。
「最高金利」とは
最高金利は、上限金利とほぼイコール。つまり「一番高い金利」です。「それ以上、上がることはない金利」ということですね。これは、下の通りです。
こういうことで、下のように言えます。
- 任意
- 法定
の、2種類の「最高金利」があるといえます。そして、この「法定金利」が限りなく限界まで低金利なので、この法定金利いっぱいの金利でないと、消費者金融などのキャッシング業者は経営を続けられないようになっています。ということで、利息制限法で決められている制限金利と、それぞれの消費者金融やクレジット会社が設定している最高金利は、ほぼ同じになっています。
(法定金利は、実質年率18%で、プロミスがそれよりやや安い17.8%にしている…というくらいですね。法定金利より金利が安いのは)
「ジャパンネット銀行」のキャッシング
ジャパンネット銀行は「ネットキャッシング」という商品を提供しています。これがいわゆる「ジャパンネット銀行カードローン」と言われるものです。
ネットキャッシングという名前の通り「ネット申込み」のみで借りられるようになっていて―。
- 来店審査も必要ないし、提出書類の郵送も必要ない
本人の携帯への確認電話は当然ありますし、在籍確認の電話もありますが、たとえば「電話口でいろいろ質問する」というような「電話審査」は、一切なしとなっています。(あくまで、その電話番号がつながるかどうかの、確認をする…というだけです)
ということで、他の銀行カードローンや消費者金融と同様に「審査申込みがしやすい」というのが1つのメリット。そして、もう一つのメリットとしては「初回30日間無利息」という無利息サービスがあることでしょう。これは、下の通りです。
も提供しているものです。(プロミスではWEB明細利用・メールアドレスの登録が必要です)
楽天銀行も2015年の6月に一度導入したのですが、現在の楽天銀行スーパーローン(カードローン)の公式サイトには書かれていないので、期間限定だったのかも知れません。
何はともあれ、ジャパンネット銀行のネットキャッシングも、こうした「初回30日間無利息」のサービスがあるので、特に「短期間で完済できる」…という自信がある人などは、ジャパンネット銀行カードローンもおすすめ…ということですね。
「初回30日間無利息」とは
初回30日間無利息とは文字通り「最初の1ヶ月の利息がなしになる」というもの。消費者金融では―。
- アコム
- プロミス
- アイフル
がやっています。(アイフルは2016年1月頃からスタートしました。また、プロミスで初回30日間無利息にするためには、メールアドレスやWEB明細利用の登録が必要です)
そして銀行カードローンでは―。
- 新生銀行カードローン レイク
- ジャパンネット銀行(ネットキャッシング)
が常時やっていて、楽天銀行スーパーローン(カードローン)もたまにやってます。(楽天銀行スーパーローン(カードローン)は常時やっていたと思うのですが、2016年5月時点で公式サイトを見ても書かれていないので、期間限定だったのかも知れません)
そして、この初回30日間無利息でお金を借りると―。
- 消費者金融で借りたとしても、最初の4ヶ月から5ヶ月は、大手の銀行カードローンよりも利子総額が安くなる
こういうことが指摘できます。
- 消費者金融が最初の1ヶ月で生んだリードを、銀行カードローンが埋める(追いつく)までに、4ヶ月か5ヶ月かかる…というわけですね。
そのため、5ヶ月以内の短期間で全額返済する自信がある…という人は、ぜに初回30日間無利息のサービスがある消費者金融で、キャッシングをするといいでしょう。長期間借り入れする場合は銀行カードローンの方が低利息ですが、短期完済できるなら、このように「消費者金融の方が実際の利子総額が安い」ということもあるのです。
「WEB明細」とは
WEB明細とは「借入・返済の明細を、ウェブで見られる」というもの。今の消費者金融や銀行カードローンでは、これが当たり前になっています。というのは、下のように言えるからです。
もちろん、キャッシング業者の側がコスト削減をできたら、それは「金利が安くなる」「ATMの利用手数料が安くなる」などのメリットにつながるので、利用者にとってもいいことなのです。
(どんなビジネスでも、提供する側と消費する側の利害は、相反しないのです。