キャッシング審査の本人確認資料~運転免許証・パスポート・保険証|カードローン用語集
目次
この記事のまとめ
この記事では、キャッシングの用語の中でも、特に―。
キャッシング全般
身分証明書関連
以上の内容についてまとめています。キャッシングの知識を広げたい方・深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ローン」とは
ローンとは「借金」のこと。(金融機関などの融資する側からしたら「貸し付け」です)
そして、ローンは大別して2通りに分かれます。
要するに利用用途が―。
- 決まっている
- 決まっていない
資金用途が決まっていない(自由)な方がフリーローンですが、これは当然破産のリスクが高くなります。競馬・競艇・競輪などのギャンブルに加えて、投資にも使えてしまいますからね。
ギャンブルや投資で返済不能になっても、自己破産できないというルールがあるように(正確にいうと、免責という許可がおりず、借金がチャラにならない)、投資・ギャンブルなどに使えてしまう「資金用途自由」というフリーローンは、かなり危険なのです。融資する銀行などの金融機関側にとっては。
上では競馬・競輪などを挙げましたが、もちろん、パチンコ・スロットなどのギャンブルでも同じです。これらは「偶然の幸運に期待する」ということで「射幸行為」と呼ばれていますが、こうした射幸行為にも使われてしまう危険性がある…ということで、使い道が自由なキャッシングは、どうしても審査が厳しいものになるのです。
「目的別ローン」とは
一方の「目的別ローン」は具体的には下のようなものがあります。
自動車ローンについては下の通りです。
などの別名もありますし、トラベルローンについては「旅行ローン」という別名もあります。要はどれにしても、資金用途がハッキリと決まっていて、それ以外に使えないので、貸し手の側からしたら安心ということですね。
借り手の側にもメリットがあって、下のようになります。
特に教育ローンでお金を借りる人は、統計的に見て「真面目」なので、返済の延滞・滞納も少なく、比較的、他のローンよりも信用してもらえるといえます。
「キャッシュカード兼用型」とは
キャッシュカード兼用型のローンカードとは、「キャッシュカード一体型」と同じで―。
- 借入・返済に使う「ローンカード」が、「キャッシング専用」のものではなく、銀行の「キャッシュカード」としても使える
こういうものです。たとえばみずほ銀行などは―。
- すでにみずほ銀行の口座を持っている人だったら、そのキャッシュカードがそのまま使える
このようになっています。
そのため、審査完了した後で、いつものみずほ銀行のキャッシュカードを持って、コンビニの提携ATMなどに挿入すると下のようになります。
- 借入・返済・残高照会などの、「みずほ銀行カードローン」のメニューが起動する
(もちろん、最初に「銀行」のメニューか「カードローン」のメニューかを選択します)
キャッシュカード兼用型のメリット
キャッシュカード兼用型のメリット・長所は―。
こういう3つが指摘できます。「家族バレ面」という言葉も変ですが…。ニュアンスは伝わるかと思います。
そして、このようにメリットが多い(というより、デメリットがない)ので―。
そのため、勧められるままにキャッシュカード一体型にしておけば、OKです。
(ただ、もし家族でそのキャッシュカードを共有していた場合は、家族がコンビニの提携ATM・提携銀行のATMを使った瞬間、あなたがカードローンを利用していることがわかってしまうので、その点は注意して下さい。)
「プリペイドカード」とは
プリペイドカードはクレジットカードの「事前に入金した版」です。
- 最初に「5000円」などの金額を、前払いする
- そのプリペイドカードは「5000円」の価値を持つ
- もう「5000円」払ったわけだから、このカードでは5000円分の買い物ができる
つまりクレジットカードのように「借金」ではないわけですね。
よく似たものとして「デビットカード」がありますが、デビットカードとプリペイドカードの違いは下のようになります。
- デビットカード…銀行口座の残高の分だけ、いくらでも使える
- プリペイドカード…「入金」をした分だけしか、使えない
つまり「プリペイドカードの方が不便」と思ってください。ただ、その分「発行しやすい」のはプリペイドカードです。何しろコンビニで買えるわけですからね。
たとえばVISAカードだったら「Vプリカ」というものがコンビニで売っているので、それを買えばOKです。また、JCBだったら「JCBプリペイド」(JCBプレモ)があるので、JCBでもプリペイドカードが利用できます。
プリペイドカードはこうして「すぐに誰でも」利用できる分「手数料がとられる」というデメリットがあります。大体「5000円につき、300円」ほど取られますが、この点は注意してください。
プリペイドカードのメリット
プリペイドカードのメリットは、下の通りです。
- 返済トラブルを起こして、ブラックリストに入っている人でも借りられる
- 危険なサイトでクレジットカードを使う時でも、安心
- 未成年・10代でも、問題なく発行できる
- ↑(ただし、15才以上でなければ発行不可)
このようになっています。18才以上であれば、クレジットカードは一部発行できるものがありますが、18才未満だと、クレジットカードは完全に発行できません。しかし、それでもプリペイドカードだったら持てる…ということですね。(コンビニで買うだけなので)
なので、高校生などがAmazonなどのサイトで買い物をしたい…という時に便利です。
(銀行振込でも一応ショッピングはできるのですが、ショップの人が入金を確認してくれるまでに、タイムラグがありますからね。ネットでの買い物は、断然クレジットカードが便利なのです)
キャッシング審査の「郵送」
キャッシング審査の郵送は―。
- 送る側(自分)…何もなし
- 業者・銀行の側…ローンカードを郵送する
ローンカード以外にも、契約事項が書かれた書類などがセットで送られて来ることはありますが、基本的に読まなくても大丈夫なものです(そういう細かいことを気にするより、普通に遅れず返済するのが一番重要です)。
そして、このローンカードの郵送ですが「なしにする」こともできます。ローンカードの郵送をなしにする方法は2通りあり―。
- キャッシュカード兼用型のローンカードにする
- 無人契約機・ローン契約機で発行する
こういう方法になります。キャッシュカード兼用型については、あくまで銀行カードローンの場合で、消費者金融・クレジットカードでは関係ありません。銀行だったら、もともとキャッシュカードを発行しているし、利用しているので、それをそのままカードローンでも使えるように、設定をしてくれる…というわけですね。
そして、消費者金融の場合はローン申込機・契約ルームなどのブースの中で、カード発行をすることができます。こうしてカード発行すれば、郵送で受け取る必要はない…というわけです。
そして、そのためには自動契約機が営業している時間にカード発行する必要がありますが、この時間は大体、平日でも土曜日・日曜日・祝日でも「21時か22時まで」となっています。新生銀行カードローン レイクなどは、平日や土曜日だと「24時まで」という、かなり長い時間でカード発行を受け付けていますが、何はともあれ、こうした方法でローンカードの郵送をなしにする…ということもできるのです。
ちなみに、自分が審査申込みする方でも、たとえば身分確認資料や収入確認資料などを郵送する…という必要はまったくありません。ただ、年金受給者・年金生活者など、高齢者の方々がキャッシングをする時には、この方法を選ぶ人もいるようです。
(若い人だったら、本人確認書類などはメールで提出すればOKなので、郵送は一切不要です)
「本人確認資料」とは
本人確認資料とは、身分証明書のことです。
- 運転免許証
- パスポート
- 各種健康保険証
- 個人番号カード
- 住基カード
- 印鑑証明書
などの書類を出せばOKです。基本的に運転免許証の信用度が一番高くなっているので、運転免許証がある人は運転免許証を出すようにしましょう。また、在籍確認を回避したいという場合、在籍確認の代替措置として「勤務先の保険証を提出する」ということもあります。何にせよ、基本的に―。
- 運転免許証があれば、運転免許証
- なければ保険証かパスポート
- それ以外の身分証明書は、これらが全部ない時
と考えてください。(個人番号カードや、住基カードだったらそれなりに信用度がありますが、あまりマイナーな書類は出さない方がいいです)
キャッシングと「運転免許証」
キャッシング審査では、当然身分証明書が必要になりますが、本人確認資料で書いた通り「運転免許証が、最も信用される身分証明書」となっています。理由は下の通りです。
- 顔写真がある
- パスポートなども顔写真があるが、パスポートなどは「携帯」しない
そして、これだと何がまずいのかというと、下の通りです。
- 本人が紛失したり、盗難された時に、気づかない
- つまり誰か別人が、他人の運転免許証を使って、そのカードローン審査に申し込んでいる…という可能性がある
その場合当然、後で重大なトラブルになるので、こういう「なりすまし」に対しては、キャッシング業者の側も最大限の警戒をするわけです。そして、下のように言えます。
- 運転免許証だったら、普段から持ち歩くので、なくした時に、一番気づきやすい
- だから、なりすましのリスクが低い
と言えるわけですね。なので、あらゆる本人確認資料の中でも、運転免許証が一番、借入審査では信用される…というわけなのです。
カードローン審査と「パスポート」
カードローン審査では、運転免許証以外にもパスポートも、当然身分確認資料として有効です。運転免許証の次に業者・銀行から信用されるのは、パスポートか各種健康保険証…となっています。
そして、パスポートの提出については、「スキャン・コピーをする面」に注意する必要があります。つまり、複数ページを全部送らないといけないというわけです。
- 自分の顔写真があるページ
- 日本語で、氏名と住所が書かれているページ
こうした2つですね。顔写真がある方は「英語」しか書かれていないので、これだけではダメなのです。
この点は、それぞれの消費者金融や銀行カードローン、あるいはクレジット会社の公式サイトにも書かれていますし、他の申し込みの類で、すでに経験している人もいるでしょう。
なので、あまり特別なことはないとは思いますが、一応、パスポートを身分証明書として提出する人は、この点に注意してください。
借入審査と「保険証」
銀行カードローンでも消費者金融でも、借入審査では「保険証」が、威力を発揮する場面があります。これは、普通の身分確認資料として使えるのはもちろんですが「在籍確認の代替措置」に使える…ということもあるのです。
- 社会保険証や、組合保険証など、「職場から発行される保険証」だったら、それがあるという時点で、その勤務先で働いている…という証拠になる
こういうわけですね。これと合わせて給与明細書などを提出すれば「確かにそこに勤務しているだろう」と、審査する業者・銀行の側も推測できるわけです。
(これらを全部偽造するのは、いくらアリバイ会社などを使っても難しいですからね)
ということで、キャッシング業者によってはこうした方法で在籍確認の代替手段としている所もあります(主に中小業者ですが)。
国民健康保険証では、在籍確認の代替措置にはならない
そして、会社から発行された保険証ではないもの…。つまり「国民健康保険証」ですが、これだと「在籍確認の代替手段」には使えません。
- 国民健康保険証は、保険料さえ払えば誰でも加入できる
- つまり、無職・ニートなどの人でも、発行しようと思えばできる
- なので「身分確認資料」にはなるが、「在籍確認の代替手段」には使えない
そのため、たとえばパート・アルバイト・フリーターなどで「国民健康保険証しか持っていない」という人は、基本的に在籍確認の回避はできない…と思ってください。
(会社員・OL・公務員の方々だと、大体社会保険証・組合保険証が発行されているので、こうした条件の在籍確認の代替措置でも、適用してもらうことができます。絶対ではありませんが)