キャッシング審査で必要な書類は?身分証・本人確認書類だけでOK
キャッシング審査に必要な書類は身分証明書だけです。運転免許証やパスポートなどですね。他の書類が必要なケースは下のようになります。
- 収入証明書…「50万円以上」借りる時、自営業の人
- 夫の同意書…専業主婦が銀行カードローンで借りる場合
- 婚姻関係の証明書…住民票など。同じく専業主婦&銀行の場合
- 資金の利用用途の証明書類…目的別ローンの場合
以下、詳しくまとめます。
キャッシングの必要書類は「本人確認書類」
キャッシング審査で「本人確認書類」と認められる書類は、下の一覧の通りです。
- パスポート
- 運転免許証
- 各種健康保険証
- 住民基本台帳カード(2015年以前)
- 個人番号カード(2016年以降)
- 印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)
- 特別永住証明書
- 在留カード
などです。ほとんどの人は「運転免許証」を提出します。一番簡単んだし、一番信用度が高いからです。
運転免許証の信用度が高い理由
運転免許証の信用度が高い理由は下の通りです。
- 顔写真がついている
- 一定期間で更新される(パスポートは、10年ほど更新されない)
- パスポート・保険証よりも偽造が難しい
- よく持ち歩くので、なくした時に気づきやすい
- ↑(拾った他人がなりすましている可能性が、他の証明書より低い)
このような理由で「運転免許証は、一番信用度が高い」ので、たとえばSMBCモビットなどの審査項目では「運転免許証の有無」があるくらいです。(運転免許証がないと審査に落ちるというわけではありませんが、あった方が有利です)
顔写真のない身分証明書でもいいのか?
顔写真がなくてもOKです。ただ、特に中小業者など、顔写真がない身分証の場合、2枚必要という条件の場合もあります。大手の消費者金融の場合、保険証だったら一枚でOK、ということが多いです。
ただ、同じ業者でも申し込み者の信用度によって条件を変える場合があります。当然ですが、下のように言えます。
- 信用度が低い…条件を厳しくする(提出書類を増やすなど)
- 信用度が高い…条件をゆるくする
基本的にキャッシング審査というのは「一律の条件」があるわけではなく、総合的な信用度を常に見ているので、身分証明書についてのルールも、申し込み者の条件によって変わる…ということです。
キャッシングでなく、目的別ローンなら「利用用途の証明書類」
銀行の場合、利用用途が限定されている「目的別ローン」もあります。例えば教育ローンの場合、下のような利用用途の証明書が必要になります。
- 学費の請求書
- 入学金の請求書
- 学習塾・教材費用の見積書
こういったものです。ちなみに、すでに払い終わった領収書でもOKという銀行カードローンもあります。
「もう払い終わった後だけど、少々無理して払ったので、後からフォローするためのお金を貸してください」ということですね。すべての銀行の教育ローンがOKというわけではないですが、特に教育ローンに関しては、こういう事後でもOKということが多いです。
もちろん「事後」の場合は、銀行から借りたお金を何に使っても、銀行にはバレません。しかし、下のようにも言えます。
- 融資である以上、金利はかかっている
- 教育以外の用途に使ったら、後で困るのは自分
ちなみに教育に使ったら、それで安泰というわけではありません。子供が大学に無事入学して、卒業したからと言って、それでお金を稼げるとは限らないからです。まともな就職すらないかも知れません。
ということで、教育ローンにしても奨学金にしても、大学などの高等教育は借金してまで受ける価値はなくなっているのです。この点、時代はすでに変わっているので、敏感に察知してください。
自動車ローン…買う予定の車のカタログなど
自動車ローンの場合は、下のような書類を提出すればOKです。
- 買う予定の新車のカタログ
- ディーラー(販売店)の見積書
- 自動車学校の学費の請求書
などです。自動車ローンの場合も、教育ローン同様払った後でもOKという銀行もあれば、払う前しかダメという銀行もあります。このあたりは、その申し込み者本人の信用度にもよります。
意外なのは「新車のカタログでもOK」ということでしょう。この審査基準もやはり銀行によるし、その人の信用度によるのですが、特にその銀行を長年利用していて信用されている人などは、これだけで十分通る可能性があります。
(その新車の値段=借りたい金額にもよりますが)
旅行ローン…旅行での買い物のレシートなど
銀行の旅行ローンは「事前にお金を借りて旅行に行く」のですが、使った費用の証明は、旅行から帰った後でいいことがほとんどです。理由は下の通りです。
- 学費などと違って、金額が事前にわからない(ツアーは除く)
- 特に海外旅行の場合、現地でいろいろあるので、予算どおりにはならない
- 事後の証明がおかしかった時だけ、問題を指摘すれば大丈夫
わざわざ「旅行ローン」と嘘をついてお金を借りる人などいないですし、「実際に使ったお金のチェックは、事後で十分OK」ということですね。
ちなみに、旅行ローンにも―。
- 銀行が提供するもの
- 旅行会社が提供するもの
の2通りがあります。後者については航空券やホテルの手配も、その旅行会社がすることが多いので、領収書によって後で金額を証明することなどは、ほとんどありません。
(現地で現金でいろいろ買い物する分も、旅行会社だったら「だいたいいくら必要」というのは、肌感覚でわかりますからね)
まとめ「キャッシング・カードローンで必要な書類」
以上、キャッシング審査で必要な書類についてまとめると、下のようになります。
- 基本的に「本人確認資料」のみでOK
- 本人確認資料は「運転免許証」が一番有力
- 家庭に入っている女性(自分の安定収入があることが条件)のキャッシングの場合、夫の同意書が必要
- 夫の同意書は「無しでOK」な銀行もある
- 専業主婦は「婚姻関係の証明書」も必要(住民票など)
- 「夫・旦那の年収証明書」は必要ない
- 銀行の目的別ローンは、それぞれの利用用途の証明書
参考になれば幸いです。