キャッシングと給料に関する知識のまとめ ~ボーナス払い・低収入の借り入れなど|カードローン用語集
この記事では、キャッシングに関する用語・トピックスの中でも、特にボーナス・低収入・お給料などの「収入関連」の話題を取り上げていきます。また「最高限度額」など、その他のキーワードについても解説していきます。
目次
「ボーナス」とキャッシング
キャッシングとボーナスの関係は深いです。箇条書きすると下のようになります。
つまり、キャッシングの―。
- 出口…返済方法
- 入口…住宅ローンなどで行き詰まる
の両方で「ボーナス払い」が関わっている…ということですね。特に住宅ローンでもマイカーローンでも、こうした目的別ローンを組んだ人は―。
- できるだけ早く完済したいと思うあまり、ボーナス払いの金額を多めに設定してしまう傾向がある
- それでボーナスが出なかった時などに行き詰まって、そのまま消費者金融などでお金を借りることになる
もちろん、ほとんどの人はそのまま「次のボーナスで払う」「生活を切り詰めて払う」などの方法でも、問題なく完済できるのですが、中には完済できずに、そのまま多重債務者になってしまう…という方もいます。なので、こうしたボーナス払いの金額設定には、くれぐれも注意して下さい。
「低収入」とキャッシング
「低収入」とキャッシングの関わりは―。
- 低収入だからお金を借りたいわけだが、低収入だと、借入不可になることが多い
こういう「低収入のジレンマ」とでも言うべきものがあります。もちろん、こういう「ジレンマ」の類はどこにでもあって、例えばブッダが「人生の苦しみ=四苦八苦」とした中の―。
- 愛別離苦…好きな人と別れる苦しみ
- 怨憎会苦…嫌いな人と出会う苦しみ
なども「出会いのジレンマ」とでも言うべきものですが、それはさておき。
本当に低収入で生活資金が必要ということであれば、国の融資を使ってお金を借りる…という方法もあります。たとえば、例を出すと下の通りです。
このようになっています。他にも国の融資の制度はいろいろありますが、低収入で生活が苦しい時などは、カードローンなどの借り入れに頼るだけでなく、こうした公的な借り入れも検討してみて下さい。
「ハローワーク」と借金
ハローワークに通っている方は、比較的借金をしている割合が高いそうです。(失業しているわけですから当然ですが)
上の「国の融資」の部分でも説明した通り、職業訓練受講給付金という制度があり、これはお金を借りるのではなく「国から給付金をもらう」ことができます。箇条書きすると下のようになります。
- ハローワークで職業訓練を受けている…というのが条件
- 最低でも8割は出席する
- そうすれば、月10万円もらえる
- 交通費(通所手当)も支給される
こういう内容です。そして、職業訓練受講給付金をもらうための条件は、下の通りです。
「世帯収入」については「父親」と書きましたが、たとえば「母親がパートをしていて、その収入がある…という場合は、当然それも合算します。
失業中だと「本人の月収」については引っかからないことが多いでしょうが、親と同居している場合は「世帯全体の収入」で引っかかることが多いかも知れません。ただ、それはそれで「別に生活に困窮していない」ということなので、別に問題ないかと思います。
(職業訓練受講給付金はあくまで「本当に困窮している方」のための制度ですからね)
ハローワークの「職業訓練」の内容
ハローワークで無料で受けられる職業訓練は、具体的にどのような内容があるのか。これは都道府県によって違います。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/jarnal/tokusyu/2009_04.html
上のURLに地図があるので、自分の都道府県をクリックすると、自分のエリアで、どんな無料の職業訓練があるか…ということがわかります。そして、たとえば東京都の例を見てみましょう(この記事の執筆時の2016年4月28日のものです)。
- 板金溶接科
- 溶接科
- 三次元CAD科
- プラスチック加工科
- 建築CAD科
- 建築設備士校科
- 配管科
- 造園土木施行科
- グリーンエクステリア科
- 住宅リフォーム科
- マンション改修施工科
- 内装施工科
- 住宅内外装仕上科
このように、まだまだ無数にあります。ざっと「機械・建築・造園関係」のみ紹介しましたが、他にも
- 電気
- 塗装
- 印刷
- ファッション
- 介護
- 調理
といった幅広いジャンルで、上に書いたような「個別の科目」が多数用意されています。これだけあったら「どれかやりたい仕事」があるでしょう。特にファッションだったら、求職中の若い女性などでも、興味を持てるのではないかと思います。
(ただ、アパレル系はとにかくお給料が安いということで有名ですけどね。私もイラストレーターだったのでわかりますが、こういう「人がやりたがる仕事」というのは、とかく「買い叩かれる」のです。仕方ないことですが)
何はともあれ、ハローワークの職業訓練には、このように多彩なメニューがあります。職業訓練受講給付金がもらえる科目と、そうでないものがありますが詳しくは、それぞれの都道府県のハローワークの公式サイトを見てみて下さい。
「給料」とカードローン
言うまでもなく、お給料とカードローンには密接な関係があります。
こういう現実に直面して、人は「生きるのが嫌になる」わけですが、逆にお金持ちになった人というのは、こういう事態に直面して―。
- 貧乏は絶対嫌だ
- お金持ちになりたい
と痛感し、世間の「何となくお金持ちになれたらいいな」的な人たちを、遥かに上回るモチベーションを獲得するわけです。実際、お金持ちになった人々を見ると、「借金で苦しんだのが、モチベーションに火がつくきっかけだった」というのは、もう「定番中の定番」のエピソード…と言ってもいいくらい多いです。
実際「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」という言葉通り、人間の能力というのは「窮地に追いやられて初めて」発揮されるものです。
(孫子の兵法で、逆に「逃げ道を用意して、敵をダメにする、三面包囲」という戦術もあります)
ということで、下のように言えます。
- お給料がなくて借金する
- その借金返済のために、高いお給料を稼がないといけない
こういうのは「良いこと」なんですね。最初こそ辛いかも知れませんが、辛い方がいいのです。楽してお金持ちになれるなら、みんななっています。人間万事、塞翁が馬という中国古典の言葉もありますが、借金地獄に近い状態で苦しんでいる方でも、それをプラスに変えることは、気持ち次第で出来るでしょう。
「旅行会社」とキャッシング
旅行会社とキャッシングは、実は関係があります。というのは、下のように言えるからです。
からです。
- 自社のパッケージやツアー・航空券を購入する…という条件で、格安・低金利の旅行ローンを用意する
こういうわけですね。そして、どのくらい低金利かはその旅行会社の資本力にもよるのですが、下のように言えます。
- HISやJTBのような大手の旅行会社なら、銀行のトラベルローンより安いことが多い
といえます。理由は下の通りです。
当たり前ですね。そして、下のように言えます。
- その販売・利息自体も利益になるし、そうしてその旅行会社で海外旅行などをした人が、友達に口コミしてくれれば、それが「宣伝」になる
こういうことで「広告宣伝費」にもなるわけです。ということで、旅行する消費者に対して、一番サービスしたいのは、やはり彼ら旅行会社なんですね。なので、彼らからローンを組むのが「一番低金利で借りられる方法」となるわけです(もちろん、実際に低金利かどうかは、会社によりますが)。
何にせよすでに、旅行で使うツアー会社が決まっているという人の場合は、こうした旅行会社のトラベルローンを利用する…というのもいいでしょう。
「低金利」な借り入れ
低金利でお金を借りたい…というのは誰でも同じでしょう。「低金利な借り入れ」についてポイントをまとめると、下のようになります。
協同組織金融機関というのは、下のように言えるからです。
こういうものです。もう見るからに低金利そうですよね(笑)。そして、同時に想像がつくと思いますが、これらの金融機関での資金調達は、それなりに審査も厳しくなります。
例えば一例として「銀行カードローンの半分程度」の低金利である、ろうきんカードローンについて、審査基準を見てみましょう。
こうした勤続年数や年収に関する基準は、銀行カードローンでももうけられていません。なので、それが設定されているくらい、ろうきんカードローンはかなり審査が厳しいわけですね。
このように、「低金利であれば、それだけ審査が厳しくなる」というのが、キャッシングの世界では常識となっています。これは株式投資でもまったく同じで―。
- リターンが高ければ、リスクも高い(ハイリスク・ハイリターン)
- リターンが小さければ、リスクも小さい(ローリスク・ローリターン)
「審査が甘いとか審査がゆるいと言われる借入先で、低金利なものはない」…ということですね。
「限度額」とは
限度額とは「借りられる上限の金額」ということ。限度額には2種類あって、下のようになります。
- その消費者金融・銀行カードローン全体で「最高いくら借りられるのか」
- その利用者の場合、いくら借りられるのか
どちらも「借入可能金額」という意味では同じですが、規模や対象が違うわけです。
たとえば、例を出すと下の通りです。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」では、最大限度額は「500万円」となっている
- しかし、実際に500万円借りるには、最低でも年収1000万円は必要なので、ほとんどの人は借入不可となる
もちろん、借り入れ自体は可能なのですが、500万円は無理…ということですね。大体多くても100万円程度でしょう。200万円キャッシングするにしても、年収が600万円程度は必要になるわけですから。
「最高限度額」とは
最高限度額は、そのクレジット会社や消費者金融・銀行カードローンで借りられる「最高の金額」のことです。具体的に消費者金融で一覧にすると下の通りです。
そして、銀行カードローンで見てみると、下のようになります。
- 楽天銀行…最高800万円
- 三井住友銀行…最高800万円
- 三菱UFJ銀行…最高500万円
- みずほ銀行…最高1000万円
- 横浜銀行…最高1000万円
- じぶん銀行…最高800万円
- オリックス銀行…最高800万円
- 新生銀行カードローン レイク…最高500万円
このように、大部分が最高800万円となっています。例外的に―。
- 三菱UFJ銀行・新生銀行…500万円
- みずほ銀行・横浜銀行…1000万円
となっているくらいですね。というように、銀行カードローンだと相当な金額まで「最高融資枠」となっているのですが、実際にこれだけ借りるには、相当な年収が必要なので、現実にはこれだけ高額借入をできる人は少ない…と考えて下さい。