審査に通りやすいキャッシング~独自審査・闇金業者など|カードローン用語集
この記事では、キャッシングの用語の中でも、特に「審査が甘い・審査がゆるい」系の単語をまとめていきます。当然ですが、こういう「審査に通りやすい」借入先というのは、それだけ高金利だったり、反社会勢力とつるんでいるなどのリスクもあるので、その点はくれぐれも注意して下さい。
(まずは「借入枠」などの「普通の単語」から始めます)
目次
「借入枠」とは
借入枠とは「与信枠」「融資枠」と同じ意味です。つまり「いくらまで借り入れできるか」という、借入可能金額のことですね。
そして、正式なキャッシング用語なのかというと、『デジタル大辞泉』などの辞書には載っていないので、違います。ただ、信用できるサイトでも一部使われているので、慣用的に利用する分には、問題ないでしょう。
信用できる企業などのサイトさんで、「借入枠」という言葉を使っているサイトを、一部紹介します。
ファースト・ハワイアン・バンク
「ファースト・ハワイアン・バンク」は、カンタンに言うと、ビジネスローン専用の銀行です。つまり法人経営者、あるいは会社代表者などの方々のための融資ですね。
(法人のお客様と書かれているので、個人事業主や、もしくは自営業・フリーランスの方々など、法人化していない場合は、対象外のようです)
名前が何となくタックスヘイブン関連のようですが、そういう怪しい銀行ではなく、しっかりとした、信用できる金融機関さんです。
そして、紹介が長くなりましたが、このファースト・ハワイアン・バンクでは「クレジットライン(借入枠)」という表現で「借入枠」という言葉を使っています。クレジットは英語で「信用」のことなので、直訳すると「信用のボーダーライン」ということになりますね。
(ラインはもはや日本語なので、訳す必要はないでしょう)
というように、事業者向けローンの銀行でも使っている単語なので「借入枠」という言葉も、カードローンの世界で、正式な単語と考えていいでしょう。(基本的には、融資枠か、限度額などの方がよく使われますが。)
「買い物」とキャッシング
買い物とキャッシングの関連をまとめると、下のようになります。
たとえば海外だと下のように言えます。
- JCBのクレジットカードは使えない場所が多いので、そういう場合は、JCBが使える提携ATMで、「現地通貨」をキャッシングして、その現金を持ってお店に行き、支払う
ちなみに、JCBのクレジットカードはアジアだったら大体使えます。私はカンボジアで生活していましたが、カンボジアにはイオンやダイソーなども進出しているので、JCB一枚で普通にOKです。
(VISAやMASTERの方が、より便利ですけどね)
そして、日本の国内だったら、当然どのクレジットカードでもOKです。強いて言うなら、アメックスがやや不便かも知れません(ステータスは高いんですけどね)。その他、ディスカバーなども使えない場所が多いです。
買い物をクレジットカードでするメリットは、下の通りです。
- 支払いがしやすい(小銭をジャラジャラ出さなくていい)
- ポイント・マイルが貯まる
こういうことでしょう。特に高還元率のクレジットカードだったら、1%~2%程度ポイント・マイルとして還元されるので、年間200万円ショッピングしたら、2万円~4万円程度得する…ということになります。もちろん、一つのクレジットカードに買い物を集中させるというのは、それはそれで結構大変なのですが、フリーランスの方など、生活をすべて自分でコントロールできる…という人は、割とやりやすいかもしれませんね。
「審査に通りやすい」キャッシング
審査に通りやすいキャッシングは、一応ありますが、おすすめはできません。「独自審査の業者」というもので、簡単に書くと下の通りです。
- 個人信用情報機関に加入していない
- つまり債務整理・強制退会・重度の遅延などの、いわゆるブラックリストの情報が、こうしたキャッシング業者には参照されない
- つまり、返済トラブルを起こした人でも、借入可能となる(ことがある)
このようなわけです。つまり自己破産したような人でも、割とすぐに融資可能となる…ということですね。(本来は5年~10年か一切新規の借入審査に通らない…というルールになっているのですが。
「独自審査」とは
「独自審査」とは何かを説明すると下のようになります。
などの指定信用情報機関に加盟せず「独自の審査基準」によってキャッシング審査をしている…という意味です。
これは「自主的に」そうしているという貸金業者もあるのですが、中には「ただ、個人信用情報機関に加盟させてもらえないだけ」といこともあります。
「加盟させてもらえない」理由は下の通りです。
そのため、一定のレベルに達していないキャッシング業者の場合、参加させてもらえない…ということなんですね。なので、怪しい中小業者が「やむを得ず」独自審査をしている…ということもあり得るわけです。
なので、審査に通りやすい借入方法を探している方でも、あまり安易に独自審査の金融会社に飛びつく…ということはおすすめできません。
(もちろん、中にはしっかりした業者さんも多数あるでしょうが…)
「学費」の借り入れ
学費を借りる方法は、下の一覧の通りです。
他にもいろいろありますが、主だったものではこれらです。
「生活福祉資金」は「生活資金全般に関する支援」ですが、その中で「教育支援資金」というジャンルがあり、これが「学費」の借り入れに該当します。
- 入学時の費用…制服代・入学金・教材費など
- 通学のための費用…教材費・学費など
このように、どちらの段階でも利用することができます。大学・大学院・高校など、どの種類の学校でも基本的にOKなので、どんな学校にお子さんが進学する場合でも(あるいはご自身が進学する場合でも)安心して利用してください。
母子福祉資金は、名前通り「シングルマザー」や「母子家庭」のための融資です。これは学費や教育費の支援だけではなく、日常生活全般で、必要な金額を借りることができます。
また、シングルファザー(父子家庭)の場合も、同様に「父子福祉資金」というものがあるので、これを学費の借り入れに充当することもできます。
「借りてはいけない」業者
当然ですが、借金の世界では、「借りてはいけない業者・借入先」というのも存在します。一覧にすると下の通りです。
このようになっています。ショッピング枠の現金化というのは、具体的には―。
この2つに、主にわかれます。どちらも―。
になっています。これは違法かどうかギリギリのやり方で、法律的にはグレーゾーンとなっています。ただ、クレジット会社はどこもこれを規約違反としているので、バレたら確実に強制解約・強制退会になります。
こうして「悪質な」強制解約になった人は、その後永久ブラックになるので、少なくともそのクレジットカード会社や、関連企業の中では、社内ブラック・グループブラックと呼ばれる「内部ブラック」が、ずっと続くと思ってください。
「闇金業者」とは
闇金業者はいわゆる「ヤミ金」です。定義をまとめると、下のようになります。
- 違法な「金利」で融資する業者のこと
- 貸金業者登録の有無は、実は関係ない
後ほど詳しく書きますが、ヤミ金は「貸金業登録業者」ということが多いんですね。正式な貸金業者として、しっかり登録されている…ということです。
なので、登録の有無で判断できない以上、「金利が違法かどうか」で判断する…ということになるわけですね。
- 利息制限法
- 出資法
こうした2つの法律に、違反しているかどうかです(ちなみに、刑事罰にできるのは「出資法」だけなので、警察がヤミ金を摘発する時は「出資法違反」という容疑になります)
ヤミ金は「貸金業登録業者」である
ヤミ金の定義で「無登録・無許可のキャッシング業者」というものがありますが、これは半分間違いです。確かに無登録だったら当然違法業者ですが、上に書いた通り「正規の登録をしていても、違法な金利で貸し付けをしている」闇金業者は、たくさんいるからです。
そして、何のために彼らがこうして「貸金業者登録」をするのかというと「広告を出稿する」ためです。
- まともな消費者金融として、広告を出す
- それに釣られて来た申込者に対して、「残念ながらうちでは貸せません。しかし、いい業者を紹介します」
- と言って、ヤミ金を紹介する
こういう手口を使うわけですね。これが「紹介屋」と呼ばれるもので、貸します詐欺と呼ばれることもあります。
あるいはわざわざ「紹介屋」にならなくても、そのままその場で「違法な暴利」を持ちかけることもあります。これは『闇金ウシジマくん』の第一巻で、丑嶋馨(ウシジマ)が村田久美子に対してやることです。
ヤミ金までお金を借りに来る人というのは、もう完全に多重債務者、あるいは借入超過者なので、もう銀行カードローンはもちろん、アコム・アイフルなどといった、一般的な消費者金融でも、もうお金を借りることができないんですね。(これらの大手はもちろん、中小業者でも借りられなくなっています)
なので、その弱みにつけこんでヤミ金は「嫌なら借りなくていいんだよ?」というわけです。あくまで借り手が自分の意志で借りた…ということですね。(私はウシジマは好きですが、現実にこれをやっている闇金業者は、やはり良くないと思います。当然ですが)
かと言って「他で借りられない」のは事実なので、もうこういう状態になった方は―。
相談すれば、とりあえず道は開ける、というのは確かです。(少なくとも、クレジットカードの現金化業者やヤミ金などに手を出すよりは)
ということも、お金がないピンチの時には、ぜひ参考にしてみてください。