キャッシングの用語まとめ ~他社借入・借入可能金額・利用実績・奨学金など~
この記事では、キャッシングの審査・借入可能金額の基準(年収の3分の1まで)と言った基本的な項目から―。
- 奨学金を借りて進学することの意味
- 安易に借金に頼ることがいけない、脳科学的な理由
などを解説しています。キャッシングの知識に加えて、貸金業やお金に関する、根本的な考え方として、参考にしていただけたら幸いです。
目次
借り入れの「審査」
借り入れの審査では、キャッシングでもクレジットカードでも、あるいは分割払いなど、その他の借入審査でも、すべて下の2点が問われます。
- どんな人か
- どんな「支払い」をしてきたか
このようになるわけです。
この2点を見るのは―。
こういうことを見る…というわけです。つまり、人材の採用でいうなら―。
- 「どんな人」か
- 「この業界で」やっていけるか
この2点を見るわけですね。つまり人物もいいし、プログラマーとしては優秀だけど、自衛隊にはなれないというようなケースもあるわけです。かと言って―。
- 筋肉隆々で、自衛隊にふさわしい肉体だけど、人物に問題がある
こういう場合は、やはりこれも不採用となるわけです。(キャッシングでいうなら審査落ちです)なので、下のようになります。
- 人物の全体
- 「その業界」での適性
の2点を、どんな面接や試験でも、必ずしているわけですね。日常生活で、結婚相手や友達を選ぶ時でも、無意識のうちにやっているはずです。
- 「全体的」に好条件な人物か
- 「自分」に対して、優しくしてくれるか
こういう見方。これは特に恋愛では重要な点でしょう。どれだけモテるイケメンでも、自分だけ大事にしてくれるのでなければ、嫌だということです。
このように、少々「人物鑑定」全般に話が及びましたが、このように―。
- マクロ(全体)
- ミクロ(個別)
こうした2つの視点で、常に人物は「審査」されるわけですね。なので、それと同じことがカードローン審査の世界でも行われている…ということです。ちなみに―。
という風に呼ばれています。(個人信用情報の用語では)
「年収の3分の1まで」について
これは貸金業法第13条の2第2項の規定というルールです。2006年からの改正貸金業法によって決められたルールで、借入超過者や、多重債務者をこれ以上出さないという目的のために、「融資できる金額」を規制したものなんですね。
「年収の3分の1」という金額については、当時結成された委員会で、ありとあらゆる統計を元に「大体このくらいだったら破産しない」という結論を出し、それで決定したものです。もちろん―。
- 年収の3分の1以上借りても問題ない人、もいれば、年収の3分の1でも危険
こういう人はいます。(たとえば、去年と今年で年収が全然違う…というようなケースですね)
しかし、こういうことを言い出すときりがないので、「どこかでメルクマークを決めなければいけない」と、当時の責任者だった大森泰人氏などが、ひとまず「年収の3分の1」として決定したわけです。
「他社借入」とは
他社借入の意味はそのままですが、「何が他社借入にカウントされるか」は、意外と奥が深いもの。例えば消費者金融の審査の場合、下のようになります。
- 住宅ローン
- 教育ローン
- ブライダルローン
- 自動車ローン
- リフォームローン
などの、いわゆる真面目な借り入れはカウントせず、またクレジットカードのショッピング枠も、やはりカウントしません。また、分割払いも同様です。理由は下の通りです。
このように「管理する法律」が違う、ということ。なので、これらは消費者金融にとって「他社借入」には入らないわけですね。(一方法律上は)
ただ、現実にはやはり、これらの借り入れであっても、「借金は借金」だし、返済も必要なので、やはりないほうがいい…というのは間違いありません。
なので、借入金額についてはキャッシング審査に影響することも多いですが、他社借入件数として、件数にカウントするかといったら、とりあえず「しない」と考えていいでしょう。
(ただ、いずれにしても借金であることは間違いないので、自分の意識の中では、すべて「借入件数」にカウントしておくべきでしょう)
「借入可能金額」とは
借入可能金額の意味は文字通りですが、これがどう決まるかというと、下の通りです。
- 法律的
- 個人的
の2通りがあります。「法律的」の方は、下のようになります。
- 貸金業法の中に貸金業法第13条の2第2項の規定というルールがあり、これにより「年収の3分の1まで」と限度額が決まっている
- なので、これ以上はどれだけ信用度が高い人であっても、融資できない
で「個人的」な方は、下のようになります。
こうした決め方です。キャッシングの借入可能金額は、常にこのように―。
- 法律的…マクロ
- 個人的…ミクロ
この2つから決まるわけですね。先ほど「審査」の部分でも書いたように、こうして何でも「マクロ・ミクロ」に分けることができる(ことが多い)わけですが、こういう「何にでも、共通の構造がある」という考え方を「構造主義」というそうです(レヴィ=ストロースなどが発展させたものですね)。
「キャッシング残高」について
キャッシング残高は「借入残高」とまったく同じ意味ですが、強いて言うなら、下のようになります。
- 借入残高…クレジットカードのショッピングも含む
- キャッシング残高…ショッピングは含まない
キャッシングは「現金で直接借りる」ということなので、言葉の定義としては、「ショッピング」による利用残高は含まない…ということですね。
一方「借り入れ」だったら「ショッピングだろうと、キャッシングだろうと両方含む」ので、クレジットカードのキャッシングなども含めて、全部カウントする…というわけです。
あくまで辞書的な定義の問題ですが、一応―。
- 借入残高
- キャッシング残高
「審査に通らない」原因
カードローンやキャッシングの審査で審査に通らない原因―。これは借入不可、融資不可などのページでも書いてきましたが―。
- 年収・月収が少ない
- 勤続年数が短い
- 安定していない職業・属性である
- 過去にブラックリストに入っている
- 現時点の借入残高が多い
- 年齢制限に引っかかっている
- ↑(65才~69才以上の高齢者である、未成年・10代であるなど)
このようなものです。要は「明らかに融資に値しない」と判断された場合は、それで審査落ちとなります。これは別にいじわるをしているわけではなく―。
これらしかし、下のようにも言えます。
- 貸金業法・銀行法や割賦販売法では、「返済能力の調査義務」というものがあり、その申し込み者の返済能力をしっかり調査し、希望金額に対して返済能力が足りなかったら、融資してはいけない」j
となっているわけですね。(当たり前ですが)。なので融資できないというだけであって、決して利用者に対して、悪意があるわけではないということです。お金を借りられないと、ついつい貸し手の側を恨んでしまうことが、借り手の側にはよくありますが、この点は勘違いしないように注意してください。
キャッシングの「利息」
利息の意味はそのままですが、利子・金利との違いを知りたい人もいるでしょう。それぞれの意味・違いは下のようになります。
- 利息…自分が「払う」方
- 利子…自分が「もらう」方
そう決まっているわけではありませんが、一般的にこういう風に使い分けます。そして、「金利」と「利息・利子」の違いは下のようになります。
- 金利…「パーセンテージ」である
- 利息・利息…「○○円」という「金額」である
このようになるわけです。
- 消費者金融の金利は、実質年率で「18.0%」である
こういうのが「金利」です。この時点では「利息がいくら」かは確定していません。この人が「1円」しか借りないのであれば、「年率18%」という金利を掛けても、利息・利子は全然発生しない…というわけです。そして、下のように言えます。
- たとえば「10万円」借りて、それで「1ヶ月」が経過したら、大体「1500円」の「利息」が発生する
こういうのが「利息・利子」です。つまり―。
- 金利という「パーセンテージ」が先にあって、それによって「計算されて出てきた金額」が、利息・利子
そのため、下のように言えます。
- 金利…先
- 利息&利子…後
こういうこともできます。仏教の「因果」でいうなら―。
- 金利…因
- 利息…果
別に仏教に当てはめる必要はありませんが(笑)。
(ちなみに、仏教では「この世のすべてに原因と結果がある」と考えていて、それを「因」と「果」と呼んでいます。仏教は世間の人が思っているよりも、かなり「科学的」な学問です)
借入限度額の「増枠」
借入限度額が増えること(もしくは増やすこと)を「増枠」といいます。これは、下の通りです。
- 業者・銀行の側から「勧められる」ケースと、「自分で依頼する」ケース
の2通りがあります。「業者・銀行から勧められる」というのは、下のように言えるからです。
などの条件になります。もちろん、この辺の増額の条件は「個別のキャッシング業者や、銀行カードローンが決める」ことであって、法律で基準が決まっている…というわけではありません。なので、あくまで参考として書いた状況・条件です。
ただ、多くの人の口コミ・評判を読んでも―。
- 大体半年か1年という区切りで、電話連絡が来ることが多い
- 実際、半年に一度のペースで、クレジット会社や業者・銀行の側も、「見直し審査」というものをしている
- ↑(審査した時の年収・職業などに、変化がないかという審査)
こういうことで、その「見直し審査」をした上で、「この人、もっと借入可能金額を増やしてもいいんじゃないかな」となったら、増額される…ということなのでしょう。
また自分で依頼する方法については下の通りです。
- 業者・銀行に電話して相談する
- 会員ページから金額を変更する
こういう2通りがあります。特にクレジットカードだと、会員ページからの変更はやりやすくなっています。(もちろん、十分なクレジットスコアがある人に限られますが)
「融資枠」とは
融資枠は「借入可能な金額」のことです。別の呼び名がたくさんあるのですが、一覧にすると下の通りです。
- 融資可能金額
- 融資可能枠
- 借入可能金額
- 借入可能枠
- 借入可能限度額
- 限度額
- 限度枠
- 極度額
- 極度枠
などなど。まだ無数にあります(笑)。要は下の通りです。
- 「額」「枠」「金額」
- 「限度」「極度」「可能」
- 「借入」「融資」
などの単語を組み合わせている…ということですね。(パーツとしては3種類に分かれる、ということです)
キャッシングの「利用実績」
キャッシングの利用実績は、下の項目に別れます。
- 利用年数…長いほどいい
- 滞納の有無…ない方がいい
- 借入金額…多い方がいい(完済したなら)
- 借入残高…少ない方がいい
- 借入先…その業者・銀行や関連会社で、借りていた方がいい
- 借入種別…信用できる借入先から借りている(きた)方がいい
となります。特に最後の「借入種別」について、解説しましょう。
「借入種別」とは
借入種別とは「借入先の種類」です。信用できる借入先かどうかでランキングがあります(世間が決めたランキングですが)。借入種別が良好な順に並べると下の通りです。
協同組織金融機関というのは、下のように言えるからです。
と言った「ローカル」な組織です。これらの金融機関もカードローンやクレジットカードを発行しているのですが、特に借入種別の評価が高いのは、ろうきんカードローンです。
- 勤続1年以上
- 年収150万円以上
と言う、厳しい審査基準が定められているからです。代わりに銀行カードローンの半分程度という、かなりの低金利になっています。
「奨学金」という名の借金
奨学金とは「進学のための借金」です。借金という意識をまったく持たずに利用している学生さんや親御さんが多いですが、「奨学金は、紛れも無い借金である」という認識は、持った方がいいでしょう。
これについては、「奨学金という借金をしてまで、大学に通う意味はない」という記事でも、詳しく書いてきました(働くとか生きるということの本質も含めて)。
また、奨学金を借りるリスクについては、奨学金は自己破産しても、チャラにならない?という記事で書きました。
この「自己破産」については、実はチャラになります。(当たり前ですが)。ポイントをまとめると、下のようになります。
そして、奨学金の場合は、大体「親」が連帯保証人になっているので、「親が払う」ということですね。なので「奨学金は自己破産しても、帳消しにならない」とよく言われるわけです。これが勘違いされて「奨学金はサラ金より悪質」などと、言われるようになったわけですね(これは完全に間違いです。金利などのデータを見れば一目瞭然です)。
また、奨学金の返済の遅延については、奨学金の返済で延滞・滞納すると、キャッシングができなくなるという記事でも、詳しく書きました。よろしければ、これらの記事も参考にしていただけたら幸いです。
「お金を借りたい」時に考えること
お金を借りたい時にまず考えることは、下のように言えます。
- 何らかの方法で、資金調達をする
- お金が必要な理由を「消す」
のどちらかです。キャッシングは、最後の手段と考えて下さい。当たり前かも知れませんが、これができない人が―。
このようになるのです。もちろん、中年世代になってもフリーターとして生活している方の人生を、否定するつもりはありません。しかし「誰だって、なりたくない」のは確かでしょう(綺麗事抜きで、本音で語ったら)。
もちろん、幼少期の環境が恵まれなかった方など、同情に値する方はたくさん見えます。しかし、そうでない方もやはりいるでしょう。厳しい言い方ですが「自制心が、一般的な水準と比較して、少々劣る」という方です。
借金は麻薬である
「借金は麻薬である」ということはよく言われます。これだけだと聞き飽きているので、「どう麻薬なのか」を脳科学的に説明していきましょう。箇条書きで語ると―。
- 麻薬とは「脳に働きかける」ものである
- つまり、脳に対する働きかけが、「麻薬と似ている」のであれば、「借金は麻薬」ということができる
そして、この「脳への作用が似ている」という説明をしてきましょう。
借金は「大脳新皮質」を麻痺させる
脳には大別して「2つの部位」があります。
- 大脳新皮質
- 大脳辺縁系
この2つで、それぞれの働きは―。
- 大脳新皮質…理性
- 大脳辺縁系…本能
そして、人間は「楽なこと」をすると下のようになります。
- 大脳新皮質…停止
- 大脳辺縁系…活動
となることがわかっています。そして、当然ですが、下のように言えます。
- 停止した部位…弱る
- 活動した部位…強まる
そして、これを「繰り返す」と―。
- 大脳新皮質が「退化」する
- 大脳辺縁系が「発達」する
このような人になってしまうわけですね。そして、これは確かに「良い点」もあるのです。
- 石川啄木がそうだったように、「本能のまま」に生きる人は、普通の人だったらタブー視することをズバズバ言って、面白い小説やエッセイ、短歌を書いたりする
石川啄木だと昔すぎるという人は、たとえば中村うさぎ氏を想像するといいでしょう。『ショッピングの女王』などの散財エッセイで、人気になった作家さんですね(悲惨なくらい、借金をしまくっていました。最近は体調を崩されたこともあって、落ち着いた生活をされているようですが)。
そして、こういう「良い点」もあるのですが、基本的には「本能的な性格」というのは、「弊害」の方が多いのです。これは今さら言わなくても、日常生活の中で誰もが実感しているでしょう。
- 借金のように
- 「大脳辺縁系」を働かせることをしていると、「脳の構造」からして、「そういう人間」になってしまう
ちなみに、これと逆の方についても書きましょう。
プラトンがオリンピックを見て発見したこと
プラトンは古代ギリシャの哲学者です。「プラトニックラブ」の語源になった人ですね。
そして、当時すでにギリシャでは「オリンピック」があったのですが、そこで活躍する選手を見てプラトンが気づいたのは、自制心の強い選手ほど、いい成績を残すということでした。「当たり前じゃん」と思われるかも知れませんが―。
- 生まれつきの体格が良かったり、天賦の運動神経を持っている選手より、最終的には「自制心の強い選手」が勝つことが多かった
つまり「自制心の強い凡人が、天才に勝つ」シーンが、多く見られた、ということです。
実は、これは現代のスポーツでもしばしば見られます。たとえば、例を出すと下の通りです。
- サッカー…長谷部誠
- マラソン…有森裕子・高橋尚子
- 野球…イチロー
などです。長谷部選手は、言わずと知れた『心を整える』の著者ですが、この本の紹介文を、Amazonから引用しましょう。
長谷部誠はサッカー選手としては、特に特徴がある選手ではない。試合を決定するフリーキックが蹴れるわけではないし、突出したテクニックを持っているわけではない。
この一文は、サッカーを知らずにこの本を買った人(私もですが)が、かなり勇気づけられたのではないでしょうか。実際、読んでみても長谷部選手は「天才」ではないのです。しかし―。
僕は、電気をつけたまま眠ったことが、一度もない
というくらい、子供の頃からずっと「完璧な自己管理」をしてきたんですね。
例えて言うなら、「狼と一緒に育った子供が、狼のような身体感覚を身につける」ように、長谷部選手の大脳新皮質はこういう生活の中で「もはや、苦行中のブッダのような、常人離れしたレベル」のようになっていたのだと思います。(もちろん、ブッダまでは行っていないでしょうが、わかりやすく言うと)
「人間の脳の仕組みは、99%解明されていない」というのは、割とよく知られています。そして、その「解明されていない」中でも、あらゆる人のケーススタディから「どうも、人間の脳は、鍛えると激変するらしい」ということはわかっています。悪い例でいうなら―。
- オウム真理教は、信者が入信すると、10日間ほど眠らせなかった
- そうして意識がもうろうとすると、人間は幻覚を見るようになる
- その時に麻原彰晃が何かを言えば、それは「神の啓示」に聞こえる
彼らはこの「洗脳」を「システマティック」に繰り返し、ロボットのような信者を「大量生産」したんですね。彼らがこれを「マニュアル化」していたということは、人間の脳は、それだけ外部からの働きかけで、激変させられるということなのです。(つまり、彼らは悪いやり方ではありますが、「人間の可能性」を示してくれたわけです)
このように、このくらい「人間の脳は激変する」わけですが、プラトンが観察した「自制心の強い選手」たちは、そうやって「激変した脳を武器に」、才能のある他の選手たちに勝ってきたわけですね。
(詳しくは省略しますが、イチローや高橋尚子、有森裕子なども皆そうです(敬称略)。特に有森裕子さんに至っては「生まれてすぐに股関節を脱臼した」こともあって、常人よりも肉体的には不利だったのです)
借金を繰り返すと、逆方向に行ってしまう
このように「脳がいかに人間を変えるか」(スポーツという肉体勝負の世界でも、いかに変えるか)を知ると、借金を繰り返して、その逆のことをしてしまうと、大変なことになる…というのがわかるでしょう。先に書いた「情動を司る大脳辺縁系」が、どんどん肥大化してしまう…ということです。
実際、街中で「マナーのない人」とか「落ち着きのない人」を見ていて「どうしてこうなるんだ?」と思うことはあるでしょう(私は自分のことを図書館の司書の本棚整理のように棚上げしまくって、彼らを見ているのですが)。
こうした方々も「生まれつきそうだった」わけでもなく「人間としてのスペックが、最初から違う」のでもなく、ただ単に「大脳辺縁系だけが肥大化し、大脳新皮質が退化してしまっている」というだけなのです。
- 根っからの「善人・悪人」がいるわけではなく、ただ「脳のバランス」が、正しい人・変な人がいる
こういうだけの話なのです。逆に言えば、「自分の脳を、ひたすら正しい方向に持っていく」ことだけ考えれば、「今の自分では、まったく想像もできないような仕事が、できるようになる」ということなんですね。
これは脳科学の本では、たとえば『脳にいいことだけをやりなさい』などのベストセラーが説いています。長谷部選手のやってきたことも「脳にいいことだけ」だったわけですね。
これが「借金は麻薬」である、ということの「脳科学的・心理学的な説明」です。借金のような「易きに流れる」ことだけを繰り返してしまうと、人間の脳はどんどん萎縮してしまう…ということですね。なので「その逆」をやる必要があるのです。
もちろん、「もう本当にお金を借りるしかない」という場面もあるでしょう。ただ、その場合も「生活が困窮している」なら―。
こうした、国の融資の制度もあります。また、借金返済のためにお金を借りようとしているなら、債務整理をするというのもありでしょう。
(債務整理というと自己破産を連想する方が多いでしょうが、そこまでヘビーではありません、個人再生・任意整理・特定調停などの方法もあります。)