じぶん銀行カードローンの金利(実質年率)は低い?高い?au限定割ならさらに低利息!
じぶん銀行カードローンの金利は下のようになります。
その他のポイントとしては、下の通りです。
- au限定割によって「0.1%」低金利になる
- ただ、0.1%というのは、実際の利子総額ではほとんど変わりがない
そのため、あまり意識しなくてOKです。
以下、詳しくまとめていきます。
目次
じぶん銀行カードローンは、下限金利が低いので高額キャッシングに向いている
じぶん銀行カードローンの実質年率は「2.4%~17.5%」。この下限金利の「2.4%」というのは、下のように言えるからです。
- 横浜銀行の「1.9%」についで、大手の銀行カードローンの中で二番目に安い下限金利
もちろん、「最高借入限度額」なども考慮した上での比較です。なので、「下限金利が低金利な銀行カードローン」なんですね。じぶん銀行カードローンは。
そして、下限金利が安いということは、下のように言えます。
- 借入金額が大きくなるほど低金利になるので、特に数百万円レベルの高額借入に向いている
大体どのくらいの金額から有利になるかですが、「400万円以上」といえます。
なぜ「400万円以上」なのか
理由は下の通りです。
もちろん、実際の適用金利はその人のクレジットスコア等によっても変わるので、これはかなり大雑把な計算方法です。しかし、下のようにも言えます。
- 大体これで合っているし、このやり方だったら、銀行カードローンごとに、「借入金額ごとの適用金利」というものを調べる必要がなく、暗算のようにすぐに計算しやすい
最高限度額と、実質年率だけわかれば比較できるわけですからね。こういう「大まかなアタリ」を瞬時につけられるというのは、マネーのリテラシーを高める上で、非常に重要なことです。なので、キャッシングのためだけではなく、お金に関する思考力をつける訓練として、こうした「漠然と正しい」考え方を、とっさにする訓練をするといいでしょう。
*この「漠然と正しい」というのは、経済学者であり、投資でも巨万の富を築いた「ジョン・ケインズ」の名言です。『お金持ちの教科書』シリーズの加谷珪一氏が好んで引用されているので、加谷氏の書籍をほぼ全部読んでいる私としても、よく引用させていただいているのですが、何はともあれ、キャッシングの利息シミュレーションなどでも、こういう「大体正しい」という状態で進んでいく…ということを大事にしてください。
じぶん銀行カードローンのau限定割は、どのくらい利息総額が安くなるのか?
じぶん銀行カードローンは、au限定割だと実質年率が「0.1%」安くなります。そして、これは実際の利子総額に換算するとどのくらい安くなるのか。たとえば「50万円」借りたとすると下のようになります。
- 年間で「50万円」の「0.1%」安くなるということ
- 50万円の1%は「5000円」である
- その10分の1なので「500円」である
- つまり「50万円」を1年借りて、「500円」低利息になる
これを「大きい」と思うべきか「小さい」と思うべきか…。これは、人それぞれではありません。あえて断言しますが、これは「小さい」です。じぶん銀行カードローンやau限定割を否定するわけではありませんが、この程度の利息差は「小さい」と断言しなくてはいけません。
「大きな部分」だけ注目する習慣をつける
繰り返しますが、これはau限定割や、じぶん銀行カードローンを否定しているわけではありません。そうではありません。
- こういう「どうでもいい」部分だけ注目する記事が多すぎる
- そういう情報を耳に入れてはならない
- 人間は「大局的」な部分だけ目をつけるべき
- あとはバッサリ捨てるべき
べき論は控えた方がいいですが、それでもどう考えても「50万円を1年借りて、500円」の利息差など、「ないも同然」でしょう。この程度の金額を気にする必要はありません。そんな労力があったら、働いて稼ぐことに使った方がよほどいいわけです。一日だけ、500円多く稼ぐことなど、誰でもできるでしょう(要するに30分多く働けばいいのです。時給1000円のアルバイトでも)。
もちろん、じぶん銀行カードローンで借りると決めている人だったら、何もしなくても0.1%低金利になるということで、うれしいことですし、メリットもあります。私がいいたいのは―。
- 「au限定割があるから」という理由で、じぶん銀行カードローンよりもっと低金利な銀行カードローンでなく、じぶん銀行カードローンを選ぶ
- というのは間違っている
もちろん―。
- じぶん銀行カードローンや、auを応援したい
- という人が、そういう目的で申し込むならいい
- しかし、特にそういうこだわりがなく、単純に「自分にとってベスト」のカードローンを探すのであれば、少なくとも利息面・金利面では、一般的な銀行カードローンを選んだ方がいい
一般的な銀行カードローンというのは、下のように言えるからです。
三井住友銀行・三菱UFJ銀行はとっさに出したものですが、他にも―。
このように、多くの主要な銀行カードローンが、14.5%程度の上限金利で、キャッシングのサービスを提供しています。また、さらに低金利な銀行カードローンとしては、下の通りです。
- みずほ銀行
- ソニー銀行カードローン
- イオン銀行カードローンBIG
じぶん銀行カードローンによほどこだわるのでなければ、利息面・金利面では、これらの銀行カードローンで申し込んだ方がいいわけですね。
では、じぶん銀行カードローンで借りるメリットは?
このように、たとえau限定割を使っても、平均的な銀行カードローンと比較すると、じぶん銀行カードローンの金利は高いのです。では、それでもじぶん銀行カードローンでお金を借りるメリットは何か。それは―。
- auの利用実績が影響すると思われるので、auを長年利用している人などは、審査に通りやすくなるかも知れない
あくまで推測ですが、au限定割というサービスがある以上、auやKDDIの利用実績が、じぶん銀行カードローンの審査にも影響する…という推測は、それほど間違いでもないでしょう。なので、下のようになります。
- 長年、auやKDDIを利用している
- 通話料金などの支払いの遅延・延滞がない
- 特に、たくさん利用して、たくさん決済してきた
こういう人は、じぶん銀行カードローンの審査だと、他の銀行カードローンと比較してやや通りやすくなる…という可能性があります。なので、そうした「審査での有利さ」を求める方にとっては、メリットがあるというわけですね。
携帯キャリア決済の実績が、特に有利になる
au関連の支払実績の中でも、特に審査で有利になる(可能性が高い)のは、携帯キャリア決済です。つまり、携帯電話を、クレジットカードのように使って、ショッピングをする…というものですね。
これは要するに借金なのですが、クレジットの世界では借金の方がいいのです。
- この辺は実際にお金を借りて、返済してきた
- 我が社に利息の収入をもたらしてくれた
- 今後も収入をもたらしてくれる可能性が高い
このようになるわけです。
なので、ただの携帯電話の通話料金の支払実績より、携帯キャリア決済の借入・返済の履歴の方が、信用度が高くなる…ということなんですね。
なので、auの携帯キャリア決済で、たくさん借りてたくさん返済してきた…というクレジットヒストリーがある人は、特にじぶん銀行カードローンの審査で有利になる(可能性が高い)と考えていいでしょう。
なので、こういう人であれば、あえて他の銀行カードローンではなく、じぶん銀行カードローンで申し込むメリットがあります。逆にこうした背景がない人であれば、特にじぶん銀行カードローンだけにこだわる必要はないと思って下さい。