専業主婦のキャッシング審査のポイント ~銀行カードローンの選び方など~
家庭に入っている女性(自分の安定収入があることが条件)のキャッシング審査のポイント―。これは下のようになります。
- まず、消費者金融でなく銀行カードローンで申し込む
- 銀行の中でも「夫・旦那の同意書不要」の銀行で申し込む
- 該当するのは、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・楽天銀行・イオン銀行など
- 一番提出書類が少ないのは、楽天銀行・横浜銀行
- 借入可能金額が一番大きいのは、楽天銀行・イオン銀行(50万円)
以下、さらに詳しくまとめていきます。
消費者金融でなく銀行カードローンで借りる
まず、一番重要なこと(というより最初の選択肢)は「消費者金融でなく銀行カードローンで申し込む」ということ。理由は下の通りです。
- 大手の消費者金融(アコム・アイフルなど)は、収入のない既婚者の女性に対しては融資していない
- 中小の消費者金融や信販系の消費者金融だったらしているが、これらは「夫・旦那の同意書必須」のことが多く、夫バレ・旦那バレする
そのため、まず銀行カードローンで申し込む、というのが第一ステップなんですね。
配偶者の同意書不要の銀行カードローンで申し込む
次に重要なことが、上でも少し書きましたが、配偶者の同意書不要という条件の銀行で申し込むということ。配偶者の同意書というのは「夫・旦那の同意書」のことです。
- 当然、同意書の偽造はできない
- なので、同意書をもらうということは、夫・旦那にキャッシングの相談をする、ということ
- 相談すれば、言うまでもなくバレる
このようなことで配偶者の同意書が必須の銀行では、夫・旦那に内緒でキャッシングすることはできないのです。もちろん「内緒で借りられなくてもいい」という家庭に入っている女性がいたらそれでもいいのですが、実際にはそれはないでしょう。
なので、ほとんどの家庭に入っている女性の場合、配偶者の同意書不要の銀行しかないわけです。そして、どこだったらその条件で借りられるのか。
三菱UFJ銀行など、6つの銀行なら可能
「配偶者の同意書不要」という条件で、収入のない既婚者の女性がキャッシングできる銀行カードローンを一覧にすると下の通りです。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- イオン銀行カードローンBIG
- 楽天銀行スーパーローン(カードローン)
- みずほ銀行カードローン
このようになっています。これらが「大手銀行」の場合で、地方銀行も入れると横浜銀行・東京スター銀行などが可能となっています。その他の地方銀行のカードローンは、基本的に「配偶者の同意書が必須」なので、東京スター銀行・横浜銀行は例外的な存在…と考えてください。
(家庭に入っている女性(自分の安定収入があることが条件)のキャッシングに限らず、基本的にカードローンの審査は地方銀行の方が厳しくなっています)
ということで、まず既婚女性のキャッシングのポイントでは上の6つの銀行のどれかを選ぶというのが重要。そこから、いくつかの条件に合わせて、さらに絞り込んでいきます。
一番専業主婦が申し込みやすいのは、楽天銀行スーパーローン(カードローン)?
いくつかの条件で絞り込む前に結論を言ってしまうと、「専業主婦が一番申し込みやすいのは楽天銀行スーパーローン(カードローン)」となっています。理由は下の通りです。
- 提出書類が「身分証明書」だけ
- 限度額が「最大50万円」と一番多い
- 楽天銀行の口座がなくてもOK
それぞれのポイントについて解説すると下のようになります。
- 他の銀行では、「住民票」は絶対必要
- 他の銀行の限度額は「一律30万円」がほとんど(イオン銀行は50万円)
- 他の銀行は、大体「その銀行の口座」が必要
さらに詳しくまとめていきます。
なぜ「住民票」を提出するのか
既婚女性のキャッシングの審査で住民票を提出する理由―。これは、下の通りです。
- 「この人と結婚している」という証明(婚姻関係の証明書)
- 「結婚していて無職」だったら、その女性は家庭に入っている
- 家庭に入っている女性ということは「夫・旦那の収入が、最低限ある」
- たとえば「年収150万円」はかなりの確率である
- 年収150万円あったら、貸金業法第13条の2第2項の規定からいえば「50万円」は融資していい
つまりその女性がたしかに家庭に入っている、とわかるだけで一定の信用度は確保できるということなのです。意外かも知れませんが、『闇金ウシジマくん』の第一話で丑嶋が「自分の収入がある女性は、俺らヤミ金の上客よ」と言っているようにキャッシングの世界で、家庭に入っている女性の信用度は予想外に高いのです。
なので、「私は専業主婦です」という証明のために、婚姻関係の証明書=住民票が必要…ということなんですね。「配偶者の同意書」よりも、こっちのほうが重要なくらいなのです。
(で、楽天銀行スーパーローン(カードローン)はこの住民票も提出しなくていいので、提出書類が少なくて一番申し込みやすい、ということです。*決して審査に通りやすいというわけではありません)
家庭に入っている女性の融資枠は「一律30万円」が多い
続いて融資枠・限度額の話になりますが、先に書いた三菱UFJ銀行・みずほ銀行などの銀行カードローンは、家庭に入っている女性に対しては、一律30万円という融資枠でキャッシングしています。しかし、下のようにも言えます。
- 楽天銀行スーパーローン(カードローン)
- イオン銀行カードローンBIG
だけは、「一律50万円」と、金額が大きくなっているんですね。この理由は下の通りです。
- 楽天銀行の母体は「楽天」である
- 楽天の収益は、「楽天市場」「楽天ビューティー」「楽天トラベル」など、「自分の収入がある女性をターゲットとした」サービスから多く上がっている
- だから「自分の収入がある女性にとってイメージの良い企業」になった方がいいし、楽天銀行スーパーローン(カードローン)で融資したお金を、これら「他の楽天のサービス」で利用してくれるかもしれない
- そうなったら、「利息」と「販売収益」のダブルで利益が出る
利益が出るというと、すぐに日本人は「がめつい」などと言いますが―。
- 利益が出るからこそ、プライベートの楽しみを犠牲にしてでも、仕事を頑張れる
- 仕事を頑張れるからこそ、サービスが良くなっていく
こういうことで「利益を出す」というのは企業がより良いサービスをするために必須の行動なのです。もちろん、それだけが目当てになってはいけませんが「これなしでは、やっていけない」わけですね。
ということで、楽天銀行はそうやって「利益を出せる構造」があるので、自分の収入がある女性にたくさん融資できる」わけです。ここでも「利益を出せる」おかげで、自分の収入がある女性の人々にとって「たくさん借りられる」というメリットが生まれたわけです。
イオン銀行の借入可能金額が大きい理由
イオン銀行の場合も、融資枠が大きい理由はまったく同じです。
- イオン銀行の母体はイオンモールである
- イオンモールの主要顧客層は、言うまでもなく家庭に入っている
- 以下、楽天と同じ理由
楽天はまだ専業主婦だけでなく、若者全般を味方につけるということで、「楽天財閥」をより強化していけますが、イオングループにとって、自分の収入がある女性というのは絶対に外してはいけない顧客層ということです。
というように、イオン銀行も楽天銀行も、それぞれの理由によって「他の銀行カードローンより、専業主婦への融資枠が大きくなっている」ということですね。
まとめ「既婚女性のキャッシングのポイント」
以上、家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)がキャッシングする時のポイントを再度まとめると、下のようになります。
- 消費者金融でなく銀行カードローンで審査を受ける
- 銀行は「配偶者の同意書不要」の銀行を選ぶ
- 大手銀行の中では、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・イオン銀行・楽天銀行
- 地方銀行では、東京スター銀行・横浜銀行
- 一番申し込みやすく、限度額も大きいのは楽天銀行スーパーローン(カードローン)である
- 申し込みやすいのは楽天銀行・横浜銀行(提出書類が少ない)
- 限度額が大きいのは、イオン銀行・楽天銀行(どちらも50万円)
これからお金を借りようとする家庭に入っている女性は、ぜひ参考にしてみてください。