主婦キャッシングの返済で、滞納・延滞しそうになったらどうするか
自分の収入がある女性キャッシングの返済で、滞納しそうになったらどうするか―。これは、下の通りです。
- まず、借りている業者・銀行に連絡する
- 「予定の返済日に返済できそうにない」と伝える
これが一番大事です。この事前連絡をするかしないかで、滞納のダメージはまったく違うと考えてください。そして、伝えた後はどうなるかというと、下の通りです。
- 「利息だけなら払える」という場合、その月は「利息だけ」にしてくれる
- 「利息も払えない」という場合、「いつなら払える」ということを伝える
- それに合わせて「再支払い日」が設定される
- その日までに支払えばOK
以下、詳しくまとめます。
再支払い日を設定し、その日までに払う
一番メジャーな方法は、再支払い日を決めて、その日までに払うというもの。そして、この時業者・銀行から聞かれるのは―。
- 何でその日なのか?(給料日の後だから、など)
- 予定通り払えるか、利息だけか
- その日支払えなかったら、どうするか
などです。まず「何でその日なのか」ということは、絶対に聞かれます。これは普通の個人間の約束でも、確認することでしょう。
そして、「予定通り元金+利息」か「利息だけか」も聞かれます。もしかしたら再支払い日まで待っても、利子しかはらえない」という利用者もいるかも知れないからです。
そして、これは業者・銀行によって、あるいはその人によって聞かれたり聞かれなかったりしますが「その日に支払えなかった場合、どうするか?」という、少々答えに困る質問もあります。大抵の人は絶対に遅れないようにしますと答えるでしょうが、もちろんその答えを引き出そうとしているわけです。
(そうやって、本人が自分で「絶対に遅れないようにする」といったら、次も遅れた場合に督促する時、業者・銀行側が有利になりますからね。有利不利というより、本来当然のことですが)
とにかく「こういうことを聞かれる」というのは、知っておいた方がいいでしょう。その方が慌てることなくスラスラ答えられるので、嫌な冷や汗をかかずに済みます。もっとも、あまりスラスラ答えすぎると「逆に確信犯だと怪しまれる」ので、多少詰まってもいいのですが。
再支払い日までは、業者・銀行の督促は一切ない
貸金業法などの法律によって、こうして再支払い日を決めたら、その日まで、業者・銀行は一切連絡をとってはいけないというルールになっています。つまり、督促の電話・郵便物・訪問などは一切ない、ということですね。
なので、とりあえず督促を止めたい、というだけの時でも、この「事前連絡して、再支払い日を設定する」というのは有効なのです。
ちなみに「一切連絡をとってはいけない」といっても、当然「必要な連絡」はきます。あくまで督促・催促の類の電話が来ないだけです(あと、電話だけでなく郵送・自宅訪問も当然ありません)。
再支払い日は「絶対に払える日」にする
当然ですが、再支払い日は「絶対に支払える日」にする必要があります。この再支払い日にも遅れた場合、クレジットスコアはかなり悪化します。
- 「再支払い日を遅めに申告する」
- …ということなら、クレジットスコアが下がることはないのですが、「再支払い日にも遅延する」というのは、クレジットスコアを相当悪化させる、ということです。
これは日常生活や仕事でも同じですが「守れない約束なら、最初からしないように」ということですね。約束は―。
- 「約束して、守る」か、「最初から、約束しない」かの、どちらか
ただしこれは「理想」であって、実際には約束を破ってしまうのがほとんどの人です(私もですが)。
なので、再支払い日に一度遅れても、ただちに強制解約などということはありません(大体の場合)。しかし、それが何度か続いたら、大抵の場合は強制退会になる…ということは知っておいてください。
「利息だけ」の返済は、どの業者・銀行でもほぼOK
もし利息だけだったら予定通り支払えるという場合、「利息だけに変更」してくれる業者・銀行は多いです。ほとんどの消費者金融・銀行カードローンで、事前連絡すればこのように変更してくれます。
もちろん、銀行引き落としの場合、前日には間違いなく設定しているので、前日に連絡した場合、間に合わないかも知れません。しかし、数日前に連絡していれば大丈夫です。
(できるだけ早い方がいいですが)
この事前連絡すれば、利息だけの返済に切り替えてくれるというのは、私も実際、JCBのクレジットカードの返済でやったことがあるので、間違いありません。
私はこのルールをまったく知らなくて、(あと事前連絡した方がいいというのも知らなくて)、何度か遅れてるし、さすがに今回ばかりは事前連絡した方がいいんじゃないかと思ったんですね。そして、たまたま連絡したら「利息だけでいい」と言われ、ずいぶん助かりました。
(と言っても、利息だけの返済ということは、それだけ元金が減らないので、最終的な利子総額は増えていくのですが…)
業者・銀行にとって「利子だけ」はむしろありがたい
実は、キャッシング業者や銀行カードローンにとって「利子だけ返済してもらう」方が、むしろ好都合なのです。理由は言うまでもなく―。
- 完済まで長くなる分、利息が膨れていく
- 再支払い日を設定されると、管理が面倒なので、利子だけで、予定通りの日付で払ってくれる方がありがたい
もちろんこの再支払い日を設定されると面倒というのは「あくまで、予定通り払ってもらう場合と比較すると」ということ。実際にはそこまで面倒ではないですし、「事前連絡してくれる」というだけでも、業者・銀行にとってはありがたいことですから、再支払い日の設定を、マイナスに思う必要はない、ということです。
業者によっては、日にちをずらしても遅延損害金がない
再支払い日を設定しても、その日までの数日間、延滞・滞納していることは確かなので、その間に「遅延損害金」が発生しています。
しかし、消費者金融の一部では「事前連絡して、10日くらいずらすだけなら、遅延損害金なしでOK」ということもあるようです。これは大手の消費者金融の利用者の口コミで見たものですが、本当かはわかりません。
(なので、消費者金融の名前も伏せています)
おそらく、このようになる条件は、下の通りです。
- 2週間前など、かなり早めに連絡した
- 電話口での態度が、真摯なものだった
- これまでの利用実績も良かった
- 年収・職業など、基本的な審査情報も最初から良かった
- 借入金額が少額だった(年収に比較して)
- 他社での借り入れがない
- 理由がやむを得ないものだった
- 再支払い日が「数日後」など、早いタイミングだった
このようなものです。かなり条件が多いですが、これらの条件を満たせば満たすほど、遅れても遅延利率が適用されないということは、確かに考えられます。
これは別に、変なことではありません。理由は下の通りです。
- 「遅れたら遅延利率を適用する」というのは、別に法律で決まっている、というわけではない
- 法律で決まっているのは「遅延利率は何%まで」というだけで、「絶対に適用しろ」とはどこにも書いていない
- また「すべての利用者に平等に接しろ」とも書いていない
最後の部分は少々引っかかるかも知れませんが、社会通念上、妥当と思われる「差別」であれば、別にいいということです。
実際、自分が業者・銀行の側だったら、先に書いたような条件をすべて満たしている人だったら下のようになります。
- 「まあ、信用できる人だし」
- 「やむを得ない事情があったわけだし」
- 「遅延すると言っても5日だけだし」
- 「しかも、予定日までまだ2週間もあるし」
- 「この人は、遅延利率なしでもいいかな」
と思うことは多いでしょう。全員そう思うとは限りませんが、かなりの人数が、こう思うはずです。
業者・銀行のスタッフさんは、普通の人である
ここでついでに書いておくと、そもそも消費者金融・銀行カードローンやクレジットカード会社のスタッフさんというのは、どこにでもいる、ごく普通の人なのです。(ヤミ金ですら、奥さんや子供がいたりする、かなり普通の人です)
この辺は、ベストセラーになった『督促OL』シリーズなどを読むと、よくわかります。別に彼女ら、彼らは「怖い人」ではなく、遅延・延滞する人に対しても「一言相談してくれれば、いろいろ対応できるのにな~」と思っているのです。
実際「迷える者は道を問わない」ということわざ・格言もありますが、彼ら督促担当のスタッフさんに言わせると、よく相談する人は、完済のスピードが早く、相談しない人は、返済不能になる確率が高いということです。
- 同じ年収・職業
- 同じ借入金額
など、諸条件が同じでも、相談するかしないかで、返済不能になる人とそうでない人が分かれるということなんですね。
逆に言えば、「相談した瞬間、しっかり返済できる人になる」可能性もあるわけです。「人間が行動を作るのではなく、行動が人間を作る」という言葉もありますが、「本心はどうあれ、まずは誠実な人っぽい行動をしてみる」というのも、使える方法かも知れません。
(もちろん、キャッシングの返済以外の場面でも)
まとめ「自分の収入がある女性キャッシングで、返済に遅れそうな時」
以上「自分の収入がある女性キャッシングで、返済を滞納してしまいそうな時はどうするか」という方法・対処法をまとめました。もう一度要点をまとめると、下のようになります。
- 必ず事前連絡する
- 連絡すれば「再支払い日」を設定したり、「利息だけの返済」にまけてもらったりできる
- その人の信用度が高い場合&連絡が早かった場合は、遅延利息が適用されないことすらある(例外的なケースですが)
何よりもやはり―。
- これが友達や大事な人だったら、事前連絡するはず
- カード会社が「大事な存在ではない」としても、常にこういう「誠実な人のふり」をしていると、本当に「誠実な人」に近づいていく
こういう部分が大事でしょう。別に業者・銀行のために事前連絡するのではなく、「心」という、自分が同性・異性問わずに「モテる」ために必要な要素を鍛えるための行動だと思ってください。
(といいつつ、私もクレジットカードの返済以外の約束は、かなり遅れてしまうのですが。2年前には、クレジットカードの強制解約にもなりましたしね)
以上、「まとめ」のまとめが必要なくらい、まとめが長くなってしまいましたが、このようなことも意識して、自分の収入がある女性キャッシングで滞納しそうな方は、事前連絡をしっかりとしてください。