専業主婦でも借りられるキャッシングは?→銀行カードローン・クレカなど

専業主婦でも借りられるキャッシングは?→銀行カードローン・クレカなど

既婚者の女性でも借りられるキャッシングは、もちろんあります。簡単にまとめると、下のようになります。

  • 銀行カードローン
  • クレジットカードのキャッシング機能
  • 信販系などの消費者金融

逆に無収入の女性では借りられないキャッシングは―。

  • プロミス・アイフルなどの大手の消費者金融
  • 三井住友銀行など一部の銀行カードローン

このようになっています。以下、詳しく説明します。

銀行カードローンが一番申し込みやすい

大部分の銀行カードローンは、家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)でもOK

銀行カードローンは基本的に既婚者の女性でも借りられるようになっています。理由をまとめると、下のようになります。

  • そもそも「消費者金融がキャッシングできない」のは、「貸金業法第13条の2第2項の規定」というルールが2010年に始まったから
  • この貸金業法第13条の2第2項の規定は「貸金業法のルール」である
  • 貸金業法は銀行には関係ない(銀行は銀行法の管轄)

つまり銀行カードローンの場合、貸金業法第13条の2第2項の規定が始まる前のキャッシングのルールと、まったく同じということです。

要は「銀行カードローンの方が審査が緩い」のですが、それは「銀行は自主的に審査を厳しくしているので、一時期の消費者金融のような過剰貸付はない」と、金融庁が判断しているからです。

(これを「銀行性善説」といいます)

と…、法的な説明をしましたが、このようにもともと、日本は家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)でもキャッシングできるのが普通で、銀行カードローンは今でもそのままということですね。

なので、一番申し込みやすいのは銀行カードローンです。

「配偶者の同意書が必須」という銀行もあるが…

銀行カードローンの中には「配偶者の同意書が必須」というところも、いくつかあります。配偶者の同意書というのは夫・旦那の同意書のこと。これをもらうということは、当然夫・旦那に借金がバレるということ。

(同意書を偽造するわけにはいきませんからね)

ということで、このような夫・旦那の同意書必須の銀行カードローンの場合、「夫・旦那に内緒で借りることはできない」ということで、おすすめはできません。銀行カードローンの中でも「配偶者の同意書不要」というところで申し込むことをおすすめします。

「配偶者の同意書不要」でOKの銀行・一覧

「配偶者の同意書不要」という条件で借りられる銀行カードローンを一覧にすると、下のようになります。

  • みずほ銀行カードローン
  • 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
  • 楽天銀行スーパーローン(カードローン)
  • 横浜銀行カードローン
  • イオン銀行カードローンBIG
  • 東京スター銀行カードローン

主だった銀行カードローン中では、上の6つの銀行となります。このように「配偶者の同意書不要」という条件であれば、夫・旦那にキャッシングがバレる要素は一切ないので、内緒で借り入れしたいという家庭に入っている女性も安心して下さい。

クレジットカードのキャッシング枠・機能

今使っているクレジットカードをチェックする

クレジットカードは、学生や家庭に入っている女性でも割と簡単に発行できるようになっています。キャッシング機能はなく、ショッピング機能だけということが多いですが、それでも発行自体は割と簡単にできます。

(少なくとも、銀行カードローンと比較すれば)

そして、そうやって発行して利用しているうちに、信用度(クレジットスコア)が高まっていきます。そうしてクレジットスコアが高まると、当初はついていなかったキャッシング枠がついてくる、ということもあるのです。

なので、家庭に入っている女性の場合、「使っている本人が気づいていないうちに、キャッシング機能が使えるようになっている」ということも多いんですね。「自分のクレジットカードのキャッシング機能を、まだチェックしていない」という人は、まずそちらをチェックしてみて下さい。

家庭に入っている女性は「食費・日用品など、家庭の買い物」でクレジットカードを使うことが多いので、クレジット業者にとっては「上客」です。そのため、気づかないうちにキャッシング枠がついていることも多いのです。

新規にクレジットカードの審査を受ける場合

これは「現金を借りる」のが目的の場合、おすすめしません。理由は下の通りです。

  • クレジットカードは「現金の融資」には厳しい
  • 審査に通りにくいし、融資枠も小さくなる
  • 現金の融資だったら、消費者金融や銀行カードローンの方がいい

そもそもクレジットカードはショッピングが中心のサービスなので、「現金を借り入れする」には向いていないんですね。

ということで、下のように言えます。

  • 「すでに持っているクレジットカード」で、「すでにキャッシング枠がついている」という場合

これらは、それを利用するのが一番いいのですが、新たに審査を受ける場合、クレジットカードはおすすめできないということです。

(クレジットカードが悪いというわけではなく、現金の融資が専門の消費者金融や、銀行カードローンの方が優れている…ということですね)

ショッピング枠の現金化は絶対にNG

クレジットカードでお金を借りるというと「ショッピング枠の現金化」という方法もあります(あると言っても、ほとんど違法な方法なのでやってはいけませんが)。

ショッピング枠の現金化の内容を簡単に書くと下の通りです。

  • 新幹線の回数券などを大量に買う
  • それを金券ショップで現金化する

こういう方法です。最近は「新幹線の回数券」のように「価値のある物」を買うようになりましたが、以前は―。

  • 現金化業者から「石ころ」などの価値の無いものを買う
  • たとえば、その石ころに「10万円」を払う
  • 業者が「8万円」払ってくれる(2万円は、業者の取り分)

このようなやり方が多くありました。この方法だと価値のないものを買わせている時点で、確信犯であるとして、有罪判決を受ける可能性が出てきたので、今では新幹線の回数券のように「価値のあるもの」を買わせるようになっています。

この方法だと「完全に違法」ということはできず、行政もどう取り締まるか手を焼いているところですが、何はともあれカード会社の利用規約には、完全に違反しています。バレたら必ず一括返済を要求されるし、強制解約になってブラックリスト入りすることも間違いないので、間違ってもショッピング枠の現金化はしないようにしてください。

信販系などの中小の消費者金融

信販系の消費者金融とは?

信販系というのは、簡単に言うと「クレジット系」です。具体的に社名をあげると―。

  • オリコ
  • ジャックス

などですね。「クレジット会社との違い」としては、「店舗があるか」といえます。クレジット会社は―。

  • 流通系…セゾンなど
  • 銀行系…三井住友カードなど

がありますが、どちらもそれぞれ―。

  • 流通系…百貨店(の中のカウンター)
  • 銀行系…銀行の店舗

このように「店舗」を持っています。

一方「信販系」は、「本社」や「支社」などはありますが、「店舗」はありません。実際、オリコやジャックスなどのカード発行をする店舗というのは、見たことがないでしょう。

というのが、信販系とクレジット会社の違いです。

「クレジット系」というのはどういう意味か?

「クレジット会社」とは違うのに「クレジット系」というのはどういうことか。これは、「商品の分割払い」を手掛けるということです。

たとえば、あなたがどこかで「ピアノ」を買うとして、それを「分割払い」で買おうとします。普通に「クレジットカードのリボ払い」で買ってもいいのですが、クレジットカードがないので、普通の分割払いにしたいと考えたとします。

この時、ピアノの販売店がそれを直接受けると「払ってもらえない」というリスクがあります。ピアノの販売店には、滞納者から督促するスキルも時間もないからです。

しかし、せっかくの販売機会は逃したくない。ということで「信販会社が間に入る」ということです。信販会社がピアノの販売店に向かって―。

  • うちがこの人の代わりに、一括で払いますよ
  • なので、ピアノを売ってあげてください
  • あとの取り立ては、こっちでやりますから

これならピアノの販売店は、一切のリスクなく、そのピアノを売れるわけです。そして、信販会社の方は「回収できないリスク」があるのですが、代わりに「利息」がついてきます。

そして、購入者は「利息を払う」というデメリットはありますが、お金がないのに、今すぐピアノを買えるというメリットがあります。

(個人的に、これがメリットかどうかは疑わしいと思っているのですが。そこまでして物が必要だろうか、ということですね)

何はともあれ、これが「信販系」の仕組みです。「分割払いを手伝う会社」と考えるとわかりやすいかも知れないですね。

信販系の消費者金融が、家庭に入っている女性に融資できる理由

なぜ、信販系の消費者金融は家庭に入っている女性にも融資できるのか?大手の消費者金融はできないのに―。という疑問を持つ人もいるかも知れません。この理由は下の通りです。

  • 実は、大手の消費者金融でも家庭に入っている女性に融資できる
  • 消費者金融には「配偶者貸付」というシステムがある
  • このシステムなら、信販系以外の消費者金融でも融資できる
  • しかし、大手の消費者金融はこれをあえて使わない

配偶者貸付は「貸金業法第13条の2第2項の規定の例外」呼ばれるルールで―。

  • 夫婦の年収を合算する
  • 「その3分の1」まで融資できる
  • 「合算する」ので、家庭に入っている女性の収入がゼロでもOK
  • 要は「夫・旦那の収入の3分の1」まで借りられる

簡単に言うと「夫・旦那の収入で借りる」ということです。

そして、これは「専業主婦がヤミ金などに走る」ことを防ぐために作られたルールで、信販系でなく、普通の大手の消費者金融(アコム・アイフル・プロミスなど)でも使えます。ただ、これらの大手の消費者金融は、おそらく審査が複雑になるのを防ぐため・多重債務者を出さないためという目的のために、この配偶者貸付は採用していないんですね。

これが信販系と大手の違いです。ちなみに、信販系でなくても、中小業者で配偶者貸付によって家庭に入っている女性に融資しているところも、一部あります。

まとめ「既婚者の女性でも借りられるカードローン・キャッシング」

以上「既婚者の女性でも借りられるキャッシング」についてまとめてきました。ポイントを箇条書きすると下のようになります。

  • 銀行カードローンで「配偶者の同意書不要」の所が一番申し込みやすい
  • クレカのキャッシング枠がすでにあったら、それが一番
  • 新規にクレジットカードの審査を受けるのはおすすめできない
  • 大手の消費者金融は、無収入の女性では借りられない
  • 信販系や中小の消費者金融だったら「配偶者貸付」で借りられることも

これからお金を借りたい家庭に入っている女性は、ぜひ参考にしてみてください。

(なお、アルバイト・パートの収入がある自分の収入がある女性の人の場合、キャッシング審査では専業主婦とは分類されません)

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