レディースローンなら専業主婦でもキャッシングしやすい?→金利も審査も普通
レディースローンなら家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)でもキャッシングしやすいか―。これは、下の通りです。
- 物理的には、普通のキャッシングと一切変わらない
- 精神的には、多少申し込みやすい
以下、詳しくまとめます。
レディースローンの中身は、普通のキャッシングと同じ
レディースローン(女性向けキャッシング)の中身は、多くの人が借り入れしているアコム・プロミス・SMBCモビットなどの「普通のキャッシング」とまったく同じです。金利は消費者金融で一般的な「実質年率18.0%」ですし、審査通過率も40%程度です。
「40%程度」というのは大手の消費者金融のレディースローンの場合で、中小業者の場合、審査通過率は千差万別です。中小業者の場合、「その業者の経営状況」などが審査通過率に絡んでくるので、かなりランダムなのです。
(大手の経営状況は安定していますが、中小業者は安定していないので、売上状況によってかなり変化する…ということですね)
「女性だから審査に通りやすくなる」は嘘
レディースキャッシングを宣伝しているサイトなどは、女性専用のカードローンなので、専業主婦などの女性は審査に通りやすくなっていますなどと宣伝していますが、これは間違いです。
- そもそも、女性の返済能力は高くない
- だから、男性と同じ金利しかあり得ない
こういうのがまず前提。そして、普通の飲食店・映画館などの「女性サービスデー」との違いは下のようになります。
- 「集客する仕事」は「女性が多い」ことがプラスになる
- 女性(特に若い女性)が多い場所には、男性も自然と来る
- ↑((その逆はありえない)
「その逆はあり得ない」というのが、男性の自分としても書いていて切なかったですが、とにかく、飲食店などで女性サービスをするのは、それがビジネス的に利益になるからです。
一方、レディースローンでそれをやっても意味はありません。「女性がたくさん借りている」という理由で、その消費者金融やキャッシング業者から借りようとする…、という男性はいないからです。
という理由で「女性は、レディースローンで申し込めば簡単にお金を借りられる」というのは嘘なんですね。
ヤミ金絡みのレディースローンなら別
ただ、例外もあります。それはバックにヤミ金がついている、レディースローンです。実は、レディースローンは大手の消費者金融がやっているものを除けば、一部は最初からヤクザの風俗人材の確保用として始まったものなのです。
- レディースローンとうたって、若い女性にどんどん融資する
- 返済不能にさせる
- 風俗店で働かせて、返済させる
こういう流れです。どんな業界でも「人材の安定供給」は不可欠ですが、風俗業界の場合は「多重債務者を安定的に増やすこと」がそれにつながるのです。
この業界で働いている女性の大部分が「借金が理由」だからですね。ということは「普通に募集をかける」のも大事だけど「まず、借金漬けの女性を量産する」という発想に至るヤクザがいる…というのは想像できるでしょう。
こういうのは「搾取型」と呼ばれるビジネスで、実はあまり儲かるやり方ではありません。ただ、とりあえず―。
- 大した経営能力がなくてもできる
- 年間数千万円程度までは、これでも稼げる
こういうことで、ヤクザなどの反社会勢力はこういうビジネスをよくやるのです。
このように、少しビジネス的な話になりましたが、こういうレディースキャッシングなら、確かに「女性が審査に通りやすく」なります。しかし、当然ですが、こういうレディースキャッシングの業者から借りてはいけません。
(プロミス・アイフルなどの大手のレディースキャッシングなら、もちろん大丈夫です)
女性・自分の収入がある女性が精神的に申し込みやすいのはメリット
女性歓迎ということで、心理的負担はない
レディースキャッシングのメリットがあるとしたら、一番は精神的に申し込みやすいということ。「女性歓迎」を通り越して「女性限定」と書かれていることで、「自分が申し込んでいいんだ」という安心感が得られます。
この気分は、家庭に入っている女性ならよくわかるでしょう。というのは、お金が命のこの世界では、自分の収入がないということは、負い目になるからです。
もちろん、家庭に入っている女性というのは一種の家事代行業のようなもので、特に育児という「代行業には決して任せられない、重要な仕事」をしているわけです。だからこそ、これまで1つの「職業」として尊重されてきたのですが、「お金がない」というのは事実です。
そして、それが理由でキャッシング審査に申し込む時、どうしても遠慮してしまうという女性は多いのですが、レディースローンだったら、そういう遠慮をしなくて済む…ということなんですね。
申込みフォームが、多少利用しやすい
もう一つ、物理的なメリットをあげるとしたら、申込みフォームが女性にとって利用しやすくなっています。具体的な例をあげると―。
- 「専業主婦」などの女性特有の職業が、選択肢の上位に来ている
- 「性別」を答えなくていい
こういうものです。「大した違いじゃない」と言われたらその通りですが、一応こういう部分でも多少審査時間が短くなる、精神的に申し込みやすいというメリットはあります。
審査も督促も、オペレーターが全員女性
これはレディースキャッシングに限った話ではありませんが、審査や督促で電話をとるオペレーターさんが、全員女性です。普通のキャッシングでも女性がほとんどですが、まれに男性が出る場合もあります(特に督促)
しかし、レディースローンの場合、万が一にも男性のオペレーターさんが出るということはありません。この点でも、特に電話のやり取りが緊張するという人にとって、安心できるといえます。
ただ、これについても―。
- 普通のキャッシングでも、審査はほぼ100%女性である
- 督促で男性がかけてくるのも「重度の遅延」の時だけである
- だから「重度の遅延」をしない限りは、普通のキャッシングも同じ
といえます。普通の遅延・延滞だったら、督促はほとんど女性がするというのは、『督促OL』などの書籍を読むとよくわかります。
ということで、この面でもやはり「レディースキャッシングだから何か特別」ということはないのです。(希望を抱いている方がいたら申し訳ないですが…)
まとめ「普通のキャッシングとレディースローンの違いはない」
以上「レディースローンだと、家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)でもキャッシングしやすいか」という点についてまとめました。もう一度ポイントを整理すると、下のようになります。
- 金利も審査通過率も変わらない
- 中小業者のレディースローンの場合「ヤクザがバックにいる」ことも
- ↑(女性が優遇されるレディースローンほど、危ない)
- オペレーターが全員女性などのメリットは、多少ある
- プロミス・アイフルなど、大手のレディースキャッシングだったら安心
つまり良くもないし、悪くもないということですね。普通のキャッシングとまったく同じということです。
また、最後になりましたが、家庭に入っている女性の場合、レディースキャッシングであっても、消費者金融では借入不可です。その場合は、銀行カードローンで申し込むようにしてください。