三井住友カード ゴールドローンのデメリット ~即日融資不可・審査基準が厳しい~

三井住友カード ゴールドローンのデメリット ~即日融資不可・審査基準が厳しい~

三井住友カード ゴールドローンのデメリットは、下の通りです。

要するに「急ぎでお金が必要」な人には向いていない…ということですね。

その分、銀行カードローンよりも遥かに低金利というメリットがあるので、全体的には当然「非常にいい借入方法」なのですが、要は「余裕がある人のための借り入れ」ということです。

以下、そういうメリットの前提に立った上で、三井住友カード ゴールドローンのデメリットについて書いていきます。

三井住友カード ゴールドローンは、最短即日融資は不可能

三井住友カード ゴールドローンは、三井住友銀行のカードローンなどと違い、最短即日融資にはまったく対応していません。当日中に審査できないどころか―。

  • 審査した後に、契約手続きを郵送でするため、最短でも2週間程度かかる

このようになっています。まるで国の融資のようなスピードですが、あくまで「それだけ待つ余裕がある人のためのカードローン」ということなんですね。

時間をかけることで、申込者を選別している

三井住友カード ゴールドローンを提供している会社は「三井住友カード」なので、当然規模は大きいですし、審査システムなども非常に整っています。それでこれだけ時間がかかるというのは、実は、これ自体が申込者の選別の機能を持っている…ということなんdねすね。

こういうことで「返済不能になる人を、極力出したくない」わけです。そして、どうするかというと、下の通りです。

  • 最短即日融資ができないどころか、融資までかなりの時間がかかるようにする
  • こうすると、「急ぎでお金が必要」というような、返済不能になりやすいタイプの人が、申し込んでこない

ある程度社会人の経験を積んだ方ならわかると思いますが、これはどの業界でもある「人間の選別方法」の一つです。

わざと、求人広告を出さない会社

会社名は伏せますが、実はある有力企業は―。

  • 人材を常に求めているのに、わざと求人広告を出さない

このようにしています。公式サイトのリクルートのページでも「現在、募集はしておりません」と書いています。しかし、実は人材が欲しいんですね。なのに、なぜこんな風にしているのか。

頭の回転が早い人はピンと来たでしょうが、このくらいで諦める人材なら、要らないのです。この会社が欲しい人材は―。

  • 何が何でもここで働きたい、という人だけであり、そういう人だったら、求人が締め切られていても、必ず応募してくる
  • その時点で、その人は、かなり有望である

こういう選別ができるわけです。もちろん、こういうことを知っていて「計算した上で」応募してくる人もいるでsぢょうし、あるいは「ただ単に、あつかましいだけ」という人もいます。なので100%当たりというわけではありませんが、何となく、その企業の評判を聞いて、就職してみたいと思った的な人は、すべてふるい落とせるわけです。(「現在、募集はしておりません」の一言で)


という会社の例を見てもわかりますが―。

  • 「高いハードル」をわざと見せることは、それを見て「あきらめる」人たちを、早々にふるい落とす、優秀な「フィルター」の機能を持っている

三井住友カード ゴールドローンもそういう理由で融資までの時間を長くしているのかはわかりませんが、この「融資までに2週間かかる」という条件は、結果的に同じ効果を出している…と言っていいでしょう。(意図はしていなかったとしても)

つまり、三井住友カード ゴールドローンのこの「2週間」という期間を見て「三井住友カードみたいな大手が、何でこんなに遅いんだよ」と思うかも知れませんが、それはおそらく、こういう理由なんですね。あくまで推測ですが、このような考え方もあると思ってください。


*余談ですが、この考え方から行くと「簡単に諦めてはいけない」という理由が、社会学的にも正しいことがわかります。つまり、本当に「素晴らしい組織」とか「結果」というのは、我々をわざと「つっぱねる」ようにできているのです。つっぱねられて、なお向かっていく人でなければ「要らない」わけです。

土曜日・日曜日のキャッシングは、当然できない

そして、このように即日借入どころか「その週に借りる」こともできない三井住友カード ゴールドローンでは、土曜日・日曜日のキャッシングは夢のまた夢です。

  • 土曜日・日曜日・祝日は審査していない
  • 仮にしていても、平日同様、そこから2週間かかる

平日の最短即日融資ができないという時点で、土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入もできないということは、容易に想像がつくと思いますが、もし土曜日・日曜日・祝日でも最短即日キャッシングをしたいという人がいたら、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」などは対応しているので、そちらでお金を借りることをおすすめします。

収入がない既婚女性は借り入れできない

また、三井住友カード ゴールドローンは審査基準に関しても厳しくなっていて、収入のない既婚者の女性はキャッシングできない…というルールになっています。

三井住友カード ゴールドローンのような信販系でも、「配偶者貸付」という制度を使えば、無収入の既婚女性でも借り入れはできます。

こういうもので、収入のない既婚者の女性が借入審査を受ける時は、配偶者の同意書を提出します。つまり、夫・旦那の同意書ですね。

この方法だったら、三井住友カード ゴールドローンでも家庭に入っている女性に対して融資できるのですが、下のように言えます。

  • あくまでそれは「法律的には可能」というだけで、三井住友カード ゴールドローンは取り組んでいない
  • 大手の消費者金融も貸金業法的に可能だが、やはり取り組んでいない

あまり知られていませんが、実はアイフルSMBCモビットなどの大手の消費者金融でも、この配偶者貸付を適用すれば、家庭に入っている女性(自分の収入があることが条件)でも融資できるようになっているんですね、法律的には。

なぜ、配偶者貸付を適用しないのか

では、三井住友カード ゴールドローンも大手の消費者金融も、なぜ配偶者貸付を適用しないのか。この理由は、あくまで推測ですが―。

  • 配偶者貸付を導入すれば、コストがかかる
  • コストが増えた分、申し込みも増えてくれないと困る
  • (つまり、売上と利益が増えてくれないと、困る)
  • しかし、「配偶者の同意書が必須」という条件だと、夫バレ・旦那バレが必須なので、ほとんどの専業主婦は申し込んでこない

こういう現実があるわけです。

  • 配偶者貸付の導入によって、審査コストは増えたのに、売上は増えない

という状態になってしまうわけですね。これは企業としては、絶対にあってはならない状態です。

(そういう経営をしていて破綻した銀行が、税金を投入して救ってもらい、国民に迷惑をかけているわけです。銀行も、常に利益に対してシビアでなくてはならないのです。公務員ではないのですから)

ということで、配偶者貸付というのは導入しても、あまり意味がないんですね。なので、三井住友カード ゴールドローンもやらないし、アコムなどの大手の消費者金融もやらない…というわけです。

では、銀行カードローンはなぜ既婚女性も借入可能なのか?

これは、銀行カードローンを管理するのは「銀行法」で、こちらには貸金業法と違って、「貸金業法第13条の2第2項の規定」のルールがないからです。

  • 収入のない既婚者の女性が借り入れできないのは、貸金業法第13条の2第2項の規定のルールがあるから
  • 年収の「3分の1」というのは無関係だが、要は「年収」がないといけないので、収入がない既婚女性では借り入れできない

となるわけですね。そして、下のように言えます。

  • アコム・プロミスなどの消費者金融や、三井住友カード ゴールドローンなどの「信販系」を、管理するのは貸金業法である
  • 貸金業法だけ、この「貸金業法第13条の2第2項の規定」がある

ちなみに、クレジットカードショッピング枠を管理する「割賦販売法」にも、やはり貸金業法第13条の2第2項の規定はありません。なので、下のようになります。

  • 銀行カードローンとか、クレジットカードだったら、配偶者貸付なしでも家庭に入っている女性に融資できるので、こっちでは、「配偶者の同意書なし」という条件で、積極的に家庭に入っている女性に融資している

こういうわけです。代わりに、それなりに審査は厳しいですし、低金利なので破産のリスクも小さい…ということで、収入のない既婚者の女性にむやみに過剰融資をして、多重債務者を量産する…というようなことは、ないようになっています。

若年層もキャッシングできない

これもやはり家庭に入っている女性の時と同様ですが―。

  • 三井住友カード ゴールドローンのように低金利なカードローンは、相当クレジットスコアが高い人にしか、融資できない
  • というわけで、学生は最初から、融資対象にならない

このようになっています。つまり、学生は借入不可ということですが、消費者金融のルールに馴染んでいる人は、「20才以上で、アルバイトをしていればいいじゃないか」と思うかも知れません。

確かに消費者金融のような「高金利」な借入先だったらいいのですが、三井住友カード ゴールドローンのような「超低金利」の借入先では、それではダメなんですね。

学生は、アルバイトをいつやめるかわからない

金融機関が若年層に融資する時、一番恐れるのは「いつ仕事をやめるかわからない」ということです。ご自身の学生時代を振り返っていただいても、多くの人は納得できるのではないでしょうか。

もちろん、「嫌な仕事でも、我慢して続けた」という方も多いでしょうが、周りの学生では「そうでない人」もかなりいたはずです。

これは別に、その学生たちが悪いのではなく、生きるために必要ないことだと、どうしてもそうなるんですね。これは孫子の兵法でいう「三面包囲」というもので―。

  • 敵軍を囲んで殲滅させる時は、わざと一箇所逃げ道を作って、彼らが本気で戦わないようにしろ

こういう戦術があります。これが何千年も語り継がれて来たのを見ても分かる通り、「逃げ道があると、人間は本気を出せない」ものなのです。どれだけ出そうとしても、出ないんですね。

というわけで、「生きるために働く」必要がない学生の大部分が、「アルバイトをすぐにやめる」のは当たり前なのです。そして、そのように突然アルバイトをやめてしまうと―。

  • それまで月収年収がどれだけあっても、一気に無収入になってしまうので、貸し倒れのリスクが格段に上がる

もちろん、そうでない真面目な若年層も多いのですが、下のように言えます。

  • そういう真面目な学生は、キャッシングにはほぼ頼らない
  • 大体、日払いのアルバイトなどで切り抜けようとする
  • だから、貸金業者はお金を借りに来る学生を、あまり信用していない

少々性悪説のようになってしまいますが、これは決して「人間不信」のようなものではありません。

  • 人間は完璧ではない
  • 一人の人生の中でも「ダメな時期」というのはある
  • そして、借金が必要になる時というのは、「そういう時期」であることが多い

要は、キャッシング業者などの仕事をしていると―。

  • その申込者の人生の中で、「一番悪い時期」と、遭遇せざるを得ない

そして、そういう時期のその利用者と相対している以上―。

  • その人そのものを信用しないわけではないが、「この人は今、絶不調だから」
  • 「融資などは慎重にした方が、本人のためだ」

実際、こういう時にたくさん融資してもらえる方が、逆に危険なのは言うまでもないでしょう。借金漬けになると、人間の人格は激変してしまうものです。

まして、学生という「まだ人格が完成されていない世代」だと、融資はますます慎重にしないといけないのです。それが学生本人のためだし、社会のためでもあるわけですね。

(最近つくづく思うのですが、厳しさと優しさはイコールなのです)

ということで、三井住友カード ゴールドローンのような超低金利なキャッシングを、学生に対して特別に配慮してまで、融資する必要はない…ということです。

(そもそも、学費などの本当に必要な借り入れであれば、奨学金とか教育ローンという、圧倒的に有利な借入方法があるわけですから)

なので、消費者金融と違い、三井住友カード ゴールドローンではアルバイト収入がある学生であっても、借り入れはできないようになっている、というわけです。それが学生本人のためでもあるので、理解してください。

ローンカードの郵送が、必ずある

また、最後に三井住友カード ゴールドローンのデメリットとして、ローンカードが必ず郵送される…という点があります。三井住友銀行カードローンのようにローン契約機カード発行をする…という選択肢はないわけですね。

同じSMBCグループ系ということで、やろうと思えば「ローン申込機の共有」というのもできるだろうとは思います。しかしやらないのは―。

  • 郵送を必須にした方が、住所確認ができる
  • 銀行のキャッシュカードがそうしているように、郵送を必須にした方が、より確実な審査がしやすい

実際、自分が反社会勢力ヤクザ)で、三井住友カード ゴールドローンを使って何かあくどいことをしようとしていたら「郵送が必須」(しかも遅い)という方が、断然やりづらいと感じるはずです。

というわけで、三井住友カード ゴールドローンで審査通過した後は、ローンカードが自宅に郵送されてきます。三井住友カードという信用できるクレジット会社なので、家族に怪しまれたり、いわゆる家族バレ状態になるということはありませんが、それでも一応注意はしておいて下さい。

三井住友カード ゴールドローンは断然、メリットの方が大きい

以上、三井住友カード ゴールドローンのデメリットをあれこれ書いてきましたが、途中で何度か書いた通り―。

  • 三井住友カード ゴールドローンは、銀行カードローンよりも遥かに低金利である
  • それだけ低金利だったら、申込者が殺到するのは当たり前なので、全員に融資するわけにはいかない
  • だから、審査が厳しくなるのは当たり前

なんですね。

  • 審査を厳しくするから、貸し倒れが出ない
  • 貸し倒れが出ないから、その損失を利息収入でカバーする必要もない
  • だから、高金利をとる必要がない
  • だから低金利で融資できる

こういうことなのです。つまり、三井住友カード ゴールドローンの「低金利」というメリットは、「審査が厳しい」からこそ成り立つものであって、「低金利で、しかも審査が甘い」などというのは、理論的
にありえないわけですね。

なので、ここまでは「デメリット」として、三井住友カード ゴールドローンの「審査が厳しい点」を上げてきましたが、これは「メリット」でもあるのです。三井住友カード ゴールドローンのメリットである「低金利」は、この「厳しさ」があってのものだからですね。

と、少々人生論のような話になりますが、人生のすべてで「メリットは必ず、デメリットから生まれている」ということを意識するといいでしょう。シェイクスピアの「マクベス」に登場する魔法使いが「きれいは汚い、汚いはきれい」という名言を口にしますが、それと同じことです。

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