プロミスのデメリットは特にない ~SMBCグループのブラックリストだと審査に落ちる?~

プロミスでお金を借りるデメリットは、下の通りです。
- SMBCグループなので、このグループのどこかでブラックリスト入りしていたら、プロミスの審査でも不利になるかも知れない
このような点です。といっても、これはプロミスだけではなく―。
- アコム…三菱UFJ銀行系
- ノーローン…新生銀行系
などのパターンでも同じで、要は「どの消費者金融で申し込む場合にもあること」です。
また、その他デメリット・短所として「銀行カードローンより金利が高い」などもありますが―。
- これは消費者金融である以上当たり前だし、その分最短即日借入はしやすくなっているし、初回30日間無利息で借りると、↑(WEB明細利用・メールアドレスの登録が必要)
- むしろ、最初の5ヶ月は、銀行カードローンよりも低利息になる
こういう指摘ができます。つまり、結論からいうと、プロミスでキャッシングするデメリットというのは特にないということですが、以下これらのポイントについて詳しく書いていきます。
グループブラックとは?
これはプロミスも含まれるのかどうかはわかりませんが―。
- どんな消費者金融でも銀行カードローンでも、「関連会社」「関連ブランド」がある
- ↑(どんな業種でも、これは当然ある)
- その中のどこかで「ひどい返済トラブル」を起こしていたら、グループで、その事故情報が共有されている可能性がある
これはどんな業種・どんな会社でもあるでしょう。たとえば私は以前、あるパチンコ店のグループの一つの店舗で働いていましたが、パチンコ台の不正操作などをした利用者の情報は―。
- 監視カメラで撮影した映像などとセットで、グループの全店舗で共有されていた
こういう事実があります。これはおそらく、ほとんどの業種で似たようなことがあるでしょう。(これは防犯のためにも、つまり警察への協力のためにも、やるべきことです。もちろん、他のお客さんのためでもあります)
貸金業でいうなら、返済トラブル(異動情報)を記録している利用者の情報を共有するのは、その人の破産のリスクを下げる…ということで、その人のためでもあります。もちろん、多重債務者を出さないようにするという点で、社会のためでもありますし、その貸し倒れのコストを、他のお客さんに負担させないという点で、他の利用者のためにもなります。
ということで、こういう情報をグループ全体で共有するというのは、「すべての人のため」なんですね。なので、下のようになります。
- プロミスがやっているかはわからないし、SMBCグループでもやっているかわからないが、やっていても、それは多くの人のためになることだし、やっていないならないで、過去に返済トラブルを起こした方でも、前科にとらわれずに、今の条件だけを見てもらえる
こういうことで、どちらに転んでも良いことだといえます。つまり、あまり「デメリット」という感じではなく―。
- SMBCグループやプロミスで、仮にそういう「内部ブラック」の情報が共有されている
- しかもそういう返済トラブルを起こしたことがある人限定のデメリット
こういうことになります。
実は、銀行カードローンよりもプロミスの方が低利息?
これはキャッシングの知識がある人にとっては基本中の基本ですが、プロミスは初回30日間無利息で借りられるので(WEB明細利用・メールアドレスの登録が必要)、この条件でキャッシングすると、最初の5ヶ月は、プロミスの方が一般的な銀行カードローンよりも低利子で借りられる…という風になっています。
つまり、金利と実際の利子総額は違うのです。実際の利子総額をもっとも左右するのは、実は「無利息サービス」なんですね。
- 初回30日間無利息
- 何度でも1週間無利息
- 5万円まで180日間無利息
- 最大45日間利息キャッシュバック
こうしたサービスです。そして、プロミスの場合は「初回30日間無利息」というシステムで融資しているので(WEB明細利用・メールアドレスの登録をした人のみ)、最初の5ヶ月程度で全額返済できるのであれば、普通の銀行カードローンで借りるよりも、利息総額が安くなるんですね。
なぜ「最初の5ヶ月」といえるのか
最初の5ヶ月と言える理由は、当サイト・美人キャッシングでは何度か書いてきていますが、あらためてその計算・シミュレーションをします。
- 「20万円」借りたとする
- その時の月々の利息は、下のようになる
- プロミス…約3000円
- 銀行カードローン…約2400円
つまり、プロミスの方が「600円」利息が多いわけですね。
- しかし、プロミスの方は「初回30日間無利息」なので
- 最初の1ヶ月については、下のようになる
- プロミス…0円
- 銀行カードローン…約2400円
そして、この時点で―。
- 最初の1ヶ月が終わった時点で、プロミスが「2400円」リードしている
- それを、2ヶ月目から、銀行カードローンが毎月追い上げていく
こういう展開になるわけです。そして、どのくらいのペースで追い上げていくのかというと、下の通りです。
- 銀行カードローンの方が
- 月々の利息が「600円」安いわけだから、「600円ずつ」追い上げることになる
こういうわけですね。そして、下のように言えます。
- 2400円を、600円ずつ追い上げるので、差が埋まるまでに4ヶ月かかる
- この4ヶ月にプラスして、最初の1ヶ月があるので、全部で「5ヶ月」
そのため、あくまで目安ですが―。
- 最初の5ヶ月で完済できる自信があれば、平均的な銀行カードローンでお金を借りるよりも、プロミスで借りた方が利息が安くなる
といえるわけです。
「平均的な銀行カードローン」とは?
そして、ここでいう平均的な銀行カードローンの基準ですが、上限金利が「14.5%程度」という条件です。この理由は下の通りです。
- 上限金利というのは、キャッシング金額が100万円以下の時に用いられる金利である
- つまり、多くの人の借り入れでは上限金利が適用される
- そして、銀行カードローンの上限金利は、平均すると大体14.5%である
これは実際に主だった銀行カードローンの上限金利を一覧にして見るとわかります。
主要な銀行カードローンの上限金利・一覧
主だった銀行カードローンの上限金利は、一覧にすると、下のようになります。
楽天銀行スーパーローン(カードローン) | 14.5%(実質年率) |
---|---|
東京スター銀行カードローン | 14.6%(実質年率) |
横浜銀行カードローン | 14.6%(実質年率) |
三井住友銀行カードローン | 14.5%(実質年率) |
静岡銀行カードローン「セレカ」 | 14.5%(実質年率) |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 14.6%(実質年率) |
見ての通り、大部分が14.5%前後に集まっている…というのがわかるでしょう。これより安いものだと下のように言えます。
みずほ銀行カードローン | 14.0%(実質年率) |
---|---|
ソニー銀行カードローン | 13.8%(実質年率) |
イオン銀行カードローンBIG | 13.8%(実質年率) |
こういうグループもあります。これらだけだったら「平均値は下がる」わけですが―。
- もっと高金利な銀行カードローンもあるので、それらによって平均値は結局14.5%前後になる
ちなみに、もっと高金利というのは「あくまで上限金利だけ」で、下限金利は低いです。そして、その前提でそれらの銀行カードローンも一覧にすると下の通りです。
新生銀行カードローン レイク | 18.0%(実質年率) |
---|---|
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 18.0%(実質年率) |
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 17.5%(実質年率) |
オリックス銀行カードローン | 17.8%(実質年率) |
これらも加えて計算したら、銀行カードローンの上限金利の平均が―。
- 14.5%か、もしくはそれ以上になる
こういうのはわかるでしょう。ちなみに、もし「それ以上」になったら、プロミスに利子総額で追いつくまでの時間は、もっと長くなるだけなので、上でしたシミュレーションが不利になることはありません(逆に有利になります。プロミスにとって)
ということで、一般的な銀行カードローン(上限金利が14.5%)だったら、大体5ヶ月。それより低金利な、みずほ銀行などのカードローンだったら、4ヶ月半程度。…という期間、プロミスは「銀行カードローンよりも低利息」ということなんですね。(あくまで理論上、ですが)
「高金利」=「高利息」とは限らない
つまり、実質年率という金利の数字だけを見れば、プロミスは確かに銀行カードローンよりも高金利です。しかし、高金利だからといって、利息も高い…というわけではないんですね。冒頭に書いた通り―。
- 実際の利子総額に一番影響するのは、実は金利ではなく「無利息期間の有無」である
- 銀行カードローンのほとんどは無利息サービスがなく、プロミスは初回30日間無利息のシステムがある
- ↑(利用には、メールアドレス・WEB明細利用の登録が必要)
こういうことで、利子総額で比較すると、プロミスが有利になるわけですね。
こうした計算は、キャッシングの知識が一定以上ある人でないと難しいので、金利だけを見て「消費者金融は高い」と思ってしまうのも、仕方がないことではあります。しかし、実際にはそうではない…ということは、よく理解してください。
プロミスはメリットの方が断然大きい
結局、プロミスでデメリットが発生するとしたら―。
- SMBCグループの金融機関で、誰が見ても警戒すべき返済トラブルを起こしたような人とか、最初の5ヶ月で全額返済できない人
このように、限られた条件になるわけですね。後者の「最初の5ヶ月」については、「そんな短期間では完済できない」という人も結構いるでしょう。しかし、下のようにも言えます。
- たとえば「1年」かかったとしても、プロミスの「メリット」と天秤にかければ、「メリット」の方が大きい可能性がある
といえます。そもそも「最初の5ヶ月」というのは、下のように言えるからです。
- プロミスなどの消費者金融が、銀行カードローンに対して唯一不利である
- 「金利」の面でも、消費者金融が勝つ
こういう期間です。つまりこの期間、銀行カードローンでキャッシングすることのメリットはないと言ってもいいくらいなんですね。(あくまで金利・利息面の話ですが)
そして、そういう「消費者金融にとって不利な要素が一切ない期間」というのが、「最初の5ヶ月」であって、別にこれを過ぎてもまだ「プロミスのデメリットの方が大きい」というわけではなのです。たとえば、それまでは―。
- デメリット…0
- メリット…100
だったのが―。
- デメリット…10
- メリット…90
なるだけ…という話なんですね。そして、返済期間が長くなればなるほど、実質金利の影響が大きくなっていくので、この上の「メリットの大きさ」が段々小さくなっていくのですが…。
大体の目安としては、下の通りです。
- 5ヶ月で完済できる…絶対にプロミスの方がいい
- 5ヶ月~1年程度…どちらでも似たようなもの
- 1年以上…銀行カードローンで借りた方がいい
となるでしょう。ちなみに、中間の時期が「似たようなもの」というのは、下のように言えるからです。
- 利息は銀行カードローンの方が安くなっているが、借入審査の時の負担が小さいという点で、プロミスの方がメリットがあった
- その分を考慮している
このようになるわけです。
「最短即日借入を申し込みやすい」メリットは大きい
最初に書いておきますが、この「最短即日借入しやすい」というのは、いわゆる「甘い」というものではなく、要は審査体制が整備されている、という意味です。そして、その前提で続けると、たとえば下のようなピンチの時、銀行カードローンでは切り抜けることができなくても、プロミスだったらできるのです。
- 土曜日・日曜日・祝日だけど、資金調達しないといけない
- 銀行カードローンだと審査通過できるかギリギリのクレジットスコアだけど、どこかからお金を借りないといけない
- もう夜だけど、急ぎでお金が必要
- 最短即日審査してくれるような銀行の口座を持っていないけど、それでも最短即日融資したい
こうしたケースですね。これらのいずれのケースでも、プロミスだったら最短即日融資に対応しやすくなっています。
- 土曜日・日曜日の審査もしているし、少なくとも銀行カードローンほど審査が厳しくはないし、夜間でも最短即日審査しているし、指定の銀行口座も特にない
こうした「最短即日キャッシング対応」の条件が整っているので、その分の「特急料金」として、プロミスの方が多少利息が高かったとしても、それに見合う価値はある…というわけですね。
(もしこういう特急料金が否定されるなら、新幹線でも飛行機でも、クリーニングや印刷の特急料金でも、すべて否定されるわけです)
という風に考えると、5ヶ月~1年くらいの期間「銀行カードローンの方が少し低利息」になったとしても、それは「プロミスにはデメリットがある」と言えるほどではないわけですね。
そして、さすがに1年を過ぎると、両者の利子総額の差がだいぶ広がるので(銀行カードローンの方が安くなるので)そのくらい長期間借りるのであれば、審査に通るなら、銀行カードローンの方がいい…ということです。
逆に言えば1年までだったらプロミスはむしろメリットの方が大きい…といえるわけですね。特に自分のクレジットヒストリーなどの自信がない…という人の場合は、銀行カードローンよりも断然プロミスを選んだ方がいいでしょう。