プロミス・アコムの比較 ~プロミスの方が最短即日融資がしやすい&やや低金利~
プロミス・アコムのキャッシングを比較すると、下のようになります。
- 無利息…どちらも同じ(初回30日間無利息)
- 金利…プロミスがやや低金利
- 審査通過率…ほぼ同じ
- 受付時間…同じ(大体22時まで)
- 即日振り込み…プロミスが有利(14時50分程度まで)
- 限度額…同じ(500万円)
以下、詳しく比較していきます。
目次
金利はプロミスが微妙に安い
まず実質年率(金利)については、プロミスの方がアコムよりも、ほんの少し低金利…という風になっています。
プロミス | 4.5%~17.8%(実質年率) |
---|---|
アコム | 3.0%~18.0%(実質年率) |
このように―。
このように、どちらも0.2%ずつ、プロミスの方が低金利な設定です。実際の利子総額でどのくらいの差が出るのかというと、正直上限金利の方では、あまり差がありません。(企業側にとっては、ものすごい差なのですが、一人ひとりの利用者にとっては、違わないということです)。
これは実際に計算してみるとわかります。アコム・プロミスの上限金利の差が、実際の利子総額でどうなるのか、シミュレーションしてみましょう。
実際の利子総額の差をシミュレーションしてみると?
たとえば「40万円」借りたとしましょう(中途半端な金額ですが、他の金額は当サイトではすでに何度もシミュレーションしているので)。
40万円借りた時「実質年率が0.2%違う」ということは、下のように言えます。
- 1年間で、「40万円」の「0.2%」の金額が、両者の「利息差」として出る
- 40万円の1%は、4000円である
- 0.2%なので、その5分の1
- なので「800円」
- 40万円を、1年間借りて、800円の利息差
このようになるわけですね。要は10万円を1年借りて、200円の利息差で、それを掛け算すればいいわけです(10万円以下だったら、割り算)
そして、「40万円を1年借りて、800円の差」なので、ハッキリ言ってないも同然というのはわかるでしょう。月間に換算したら、わずか「350円」程度の違いです。(40万円キャッシングしていても)
もちろん、「こういう小さな出費も、おろそかにしない方がいい」というのはその通りです。しかし、下のようにも言えます。
- そもそもキャッシングが必要な生活になったということは、「40万円で年間800円」のような小さな問題より、もっと大きな、根本的な問題が、日常生活の中にある
それはわかるでしょう。だから―。
- こういう小さな利息差のような問題はバッサリ無視して、それより「ここを治療すれば、劇的に症状が変わる」という部分から、真っ先にメスを入れなければいけない
これもわかるでしょう。誰でも、企業とか野球チームを評論する時は、こういうコメントをしているはずです。(一般人でも)
「根本的な部分」とは何か
これはざっと箇条書きすると下のようになります。
- もっと稼げる仕事をする(お金より大事なものは、どんな仕事の中にもある)
- 必要な出費以外、しないようにする(稼ぐために必要な出費であれば、惜しまずにする。リターンがあったかどうかはしっかり検討する)
- 何のために生きているのか、哲学書なども読んで、よく考える(長い年月生き残ってきた古典には、それなりの理由がある)
- 人間関係を整理する(家族すら、本当に必要なのかゼロから考える。←ブッダは家族すら捨てた)
別に家族を捨てろとか友達を捨てろと言っているわけではなく、要は全部、ゼロから考えるべきということです。
- 友達の結婚式は、出るのが当たり前なのか
- 大学は行くのが当たり前なのか
- 就職はしなければいけないのか
- 「やりがいのある仕事」とは何か
- その仕事につかないと「お金より大切なもの」が手に入らないのか
このようなことですね。もう、書き始めたらきりがないくらい、我々は「世間の常識」に振り回されて生きています。こういうものを「一度全部破壊して」「間違いなく必要と体で感じたもののみ」「再インストールしていく」…という考え方をしてもいいでしょう。(あくまで一つの考え方ですが)
とにかく「10万円を1年借りて、200円」などという、どうでもいい利息差にこだわるより、こういう借金する原因になった、一番重要な部分を、バッサリ改善することの方がよほど大事です。これをやらないから、人間はいつまでもくすぶって年老いていくのです。
プロミスが低金利にしていることは、すごい
上のように書くと、プロミスが「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)という上限金利を実現していることが、全然大したことでないかのようですが、それは違います。
- 利用者個人にとっては大した違いでなくても、企業にとっては、利益の差が巨額になる
こういうのは言うまでもないでしょう。たとえば1000億円の利益があるとしたら、その0.2%というのは、20億円です。20億円あったら、いくつかのベンチャー企業に出資することができます。
たとえばナナピは多くの人が知っているでしょうし、利用しているでしょうが、ここが3億円の資金調達をした時、かなり話題になりました。つまり、3億円というのはあのレベルのベンチャー企業にとって、かなり大きい金額なのです。ということは年間20億円あったら、ナナピレベルのベンチャー企業を、7社支援できるというわけですね。そのうち一つが大当たりしたら、とんでもない利益と名声を、プロミスにもたらす…というわけです。(全部外れることも、もちろん、ありますが)
20億という金額は、プロミスのような大企業(ブランド)にとっても、決して小さいものではないのです。ものすごく大きいんですね。しかもこの計算ではとりあえず「1000億円」と利益を計算しましたが、もっと多いかも知れません。この辺は年度によっても違いますし、専門的で難しい部分なのであえて詳しい金額には触れません。しかし、企業の側からしたら、0.2%という上限金利の差が、ものすごいものであるということは伝わるでしょう。
だからこそ「プロミス以外の消費者金融は、どこもできていない」わけです。「○○が一番低金利!」というわかりやすい宣伝は、どの消費者金融でも欲しているはずですが、それだけのリターンがあるのに、やらないわけですね。それは、やろうとしても、そう簡単にできるものではないからです。(理由はここまで書いた通りです)
ということで、下のように言えます。
- それだけ難しいことを、プロミスはやっている
- それは「宣伝」のためもあるかも知れないが、それだけで出来るほど、簡単なことではない
- つまり、内心はどうあれ、「顧客本位」を、一番「実際に」やっているのはプロミスである
- 武士道でも禅でも、大事なのは「本心」ではない
- 実際に「そういう行動」を取っているかどうかである
このような考え方からすると、プロミスのこの「0.2%、上限金利が安い」というのは、すごいことなのです。
- たとえキレイ事であっても、「顧客本位」という言葉を、口だけでなく、「数字で」示している
- その数字を叩き出すのは、容易ではなかったはず
繰り返しますが「容易ではない」というのは、「他の消費者金融が、どこもやっていない(できていない)」というのを見ればわかります。
つまりプロミスの「0.2%、上限金利が安い」ということの本当の価値は「金額」ではなく「姿勢」にあるのです。この点は、キャッシングの知識としてどうこうではなく、「人の仕事を見る時の、正しい評価の仕方」にも通じるので、ぜひ意識してください。
(評価というと上から目線のようですが、要するに「尊敬すべき部分はどこなのか」「そうでない部分はどこなのか」という鑑識眼のことです)
余談ですが「内心はどうでもいい」「行動だけが大事」というのは、武士道と禅が一貫して主張していることです。
武士道のバイブルとして有名な『葉隠』では―。
- 武士は、強くなくてもいい
- 人間だから、死ぬのが怖いのは当たり前である
- ただ、「怖くない素振り」を見せていればいい
- そして、命をかけるべき場面で「実際に」命をかけたなら、その人は「怖くなかった」と言える
こう書くと特攻隊の賛美のようですが(事実、そのために使われましたが)、たとえば「キング牧師」や「ガンジー」で考えればいいでしょう。
- 彼らだって、本当は怖かったかも知れないが、暗殺されることも厭わず、ずっと活動を続けた時点で、彼らは「自分の命より、正義の方が大事だと考えていた」
- 内心はどうであっても、もっとも「そういう行動」をとったのは、彼らである
これが『葉隠』のいう「武士にとって、本心などどうでもいい」という思想です。長くなったので禅の方は手短にしますが、禅では外相整えば、内相自ずから整うという言葉で表現します。「外に出る行動が整っていれば、その人の心も、整っているのだ」ということです。逆に言えば「とりあえず、外から整えろ」ということです。つまり「歯を磨け、掃除をしろ」ということですね。
無利息期間は、どちらも「初回30日間無利息」
無利息期間については、プロミス・アコムともに初回30日間無利息のシステムを提供しています。つまり、最初の1ヶ月は完全に利息がかからない…ということです。
(プロミスで初回30日間無利息のサービスを利用するには、WEB明細利用・メールアドレスの登録が必須となっています)
プロミス・アコム以外では、アイフルも初回30日間無利息です。その他の消費者金融は、初回30日間無利息はやっていません。
- SMBCモビット…無利息サービスなし
- ノーローン…何度でも1週間無利息
このようになっています。もちろん、SMBCモビットは10秒簡易審査という独自のすぐれたサービスを提供していますし、無利息サービスだけですべてが決まるわけではありません。ただ、とりあえずこの点についてはプロミス・アイフル・アコムの方が有利…ということです。
また、ノーローンの「何度でも1週間無利息」については、日数は短いものの「何度でも使える」という他にはないシステムなので、人によってはノーローンが一番有利…ということもあるでしょう。給料日前など、定期的にお金が必要になるケースというのは、確かにありますからね。
これが消費者金融全体の無利息サービスですが、何はともあれアコム・プロミスはどちらも「初回30日間無利息」になっています。
(先に書いた通り、プロミスで初回30日間無利息でお金を借りるためには、メールアドレスやWEB明細の登録が必要なので、この点は注意してください。)
審査通過率はプロミス・アコムとも同程度
アコム・プロミスの審査通過率は、どちらも同程度です。アコムの審査通過率の方が高い…という口コミ・評判も多いですし、事実、ここ数年の月次データを見ると、確かにそういえなくもありません。しかし、下のようにも言えます。
そのため、あまり重要視するようなデータではない、ということですね。(基本的に、こういう細かい数字は全部無視してしまっていいのです。大局的かどうかだけを考えるということですね。羽生名人のベストセラーの『大局観』ではありませんが)
ということで、1%や2%の審査通過率の差に注目するなら、確かに「アコムの方が審査通過率が高い」となりますが―。
- どの道、大した違いではない
- プロミスでもアコムでも、普通の生活をしている人は大体通る
- どちらの審査通過率も「多重債務者」の方々が平均値を下げているだけなので、普通の人が申し込んだら、もっと審査通過率は高い
- そうなったら、1%や2%の違いなど、誤差のようなもの
- だから、「違い」として強調するようなものではない
そのため、審査通過率については「どちらも同じ」と思って下さい。
消費者金融で審査通過率が違うのは、ノーローン
消費者金融で審査通過率を比較する時、唯一注目すべきなのはノーローンです。というのは、ノーローンは大手の消費者金融の中で断然審査通過率が低い、つまり審査が厳しいからです。
これはもちろん、いいことでもあります。過剰融資などを一切しないということですからね。多重債務者や借入超過者を出さないという点で、価値のある試みでもあるでしょう。
具体的にどのくらい、アコム・プロミスなどの他の消費者金融と、ノーローンの審査通過率が違うのかというと、下の通りです。
- 他の消費者金融…40%程度
- ノーローン…30%台
ノーローンは、公式サイトのマンスリーレポートなどで審査通過率を公表しているわけではないので、公表しているプロミス・アコム・アイフルなどのように、明確に審査通過率の数字がわかるわけではありません。しかし、ネット上の口コミ・評判を統合すると、大体このような推測値になります。
(一般的に銀行カードローンと消費者金融の中間レベルの難易度…と言われています)
つまり、このくらい審査通過率が違うのであれば、それは注目に値するということですね。こういう「大きな違い」だけチェックしておけば、その他の細かい違いはあまり関係ないということです。
(人間の脳も肝臓などと同じ「臓器」なので、できるだけ休ませて、大事な場面だけフル回転させるのが正しいわけですね。この「脳は臓器である」という考え方は、ショーペンハウアーの哲学でも、重要な部分です。人間機械論に近いですね)
最短即日審査の受付時間は、両方22時まで
最短即日審査を何時まで受け付けているか…という締切時間については、アコム・プロミスともに「22時」(夜10時)までとなっています。この時間は、店舗や時期などの状況・条件によって多少変動しますが、大体このくらいの受付時間だと思って下さい。
この受付時間は、SMBCモビット・アイフル・ノーローンと比較すると、1時間長くなっています。これら3つの消費者金融は「21時まで」だからです。
なので、夜間でもお金を借りたい!という時には、プロミス・アコムは特に有利ということですね。実際にはこの「22時」というのはこの時間で、完全に審査が終了するという風にほぼなっているので、その数時間前には申し込むようにしましょう。
(どんなにギリギリのギリギリでも、1時間前までに申し込むのがボーダーラインとなっています)
審査の所要時間は最短30分だが…
プロミス・アコムの審査の所要時間は、どちらも最短30分となっています。しかし、これは「単純に審査の作業をする時間」であって、実際の融資までには、いろいろ手続きもあります。つまり、審査結果が出ても、その後融資までには「いろいろある」わけです。これは言うまでもないでしょう。
なので、全部の作業をトータルすると「1時間」になるわけですね。なので、審査時間自体は最短30分でも、最短即日借入をプロミス・アコムでしたいのであれば、1時間前には申し込む必要がある…というわけです。
ちなみに、これは同じく最短30分で審査できるアイフルやSMBCモビットでも同じなので、これらの消費者金融でネット申込みをする時でも注意してください。ノーローンは審査時間が「最短20分」なので、融資までの時間も10分短くなるかも知れませんが…。
即日振り込みはプロミスの方が有利
上に書いたのは「ローンカードを発行して、ATMから現金で直接借りる」という方法の場合の締切時間です。もし「銀行振込で借りたい」というのであれば、締切時間はもっと早くなります。
言うまでもありませんが「銀行が閉まってしまう」からですね。プロミス・アコムが夜間まで最短即日審査していようと、銀行はお休みしてしまうわけです。
そして、アコム・プロミスがそれぞれ何時までに振込手続きをすれば、即日振り込みで借りられるかというと、下の通りです。
- プロミス…14時50分程度
- アコム…14時30分程度
となっています。これは両方「大体の目安」なので、多少のずれがある…ということは重々意識して下さい。とりあえず―。
- 銀行が閉まる時間は15時だが、プロミスはそのギリギリ直前までOKで、アコムはやや早い
ちなみに、これは「振込手続き」をこの時間までにするということなので、審査完了はそれより15分程度は早くないといけません。なので、たとえばアコムだったら下のようになります。
- 14時15分程度には、審査通過していないといけない
- その1時間前なので、13時15分程度には、申し込みが必要
少々半端な時間ですが、細かくシミュレーションするとこうなります(面倒なので「午前中」と考えた方が確実ですが。どんなトラブルがあるかわからないので、こうやって大雑把に考える方が実は緻密だったりします)。
アコムはゆうちょ銀行だと時間が早くなる
上のアコムの「14時30分まで」という締切時間については、普通の銀行の場合で、ゆうちょ銀行だと、これより早くなるので注意してください。大体14時が締切時間となります。ゆうちょ銀行だけ特別という理由は不明ですが(プロミス・SMBCモビットだと関係ないので)、理由はともかく、とりあえずそういうルールになっているので、ゆうちょ銀行で即日振り込みを希望する方は、注意してください。
プロミス・アコムの比較・まとめ
以上、プロミス・アコムのキャッシングについて、多方面から比較してきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。
- 一番大きいのは「最短即日振込」の時間である
- プロミスの方が、20分ほど長く受け付けている
- その他の違いは、特にない
具体的にどう違わないのか書くと下の通りです。
- 与信枠…最大500万円で同じ
- 無利息期間…両方初回30日間無利息(プロミスはWEB明細利用・メールアドレスの登録が必要)
- 実質年率…プロミスの方が0.2%安いが、あまり違わない
- 最短即日審査の受付時間…どちらも大体22時まで
- 審査スピード…どちらも最短30分
アコム・プロミスは、大手の消費者金融の中で一番「融資条件が似ている」消費者金融なんですね。なので、どちらにするか迷ったら、即日振り込みが必要かどうかで考えて下さい。それ以外の違いは、特にありません。
(どちらでもいいなら、少しでも低金利ということで、プロミスをおすすめします)