オリックス銀行カードローンとアイフル、金利・限度額・審査基準を徹底比較!

オリックス銀行カードローンとアイフル、金利・限度額・審査基準を徹底比較!

消費者金融の中でも特に人気なアイフルと、同じく大手の銀行カードローンの中でもトップレベルの人気を誇る「オリックス銀行カードローン」。ここでは、この両者でのキャッシングを、審査基準・金利・限度枠などのさまざまな面から比較していきます。

「キャッシングでお金を借りたいけど、銀行カードローンにすべきか消費者金融にすべきか迷っている」というような方など、参考にしていただけたら幸いです。

審査基準で比較すると?

まず、単純に審査の難易度という意味の審査基準でいうと、消費者金融のアイフルよりも、オリックス銀行カードローンの方が当然厳しくなります。ただ、他の銀行カードローンとアイフルを比較する時ほど、審査通過率について大きな差はないと考えてもいいかも知れません。

もちろん、銀行カードローンである以上、消費者金融のアイフルよりは相当審査が厳しくなります。ただ、金利から考えると、もっと上限金利が低い銀行カードローンよりは、アイフルの審査通過率にやや近づく可能性がある…ということです。あくまで可能性です。)

オリックス銀行カードローンは上限金利が高い

このように言える理由は「オリックス銀行カードローンは上限金利が高い」という点にあります。上限金利というのは、「実質年率1.7%~17.8%」というように書かれているうちの、高い方の金利。オリックス銀行カードローンで言うなら「17.8%(実質年率)」となります。

そして、アイフルの上限金利は18.0%(実質年率)なので、両者の上限金利はほぼ変わらないということなんですね。このことから「審査通過率は、もっと低金利な銀行カードローンと比較した場合は、消費者金融にやや近くなる」と想像できるわけです。

(繰り返しますが、それでも銀行カードローンである以上、相当審査が厳しくなります)

なぜ上限金利から想像できるのか?

まず、上限金利というのは「100万円未満の借り入れで用いられる金利」です。つまりほとんどの人がキャッシングする時に適用される金利は、上限金利ということなんですね。なので「その消費者金融・銀行カードローンの金利は、上限金利で決まる」と言ってもいいくらいなのです。大部分の利用者にとっては。

そして、その上限金利が高いということは、銀行カードローン・消費者金融の側にとって「一人あたりから得られる利益率が高い」ということなんですね。つまり「貸せば貸すほど利益が出る」ということです。なので「できるだけ審査通過率を高くして、多くの人に融資する」という方針になるわけですね。

審査通過率を上げると、延滞・滞納のリスクも増える

当然ですが、こうして銀行カードローン・消費者金融の側が審査通過率を上げると、クレジットスコアが低い人、つまり「返済能力のない人」も審査を通過してしまうということになります。となれば、当然返済の延滞・滞納も増えるし、貸し倒れのリスクも高くなるというわけですね。

これらは消費者金融・銀行カードローンの側にとっては当然不利益ですが、「その分、高い金利をとっているからOK」ということ。たとえ返済不能になる人がいたとしても、「その分は、別の人から利息でとっているからいい」というわけですね。

なので、「上限金利が高いキャッシングの場合は、上限金利が低いカードローンと比較したら、やや審査基準を緩めにしてもOK」ということです。なので、「上限金利の高さと、審査の申し込みやすさは比例する」と言っていいわけですね。

(繰り返しますが、それでもオリックス銀行というしっかりした金融機関が提供するキャッシングですから、オリックス銀行カードローンの審査は相当厳しくなります)

上限金利が低金利な借入先は、審査が厳しい

この逆として、上限金利が低金利なキャッシングの場合は、審査に通りにくくなるということが言えます。低金利な銀行カードローン・消費者金融は、先に書いた「高金利な金融機関」と違って「貸し倒れを出すわけにはいかない」し、「延滞・滞納も、極力ゼロに近づけないといけない」わけです。

となると、当然「審査を厳しくせざるを得ない」ということですね。なので、オリックス銀行カードローンと違って上限金利がもっと低い他の銀行カードローンの場合は、アイフルなどの消費者金融と比較すると、ある程度審査が厳しくなるというわけです。

もちろん、これは「オリックス銀行カードローンの審査基準が優し目」とか「ゆるめ」というわけではありません。ただ、上限金利がもっと安い銀行カードローンと比較すると、オリックス銀行カードローンの方が審査通過率が高くなる可能性がややあるということです。あくまで可能性の話ですが、そういう傾向はゼロではない…と思ってください。

それぞれの審査通過率は?

ここまではアイフルとオリックス銀行カードローンの審査通過率が、「他の銀行カードローンと比較すると、近めになるかも知れない」と推測できる根拠について書いてきました。もちろん、そうは言っても「他の上限金利が低金利な銀行カードローンほどではない」という意味であって、やはりある程度、アイフルの方が審査に申し込みやすくなっていますし、オリックス銀行カードローンの方が審査が厳しくなっている、ということは間違いありません。

(キャッシングで審査を通過できるかどうかは、その人の信用度などによってケースバイケースなので、何とも言えないのです)

こうした前提の上で、大体のアイフル・オリックス銀行カードローンの審査通過率を書くと、それぞれ下のようになります。

  • アイフル…40%~45%前後(推測)
  • オリックス銀行カードローン…25%~35%前後(推測)

こういうものです。あくまで大体の目安であり、これらの数値から外れるケースも、当然多くあります。そもそも、審査通過率自体が、その人の年収・職業など多様な条件によって変わるものなので、あくまで「目安の中の目安」くらいの参考にしてください。

(つまり、繰り返しますが、最終的には審査通過率はケースバイケースになる…ということです)

自分の収入がある女性のキャッシングは可能か

特に需要が多い「自分の収入がある女性の借り入れ」について比較すると、オリックス銀行カードローン・アイフルはどちらも下のような内容になっています。

  • 収入のない既婚者の女性(主夫)…融資不可
  • パート・アルバイト収入がある自分の収入がある女性(主夫)…借入可能

このように、自分の収入があるなら、自分の収入がある女性でも借入可能ということですね。アルバイト・パートをしているということは、ある意味「フリーター」と同じく「勤労者」になりますから。

一方、自分の安定収入を得ていない、いわゆる専業主婦・専業主夫の方の場合は、オリックス銀行カードローンでもアイフルでも、キャッシングは不可となっています。

自分の収入がある女性で審査通過率が高まる条件

キャッシング審査でも大学受験でも、レベルの高い人ほど通過率は上がります。そのため、自分の収入がある女性のキャッシングで、オリックス銀行カードローンやアイフルに申し込む時でも、条件が良い人ほど審査通過率は高くなります。

その条件は、あくまで推測ではありますが、下のようなものがあります。

  • 長年オリックス銀行の口座を利用している
  • それも、メインバンクとして利用している
  • 現時点の口座残高が多い(オリックス銀行の口座残高)

こういう、「オリックス銀行の口座に関する条件」がまず一つ。

  • オリックス・クレジットなど、関連サービスを利用している
  • その利用金額が大きく、延滞・滞納もない
  • 利用期間が長く、利用状況もコンスタントである

こういう「関連サービスの利用実績」についてが2つ目。このように長年、オリックスグループの金融サービスで、利益をもたらしてくれた人であれば、「オリックス銀行カードローンでも、利益をもたらしてくれる可能性が高い」と期待できるわけです。

(金融機関はすべて私企業ですから、こういう計算は当然しますし、それがあるからこそ、我々は銀行預金などのサービスを利用することができます。こういう計算のない世界というのは、要するに旧ソ連や昔の中国のような「共産主義の世界」です)

このように、これらの「オリックス銀行カードローンに関連する、サービスの利用実績」がある場合は、オリックス銀行カードローンでもアイフルでも、審査を通過して、キャッシングできる可能性が高まります。

若年層のキャッシング・比較

自分の収入がある女性に続いて、若年層のキャッシングについても比較していきましょう。最初に結論を書くと、下のようになります。

  • アイフル…融資可能
  • オリックス銀行カードローン…借入不可

つまり学生の借り入れについてはアイフルの方が有利ということですね。有利というより、オリックス銀行カードローンは借入不可である以上、アイフルだけが唯一の選択肢になる…ということですが。

アイフルで学生が借りられる条件

では、どういう条件を満たせば、アイフルで学生がキャッシングすることができるのか―。これは下のようになっています。

  • アルバイト収入がある
  • 年齢が20才以上である

こうした2つの条件です。これはほぼすべての20代前半の若者が借入可能な銀行カードローン・消費者金融で共通する条件なので、キャッシングの知識がある人だったら、よくご存知でしょう。

何はともあれ、この2つの条件さえ満たしていれば、若年層でもアイフルでお金を借りることは可能となっています。

未成年・10代はキャッシング不可なので注意

これもアイフルに限らず、どの大手の消費者金融・銀行カードローンでも共通する条件なのですが、未成年・10代・20才未満の若者(18才・19才など)については、学生であっても、アイフルでは借入不可となっています。

もちろん、しっかり安定したアルバイト収入があっても、キャッシング不可ということです。これは民法の未成年者の契約取消権などが絡んでいるのですが、何はともあれ、このルールはアイフル以外の消費者金融やクレジット会社でも共通して採用されているルールなので、18才・19才の方々、20才未満・未成年・10代の方々は、残念ながらキャッシングはできない…と諦めてください。

(一応、未成年でも発行できるクレジットカードで、5万円~10万円程度の少額借り入れをする…ということはできるのですが)

オリックス銀行カードローンで、若年層でも借りられる?

オリックス銀行カードローンで学生がキャッシングをすることは、99.9%できませんが、例えば、下のようなケースだったら考慮してもらえるかも知れません。

  • 学生だが起業して、大成功している
  • 社会人が学生をしている

どちらも「これなら借り入れできて当たり前」という感じかも知れませんが、このくらい信用度が高い人であれば、若年層でもオリックス銀行カードローンで借り入れができる可能性はゼロではない…と言えます。

普通に20代前半の若者が借入可能な銀行カードローンで借りればいい

そもそも、学生がキャッシングをしたい時、オリックス銀行カードローンにこだわる必要はないんですね。オリックス銀行カードローンだけでなく、銀行でのキャッシングにこだわる必要がありません。アイフルなどの消費者金融で借りればいいのです。

もちろん、アイフルなどの消費者金融も、若年層のキャッシングに対しては、かなり審査が厳しくなります。また、審査の通過をできたとしても、借入限度額はかなり少額になります。

そういう条件つきではありますが、学生の方がお金を借りたいという時は、アイフルなどの消費者金融を選ぶようにして下さい。

金利(実質年率)で比較すると?

次に、オリックス銀行カードローン・アイフルを「金利(実質年率)」で比較してみましょう。実質年率という言葉は特に気にする必要はありません。昔キャッシングの世界で使われていた、アドオン金利という、紛らわしい金利と区別するために作られた計算方法であり、要するに「普通の金利」と考えていただいてOKです。

そうした説明をした上で、アイフル・オリックス銀行カードローンの実質年率をそれぞれ書くと、下のようになります。

アイフル 4.5%~18.0%(実質年率)
オリックス銀行カードローン 1.7%~17.8%(実質年率)

先ほど審査通過率の部分で「上限金利」についてはすでに触れました。見ての通り―。

アイフル 18.0%(実質年率)
オリックス銀行カードローン 17.8%(実質年率)

このように、ほとんど変わらなくなっていますね。

オリックス銀行カードローンの上限金利は、実際はもっと安い?

アイフルはわかりませんが、オリックス銀行カードローンについては、実際に適用される金利はもう少し安くなる可能性もあります。というのは、オリックス銀行カードローンの「100万円未満コース」の金利は「12.0%~17.8%」となっているからです。

つまり、もっとも高い時には「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)になるものの、もしかしたら、「12.0%」になるかも知れない…ということですね。

信用度によって金利が変わる

これはオリックス銀行カードローン以外のキャッシングの借入先でも同じですが、適用金利が一律で決まっているのではなく、クレジットスコア(信用度)に酔って変わるということは、よくあります。銀行カードローンだと、他にはたとえば楽天銀行スーパーローン(カードローン) なども同様のルールで金利を設定しています。

また、消費者金融も適用金利が一律では決まっていません。100万円未満の借り入れでは「上限金利」が適用されることがほとんど(つまり、大体18.0%)なのですが、人によっては、それより低金利で借りられる…ということもあります。

また、100万円以上の借り入れになったら、一番高い金利でも実質年率15%となりますが、そこから先、いくら借りたらより低金利になるかは不明…というのが、消費者金融の金利設定です。これはアイフルでもプロミス・アコム・SMBCモビットでも、どこでも同じです。

銀行カードローンの場合は、オリックス銀行カードローンのように「○○%~○○%」というように金利帯の幅はあるにしても、「100万円~200万円はこの金利」という目安が、大体決まっていて商品概要・商品説明書にも書かれています。

しかし、アイフルを始めとした消費者金融ではそれがないということですね。もちろん、ないからといっても高金利になるわけではなく、「その人のクレジットヒストリー・信用度に合わせて、臨機応変に適用金利を決めている」と考えていいでしょう。

何はともあれ金利(実質年率)については、上限金利だけで見ると、アイフル・オリックス銀行カードローンはほとんど差がない(しかし、オリックス銀行カードローンは、12.0%など、かなり低金利になる可能性もある)と考えて下さい。

0.2%の金利差があるが…

もう一度オリックス銀行カードローンとアイフルの上限金利を比較してみましょう。

オリックス銀行カードローン 17.8%(実質年率)
アイフル 18.0%(実質年率)

こういうことで「0.2%」の金利差がありますね。人によっては「これは実際の利子総額にしたら、かなり大きな違いになるのでは?」と思うかもしれません。

しかし、実質年率で0.2%の違いは、まったくないも同然なんですね。これは別にオリックス銀行カードローンを否定するわけではなく、0.2%であろうと、アイフルより低金利であることは確かです。その前提の上で、この「0.2%」というのが、実際の利子総額でどのくらいの差額を生み出すのか…というシミュレーションをしてみましょう。

「100万円」を1年借りた場合の計算

先に書いた通り、アイフルの金利は「借入総額が100万円を超えた」ら、確実に実質年率15%以下に下がります。これは利息制限法によるルールなので、必ずこうなります。

ということで、上の「0.2%の金利差」というのは、最高でも「借入総額100万円」の時までで、シミュレーションをするべきです。

正確には「100万円から適用金利が変わる」ので「99万円」ですが、わかりやすく100万円で計算しましょう。

実質年率というのは「1年間の利息」を表しています。アイフルのように実質年率18%だと、1年間で「100万円の18%の利息」が発生するというわけです。(ここでは100万円としていますが、借入金額が50万円だったら、50万円の18%となります)

100万円の18%ということは、当然「18万円」です。それが「年間利息」なんですね、アイフルの。

そして、1年間で18万円ということは、1ヶ月あたりに換算すると「1万5000円」となるわけです。「100万円を1ヶ月借りて、1万5000円」という利息ですね。

オリックス銀行の「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)の場合は?

そして、同様にオリックス銀行カードローンの「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)の場合でも、利息のシミュレーションをしてみましょう。やり方はアイフルの時とまったく同じです。

  • 100万円の「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)なので、「17万8000円」である
  • つまり、年間利息は「アイフルより2000円」安い
  • 年間で2000円安いということは、月間で「170円」ほど安くなる
  • つまり、月間の利息が、大体「1万4830円」になる

そして、もう一度月間の利息をそれぞれ比較してみましょう。

(最初に書いておきますが「100万円を1ヶ月借りた場合」の利息です)

  • アイフル…1万5000円
  • オリックス銀行カードローン…1万4830円

「おや?」と思った人も多いでしょう。「地下鉄の、一番近い駅の切符」くらいの値段の差しかありません。1万5000円レベルになると、もはや「誤差」に近い金額です。

しかも100万円を借りても、これだけの利息差しかないということ。もし借入金額が「10万円」だったとしたら、「170円」の差額はさらに小さくなって「17円」になるわけですね。

この数字を見ればわかりますが、「上限金利の0.2%という金利差は、実際の利子総額で計算すると、まったく違いがない」のです。なので、アイフルとオリックス銀行カードローンの上限金利は、事実上同じようなものと考えていいわけですね。

プロミスもオリックス銀行と同じ

余談ですが、アイフルと同様に消費者金融を代表するプロミスも、上限金利が「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)となっていて、オリックス銀行カードローンと同じです。プロミスは、大手の消費者金融の中で一番低金利となっています。プロミス以外の消費者金融は、すべてアイフルと同じく「18.0%」という実質年率です(上限金利は)。

ということで、プロミスとアイフルの金利を比較する時でも、ここで書いたオリックス銀行カードローンとの比較とまったく同じ結果になる…と思ってください。強いて言うなら、オリックス銀行カードローンの方は「100万円未満」の少額キャッシングでも「12.0%」という低金利になる可能性もあるので、あくまで借りる人の信用度次第ということですが。

無利息期間があるのは?

オリックス銀行カードローンには、初回30日間無利息などの無利息サービスはありません。一方、アイフルは初回30日間無利息でキャッシングをすることができます。

この点では、アイフルの方がオリックス銀行カードローンより低利息である…と言えるかも知れません。

パート・アルバイト・フリーターは融資可能?

フリーター・アルバイト・パートなどの、非正規雇用に分類される方々は、アイフル・オリックス銀行カードローンのどちらでも借入可能となっています。これは別にオリックス銀行カードローンやアイフルに限った話ではなく、どの大手の銀行カードローン・消費者金融でも、フリーター・アルバイト・パートなどの職業・属性の方々は、申込資格としては、条件を問題なくクリアしているのです。

自分の収入があればキャッシングできる

これは、ほんの少しでもキャッシングの知識がある人ならあかるでしょうが、キャッシング審査の世界では、職業・属性に関係なく自分の収入があれば借り入れできるというのは当たり前になっているんですね。

もちろん、「自分の収入がある」といっても、その収入があまりに少なかったり、あるいは職業が不安定だったり、勤続年数・月数が短か過ぎたり…ということがあったら、アルバイト・パート・フリーターの方々でも確かに審査に通らないことはあります。

ただ、とりあえず「パート・アルバイト・フリーターだから借入不可」というように、肩書・職業・属性によって最初から門前払い・足切りをされる…ということは、カードローンの審査の世界ではないわけですね。

そして、アイフルの審査の場合でも、オリックス銀行カードローンの審査の場合でも、申し込みできるという意味での借入資格であれば―。

  • パート
  • フリーター
  • アルバイト

など、これらすべての方々が、問題なく審査条件を満たしている…ということです。

それぞれ月収はいくら必要か?

「パート・アルバイト・フリーターでもキャッシングできる」と聴いたら、次に多くの人が知りたいと思うだろうことは、「月収がいくらあればキャッシング審査に通るのか」ということでしょう。

これはどちらの場合でも難しいですが、とりあえず月収7万円~8万円程度は必要というのが目安になります。というのはこれ以下の金額の月収だと「ほとんどアルバイトのシフトに入っていない」ということなので、いつやめるかわからないという不安が、金融機関の側に生じるわけです。

融資する消費者金融・銀行カードローンの側にとって、申込者にもっともしてほしくない行動は「無職になってしまう」ことなんですね。アルバイトでもパートでも何でもいいので「何らかの仕事は、常にしていてほしい」わけです。仕事さえしていれば、多少時間はかかっても、大抵の借入金額は完済できますからね。

もちろん、これはお金を貸す銀行カードローン・消費者金融の側だけではなく、借り手の側にとっても「完済するために、何らかの仕事はしなければいけないし、していた方がいいというのは、言うまでもないでしょう。

ということで、本人が仕事を辞める可能性が低く、かつ、首にもなりにくい…という条件で月収を測ると「最低でも、7万円~8万円は必要」という計算になるわけです。あくまで目安ですし、私の推測に過ぎませんが、大体このくらいが最低ラインというのは、アイフルでもオリックス銀行カードローンでも、その他の借入先でも共通している事だといえます。

オリックス銀行は「150万円」が必要?

ネット上の口コミ・評判を見ていると、オリックス銀行カードローンで審査に通るためには「年収150万円以上が必要」とか「年収200万円はないといけない」というような情報が、ごくごく一部ですが書かれています。

しかし、これは昔の大手の銀行カードローンの情報だと思ってください。昔のオリックス銀行カードローンでは確かに、そういう審査基準も存在したという説があります(これも本当かどうかはわからないのですが)。

オリックス自体が、もともと社会人向けの「しっかりしたブランド」だったので、オリックスクレジットだけではなく、カードローンの方でもそうした審査基準を持ち込んだ…ということかも知れません。

実際にオリックス銀行カードローンが「年収150万円以上」とか「200万円以上」という、基準を設定していたかどうかはさておき、他の銀行カードローンではそうした口コミ・体験談があまり見られないことと比較すると、昔のオリックス銀行カードローンは、かなり審査が厳しかったというのは一部事実のようです。

何はともあれ、今のオリックス銀行カードローンではここまで書いてきた通り、「原則安定収入がある方」という条件さえ満たしていればいいので、150万円というような年収の基準はありません。

借入可能金額の比較

続いて、キャッシング可能な金額でも、アイフル・オリックス銀行カードローンを比較してみましょう。まず、最高借入枠については下のようになっています。

アイフル 最高500万円
オリックス銀行カードローン 最高800万円

金額だけ単純に見ると、オリックス銀行カードローンの方が最高借入枠が大きくて、高額の借り入れがしやすい…ということになります。しかし、そもそも、これだけの金額を借りられる人自体がほとんどいないので、この比較はあまり意味が無い…という見方もできるかも知れません。

500万円借りるには、年収1500万円が必要

たとえばアイフルで500万円をキャッシングしようとすると、最低でも年収1500万円が必要となっています。これは「貸金業法第13条の2第2項」のルールによる計算ですが、有名な年収の3分の1までしかキャッシングできないという規則ですね。

これは「法的なルール」であって「アイフルの判断ではない」という点が重要です。つまり、アイフルがどれだけ融資したいと思っても「最低でも年収1500万円が必要」ということ。つまり、もしアイフルが「この人はあまり信用できないから、審査を厳し目にしよう」と思ったら、500万円キャッシングするにも、年収が2000万円とか、2500万円必要になる…ということもあり得るわけです。

実際「年収の3分の1」とよく言われますが、キャッシング審査では、収入と借入限度額の割合が、もっと厳しくなるのが普通です。初めてのキャッシングでは年収の10分の1から始まるのが当たり前ですし、かなり信用度(クレジットスコア)が高い人であっても、年収の5分の1か、せいぜい4分の1…と言った所です。仮に4分の1だったとしても「500万円借りるのに、年収2000万円が必要」となるわけですね。

これだけの金額を稼いでいる人が、アイフルなどの消費者金融でお金を借りようとする…ということはめったにないでしょう。稀にあるようですが、それでも相当レアなケースであることは間違いありません。

また、仮に「年収の3分の1まで借りられた」としても、それでも年収1500万円ないと借入不可なわけです。これだけの高額所得者は、やはり今の日本ではかなり少なくなっています。平均年収も年々下がっていますからね。

ということで、アイフルの「500万円」という最高限度額すら「実際に借りられる人はほとんどいない」わけです。ましてオリックス銀行カードローンの「800万円」という最高融資枠になったら、一体誰が借りられるのか…というレベルなんですね。

800万円借りるのに必要な年収

オリックス銀行カードローンで800万円キャッシングするには、いくらの年収が必要か―。これは先程の「年収の3分の1」に合わせた単純計算だと「2400万円」となります。

ただ、銀行カードローンは貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、「年収の3分の1」という基準は当てはまりません。オリックス銀行カードローンの方で「この人は年収1000万円しかないけど、信用度が高いから融資してもいい」と思うのであれば、極端な話年収1000万円でも、800万円借りられる…というケースもありうるわけです。

もちろん、これはあくまで極端な例え話であって、実際にはどれだけ有利になっても「借入希望金額の2倍の年収は必要」と言われています。つまり、800万円をキャッシングするためには「最低でも年収1600万円は必要」ということですね。

もちろん、これもギリギリのギリギリの金額であって、実際にはオリックス銀行カードローンでもどこでも「年収の5分の1」や「年収の10分の1」しか借りられない…というケースは多いです。なので、かなり甘めに審査してもらったとしても、800万円借り入れするには、年収2400万円か、年収3000万円程度は必要になる…と考えてください。

アイフルでは、50万円以上借りるのも厳しい

ここまでは「最高借入枠まで借りるのが厳しい」という理由を書いてきましたが、そもそもアイフルなどの大手の消費者金融の場合は、50万円以上キャッシングするだけでも厳しいというシステムになっています。

これは、貸金業法第13条1の3項1の中で、「単一の借入先からの融資金額が、50万円を超える時から、収入証明書の確認を義務付ける」という内容が書かれていることでもわかります。つまり、「50万円から収入確認資料を提出してもらう」ということが、金融庁のルールによって決まっているのです。

このように、金融庁が公式に「この金額以上は審査を厳しくする」と決めているのが「50万円」というラインなんですね。なので、アイフルでもその他の消費者金融でも、この50万円という金額から、審査がかなり厳しくなるのです。

特に初めてキャッシングする場合、50万円以上借りられる人はめったにいません。たとえ高額所得者で安定した職業だったとしても、何で、そんな人が、わざわざキャッシングをするのかという疑念が残るからです。

もちろん、そのように職業・属性がいい方であれば、アイフルにしても他の消費者金融にしても、融資したい気持ちはあります。なので、とりあえず50万円を融資して様子を見るということです。

半年ほど様子見をして、その期間に返済の遅延・延滞が一切なく、その他のキャッシング業者やクレジット会社からお金を借りていない…ということであれば、そこで融資枠を増額する、ということですね。

このように、借り入れ期間の途中で再度審査をして、融資枠の増額をしたり、あるいは減額したりすることを「途上与信」といいます。この途上与信によって50万円以上借りられるようになる人はたくさんいるのですが、そうでなければ、特に初めてキャッシングでは「50万円以上の高額借り入れは、基本的にできないと思ってください。

在籍確認の電話について比較

キャッシング審査では勤務先への在籍確認の電話というものがありますが、これはアイフルでもオリックス銀行カードローンでも、他の消費者金融・銀行カードローンと同様に必須となっています。職場への在籍確認が必須でない銀行カードローン・消費者金融やクレジット会社というのは基本的にあり得ないので、この点は重々理解してください。

そもそも、在籍確認をしないということは「まともに審査をしない」ということであり、そんな状態で融資する金融機関というのが、まともな組織であるわけはない、ということです。

もちろん、たとえば土曜日・日曜日・祝日の審査で「申込者の職場が土日・祝日は開いていない」などのやむを得ない事情があれば、当然顧客サービスとして、在籍確認を省略することもあります(これは中小の消費者金融でよく見られるようで、大手の銀行カードローン・消費者金融ではめったにないようですが)。

というような例外のケースはあるにしても、基本的にはやはり、アイフルだろうとオリックス銀行カードローンだろうと、キャッシングの審査では在籍確認が必須…となっています。

かけ直し対策では、アイフルの方が有利?

オリックス銀行カードローンにしてもアイフルにしても「勤務先への在籍確認が必須」という点では共通なのですが、いわゆる「かけ直し対策」については、アイフルの方が有利かも知れません。

かけ直し対策というのは、在籍確認の電話に職場の人が誰も出なかった時、着信履歴を見た職場の同僚が、金融機関に対してかけ直しをしてしまうその時の対策…ということです。

たとえばアイフルからの着信が職場の電話に残っている。そして、それを見て職場の同僚がかけ直しをしたら「はい、アイフルです」と出てしまうと、まずいわけですね。大昔のキャッシング審査では、このような「在籍確認のかけ直し」によって職場にキャッシングがバレるということがあったのです。

アイフルのかけ直し対策は不明だが…

アイフルのかけ直し対策については「AIセンター」という会社からかけているので「アイフル」と名乗ることはない…という口コミ・評判が見られます。本当かどうかはわかりませんが、このAIセンターという組織は確かに実在します。

これは別に在籍確認のかけ直し対策のために作られた「アリバイ用」のようなものではなく、アイフルが業界に先駆けて、コンピューターによる自動審査を整備するために作った施設なんですね。AIというのは言わずと知れた人工知能のことですが、それとアイフルをかけているわけです。

そのように事務処理を担当する部門なので、在籍確認もAIセンターがしているというわけですね。別にかけ直し対策のためにAIセンターからかけているのではないかも知れませんが、とりあえず、「はい、アイフルです」と名乗られることは基本的にない…と思って下さい。

(そのようなことがあってキャッシングが職場バレしたら、アイフルにとっても痛手ですからね。その申込者が借り入れをやめてしまう可能性は非常に高いですし)

その他のかけ直し対策の例

上に書いた通り、アイフルがどのようなかけ直し対策をしているかはわかりませんが(というより、どの消費者金融でも不正申し込みを防ぐため、こういう情報は公開しませんが)、参考までに、その他のかけ直し対策の例を紹介しましょう。

  • 発信専用の電話番号からかける
  • いつかけ直しをしても「話し中」になるように設定する
  • 携帯電話からかけて、通じなかったら電源を切っておく

こうしたものです。つまり職場の同僚からのかけ直しの電話が、全部通じないようにするというのが基本ですね。何かしゃべるとぼろが出る可能性が高いので、最初から通じないようにする…ということです。これは賢いやり方でしょう。

もちろん、別にキャッシングが悪いことだから隠さなければいけない…というのではありません。キャッシングとか借金に限らず、人間の世界では、特に日本では「お金の話」というのはタブーにされています。

しかし、タブーだから悪い…ということではありません。たとえばセックスに関する話題も当然タブーですが「そもそも、人間がどうやって生まれたか」を考えれば悪いことであるわけがない…というのは自明の理でしょう。

だから「タブー=悪」ということではないのです。ただ、何となくオープンにすることに抵抗がある、というだけであって。そのため、かけ直し対策についてもこのように「秘密主義的」になるのですが、これは別に「悪いことをしているからコソコソしている」のではない…という点を理解してください。

(そもそも、ケンタッキーフライドチキンの「秘密のレシピ」なども、秘密にしている以上「コソコソしている」わけですが、それを悪いと思う人など、誰もいないでしょう。人間の世界では、常に秘密がつきものなのです)

スピード借入はどっちがしやすい?

アイフルとオリックス銀行カードローンでは、スピードキャッシングはどちらがしやすいか―。これは比較するまでもなく、アイフルです。それが消費者金融の持ち味なのだから、当然です。ここで負けていては、消費者金融としての存在意義がない…といっても過言ではりません。

(スピードで各駅停車に負ける新幹線のようなものです)

具体的にどのような点で、オリックス銀行カードローンよりアイフルの方がスピード借入が申し込みやすいのか。箇条書きすると下のようになります。

  • 特定の銀行口座が必要ない
  • 毎日夜9時までスピード審査をしている
  • 土曜日・日曜日・祝日でも同じ時間までしている
  • ↑(時間は店舗や日によって変わることもある)
  • 審査が最短30分というスピードで終わる
  • ↑(実際の融資までは最短1時間はかかる)

これらの点については、オリックス銀行カードローンとアイフルというより「消費者金融・銀行カードローンの違い」に近い部分があるので、キャッシングの知識がある人ならすでに知っている…ということもあるかも知れません。

しかし、初めてキャッシングする方など「知らない」ということも多いかと思うので、そうした方に向けて、これらのポイントを解説していきます。

アイフルは、特定の銀行口座が必要ない

これはアイフルだけでなく、大手の消費者金融だったらすべてそうなのですが、特定の銀行口座を持っていなくても、スピード借入できるというシステムになっています。これが、オリックス銀行カードローンなどの銀行ローンになると、そうはいかないのです。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」や三井住友銀行カードローンなど「その銀行口座を持っていなくてもスピード借入可能」という条件の銀行カードローンもありますが、これらはごくごく少数です。基本的には、大部分の銀行カードローンが「スピード融資をするには、その銀行口座が必要」という条件になっています。

オリックス銀行カードローンも平日はOKだが…

実はオリックス銀行カードローンはこの「銀行口座の有無」については条件がゆるめというか優し目な銀行カードローンです。土曜日・日曜日・祝日は「オリックス銀行の口座が必要」ですが、平日のキャッシングであれば「オリックス銀行の口座なしでもスピード借入可能」というルールになっています。

たとえばみずほ銀行カードローンなど、メガバンクの銀行カードローンでも「平日でも口座が必須」というものは多いので、それらと比較すると、オリックス銀行カードローンの条件はむしろかなりゆるいといえます。

なぜ、土曜日・日曜日・祝日は口座が必要になるのか

これはオリックス銀行カードローンがスピード審査をしても、振り込み先の口座に反映されないという点にあります。つまり、流れで書くと下のようになります。

  1. オリックス銀行カードローンがスピード審査をする
  2. 審査結果が良かったので、融資を確定する
  3. スピード振込みの作業を行う

ここまではいいでしょう。しかし、下のようにも言えます。

  • オリックス銀行以外の銀行だと、土曜日・日曜日・祝日は振り込みが反映されない
  • オリックス銀行はすぐに手続きをしたのに、結局、借り入れは翌営業日になる

わかりやすく言うと、月曜日まで借りられない、銀行口座に反映されていない…ということですね。

オリックス銀行の口座だったら反映される

しかし、これが「オリックス銀行同士」のように「同じ銀行の口座」であれば、土曜日・日曜日・祝日でも振り込みはその日中に反映されるわけです。されない銀行もありますが、オリックス銀行の場合はされるようになっています。

(基本的にリアル店舗や提携ATMを持たない、ネット専業銀行に近い存在ですからね。こうした振り込みの反映については、都市銀行よりむしろ優れているわけです)

なので、オリックス銀行カードローンで土曜日・日曜日・祝日にスピード借入をしたいという場合は、オリックス銀行の口座が必要となるわけですね。すでに口座を持っている人であればいいのですが、ない人の場合は、アイフルなどの消費者金融か、三菱UFJ銀行・三井住友銀行などの「口座なしでもスピード借入ができる」という銀行カードローンで申し込む必要があります。

アイフルは毎日夜9時までスピード審査

日によって、あるいは店舗によって多少前後することはありますが、アイフルは基本的にほぼ毎日、21時(夜9時)までスピード審査をしています。これはSMBCモビット・ノーローンと同じ時間です。(アコム・プロミスは大体22時までスピード審査をしています)

というように、夜遅くまでその日のうちに審査してくれる…というのがアイフルのメリット。オリックス銀行カードローンは「大体午前中に申し込みしていないといけない」「どんなに遅くても14時まで」と言われているので、これと比較すると「アイフルがいかに、スピード借入をしやすいか」がわかるでしょう。

銀行カードローンは大体「午前中」

フォローしておくと、決してオリックス銀行カードローンのスピード融資の体制が十分ではない…という意味ではありません。大手の銀行カードローンは基本的にスピード借入をしたければ、午前中に申し込むというのがルールになっているのです。

なので、別にオリックス銀行カードローンだけが、スピード審査の締め切りが早い…というわけではないんですね。むしろ、みずほ銀行カードローンやしずぎんカードローン・横浜銀行カードローンなどが土曜日・日曜日・祝日のスピード審査をしていない中で、オリックス銀行カードローンは土日・祝日でもスピード審査に対応しているわけですから、むしろ「受付日時が長い」という風にプラスの評価をしてしかるべきです。

ただ、何にしても、平日でも土曜日・日曜日・祝日でも「夜9時まで」というアイフルの受付時間の長さにはかないません。この点で、スピードキャッシングについては、オリックス銀行カードローンよりアイフルの方が有利というわけです。

アイフルは最短30分で審査できる

さらにアイフルがスピードキャッシングを申し込みやすい理由として最短30分という短時間でスピード審査ができるという点が挙げられます。これはアイフルだけでなく、大手の消費者金融はみんな同じ時間設定となっています。

(ノーローンだけ最短20分ですが)

オリックス銀行カードローンの審査の所要時間は?

一方、オリックス銀行カードローンの審査の所要時間はどのくらいなのかというと、これはわかりません。大体数時間といわれています。これはオリックス銀行カードローンだけではなく、ほとんどの銀行カードローンがそうです。

例外的に、大手の銀行カードローンの中で審査が早いのは、下の銀行カードローンになります。

  • 三井住友銀行…最短30分
  • 三菱UFJ銀行…最短30分
  • 新生銀行カードローン レイク…最短30分
  • 静岡銀行…最短30分
  • ソニー銀行…最短60分

このように、アイフルと同じ「最短30分」で審査できる銀行カードローンが、意外とあるわけですね。特に地方銀行の静岡銀行カードローン「セレカ」が入っているのは、少々意外かも知れませんが…。

必ず30分で審査完了するとは限らない

上のように「最短30分」とされている銀行カードローンですが、これらは必ずしも「毎回30分で審査が完了する」というわけではありません。あくまで「最短」ですから、「ほとんどの場合は、1時間かかる」というようなことも、あり得るわけです。

もちろん、新生銀行カードローン レイクや三菱UFJ銀行・三井住友銀行・静岡銀行など、いずれも金融業界でトップレベルの銀行が提供するローンですから、確かに最短30分というようなスピード審査ができる割合は高いでしょう。しかし、消費者金融と比較したら、やはりアイフルなどの消費者金融の方が、最短30分で審査できる割合は高いと考えた方がいい…というのは間違いありません。

このように、もし「急ぎでお金を借りたい」というのであれば、同じように「最短30分でスピード審査可能」と書かれている借入先であっても、三井住友銀行・三菱UFJ銀行などの銀行カードローンよりも、アイフルのような消費者金融を選んだ方がいいでしょう。

(そして、さらにゆっくり審査を受ける余裕があるという人であれば、オリックス銀行カードローンなどの「数時間かかる」と予想できる金融機関で借りるのもあり…ということです)

個人事業主・自営業の申し込みやすさ

次は、自営業・個人事業主・フリーランスなどの独立系の職業の方々でも申し込みやすいか…という視点から比較してみましょう。こうした視点で比較する場合、アイフルでもオリックス銀行カードローンでもそれほど変わらない…ということができます。

自分の収入がある女性や学生のような職業・属性とは違って個人事業主・法人代表者などの職業・属性は、一応申込資格としては、どこでも借りられるようになっています。つまり、貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)かどうかなどは関係なく、収入や安定性、過去のクレジットヒストリーなどに問題がなければ、消費者金融だろうと銀行カードローンだろうと、どこでもキャッシングできる…というわけですね。

ただ、その「収入やクレジットスコアの基準を満たすのが大変」ということで、消費者金融で借りるにしても、銀行カードローンで借りるにしても、少々苦労することが多い…というのは確かですが。

アイフルにはビジネスローンもある

アイフルには「事業サポートプラン」というビジネスローンもあります。

  • アイフル「事業サポートプラン」
  • http://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PG13H010

「6.0%~18.0%」という実質年率(金利)で、事業性資金をスピードキャッシングすることができます。通常のアイフルや消費者金融のキャッシングでは「事業性資金には利用不可」となっているので、事業用にお金を借りたいという個人事業主の方々などは、こうしたビジネスローンを利用するのがいい…というわけですね。

大手の消費者金融では、アコム・プロミスも同様に事業専用ローンを提供しています。プロミス・アコムのビジネスローンとアイフルの「事業サポートプラン」を比較すると、特徴的なメリットは「最大で500万円まで借り入れできる」という点でしょう。

プロミス・アコムの事業者向けローンは、どちらも「300万円まで」しか借り入れ出来ません。しかし、アイフルのビジネスローンであれば「500万円」までキャッシングすることができます。

なので、特に事業用で(たとえば仕入れなどで)大きな金額の融資が必要になる…という時には、アイフルの事業専用ローンを利用するといいでそう。

オリックス銀行には、事業ローンはある?

オリックス銀行の関連会社の「オリックスクレジット」になりますが、ORIX CLUB CARD(オリックスクラブカード)という商品が、法人経営者・個人事業主向けとなっています。

  • ORIX CLUB CARD
  • http://orixcredit.jp/loan/orixclub/

ORIX CLUB CARDは「6.0%~17.8%」という実質年率(金利)。これは先に書いたアイフルの事業サポートプランの「6.0%~18.0%」に、かなり近い金利です。

どちらも最高限度額500万円なので、下限金利の「6.0%」という条件は、まったく同じと考えていいでしょう。そして、上限金利だけ比較すると、ORIX CLUB CARDの方がアイフルのビジネスローンよりも「0.2%」低金利になっています。

0.2%なら、違いはない

これは通常のキャッシングの金利の比較でもすでに書きましたが、0.2%という金利差は、たとえ100万円を借りたとしても、実際に支払う利子総額の差は、ほとんどないも同然なんですね。なので、ビジネスローンの金利については、アイフルでもオリックス銀行カードローンでも「どちらでも、ほぼ変わらない」と考えていいでしょう。

(オリックス銀行カードローンというより、正確には先に書いた通り「オリックスクレジット」なのですが)

返済計画の再編で比較すると?

返済計画の再編(消費者金融などの分野では、返済計画支援のための融資と呼ばれることがあります)で比較すると、アイフル・オリックス銀行カードローンのどちらがいいか―。これは簡単に書くと下のようになります。

  • 申し込みやすいのは、アイフル
  • 総額が大きい時は、オリックス銀行カードローン(アイフルは最高限度額が小さいので、物理的に無理)

まず審査通過率については、通常のキャッシングと同様、おそらくアイフルの方がオリックス銀行カードローンよりある程度高め…と考えられます。(あくまで推測ですが)

また、返済計画支援のための融資なのにスピード借入できるという点でも、アイフルの返済計画支援のための融資は、申し込みやすさの点で有利だといえます。

  • アイフル「おまとめMAX」
  • http://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PN13H010

(このおまとめMAXというのは「愛称」で、正式名称は「貸金業法に基づく計画返済支援返済計画支援のための融資」となっています)

通常のアイフルのキャッシングよりは、時間がかかる

一応「スピード借入できる」という風にはなっていますが、返済計画支援のための融資という性質上、当然普通のキャッシングよりは、審査の所要時間も長くなりますし、その分早く審査申込みをする必要がある…といえます。

ただ、返済計画の再編を考えている人であれば、そもそもだいぶ前から検討していたはずですし、普通のキャッシングの時とは違って「1分1秒を争う」ということはないはずです。

何かよほど特殊な事情があれば別ですが、大抵、そういう場合はもう返済計画の再編・借入先の変更では追いつかないので、債務整理をした方がいい状況です。なので、そのような特殊な方々を除けば、アイフルのおまとめMAXが、通常のキャッシングよりもスピードキャッシングをしにくくなったからと言って、特に困ることはない…というわけですね。

オリックス銀行は、通常のキャッシングでそのまま

一方、オリックス銀行カードローンの方は「返済計画再編のためのコース・プラン」というものは、特に用意されていません。用意する必要がないからです。

銀行カードローンというのは、オリックス銀行に限らずどこでも「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)」なので、「その申し込み者の年収の3分の1を超える金額を融資しても、法律的には何も問題ない」というわけなんですね。

(実際にはそれほどの高額借入はどこでも難しいですが)

返済計画の再編をするということは、当然現時点で「多重債務状態」なわけですが、そうした方は「借入総額が、年収の3分の1の範囲内に収まっているわけがない」ので、どうしても「年収の3分の1以上借りる」ことが必要になるわけです。

アイフルの場合、通常のキャッシングだとそれは出来ませんが、おまとめMAXのような「返済計画の再編専用のコース」の場合に限って、「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外)」として認められているので、年収の3分の1以上借りて返済計画の再編をする…という形なんですね。

一方、オリックス銀行カードローンの場合は、わざわざそのような複雑な設定をしなくても、返済計画の再編ができる、ということです。

金額が大きい場合、オリックス銀行カードローン

ここまで書いた通り、返済計画の再編自体は、オリックス銀行カードローンだろうとアイフルだろうと、どちらでも問題なくできる訳です。そして、スピード借入が申し込みできるという申し込みやすさの点では、アイフルの方が有利…と説明してきた通りです。

では、オリックス銀行カードローンを選んだ方がいいケースとは何かというと、借入総額が500万円を超えている、高額の返済計画の再編の時なんですね。アイフルのおまとめMAXでは「最高で500万円まで」という与信枠になっているので、500万円以上の返済計画の再編については、アイフルでは対応できないのです。

一方、オリックス銀行カードローンは最大で800万円まで借りることができるので、もし審査に通るのであれば、そうした状態でも、オリックス銀行カードローンで返済計画の再編ができるかも知れません。

(繰り返しますが、あくまで審査に通ればという話です)

金利については、おまとめMAXでもオリックス銀行カードローンでもほとんど変わりがないので、スピード借入が申し込みしやすいという点では、アイフルで申し込んだ方がいいかも知れません。

アイフルは「かりかえMAX」もある

余談ですが、返済計画の再編ではなく「単独の借入先の変更」の場合は、アイフルでは「かりかえMAX」というコースがあります。

  • アイフル「かりかえMAX」
  • http://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PN13H900

いわゆる「借入先の変更・乗り換えローン」というものですが、もし現時点で「多重債務」ではなく、単純に「より低金利な借入先に借入先の変更たい」ということであれば、このかりかえMAXを利用するのもありです。

かりかえMAXの金利は「12.0%~17.5%」という実質年率になっています。これは、大手の消費者金融で一番低金利である、プロミスの「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)よりも0.3%低金利なので、他の大手の消費者金融から、アイフルのかりかえMAXに借入先を変更するというだけでも低金利になるわけです。

(プロミス以外の消費者金融の上限金利は、すべて「18.0%」ですからね)

なので、現時点で多重債務を抱えているわけではないという方でも「もっと低金利な消費者金融で借りたい」ということがあれば、アイフルの借入先変更のための融資を利用するといいでしょう。

もちろん、銀行カードローンでもOKです。ただ、銀行カードローンの方が低金利な分(14.5%程度)、審査が厳しくなることも覚悟しておいて下さい。

高齢者のキャッシング

高齢者・老人・お年寄りの方々のキャッシングについて比較すると、オリックス銀行カードローン・アイフルはどちらがいいでしょうか。結論書くと下のようになります。

  • 年齢条件…両方ほぼ同じ
  • 年金生活者…どちらでも借入不可

アイフル・オリックス銀行カードローンの年齢制限を比較すると下のようになります。

  • アイフル…69才まで借入可能
  • オリックス銀行…満20歳以上69歳未満なら融資可能

アイフル・オリックス銀行カードローンの比較・まとめ

以上、アイフルとオリックス銀行カードローンを―。

  • 金利
  • 限度額
  • 申込資格
  • 返済計画の再編・借入先の変更
  • 在籍確認
  • 年齢制限・年齢条件

などの諸条件で比較してきました。特に金利については、初回30日間無利息で借りたら、むしろアイフルの方が低利息というのは、多くの人にとって意外かと思われます。こうした意外な事実もあるので、これらも参考にしながら、アイフルとオリックス銀行カードローン、どちらで借りるべきか検討してみて下さい。

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