オリックス銀行カードローンの金利は高い?低い? ~高額借入で低利息になる~

オリックス銀行カードローンの金利は高い?低い? ~高額借入で低利息になる~

オリックス銀行カードローンの金利(実質年率)は「1.7%~17.8%(実質年率)」。これについて要点を整理すると、下のようになります。

  • 下限金利は、大手の銀行カードローンの中でも特に低金利
  • 上限金利は、大手の消費者金融と同じくらい高い
  • ↑(プロミスの上限金利と同じ)

以下、オリックス銀行カードローンの金利について、詳しくまとめていきます。

オリックス銀行カードローンの下限金利は、大手の銀行カードローンの中で特に安い

下限金利というのは、安い方の金利のこと。つまりオリックス銀行カードローンの場合は「1.7%(実質年率)」となります。これは、大手の銀行カードローンの中でもかなり低金利な部類であり、他の銀行カードローンの下限金利と一覧にして比較すると、よくわかります。

オリックス銀行カードローン 1.7%(実質年率)
三井住友銀行カードローン 4.0%(実質年率)
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8%(実質年率)
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 2.4%(実質年率)
楽天銀行スーパーローン(カードローン) 1.9%(実質年率)
イオン銀行カードローンBIG 3.8%(実質年率)
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 2.5%(実質年率)
ソニー銀行カードローン 2.5%(実質年率)
新生銀行カードローン レイク 4.5%(実質年率)
静岡銀行カードローン「セレカ」 4.0%(実質年率)
横浜銀行カードローン 1.9%

このような風ですが、この中で下限金利がオリックス銀行カードローンより安いのは―。

じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 2.4%(実質年率)
ソニー銀行カードローン 2.5%(実質年率)
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 2.5%(実質年率)
横浜銀行カードローン 1.9%

の4つだけ。そして最高借入限度額も合わせて比較すると、下のようになります。

じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 2.4%(実質年率)
ソニー銀行カードローン 2.5%(実質年率)
横浜銀行カードローン 1.9%

だけになります。なので、オリックス銀行カードローンは大手の銀行カードローンの中で、大体4番目に下限金利が安いと言えるのです。

なぜ「借入限度額」まで合わせて比較するのか?

なぜ「最高融資枠」までセットで比較する必要があるのか。これはキャッシングの知識がある人なら知っていると思いますが、下のように言えます。

  • キャッシングは、借入金額が大きいほど低金利になる
  • つまり、最高借入可能金額が大きい銀行カードローン・消費者金融は、「最高まで借りたときの金利」が当然小さくなるので、自ずと「下限金利が低金利」になる
  • ↑(むしろ、ならないとおかしい)

…ということです。なので、下限金利を比較するときは「最高借入枠が同じ銀行カードローン・消費者金融で比較する」というのが基本なんですね。あるいは、同じでなくてもいいので「最高借入限度額が違う」というのも考慮して比較する、ということです。

そして、そうした比較した場合は、オリックス銀行カードローンより下限金利が低金利なのは―。

  • 同じ最高借入枠(800万円)…じぶん銀行・ソニー銀行のみ
  • もっと大きい借入枠(1000万円)…横浜銀行のみ

このように言えるわけですね。

なぜ、横浜銀行は低金利と言えるか?

なぜ、横浜銀行カードローンの下限金利は、オリックス銀行カードローンよりも安いといえるか。これは確定しているわけではありませんが―。

  • 横浜銀行カードローンは、最高融資枠「1000万円」で「1.9%」の金利
  • オリックス銀行カードローンは、最高借入枠「800万円」で「1.7%(実質年率)」の金利

こういうことで、単純比較すると、おそらく、横浜銀行カードローンの方が「800万円」の時の適用金利では安いと考えられるわけですね。

ジャパンネット銀行は低金利ではないのか?

ジャパンネット銀行カードローンの下限金利もかなり安いのですが、オリックス銀行カードローンよりも低金利かというと、少々微妙です。というのは、下のように言えるからです。

  • ジャパンネット銀行…1000万円で「2.5%」
  • オリックス銀行…最高800万円で「1.7%(実質年率)」

こういうことで、大体、借入金額100万円の段階では、オリックス銀行カードローンの方が低利息と推測できるからです。

では、「もっと小さい時(借入金額が小さい時)の金利ではどうか?」というと、これは「上限金利に近づく」わけです。なので上限金利で比較すると、下のようになります。

オリックス銀行カードローン 17.8%(実質年率)
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 18.0%(実質年率)

こういうことで、ここでもやはりオリックス銀行カードローンの方が有利となっています。なので、「800万円まで借りない」場合でも、つまり「700万円、600万円…」と金額が小さくなっていった場合でも、「おそらく、オリックス銀行カードローンの方が低金利」と考えていいわけですね(あくまで推測ですが)。

適用金利は、人によっても変動する

ここまでの内容だとキャッシングの適用金利は、借入金額によってのみ決まると思われてしまうかも知れませんが、実際には「その人によって変わる」ということも多いです。確かに「キャッシング金額によって決まる」部分もあるのですが、ある程度「その人のクレジットスコア(信用度)」の重要だと考えて下さい。

もちろん、鋭い人だと、こういうツッコミを入れられるでしょう。

  • そもそも「キャッシングできる金額」というのが、その利用者の「クレジットスコア(信用度)」によって決まっているのだから、「キャッシング金額によって、適用金利が決まる」ことも、間接的に「信用度によって決まっている」ということでは?

こういうツッコミですね。これはその通りで、確かに間接的に見れば、「融資基準によって適用金利が決まる」というのも、要は「クレジットスコアによって決まっている」というのと同義なのです。

なので、要は下の通りです。

  • 直接、信用度で決まるか、間接的に、信用度で決まるか

直接、間接の違いです。

オリックス銀行カードローンの上限金利について

そして、ここまでは下限金利について書いてきましたが、もう一つのデータである「上限金利」(高い方の金利)についても書いてきましょう。最初にポイントをまとめると、下のようになります。

  • オリックス銀行カードローンの上限金利は「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)
  • これは「プロミス」と同じ」
  • 他の大手の消費者金融は「18.0%」なので、オリックス銀行の上限金利は「消費者金融に近いレベル」

こういうことになります。つまり、端的に言うと、銀行カードローンにしては、上限金利が高いということですね。

オリックス銀行カードローンは下限金利で勝負している

上のように書くと「オリックス銀行カードローン自体が高金利」と思ってしまう人もいるかも知れませんが、これはそうではありません。

  • オリックス銀行カードローンは基本的に、数百万円レベルの高額借入で使うべき銀行カードローン
  • なので、下限金利さえ安ければいい
  • 上限金利では、最初から勝負していない

こういうことなのです。ちなみに、こういうオリックス銀行カードローンと同じ方針の銀行カードローンはいくつかあり、大手の銀行カードローンの中では―。

  • ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」
  • じぶん銀行カードローン「じぶんローン」

などが、このスタイルでやっています。(少額融資をすてて、高額キャッシングで低金利にしている…ということですね)

オリックス銀行の上限金利を、消費者金融と比較

先ほどプロミスと比較しましたが、大手の消費者金融全体と、オリックス銀行カードローンの上限金利を比較してみましょう。それぞれの上限金利を一覧にすると下の通りです。

オリックス銀行カードローン 17.8%(実質年率)
プロミス 17.8%(実質年率 *上限金利のみ記載)
アイフル 18.0%(実質年率)
アコム 18.0%(実質年率)
SMBCモビット 18.0%(実質年率 *上限金利のみ記載)
ノーローン 18.0%

このようになるわけです。

  • プロミスはオリックス銀行カードローンと同じ
  • あとは、0.2%高金利な「18.0%」で統一

ちなみに「何で18.0%の上限金利が多いのか」というと法定金利で、10万円~100万円未満の借り入れは、金利が18.0%までと決まっているからです。つまり、これは「法定金利ギリギリ」の金利、ということですね。

法定金利自体が低すぎる

「法定金利ギリギリ」と書くと、まるで大手の消費者金融の各社が「高金利を取っている」ように思われるかも知れません。しかし、そうではないのです。これは『貸せない金融』などの専門家の本を読むとわかりますが―。

  • 今の日本は、金融業を規制しすぎで、今の法定金利「実質年率18%」は、消費者金融・銀行カードローンが経営を続ける、ギリギリの数字

なんですね。どのくらいギリギリかというと、アコム・プロミス・アイフルなどの大手以外、みんな倒産するレベルです。これは冗談ではなく、本当に軒並み壊滅状態となっており、この業界では有名だった中堅企業「ユニワード」も倒産しています。

そして、このユニワードなどの中小の消費者金融が金融庁を裁判で訴えるという異例の事態にもなったのですが、そのくらい「この金利規制は、厳し過ぎた(すぎる)」わけです。

これについては、慶応大学教授の小林節氏なども批判していますが(金融庁を)、何はともあれ、下のように言えます。

  • 今の「法定金利」自体が安すぎるので、これ以上下げることはできない
  • だから「大手の消費者金融はみんな同じ金利になる」

なので、オリックス銀行カードローンがそれに近い金利だったからといって「別に高利貸のようなことをしている」というわけではないのです。

なぜ、銀行カードローンは低金利でやれるのか?

ここまでの内容を読んででは、もっと上限金利が低い銀行カードローンは、何で経営できるのか?と思うでしょう。これは、下の通りです。

  • 消費者金融などのキャッシング業者は、「どこかから資金調達をして」それを融資に回す
  • その「調達先」(金主)に対して、利息を払う必要がある

株主だったら「配当」を払う必要があります、銀行などから借りている場合、大体「年率8%くらいで借りている」と言われます(もちろん、そのキャッシング業者の規模にもよりますし、信用度などにもよりますが)。

銀行は「預金」として「ほぼ無利息」で調達している

金融の知識がある人は、すぐに気づいたと思いますが、この「資金調達」を銀行カードローンはタダ同然で出来るということなんですね。

知っての通り、私達が銀行に預金をしても、利子はほとんどつきません。これは、銀行の側からしたらほぼ無利息で資金調達をしているというのと同じなのです。

調達した資金に、利息をつけて返済する必要がない…。ということは、当然「安い金利で融資できる」のは当たり前なのです。それで十分利益が出ますからね。

一方、消費者金融やクレジットカード会社などは「銀行や株主に、返済や配当をしないといけない」ということで、どうしてもある程度の高金利にせざるを得ないのです。だから、2006年~2010年の貸金業法改正によって、多くの中小の消費者金融が倒産に追いやられたんですね。

『闇金ウシジマくん』に登場するエピソード

このことは、『闇金ウシジマくん』を読んでもわかります。実は『闇金ウシジマくん』の主人公・ウシジマは、「最初からお金を持っている」わけではありません。

ウシジマだけではなく、どの闇金業者でも同じですが、彼らも、どこからからお金を借りてくるんですね。そして、ヤミ金がどこからお金を借りるのかというと、下の通りです。

  • 消費者金融
  • ヤクザ
  • その他のお金持ち

などとなっています。そして、ウシジマの場合は「金持ちの占い師のババア」(ウシジマの部下談)から借りているので、その「ババア」さんに対して、ウシジマもかなり高い利息を払わないといけない…ということなのです。

なので、その返済日が迫っているときはウシジマも焦っていて、取り立てがかなり乱暴になっているんですね。「今日、社長荒れてますね。何かあったんすか?」と部下の高田が聞いたとき、先輩の江崎が、「ああ、金主への返済日が近いんだ」と答えています。ヤミ金はヤミ金で、借金返済に追われているということなんですね。

(何とも皮肉な話ですが…)

このように、アンダーグラウンドな金融業者の話になりましたが、要はこのように「彼らも他から資金調達をしていて、利息をつけて返済しないといけない」という事情があるのです。なので、どうしても一定以上の金利にするしかないのですね。それがいやなら「キャッシング業者が、この世から消滅するだけ」ですが、そうして消費者金融が大量に倒産した2010年頃、どこからもお金を借りられなくなった人たちが、ヤミ金に走ったというのは、金融を知っている人なら、周知の事実です。

(先に書いた『貸せない金融』という本のタイトルの意味は、そういうことです)

このように、オリックス銀行カードローンにしても、アコム・アイフル・SMBCモビットなどの大手の消費者金融のしても、彼らの上限金利は下のようになります。

  • 別に高くない
  • 世の中でお金が健全に回っていくために、最低限必要な金利

と考えて下さい。

オリックス銀行カードローンでも他でも、キャッシングは上限金利が鍵

そして、上限金利の話に戻ると、ほとんどの人のキャッシングでは、上限金利が鍵になる、つまり「適用される」ということを知っておきましょう。つまり、極端な話「上限金利だけ見ておけばいい」ということです。理由は下の通りです。

  • 上限金利は基本的に「100万円以下」の借り入れで適用される
  • 多くの人のキャッシングでは、「100万円以下」を借りる
  • ↑(もっと借りたくても、基本的に借りられない)
  • なので、自然と「上限金利が適用される」ことになる

これについて、もう少し詳しく書きます。

なぜ「100万円」から金利が下がるのか?

キャッシング金額100万円から、適用金利が下がる理由―。これは、利息制限法による理由です。利息制限法では「借入金額ごとの上限金利」を決めていて、それは一覧にすると、下の通りになります。

  • 10万円未満…20%(実質年率)
  • 10万円~100万円未満…18%(実質年率)
  • 100万円以上…15%(実質年率)

ここから先は「任意」(自由)となっているのですが、このように「100万円を境目に、利息制限法の金利が変わる」ということで、これがボーダーラインになるんですね。

三菱UFJ銀行などは、50万円で変わる

一応、例外として、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」など、50万円をボーダーラインに変わる業者・銀行もある…ということは書いておきます。これらは「自主的なサービス」としてやっているわけですね。

(50万円は、本来100万円以上に「多くの人にとっての重要なボーダーライン」なので、そこで金利を変化させている…ということです)

というように、一部の例外もありますが、基本的には―。

  • 100万円未満なら、大体上限金利が適用される
  • だから、多くの人の適用金利は、そのまま上限金利になる

そして、先程は「消費者金融の上限金利」と大手の銀行カードローンを比較したので、今度は「他の銀行カードローン」と比較してみましょう。

銀行カードローンの上限金利の比較

オリックス銀行カードローンも含めて、主要な銀行カードローンの上限金利を一覧にして比較すると、下の通りです。

オリックス銀行カードローン 17.8%(実質年率)
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 18.0%(実質年率)
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 17.5%(実質年率)
新生銀行カードローン レイク 18.0%(実質年率)
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 14.6%(実質年率)
楽天銀行スーパーローン(カードローン) 14.5%(実質年率)
ソニー銀行カードローン 13.8%(実質年率)
みずほ銀行カードローン 14.0%(実質年率)
三井住友銀行カードローン 14.5%(実質年率)
イオン銀行カードローンBIG 13.8%(実質年率)
東京スター銀行カードローン 14.6%(実質年率)
横浜銀行カードローン 14.6%(実質年率)
静岡銀行カードローン「セレカ」 14.5%(実質年率)

このように、ややランダムに書きましたが、以下、整理して書きます。

各銀行カードローンの上限金利について、まとめ

主要な銀行カードローンの上限金利については、簡単にまとめると、下のようになります。

下のようにいえます。

  • 低金利グループ…13.8%~14.0%(実質年率)
  • 普通金利グループ…14.5%~14.6%(実質年率)
  • 高金利グループ…17.5%~18.0%(実質年率)

そして、それぞれのグループに属するのが―。

  • 低金利…みずほ銀行・イオン銀行・ソニー銀行
  • 中金利…三菱UFJ銀行・楽天銀行・三井住友銀行など
  • 高金利…オリックス銀行・ジャパンネット銀行・じぶん銀行・新生銀行

このようになります。

  • 低金利…3つの銀行カードローン
  • 高金利…4つの銀行カードローン

があって、あとはみんな同じということですね。

0.1%の金利差は「同じ」なのか?

「中程度」の金利の銀行カードローンは、「14.5%~14.6%」となっています。つまり、一応「0.1%」の金利差があるのですが、これは実際に支払う利子総額は、ほとんど同じと言えます。その計算を順を追って書いていきましょう。

  • これらの金利は「年率」である
  • つまり「1年でかかる利息」を表す

こういうのがスタート。そして、たとえば「100万円」キャッシングしたとします。(正確には100万円から切り替わるので、99万円ですが)

そして、その場合、「14.5%」「14.6%」の、それぞれの1年間の利子総額は―。

  • 14.5%…100万円の14.5%=14万5000円
  • 14.6%…100万円の14.6%=14万6000円

つまりたった1000円の利息差しかないわけですね。

  • 「100万円」という高額を、「1年」という長期間借りて、「たった1000円」の利息差

これがもし「10万円」だったら「年間で100円」の利息差という、笑ってしまうくらいの利息差になるわけですね。

ということで、0.1%の金利差は、上限金利の比較では無視していいということです。これが下限金利だったら、「借入金額500万円~1000万円」というように「元の元金」が多くなるので、0.1%の差も多少は影響してきますけどね。

オリックス銀行カードローンは「高額借入」向け

そして、こうして上限金利で見ると「オリックス銀行カードローンは安くない」ということがわかるでしょう。しかし、これは何度も書いてきている通り―。

  • オリックス銀行自体が「高額借入」のための銀行カードローンで、100万円以下の借り入れについては、最初からそれほどのサービスを想定していない

こういうことなのです。簡単に言うと「割り切っている」「コンセプトが絞れている」ということなんですね。

この点は、飲食店でいうなら―。

  • ファーストフード
  • 高級店

これらの違いだと考えてもいいでしょう。

  • 少額融資…ファーストフード
  • 高額借入…高級店

つまりオリックス銀行カードローンは高級店に属するということですね。

オリックス銀行は「社会人」向けのカードローン

基本的に、オリックス銀行カードローンは学生やパート・アルバイト・フリーターの方よりも、会社員・OL・公務員など、安定収入のある社会人の方を対象にしている…と考えて下さい。もちろん、アルバイト・パート・フリーターでも借りられるのですが、下のように言えます。

  • 借りても「プロミスと同じ金利」なので、だったら、最短即日借入が簡単なプロミスの方がいい

こういう考え方もできます。プロミスとオリックス銀行カードローンの最短即日キャッシングのしやすさについては、後で比較します。

そして、先に書いた通り「高額借入」だったら、オリックス銀行カードローンの方がいいわけですが―。

  • 「数百万円レベル」の高額借入をするには、年収が300万円以上は必要

こういうことになります。もちろん、これは「年収300万円なければ、オリックス銀行カードローンで借りられない」ということではなく、オリックス銀行カードローンで借りることに金利面のメリットが出るとしたら、そのくらいの借入金額&年収が必要ということですね。

なので、それ以下の年収の方がキャッシングをするのであれば「金利面」だけ注目するなら、「オリックス銀行カードローン以外の方がいい」ということです。(あくまで、利息面だけを見た時の話です)

「年収200万円必要」というのは、間違い

上のように書くと、たまにキャッシングの情報サイトで書かれているオリックス銀行カードローンでキャッシングするには年収200万円が最低でも必要という話を思い出す人もいるかも知れません。(キャッシングの知識がある人の中では)

しかし、これはそういう意味ではありません。

  • 「借り入れ」だけだったら、そこまで高収入は必要ない
  • パート・アルバイト・フリーターでも問題なくできる
  • ただ、その場合は「少額借入」になる
  • 少額借入の時のオリックス銀行カードローンの金利は高い(銀行にしては)
  • なので、あまりメリットがない
  • プロミスが同じ金利でもっと最短即日借入を申し込みやすいので、プロミスの方がいい

そのため、別に―。

  • 会社員・OL・公務員でなければ借りられない、とか
  • 「年収200万円~数百万円が必要」
  • と言っているわけではない

このようになるわけです。

「年収200万円」は昔の話

オリックス銀行カードローンの審査基準として「年収200万円が必須」だったのは、昔の話です。(これも本当に必須だったのかは、当時をリアルタイムでは知らないのでわかりませんが…)

「年収200万円」ではなく「150万円」という説もありますが、何にしろ「昔のオリックス銀行カードローンでは、こうした年収の条件があった」ということなんですね。

そして、今ではこれは撤廃されています。オリックス銀行カードローンの公式サイトを見ても「安定収入」とは書かれていますが「金額」までは書かれていません。

なぜそのように変化したのかというと(変化したという前提ですが)、その理由は下の通りです。

  • 昔と違って、日本人の年収が右肩上がりにはならなくなった
  • むしろ、世帯年収は年々下がっている
  • しかも、非正規雇用も増えた

つまり、こういう状態で―。

  • 会社員・OL・公務員でなければダメ
  • ↑(アルバイト・パート・フリーターでは融資不可)
  • 年収○○万円以上必要

このような審査情報を掲げていると、それだけで、大量に顧客を失う…ということになってしまうわけですね。当然ですが、下のように言えます。

  • それはオリックス銀行の利益にもならないし、借りたい人々の利益にもならない

こういうことで「誰の得にもならない」のです。いわゆる「誰得」というやつですね。なので、こうした審査基準は時代に合わせて緩めるのが正しいやり方であり(もちろん、厳しくする方が正しい時もあります。要は時代に合わせてということ)で、このような理由から、オリックス銀行カードローンの審査基準も変化したのだろう…と思われます。

オリックス銀行カードローンの無利息期間について

オリックス銀行カードローンは、静岡銀行カードローン「セレカ」や新生銀行カードローン レイクのような無利息期間・利息キャッシュバックはありません。

キャッシュバックと無利息の違い

ここで「利息キャッシュバック」と「無利息」という2つの言葉が出ているので、少々混乱する人もいるでしょう。この違いは下のようになります。

  • キャッシュバック…一度利息を払ってから、後で返金される
  • 無利息…最初から、一切利子を払わない

つまり、キャッシュバックより、無利息の方が利用者にとっては便利ということですね。

最終的には「利息キャッシュバック」でも「全額戻ってくる(利息が)」ということで、金額としては変わらないのですが、「一時的とはいえ、一切利息を払わなくていい」という点では無利息期間の方が便利といえば便利です。

* これらは静岡銀行カードローン「セレカ」、あるいは新生銀行カードローン レイクの利息キャッシュバック、無利息期間のことであって、オリックス銀行カードローンのことではありません。
返済の遅延・延滞がないのが条件

ただ、当然と言えば当然ですが、この無利息サービスを受けるには、キャッシュバックを受けるまでの期間、返済の延滞・滞納がないということが条件になっています。もしそれまでの期間に遅延・延滞をしてしまった…という場合には、利息キャッシュバックのキャンペーンの対象にはならない…ということですね。

これはキャッシングというより社会人としての基本的なルールなので、特別なことではないでしょう。そもそも、こうした利息キャッシュバックのルールがあろうとなかろうと、「返済の遅延・延滞はしない」というのが基本です。

延滞・滞納して、損をするのは自分

これも当たり前と言えば当たり前ですが、キャッシングの返済で延滞・滞納をして、損をするのは消費者金融・銀行カードローン側ではなく、遅延・延滞をする利用者の方です。理由は下の通りです。

  • 個人信用情報が悪化する
  • 遅延損害金がかかる
  • 自分の人生の中でも負け癖がつく

それぞれ説明していきましょう。

遅延・延滞すると、個人信用情報にキズがつく

これは知っている人も多いでしょうが、キャッシングの返済で延滞・滞納したり、あるいは債務整理をしたりすると、個人信用情報に傷がつきます。

個人信用情報というのはその人のこれまでの借入・返済の履歴をまとめたデータですが、ここに「事故情報・異動情報」という「トラブル情報」が掲載される…ということですね。

そして、この個人信用情報は、オリックス銀行カードローンでもその他の銀行カードローン・消費者金融やクレジット会社の審査でも照会されるものなので、底に返済トラブルの情報が書かれているということは、ありとあらゆる借入審査で不利になるということなのです。(分割払いやクレジットカード、住宅ローンなど、すべての借入審査ですね)

これがいわゆる「ブラックリスト」というやつですが、そうした「黒い状態」にならないためにも、オリックス銀行カードローンでもどこでも、キャッシングをした時は「返済の延滞・滞納はしない」ということを、よくよく意識してください。

延滞・滞納すると、遅延利率が適用される

もう一つの遅延・延滞のデメリットは、下の通りです。

  • 「遅延利率」が適用されて、「延滞損害金」を払う必要が出てくる

この「遅延損害金」(延滞損害金)というのは、携帯電話の料金の引き落とし失敗の時などにも適用されているので、知っている人も多いでしょう(キャッシングをしたことがなくても)。

あるいは、クレジットカードの返済で遅延・延滞した場合でも、やはり督促状などに「延滞利息…○○円」と書かれているはずです。なので、最近はこの遅延損害金のシステムは知っている人が多いですね。

そして、言うまでもなく延滞・滞納すればするほど、本来払わなくていいお金を払うことになるので、自分が損するわけです。オリックス銀行カードローンなどの業者・銀行の側を思いやってきっちり返済するわけではなく、「あくまで自分のため」に、遅れずに返済すべき…ということなんですね。

(もちろん、これは思いやりが不要というわけではなく「人のことを考えても、自分のことを考えても、絶対に遅れずに返済した方がいい」ということです。銀行カードローン・消費者金融の側と、利用者の利害は、本来一致しているんですね)

自分の人生に、負け癖をつけないように

これは少々精神的な話になりますが、キャッシングの返済でも何でもどこかで先延ばしの癖をつけると、それはどこでも出てくる癖になります。つまり、たとえば女性好きでだらしない男性がいたとして―。

  • いや~、俺はオリックス銀行カードローンの返済は、ちょっと手抜いたけどさ、マイコ(仮名)のためだったら、マジ命かけるから

…なんていうことは、絶対に通用しないわけです(あえて愚かな感じに書きましたが)。

ここまで極端でなくても人間は多かれ少なかれ、こういう言動をしているものです。

  • 有名になったら○○する
  • 金持ちになったら○○する
  • 美人の彼女がいたら、もっと頑張るのに

…みたいなものですね。列挙するときりがないですが、このように「何らかの言い訳」を探して、何かを先延ばしにするのは、多くの人が「習慣」になってしまっています。

そして、オリックス銀行カードローンなどのキャッシングの返済でもそれをやっているとその習慣は、必ず他の場所でも出てしまうということなのです。

武士道を説いた本として有名な『葉隠』では、これを「常住死身」と表現しています。

  • いつ死んでも後悔しないくらい、毎日を毅然とした態度で生きていく

こういうことです(文字にすると臭いというか、若干キレイ事のように感じてしまうかも知れませんが…)。

ここまで真剣になる必要もないですが、それで「キャッシングの返済で負け癖をつけたら」「それが大事な場面でも、発動する」ということは、よくよく意識しておきましょう。

オリックス銀行カードローンで早期返済して、低利息にする方法

当然と言えば当然ですが、オリックス銀行カードローンでもどこでも、キャッシングを低利息にするには、早期返済するのが一番といえます。

  • 実質年率(金利)とか、無利息期間とか、業者・銀行が用意したルールに従うのではなく、自力で早期完済することによって、自ら「低利息」を実現する

この「用意された制度・システム」に頼らず「自分の力で何かを実現する」というのは、サミュエル・スマイルズの名著「自助論」のタイトルの意味でもあります。

サミュエル・スマイルズが説いたこと

サミュエル・スマイルズが『自助論』の中で説いていることは、下のように言えます。

  • 「世界を変える」というと、多くの人が想像するのは、「革命を起こす」とか、「制度」を変えることである
  • しかし、実際には多くの人の生活を左右しているのは「政治」よりも、「個々人の気の持ちよう」である
  • だから、人々は「政治を批判」して「国を変えよう」とするよりも、「自らを助け、自らの人生を変えていった方がいい」

こういう主張です。こうして自己啓発本の元祖と言われる名著が完成したわけですね。この「自助」という言葉は、聖書の「天は、自ら助くものを助く」という言葉を元にしています。つまり「自分の人生は、自分で改善しろ」ということですね。

そして、それは「キャッシングの利息を小さくする」ということでも、言えるわけです。「融資するかどうか」は、消費者金融・銀行カードローン側の判断なので、自力だけではどうしようもない部分が当然あります。

(『ナニワ金融道』などの漫画でよく登場する「貸すも貸さないも、こちらの自由」という台詞の通りですね)

しかし「借りた後」の行動については、完全に自分でコントロールできるわけです。なので、ここで「早期返済して低利息にする」というのは、「低金利でキャッシングしたい」と思っている人が、もっともやるべきことなんですね。

「自分がコントロールできる部分」だけに注目する

これは、一流のスポーツ選手の間では常識になっていることですが、自分がコントロールできる部分だけ意識し、後は忘れるというのは、非常に重要なことです。言うまでもなく「自分でコントロールできないことを、悩んだり、責めたり、心配したりしても、何の意味もない」からです。

なので、田中将大投手(マー君)が、楽天時代に「20連勝」を達成した時も、ダルビッシュ投手が、下のようなコメントで褒めていたわけです。

「勝ちはコントロールできない。それなのに、よくぞ」

と、少々野球の話が長くなりましたが、このように「自分でコントロールできないことは、無視する」というのが、スポーツでもその他の世界でも「一流の人たちに共通するマインド」なんですね。

なので、先の『自助論』の精神でもそうですが―。

  • 「低金利の銀行カードローン・消費者金融」とか、「30日間無利息」などの無利子期間

ばかりに頼るのではなく自ら稼いで、早期返済して、低利息を実現するという発想を持つのも大事でしょう。そもそも、そういう発想があれば、借金返済をして終わりではなく、その後お金持ちになることも可能なわけです。

お金持ちの多くは、借金の経験者である

富裕層となった人の多くは「過去に借金を経験していることが多い」というのは、知っている人も多いでしょう。中にはひたすら堅実に働き続けて、資産を増やしたという人もいますが、大体7割くらいが―。

  • 事業や個人的な生活で、莫大な借金を背負って、そこから這い上がった

こういう経験をしています。なので、オリックス銀行カードローンでお金を借りるにしても、他の借入先からキャッシングするにしても―。

  • 借金をしたことはマイナスではなく、お金に関する辛酸をなめて、ハングリー精神を培うための機会だった

と思うのがいいでしょう。なので、先に書いた「自力で稼いで早期返済して、利子総額を小さくする」という考え方は、返済のためでもなく、低利息のためでもなく、むしろその先のためと考えてください。

(人間というのは、マインド1つで能力が劇的に変わるものです。これは心理学の実験で「ピアノを練習しなくても、ピアノの前に座って、弾くところをイメージし続けるだけで、練習した場合の9割に等しい効果があった」という実験結果でもわかります)

まとめ「オリックス銀行カードローンの金利」

以上、オリックス銀行カードローンの金利について、少々マインド・精神論的な話も含めて、あらゆる方面からまとめてきました。最後にポイントをまとめると、下のようになります。

  • 実質年率(金利)は「1.7%~17.8%(実質年率)」
  • 上限金利はプロミスと同じ
  • 100万円以下の少額融資では、銀行にしては高金利
  • しかし、下限金利は大手の銀行カードローンの中でも、3番目か4番目程度に低金利
  • なので、特に高額キャッシングの時におすすめ
  • 少額借入の時は、プロミスの方が最短即日キャッシングもしやすいので、基本的に高額融資を希望する人におすすめ
  • ただ、期間限定で無利息のキャンペーンがあり、そのキャンペーンがあれば、かなり得

これから銀行カードローンでお金を借りようとしている方は、特に参考にしてみてください。

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