イオン銀行カードローンBIGは、大口利用も可能!審査通過率は?
イオン銀行カードローンBIGは、返済計画支援のための融資に関して、特に積極的な銀行カードローンの1つ。理由は下の通りです。
- 「返済計画支援のための融資・ネットフリーローン」という、名前に「返済計画支援のための融資」と入ったコースがある
- これは「カードローンBIG」とは別だが、同じイオン銀行のカードローンなので、イオン銀行全体が「返済計画の再編に積極的」といえる
それだけで「返済計画の再編に積極的」と言えるのか?と思う人もいるかも知れませんが―。
- 多くの銀行カードローンは、返済計画の再編専用のコース・プランは持っていない
- 普通のキャッシングをそのまま転用するだけであり、特に「名前に返済計画支援のための融資」と入っている所はない
そのため、これだけでもイオン銀行は返済計画の再編に関して積極的…ということが言えるわけですね。積極的というだけで、別に「審査が甘い・審査がゆるい」ということではないのですが、比較的審査に通りやすい(かも知れない)とは言えます。
目次
イオン銀行カードローンBIGの返済計画再編時の金利は?
イオン銀行の「返済計画支援のための融資・ネットフリーローン」と、「カードローンBIG」は、同じイオン銀行であっても違うプランです。なので、金利は違います。ここでは、イオン銀行カードローンBIGをそのまま返済計画の再編に使うという時の金利について、説明しましょう。
普段の実質金利がそのまま適用されるので、普通のキャッシングと同様「3.8~13.8%」となります。そして、これが高金利なのか低金利なのかを説明していきましょう。
大手の銀行カードローンの中で一番安い金利
結論を言うと、これは大手の銀行カードローンの中で一番の低金利となります。理由は下の通りです。
- 下限金利(安い方の金利)だったら、イオン銀行カードローンBIGより安い銀行はある
- しかし、下限金利は多くの人の返済計画の再編では関係ない
- ほとんどの人の返済計画の再編で関係する金利は、上限金利(高い方の金利)である
このように上限金利が安いかどうかが焦点になるわけですが―。
- イオン銀行カードローンBIGの上限金利は、大手の銀行カードローンの中で一番安い
- 正確には「ソニー銀行」と同じく一番安い
- だから、返済計画の再編でも一番の低金利となる
と言えるわけです。そして、実際にどのくらい上限金利が安いのか、他の銀行カードローンの上限金利と一覧にして比較してみましょう。
(すでに「イオン銀行カードローンBIGの金利」の記事でも比較したので、デジャビュの感があるかも知れませんが…)
主要な銀行カードローンの上限金利・比較
主だった銀行カードローンの上限金利を一覧にして比較すると、下のようになります。
イオン銀行カードローンBIG | 13.8%(実質年率) |
---|---|
ソニー銀行カードローン | 13.8%(実質年率) |
楽天銀行スーパーローン(カードローン) | 14.5%(実質年率) |
三井住友銀行カードローン | 14.5%(実質年率) |
東京スター銀行カードローン | 14.6%(実質年率) |
オリックス銀行カードローン | 17.8%(実質年率) |
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 17.5%(実質年率) |
横浜銀行カードローン | 14.6%(実質年率) |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 14.6%(実質年率) |
みずほ銀行カードローン | 14.0%(実質年率) |
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 18.0%(実質年率) |
新生銀行カードローン レイク | 18.0%(実質年率) |
かなりランダムになりましたが、整理すると、大手の銀行カードローンの上限金利は下のようになります。
- 低金利
- 中金利
- 高金利
の三段階に別れる、ということ。そして、それぞれのグループに該当するのが―。
- 低金利…イオン銀行・みずほ銀行・ソニー銀行
- 中金利…楽天銀行・静岡銀行・横浜銀行など
- 高金利…新生銀行・ジャパンネット銀行など
で、それぞれの金利を数字で書くと下の通りです。
- 低金利…13.8%~14.0%(実質年率)
- 中金利…14.5%前後
- 高金利…17.5%~18.0%(実質年率)
で、イオン銀行カードローンBIGが属するのは、この「低金利」のグループ…の先頭(一番安い金利)ということですね。なので、イオン銀行カードローンBIGの上限金利は、大手の銀行カードローンで一番安いとなるわけです。
- 上限金利がそのまま「その銀行の金利」といえるので、イオン銀行カードローンBIGは返済計画の再編でも、もっとも低金利で借りられる銀行カードローン
このようになるわけです。
返済計画支援のための融資でも、上限金利が適用されるのか?
キャッシングの知識がある人なら、この点を疑問に思うでしょう。というのは、下のように言えるからです。
- 上限金利というのは「100万円以下」での適用金利である
- そして、多重債務というのは、100万円を超えることも多い
- ということは、上限金利ではない金利が適用されることも多い
これはもっともな指摘です。ただ、下のように言えます。
- 確かに「上限金利そのまま」ではないが、それに「近い金利」になる
- ほとんどの人の返済計画支援のための融資は「200万円」程度なので、上限金利からそれほど大きく変わることはない
では「逆に上限金利から大きく変わる人」はどうかというと、それを説明します。
300万円を超える返済計画の再編は、下限金利が関わる
もし多重債務の総額が「300万円以上」という人の場合、借りる銀行カードローンによっては下限金利が関わってきます。たとえば、例を出すと下の通りです。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- 静岡銀行カードローン「セレカ」
- 新生銀行カードローン レイク
こういった銀行カードローンは「最高借入限度額が500万円」となっています。ということは、下のように言えます。
- 300万円を超えたあたりから、上限金利より下限金利に近くなっていく
- つまり「下限金利での比較」が重要になっていく
そのため、これらの「最高融資枠が500万円」という銀行カードローンで借りる場合は、確かに下限金利も関係すると思ってください。
イオン銀行はいくらから関係するか?
では、逆にイオン銀行カードローンBIGの場合、返済計画再編の総額がいくら以上になると、下限金利が関わってくるのかこれは「大体400万円以上」からと思って下さい。理由は単純でイオン銀行カードローンBIGの最大借入枠は「800万円」だからです。つまり、400万円がちょうど半分なので、それ以上になったら、下限金利の方が影響する、ということですね。
なので「400万円」を超えるような多額の多重債務を抱えている…と言う方々の場合は、確かに「イオン銀行カードローンBIGを、下限金利で他の銀行カードローンと比較する」必要があります。ということで、次は「下限金利」で比較してみましょう。
下限金利で他の銀行カードローンとイオン銀行を比較すると?
そして、イオン銀行カードローンBIGの下限金利を、他の銀行カードローンと比較してみましょう。下限金利の比較というのは少々複雑で、最高借入枠を合わせて比較する必要があります。理由は下の通りです。
- キャッシングは、その業者・銀行での借入金額が、大きくなればなるほど、低金利になる
- ↑(まとめ買い割引のようなもの)
- ということで、最高借入枠が大きければ大きいほど、下限金利も当然安くなる
こういうより「最高融資枠が大きいのに、下限金利が高い」という銀行カードローンがもしあったら、「その銀行カードローンは何をやっているのか」ということになってしまうわけですね。
ということで、最高借入限度額というのは、下限金利の比較においては、一種の「ハンディ」のようなものですが、この「ハンディ」も計算した上で、比較する必要があるのです。というわけで、まずは「イオン銀行カードローンBIGと、最高融資枠が同じ銀行カードローン」で、下限金利を比較していきましょう。
(普通のキャッシングの金利の記事でもこの比較をしましたが、返済計画支援のための融資の時もやはり同じになります。どの銀行カードローンも、普通のキャッシングをそのまま「返済計画支援のための融資」として転用していますから)
最高借入枠「800万円」の銀行カードローンと比較する
先にも書いた通り、イオン銀行カードローンBIGの最大借入限度額は「800万円」となっています。なので、まずはわかりやすく、同じ「800万円」の銀行カードローンで下限金利を比較検討していきましょう。
この上限に当てはまる銀行カードローンを、下限金利とセットで陳列していくと、下のようになります。
三井住友銀行カードローン | 4.0%(実質年率) |
---|---|
楽天銀行スーパーローン(カードローン) | 1.9%(実質年率) |
イオン銀行カードローンBIG | 3.8%(実質年率) |
ソニー銀行カードローン | 2.5%(実質年率) |
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 2.4%(実質年率) |
オリックス銀行カードローン | 1.7%(実質年率) |
このようになっています。そして、安い方から順に並び替えをすると下のようになります。
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 2.4%(実質年率) |
---|---|
ソニー銀行カードローン | 2.5%(実質年率) |
オリックス銀行カードローン | 1.7%(実質年率) |
イオン銀行カードローンBIG | 3.8%(実質年率) |
三井住友銀行カードローン | 4.0%(実質年率) |
楽天銀行スーパーローン(カードローン) | 1.9%(実質年率) |
つまり、イオン銀行は「ほぼ中間」のレベルの下限金利…ということですね。これも先ほどの実質金利と同じようにグループ分けすると下のようになります。
- 低金利…ソニー銀行・じぶん銀行・オリックス銀行
- 中金利…三井住友銀行・イオン銀行
- 高金利…楽天銀行
このように、イオン銀行カードローンBIGの換金は―。
- 「最大借入枠800万円」の銀行カードローンで比較すると、ちょうど中間レベル
そして、次に最高借入可能金額が「違う銀行カードローン」とも比較していきましょう。まずは大きい方で「1000万円」の銀行カードローンと比較します。
「融資可能金額1000万円」の銀行カードローンと比較する
1000万円まで最高でキャッシングできる銀行カードローンは、下のようになっています。
- 横浜銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン
- ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」
横浜銀行という地方銀行が入っているというのが、少々意外かも知れませんが、地方銀行では意外とこういう所があります。(実際には、これだけの金額をキャッシングできる人自体が、ほとんどいないのですが)
そして、これらの3つの銀行カードローンの下限金利を並べると下の通りです。
横浜銀行カードローン | 1.9% |
---|---|
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 2.5%(実質年率) |
みずほ銀行カードローン | 3.5%(実質年率) |
そして、これらをイオン銀行カードローンBIGの下限金利と比較すると、下のようになります。
- イオン銀行…「800万円」借りて、3.8%(実質年率)
- 横浜銀行…「1000万円」借りて、1.9%(実質年率)
- ジャパンネット銀行…「1000万円」借りて、2.5%(実質年率)
- みずほ銀行…「1000万円」借りて、3.5%(実質年率)
そして、わかりやすい所から比較していくと、下のようになります。
- 横浜銀行は、確実にイオン銀行より安い
- みずほ銀行よりは、イオン銀行の方が確実に安い
といえます。「確実に」といっても、もちろん適用金利は、最終的にはその人次第なので、絶対というわけではありません。ただ、下のように言えます。
- 単純に数値的に見ると、おそらく上のような結論になる
こういうことは、ほとんどの方が思うはずです。そして、微妙なのが「ジャパンネット銀行」です。もう一度並べて比較すると、下のようになります。
- イオン銀行…「800万円」で3.8%(実質年率)
- ジャパンネット銀行…「1000万円」で2.5%(実質年率)
これはどちらが高いか低いか、甲乙つけがたい…という印象でしょう。ただ「僅差でジャパンネット銀行の方が低金利」と考える人が多いかと思います。
(もちろん、繰り返しますが、実際に借りてみないとわかりません)
ということで、「1000万円」レベルの銀行カードローンと比較すると、イオン銀行カードローンBIGの下限金利は、これもやはり「中位」ということ。
「中くらい」というと、私の癖で、小林一茶の俳句「めでたさも 中くらいなり おらが春」を思い出すのですが、何はともあれ、このように「借入可能金額1000万円」の銀行カードローンと比較しても、イオン銀行カードローンBIGの下限金利はちょうど真ん中、ということです。仏教の「中道を行け」を実践していますね。
「借入枠500万円」の銀行カードローンと比べると?
次にイオン銀行カードローンBIGよりも借入可能金額が小さい「500万円」のレベルの銀行カードローンと比べてみましょう。下限金利とセットで陳列すると下のようになります。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 1.8%(実質年率) |
---|---|
静岡銀行カードローン「セレカ」 | 4.0%(実質年率) |
イオン銀行カードローンBIG | 3.8%(実質年率) |
新生銀行カードローン レイク | 4.5%(実質年率) |
で、新生銀行カードローン レイクと三菱UFJ銀行・バンクイックは、ほぼ同じ金利なので、これは片方だけ比較すればいいでしょう。なので、まずしずぎんカードローン「セレカ」と比較します。
しずぎんカードローン「セレカ」の下限金利と比較
まず、しずぎんカードローンの下限金利と、イオン銀行カードローンBIGを比較すると、下のようになります。
- イオン銀行…「800万円」で3.8%(実質年率)
- 静岡銀行…「500万円」で4.0%(実質年率)
これはほぼ誰が見ても、しずぎんカードローン「セレカ」が優っているという結論になるでしょう。イオン銀行カードローンBIGについての記事で、こう断言してしまうのもどうかと思いますが、どう見ても―。
- 「300万円」借入総額が追加されたら、その間に、静岡銀行の金利は0.2%は余裕で安くなる
といえます。なので、この2つの銀行カードローンを比較すると、どう考えても「イオン銀行カードローンBIGの方が高金利」となるわけです。
(別にイオン銀行カードローンBIGが悪いわけではなく、しずぎんカードローン「セレカ」の下限金利が安い…ということなんですけどね)。
そして、次に、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の方とも比較してみましょう。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」と比較すると?
これもまた並べて比較すると、下のようになります。
- イオン銀行…「800万円」で3.8%(実質年率)
- 三菱UFJ銀行…「500万円」で4.6%(実質年率)
これはおそらくイオン銀行カードローンBIGの方が低金利と考えていいでしょう。「300万円」の差で「0.8%」なので、少々微妙な所ではありますが「僅差でイオン銀行カードローンBIGが勝利」というところで落ち着くかと思います。
そして、もう一つの「新生銀行カードローン レイク」についても、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」とほぼ同じ下限金利(4.5%)なので、同じ結論になります。
つまり、この「500万円レベル」の3つの銀行カードローンと比較しても、イオン銀行の下限金利は、中間程度ということですね。以上、ここまでの比較をまとめると、下のようになります。
- 800万円レベル…中間
- 1000万円レベル…中間
- 500万円レベル…中間
こういうことで、イオン銀行カードローンBIGの下限金利は見事に、どの金額帯でも、中間レベルになるということなのです。なので、下のようになります。
- もし「400万円」以上の返済計画の再編をする時は、大手の銀行カードローンの中のちょうど普通レベル
と考えていいでしょう。また「300万円」を超える頃から、このくらいまで「落ちる」かも知れません。(上限金利が安い有利さが、徐々に薄れていくので)
250万円くらいまでの返済計画の再編では、一番安い
ということで、イオン銀行カードローンBIGでの返済計画の再編が低金利かどうかをまとめると、下のようになります。
- 借入総額が「250万円」くらいまでは、おそらく一番低金利
- 250万円~350万円当たりは、他の銀行カードローンと同じになる
- 350万円以上だったら、もっと安い銀行カードローンが、いくつか出てくる
- ↑(しずぎんカードローン「セレカ」など)
そのため、ご自身の多重債務の借入総額に応じて、イオン銀行カードローンBIGで借りるか、それとも他の銀行カードローンで返済計画を再編するか…ということを検討してみてください。
イオン銀行カードローンBIGの、返済計画支援のための融資としての審査は?
イオン銀行カードローンBIGを返済計画支援のための融資として利用する時の審査について書くと下の通りです。
- 冒頭に書いた通り「返済計画支援のための融資」という名前を用意するくらいなので、大手の銀行カードローンの中では、かなり積極的
- なので、比較的他の銀行カードローンより審査に通りやすい
といえます。
- 普段からイオン銀行をメインバンクにしている人は、その利用実績によって、さらに審査に通りやすくなる
- 特に給与振込口座をイオン銀行に指定すると、もっと審査通過率が高くなる可能性が高い
といえます。以下、これらの理由について説明します。
なぜメインバンクだと、審査に通りやすくなるのか?
これは、下の通りです。
- イオン銀行カードローンBIGや、返済計画支援のための融資
に限った話ではありません。キャッシングの知識がある人なら知っているでしょうが、銀行カードローンのキャッシング審査全般で普段から使っているメインバンクだと、審査に通りやすいという傾向が見られるのです。そして、この理由はなぜかというと、下の通りです。
- 利用実績を見れば、その人がどういう生活をしているか、大体推測できる
- 借入残高もわかるので、今の資金力がわかる
- また、架空の人間でないこともわかる
「架空の人間」というのが、なんのことかわからない人もいると思いますので、これについて解説します。
キャッシング審査には「架空の人物」が申し込んでくる
最近はだいぶ減りましたが、昔の銀行カードローン・消費者金融のキャッシング審査では「架空の人物」が申し込みをしてくる…ということがありました。理由は下の通りです。
- ニセの戸籍で、運転免許証を作る方法があった
- これでできた運転免許証は「本物の身分確認資料」である
- だから、キャッシング審査も問題なく通る
- それで多くの業者・銀行から借りまくって、逃げる
- そうすれば、そのお金はその人の財産になる
実はこの方法は『闇金ウシジマくん』にも書かれています。この架空の運転免許証をどうやって発行するかという手口を説明しましょう。
架空の運転免許証を作る方法
もう現在では使えなくなった方法ですが、簡単に書くと下の通りです。
- まず精巧な偽物の保険証などを作る
- それで「原付免許」を取得する(数日で取れる)
- 昔の自動車学校は、こうした「偽物の身分確認資料」のチェックが甘かった
- ↑(今は厳しい)
- 昔は甘かったので、こうして「原付免許」を取得できた
- 取得したら、もうこれは「運転免許証」なので、完璧な本人確認資料
- これで、もうキャッシング審査でも何でも通るようになる
つまり自動車教習所の身分証明書のチェックが甘かったというのが一番の盲点だったのですが、それをついて、ヤミ金などの違法業者が、こうやって「お金を借りまくって逃げる」という方法を使っていたんですね。
ということで「架空の人物でないかどうか」というのは、イオン銀行カードローンBIGだけではなく、銀行カードローン・消費者金融がキャッシング審査において「もっとも警戒する部分」なのです。
- メインバンクの銀行口座であれば、普段の入出金の履歴が全部残っているので、その人が確かに実在し、生活していることがわかる
そのため、この点でも信用され、審査に通りやすくなるわけですね。
「そこまで疑われているのか」と思った人へ
この「架空の人物でない」ことがわかる、というのを読んで、善良な人だと「そこまで疑われるのか」と少々驚いたかも知れません。しかし、貸金業者というのは銀行カードローンでも消費者金融でもこれが普通です。
これは、アイフルのトップセールスマンだった笠虎崇氏なども書かれていることですが、融資の現場にいると、人間のモラルが、ここまで崩壊するのかと思うような借り手に出会うことも、しばしばあるそうです。もちろん、「ほとんどの人はまとも」なのですが、「たまにいる、まともでない人」のレベルが半端ではない…ということですね。
これは普通の消費者金融でも、ヤミ金などの業者でも、彼らがインタビューに答えた本を読むと、実によくわかります。「事実は小説よりも奇なり」ではありませんが、本当に「うわあ…こんな人がいるのか」と、むしろ感動してしまうくらい、すごい人たちがいます。
ということで、この業界では善良なほとんどの利用者の不利益にならないためにも、一部の悪質な利用者に対して、警戒度マックスで対応する必要がある…ということなんですね。
なので、この「架空の人物」の申し込みについても、かなり警戒するのです。そして、そのリスクがないという点で「メインバンクとして利用している銀行の銀行カードローン」は、審査に通りやすくなるのです。
その人の借入残高がわかるのも大きい
もう一つ大きいのは「メインバンクだと、預金残高がわかる」ということ。当たり前ですが、これはそのまま「その人の今の経済力=返済能力」ということなので、融資できるかどうかの「大きな参考」になります。
預金残高なんて、たとえばどっかからの借金を一時的に入金しているだけかも知れないという指摘もあるかも知れません。その通りです。しかし、下のようにも言えます。
- 実は、借金かどうかは「個人信用情報」を見ればわかる
- そして「借金でない預金残高」があることがわかったら、それはおそらく「その人が自由に使えるお金」
- イコール「返済に使えるお金」と考えられる
わけですね。なので、その金額に応じて、「この人はいくらまで返済できる」という正確な審査ができるわけです。しかし、これは言うまでもないことですが、その借入残高が小さかった場合は、逆に審査で不利となります。当たり前ですね。要は下の通りです。
- メインバンクとして使っていることは、こちらの「情報が正確に伝わる」ということで、それで審査に通りやすくなる人もいれば、逆に審査落ちしやすくなる人もいる
「審査に通りやすくなる」と最初に書いてしまいましたが、これは大体の人はまともなので、それがイオン銀行カードローンBIG側に伝わることで、審査に通りやすくなるという意味です。「まともでない人」(私もですが)だったら、逆に審査に通りにくくなることもある…ということですね。
良くも悪くも、自分の返済能力や金銭感覚が「丸裸」にされる…ということなのです。
預金残高は、あらゆる審査で使われる
自分で法人化をしたことがあったり、海外の永住ビザを取得したことがある…という人は知っているでしょう。実は、この「銀行の預金残高」というのは、ありとあらゆる審査で使われる情報の1つなのです。
たとえば会社を設立する時には「資本金」を設定します。これがどう決まるかというと、下の通りです。
- 自分の銀行口座(個人のものでいい)に、いくらか入金する
- そして、その通帳のページをコピーする
- それを「公証人役場」に持っていき、確かにこの人(大体自分)から、これだけの資本金が入金されました、という報告をする
こういう手順です。この金額は「その後すぐに下ろしてしまってもかまわない」のですが、何はともあれ、このように会社の資本金が、銀行口座のコピーによって決まるというくらい、銀行の預金残高というのは、かなり信用される数値…となっているのです。
海外移住でも、銀行の預金残高を証明する
そして、これは国にもよるのですが、海外の永住ビザや投資家ビザなどを取得する時も、やはり「預金残高を証明する」というやり方で審査されます。これは、下の通りです。
- 日本の銀行口座にそれだけあればいい、こともあれば、その国の銀行口座に、入金しなければいけない
こういうこともあります。ただ、どちらにしても「それだけの現金を持っている」ことを示すわけですね。
このように、永住ビザや法人登記などの「重要な審査」でも用いられるデータなので「預金残高」というのは、かなり役立つデータなのです。なので、この数字が大きければイオン銀行カードローンBIGなどの審査でも有利になる…というのは、当然と言えば当然なんですね。
もちろん、あくまで「金額が多ければ」(一定以上であれば)ということであり「一定以下」だったら、逆に不利になる…という点はよく自覚しておいて下さい。
人生のすべては「諸刃の剣」である
諸刃の剣というのは「よくも悪くもなる」ということです。
- 人を切る刃でもあるが、自分を切る刃でもある
そして、このイオン銀行をメインバンクとして使っていた場合でも言えることですが、人生のすべては「諸刃の剣」として、いい方にも悪い方にも出るのです。
たとえば、人に声をかければ、いい人間関係が生まれることもあれば、トラブルの原因になることもあります。また、恋愛や性欲についても、ショーペンハウアーは「戦争の原因にもなれば、平和の種にもなる」と言っています。
自動車は交通事故で人を殺めることもありますが、人の生活を豊かにもします。薬は病気を治しますが、飲み方によってはやはり命を奪うこともあります。
このように、イオン銀行をメインバンクとして使っているということに関しても良い方にも悪い方にも出る…というのは当たり前のことなんですね。これは別に銀行カードローンやキャッシングの特有のルールというより「世界の真理」(宗教っぽい言い方ですが)と考えた方がいいでしょう。
中国古典ではこれを「人間万事、塞翁が馬」といいます。(にんげんばんじ、でなく「じんかんばんじ」と読むのが正しい読み方です。どちらでもいいですけどね)
また、シェイクスピアの「マクベス」という作品では、ある魔法使いが登場し、「きれいは汚い、汚いはきれい」という呪文を唱えて、「世界を逆回転させる」というシーンがあります。
これもトランプの大富豪の「革命」に近いものですが、このように「あらゆるものが、良いことでも悪いことでもある」と思っていると、仏教でいう「執着(しゅうじゃく)を離れる」ことにつながるわけです。
(キャッシングや返済計画支援のための融資と少々離れた話ではありますが、何らかのヒントにしていただければ嬉しく思います。)
消費者金融の返済計画支援のための融資と、イオン銀行カードローンBIGを比較すると?
イオン銀行カードローンBIGを始め、銀行カードローンには「返済計画の再編専用のプログラム」はないのですが、大手の消費者金融の場合はあります。プロミス・アコム・アイフル・ノーローンが返済計画支援のための融資を提供していますが、これらの返済計画支援のための融資と、イオン銀行カードローンBIGでの返済計画の再編を比較検討してみましょう。
まず、大手の消費者金融の返済計画支援のための融資を一覧にすると下の通りです。
- アイフル…「おまとめMAX」
- アコム…「貸金業法に基づく 借換え専用ローン」
- プロミス…「返済計画支援のための融資」
- ノーローン…「返済計画支援のための融資」
ノーローンとプロミスの返済計画支援のための融資の名前は普通ですね。そして、これらとまず「金利」を比較してみましょう。
消費者金融の返済計画再編時の金利・一覧
それぞれの消費者金融の返済計画支援のための融資の金利を、一覧にすると、下のようになります。
プロミス | 6.3%~17.8%(実質年率) |
---|---|
アイフル | 12.0%~15.0%(実質年率) |
アコム | 7.7%~18.0%(実質年率) |
ノーローン | 12.0%~18.0%(実質年率) |
そして、簡単に要点を整理すると、下のようになります。
- 上限金利…アイフルが一番安い(15.0%)
- 下限金利…プロミスが一番安い(6.3%)
そして下限金利については、先にも書いた通り「最高借入枠」と合わせて比較検討する必要があるんでしたね。
ただ、これについては大手の消費者金融の返済計画支援のための融資の比較の場合、必要ありません。というのは「全部、最高融資枠300万円」で統一されているからです(貸金業法的なルールがあるのかわかりませんが)。
ということで、大手の消費者金融の中では「下限金利は、プロミスが一番低金利」と断言していいわけです。そして、上限金利については見たまんまなので、「アイフルがナンバーワン」でOKです。
- 借入金額が小さい時…アイフル
- 借入金額が大きい時…プロミス
このように使い分けるわけですね。そして、ここにイオン銀行カードローンBIGが参入するとどうなるか。
アイフルとイオン銀行カードローンBIGを比較すると?
まず「返済計画再編の総額が小さい時」で、イオン銀行カードローンBIGとアイフルを比較してみましょう。つまり「上限金利で比較する」ということです。
イオン銀行カードローンBIG | 13.8%(実質年率) |
---|---|
アイフル | 15.0%(実質年率)) |
こういうことで、イオン銀行カードローンBIGが、大幅に安くなっています。ここでは確実にイオン銀行カードローンBIGの勝利です。
金額でいうといくらまでかですが、大体「200万円程度まで」は、イオン銀行カードローンBIGで借りる方が低利息になる…と考えていいでしょう。
ちなみに、こう書くと「アイフルの返済計画支援のための融資は高金利」と思われるかも知れませんが、そうではありません。先に書いた通り「他の消費者金融に比較すると圧倒的に上限金利が安い」わけです、アイフルは。
なので、これはあくまで「イオン銀行カードローンBIGが相当な低金利」ということなんですね。前半でも書いてきた通り「大手の銀行カードローンの中でも、一番安い上限金利」なわけですから、アイフルがどれだけ低金利でも、やはり相手が悪いわけです。
なので、アイフルの返済計画支援のための融資(おまとめMAX)の上限金利自体は、「消費者金融としては破格に安い」ということは、知っておいてください。
プロミスとイオン銀行カードローンBIGを比較すると?
続いて「プロミスの返済計画支援のための融資」と比較してみましょう。今度は「下限金利」の比較になります。そして、これは「最高借入限度額がお互い違う」ので、少々複雑になります。
- イオン銀行…3.8%(800万円)
- プロミス…6.3%(300万円)
あまりに最高融資枠が違いすぎるので、あくまで推測ですが、おそらく、プロミスの方が低金利と考えていいでしょう。もし「300万円で、確実に6.3%になるなら」ですが。
絶対に6.3%になるとは限らない
これはプロミスだけでなく、イオン銀行カードローンBIGでもその他の銀行カードローン・消費者金融でも言えることですが、下の点が指摘できます。
- 下限金利というのは、最高借入枠まで借りたら、必ずその金利になる…という訳ではない
このような点に注意してください。あくまで下限金利が適用されるには、「最高融資枠近くまで借りる必要がある」というだけであり「それだけ借りたら、下限金利が適用される」と決定しているわけではない、ということです。
つまり「最高限度額まで借りる」というのは「必要条件」であって「十分条件」ではないんですね。
「必要条件」と「十分条件」の違いを書くと下の通りです。
- 必要条件…それを満たせば「なる」とは限らないが、少なくとも満たさないと「絶対にならない」
- 十分条件…その条件を満たせば「絶対になる」
たとえば「はじめの一歩」の名言でいうと、会長が下のようなセリフを残しています。
- 努力すれば、必ず報われるとは限らん。
- しかし、成功者はすべからく努力しておる。
これを「必要条件」「十分条件」に当てはめて考えると―。
- 「努力」は「十分条件」ではない
- ↑(それをやっても、「絶対に成功する」わけではない)
- しかし「必要条件」ではある
- ↑(やっても報われるとは限らないけど、やらないと可能性はゼロ)
「なんと割の悪い話だ!」と思う人もいるかも知れませんが、その通りです。だから、ほとんど人は「努力しても報われるとは限らない」深層心理で思って(というか気づいて)、努力をしないのです。
と、少々はじめの一歩の話が長くなりましたが、というように―。
- 最高融資枠まで借りるというのは、下限金利が適用される「必要条件」であって、「十分条件」ではないから、「最高借入限度額まで借りたら、下限金利が適用される」
- …というわけではない
こういうことを、意識して下さい。
で、どっちが低金利なのか?
ということで、実は下限金利で比較すると、イオン銀行カードローンBIGとプロミスのどちらがが低金利なのかよくわからない、というのが結論なのです。
こう書くと、曖昧に話をぼかしているようですが、そうでないことを説明するために、「十分条件」の話をしてきました。
- 下限金利は一応設定されているが、これは誰でも統一で適用されるわけではなく、最終的には「その人の総合的な信用度で決まる」
こういうことなのです。この「総合的な信用度で決まる」というのは、返済計画支援のための融資でも、下限金利でも、銀行カードローンでも消費者金融でも、キャッシングのすべてにおいて言えることなので、よく意識しておいて下さい。
ブルース・リーのジークンドーとも同じ
美人キャッシングの他の記事でも書きましたが、このような―。
- 最終的にはケースバイケース
- 「総合的」に決まる
こういうのは、武道でいうならブルース・リーが創設した「ジークンドー」と同じです。ジークンドー(截拳道)とは、簡単に言うと、下のようになります。
- とにかく、相手に勝てばいい
- 戦いだけでなく、とにかく人生の障害を超えればいい
こういう「道」です。「何それ」と思うかもしれませんが、要するに「生きろ」ということです。
- 型とか、ルールとか、美とか、全部どうでもいいから、「戦うなら、勝つ」
- 「障害があれば、超える」
こういうことだけ考えろ…ということなんですね。「それ、武道の名前つける意味なくね?」と思うかも知れませんが、まったくその通りで、ブルース・リーも「ジークンドー」という名前をつけるつもりはなかったのです。
ただ、彼くらいの有名人になると、どうしても「流派は?」とありとあらゆるマスコミや1つの国の大統領にまで聞かれてしまうので、とりあえず「ジークンドー」という名前をつけた…というだけなのです。
実はこのブルース・リーの思想は、文科省の究極目標である「生きる力の育成」とも通じています。要はカリキュラムなど最終的にはどうでもよくて「よりよく生きる」ことが大事なんですね。もののけ姫のフレーズの「生きろ。」のようですが。
つまりキャッシング審査が返済計画支援のための融資でも何でも―。
- その時々の状況・条件で決まる
- 固定されたルールが特にない
こういうのは、「いい加減」ではなく「良い加減」なのです。「臨機応変」ということですね。
臨機応変は「テキトー」ではない
横山光輝・三国志が好きな人は、この「臨機応変」という言葉を使った人物を知っているでしょう。諸葛孔明と並ぶ天才軍師と呼ばれた「龐統」(ほうとう)が、呉国の君主・孫権と初めてあった時に、こう会話するのです。
- 孫権「そなたの兵法の奥義は?」
- 龐統「機に臨み、変に応じるのみ」
- 孫権「そなたの才は?」
- 龐統「飯を食らい、やがて死ぬでしょうな」
孫権はこれを聞いて「こやつ、ワシをからかっておるのか!」と激怒するのですが、確かに「臨機応変」という言葉は「いい加減」なように聞こえます。実際、いい加減な人が「何も考えていない」ために、「臨機応変」を言い訳とすることも、よくあります。
しかし、たとえば現代の経営でいうと、LINEの元社長である森川亮氏が、ベストセラー『シンプルに考える』で書いている通り―。
- 現代は、社会の情勢がめまぐるしく変わる
- だから、細かい計画を立てても、あまり意味がない
- むしろ、変化した状況に「すぐ適応する」力の方が重要
- だから、僕は「経営計画」は、一切作らないことにした
このようになるのです。「どうせ計画を立てても変更になるんだから、最初から立てない」という風にしたんですね。今までの経営だったら、これは絶対に有り得ないことでしたが、LINEがそれで大成功したのは、ご存知の通りです。
と、三国志やLINEの成功の話が長くなりましたが、返済計画支援のための融資の審査でも、キャッシング全体の審査でも、このようにその人の状況・条件に応じて、ケースバイケースで審査結果が決まるというのは、正しいことなのです。三国志という紀元前の中国から遡っても、LINEという「現代のテクノロジーの最先端」から見ても、やはり「臨機応変」という発想は正しいんですね。
このように、少々キャッシングを離れて哲学的な話が長くなりましたが、もう一度消費者金融の返済計画支援のための融資と、イオン銀行カードローンBIGの返済計画の再編の比較の結論をまとめると、下のようになります。
- 返済計画再編の総額が200万円以下…イオン銀行カードローンBIGが低金利
- 200万円~300万円…プロミスが低金利(の可能性がある)
- 300万円以上…イオン銀行カードローンBIGしかない
- ↑(消費者金融の返済計画支援のための融資は「300万円」まで)
ちなみに、アイフル・プロミス以外の消費者金融の返済計画支援のための融資については、イオン銀行カードローンBIGとの比較では、無視してしまって大丈夫です。アコムの下限金利が安いので、アコムだったらイオン銀行カードローンBIGと互角くらいに行くかも知れませんが、それでもプロミスの方が断然低金利ですから、アコムよりプロミスで借りた方がいいでしょう。
(そして、上限金利ではイオン銀行カードローンBIGに勝てる消費者金融はない…というのは、先にアイフルとの比較で示した通りです)
まとめ「イオン銀行カードローンBIGでの返済計画の再編」
以上、イオン銀行カードローンBIGを返済計画の再編のための返済計画支援のための融資として活用することについて、哲学的・本質的な話を交えつつ、解説してきました。もう一度整理すると、下のようになります。
- イオン銀行カードローンBIGに「返済計画の再編専用のコース・プラン」はない
- 「返済計画支援のための融資・ネットフリーローン」というものが有るが、これはイオン銀行の中の「別のコース・プラン」
- しかし、イオン銀行カードローンBIGもそのまま、返済計画支援のための融資として使える(貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので)
- なので、通常の実質金利が、そのまま返済計画支援のための融資の金利になる
そして、その通常の金利を「上限金利・下限金利」とわけて、他の銀行カードローンと比較すると、下のようになります。
- 上限金利…ソニー銀行とタイ記録で、一番低金利
- 下限金利…どの最高借入枠の銀行カードローンと比較しても、中間
そのため、大体「多重債務の総額が、300万円か400万円程度まで」は、イオン銀行カードローンBIGやソニー銀行カードローンが、一番低金利になる…ということですね。
そして、大手の消費者金融の返済計画支援のための融資と比較した場合、下のようになります。
- 200万円以下…イオン銀行が断然低金利
- 200万円以上…プロミスの方が低金利かも知れない
これから返済計画の再編をしようとする方は、ぜひ参考にしてみてください。