ソニー銀行の大口利用 ~通常のキャッシングで借入先の変更が可能!~
ソニー銀行カードローンは、返済計画の再編のための「返済計画支援のための融資」としても利用可能。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 返済計画の再編専用のコース・プランはない
- 公式サイトでも「返済計画の再編可能」という強調はない
- これを強調している銀行カードローンよりは、あまり積極的でない印象
これらしかし、下のようにも言えます。
- 銀行カードローンである以上、貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)である
- 貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、返済計画の再編も問題なく可能
- 最高借入限度額800万円なので、金額的にも十分
こういうことで、返済計画の再編をすることは、まったく問題なし。
- ソニー銀行カードローンは、上限金利・下限金利ともに、大手の銀行カードローンの中でもっとも低金利である
こういうことから金利面でも、返済計画の再編で有利になるということができます。以下、ソニー銀行の返済計画支援のための融資について、詳しくまとめていきます。
目次
大手の銀行の中で、ソニー銀行カードローンは一番低金利
ソニー銀行カードローンを返済計画支援のための融資として利用するメリットがあるとしたら、やはり大手の銀行カードローンの中でも代表的な、低金利な借入先ということでしょう。つまり、他の銀行カードローンで返済計画の再編をする時よりも、さらに低利息を実現することができる…というわけです。
特に返済計画の再編というのは、当然「借入総額が大きく」なります。ということは、「0.1%の金利差でも、かなり大きくなる」ということです。なので、ソニー銀行カードローンのように「大手の銀行カードローンの中でも一番低金利」という借入先で返済計画の再編をすることは、利息面でのメリットが大きい…というわけですね。
そして、実際にソニー銀行カードローンの上限金利や下限金利が、他の銀行カードローンと比較してどれくらい安いのか、それを説明していきます。
上限金利は、イオン銀行と並んで一番安い
まず、上限金利についてはイオン銀行カードローンBIGと並んで一番安くなっています。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 上限金利というのは、「借入総額100万円以下」で適用される金利である
- 100万円~200万円のキャッシング総額でも、この上限金利に近い金利が適用される
そのため、「150万円」などの「100万円から200万円」程度の多重債務であれば、上限金利に近い金利になるということですね。なので、この金額帯での返済計画の再編をする場合は、適用される金利は大体上限金利に近くなる…と考えていいわけですね。
- 「上限金利が安い」銀行カードローンは、「返済計画再編時の金利」も安くなる
- ソニー銀行の上限金利は「大手の銀行カードローンの中で特に低金利」
- だから、ソニー銀行の返済計画再編時の金利は、大手の銀行カードローンの返済計画再編時の金利でも一番安い
ちなみに、どのくらいの上限金利なのかを、他の銀行カードローンの上限金利と比較していきましょう。
大手の銀行カードローンの上限金利・一覧
ソニー銀行カードローンも含めて、大手の銀行カードローンの上限金利を一覧にすると、下のようになります。
ソニー銀行カードローン | 13.8%(実質年率) |
---|---|
イオン銀行カードローンBIG | 13.8%(実質年率) |
みずほ銀行カードローン | 14.0%(実質年率) |
これが、ソニー銀行を筆頭とした「上限金利が特に低金利」なグループ。イオン銀行とソニー銀行の上限金利が同率であることがわかりますね。そして次の「中程度」のグループが―。
楽天銀行スーパーローン(カードローン) | 14.5%(実質年率) |
---|---|
三井住友銀行カードローン | 14.5%(実質年率) |
静岡銀行カードローン「セレカ」 | 14.5%(実質年率) |
横浜銀行カードローン | 14.6%(実質年率) |
東京スター銀行カードローン | 14.6%(実質年率) |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 14.6%(実質年率) |
これらはほぼ同じ金利ですね。0.1%の金利差しかありません。この「14.5%、14.6%」というのが、銀行カードローンの平均レベルの金利と考えてください。大体「銀行カードローンの金利」という時は、これらの数値を指します。
そして、最後に「消費者金融並に高金利」なグループがあり、それが―。
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 17.5%(実質年率) |
---|---|
オリックス銀行カードローン | 17.8%(実質年率) |
新生銀行カードローン レイク | 18.0%(実質年率) |
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 18.0%(実質年率) |
プロミス | 17.8%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
---|
みずほ銀行カードローン | 3.5%(実質年率) |
---|---|
横浜銀行カードローン | 1.9% |
このように、実に横浜銀行カードローンの方が、半分近く低金利になっているわけですね。なので、単純計算で―。
- 横浜銀行カードローンで返済計画の再編をすると、みずほ銀行カードローンでした時より、利子総額が半分になる
こういうことなのです。(800万円~1000万円という、超高額の返済計画の再編をした場合)
なので、返済計画の再編の目的が「利息の削減」にある人は、特にみずほ銀行カードローンより横浜銀行カードローンの方がおすすめ…と言えるでしょう。(800万円以上の超高額の返済計画支援のための融資の場合ですが)
横浜銀行カードローンは在住・在勤エリアに制限がある
ただ、上のように書いたものの、横浜銀行カードローンは「地方銀行」なので、在住・在勤エリアに制限があるというデメリット・短所があります。つまり、神奈川県・東京都・群馬県のどこかに在住・在勤していないとだめ…ということですね。
(群馬県については、高崎市・前橋市・桐生市のどこかである必要があります。他の市区町村ではNGです)
ということで、利用できる人が横浜銀行カードローンの場合は多少限定されてはいるのですが、もしこれらのエリアに在住・在勤している…という人であれば、800万円を超える高額の返済計画の再編の時は、ぜひ利用して見るといいでしょう。
(もっとも、それだけの超高額の多重債務になった場合は、ここまでも書いてきた通り、債務整理をした方がいいかも知れませんが…)
消費者金融の返済計画支援のための融資とソニー銀行カードローンを比較すると?
ソニー銀行カードローン(を返済計画の再編として利用する)のと、消費者金融の返済計画支援のための融資を比較するとどうなるか―。この結論は―。
- 金利だったら、当然ソニー銀行カードローン
- 審査通過率だったら、消費者金融
- 特に即日借入したいなら、断然消費者金融
- あと、ソニー銀行の口座がないときも消費者金融
以下、これらのポイントについて、解説していきます。
低金利を選ぶなら、ソニー銀行カードローン
消費者金融の返済計画支援のための融資と銀行カードローンの勝負なので、金利で選ぶ場合は、言うまでもないでしょう。実質金利を比較すると、下のようになります。
- ソニー銀行…2.5%~13.8%(実質年率)
このようになっています。そして、重要なポイントを説明していくと、下のようになります。
- 100万円~200万円なら、ほぼ「上限金利」が適用される
- 上限金利では、比較にならないくらい、ソニー銀行が安い
- 下限金利は「300万円」だったら、プロミスが安い(ソニー銀行より)
- それ以上は、消費者金融では返済計画を再編できない
つまり金額帯別におすすめの借入先をまとめると、下のようになります。
- 100万円未満…ソニー銀行
- 100万円~200万円…ソニー銀行
- 200万円~300万円…プロミス(かも)
- 300万円以上…ソニー銀行(以外の選択肢がない)
消費者金融の返済計画支援のための融資は全部「最高借入枠が300万円」なので、300万円以上の返済計画の再編はできない…ということなんですね。
そして、300万円以上以外(以上以外って、ややこしいですね。笑)についても説明していきます。
200万円までは、上限金利が適用される
これは、他の銀行カードローンとの比較でも書いてきましたが、返済計画の再編の時も、借入総額が200万円にたどり着くまでは、大体上限金利が適用されます。
(もしくは、上限金利に近い金利になります)
なので、上限金利そのままにしても、上限金利に近い金利にしても、これだけソニー銀行カードローンの上限金利が消費者金融の返済計画支援のための融資より安い以上、ソニー銀行カードローンがナンバーワンなことは、間違いないわけですね。
わかりやすくするために、もう一度それぞれの上限金利だけを一覧にしてみましょう。
ソニー銀行カードローン | 13.8%(実質年率) |
---|---|
アイフル | 15.0%(実質年率)) |
プロミス | 17.8%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
アコム | 18.0%(実質年率) |
ノーローン | 18.0% |
このような風ですね。消費者金融の返済計画支援のための融資は基本的に上限金利が通常のキャッシングと同じで、全然安くないのです。
唯一上限金利が低いのはアイフルで―。
- 通常のアイフル…18.0%(実質年率)
- 返済計画の再編のアイフル…15.0%(実質年率)
これはわかりやすく言うと消費者金融の金利→銀行カードローンの金利に変わったようなもので、非常に低金利になっている…といえます。
ということで、かろうじてアイフルだったら「比較する意味がある」のですが、あとの消費者金融の返済計画支援のための融資については、数字だけ単純に見れば、残念ながら比較の対象にはならない…というのが実情なんですね。
プロミスは下限金利で勝負している
ただ、これはアイフルのおまとめMAX以外の消費者金融の返済計画支援のための融資を否定しているわけではありません。特にプロミスについては下の通りです。
- プロミスの返済計画支援のための融資は、「上限金利」の勝負は完全にアイフルに譲っている
- 代わりに「下限金利」で勝負している
- 下限金利の安さは、「200万円~300万円」の金額帯だったら、おそらくソニー銀行より安い
- ということは、かなりの銀行カードローンより安い
この「下限金利での、ソニー銀行との比較」について、詳しくまとめていきます。
どうやって下限金利を比較するか?
これは「最高融資枠」とセットで比較します。
- ソニー銀行…「800万円」で2.5%(実質年率)
- プロミス…「300万円」で6.3%(実質年率)
「最高融資枠が違いすぎてわからない」と思われるかも知れませんが、もう一度数字だけ抜き出すと、下のようになります。
- 800万円、2.5%(実質年率)
- 300万円、6.3%(実質年率)
だったら、少なくとも「300万円の時」は、後者(プロミス)の方が安いと感じられませんか?もちろん、実際の適用金利がどうなるかは、その人のクレジットスコア次第ということでわからないのですが、それでも、「かなりの確率で、(300万円の時だけは)プロミスの方が低金利」と思う人が多いでしょう。
- 「300万円」の時に低金利ということは、「200万円~300万円」の金額帯でも、おそらくプロミスの方が低金利になる可能性が高い
- (ギリギリかも知れないが)
と推定できるわけです(あくまで推測ですが)。
このように「数字的に判断して」このような比較結果になったわけですね。適当にネット上の口コミ・評判などで決めている…というわけではありません。なので、下のようになります。
- 200万円~300万円…プロミス
- それ以外(多くても少なくても)…ソニー銀行
これが、消費者金融の返済計画支援のための融資もミックスして比較した時の、低金利で返済計画を再編できる借入先と言えるでしょう。
(意外かも知れませんが、消費者金融の返済計画支援のための融資はかなり低金利なんですね。代わりに普段のキャッシングより当然審査が厳しくなるでしょうが)
返済計画支援のための融資としてソニー銀行カードローンを利用する時の注意点
そして、これはソニー銀行カードローンで返済計画を再編するときに限った話ではありませんが、返済計画支援のための融資で返済計画の再編をするときの、注意点・デメリットもまとめておきましょう。まず一覧にすると下の通りです。
- 過払い金の返還請求ができなくなる、ことがある
- 返済期間が長くならないように注意する
こういう二点になります。それぞれカンタンに補足すると下のようになります。
- まず「過払い金の返還請求」については、返済計画支援のための融資で返済計画を再編するには、「残す借入先」以外を、全て「解約」しないといけない
こういうのが前提。
- 解約したら「もう、これまでの契約は、何も問題がなかった」と、そのキャッシング業者に対して、認めたことになる
- だから、その時点でもう
- その業者には過払い金の返還請求ができなくなる
でだったら、解約をしないで、全額返済だけすればいいと思うでしょうが、これはできないんですね。以下、その理由を説明していきます。
なぜ、返済計画支援のための融資では「解約」が必要なのか
まず箇条書きしていくと、下の通りです。
- キャッシングの審査では、どこかと「契約」が残っていると、そこでの「借入可能金額」を見て、「実際には借りていない」状態でも、「借りている」とみなして審査する
これを私は「みなし借入」と勝手に読んでいますが、たとえば、例を出すと下の通りです。
- プロミスで「50万円」の融資枠をもらっている
- しかし、実際には借りていない
- ↑(プロミスでの借入金額は「0円」である)
- という状態でも「プロミスからの借入…50万円」とされる
このようなわけです。「何で?」と思われるでしょう。以下、その理由を説明します。
なぜ「借りている」扱いになるのか?
これも箇条書きしていくと、下の通りです。
- キャッシングでは、一度「利用者にあたえた融資枠」は、取り消すことができない(基本的に)
こういうのが前提。そして、取り消せない以上―。
- この人は、いつでもプロミスから「50万円」借りられる
- そして、その状態で、たとえばソニー銀行に審査申込みしたら―。
ソニー銀行はこのように考えるわけです。
- この人は、確かに現時点での借入総額は0円だ
- しかし、プロミスからいつ「50万円」借りるかわからない
- うち(ソニー銀行)が融資した後、すぐにプロミスから「50万円」借りるかも知れない
これは至極当然ですよね。むしろ、こう考えない方がおかしいというくらいです。そして、下のように言えます。
- いつ借りるかわからないなら、もうこの人は「50万円借りている」扱いにしよう
- その上で、融資できる金額だけ融資しよう
そして、たとえばこの人の年収が「200万円」だったら下のようになります。
- 年収の3分の1だと大体「70万円」だな
- 「50万円借りている」とカウントするので、貸せる金額は「あと20万円」だ
- よし、限度枠を20万円に設定しよう
そして、これでもっと年収が低かったら貸せる枠がない=審査落ちとなるわけですね。
だから、返済計画支援のための融資は「解約」が必要になる
こういう理由で、返済計画支援のための融資をする時は、必ず「その返済計画の再編先以外を、すべて解約する」必要があるのです。理由は下の通りです。
- 返済計画支援のための融資という「面倒な」ことを、その業者・銀行は引き受けるわけである
- ということは、せめて「他から借りるリスク」を、ゼロにしてくれないと困る
- だから、うち以外は、全部解約してくれ
わかりやすくするために、途中から一人称になりましたが、これはたとえば、普通の人を相手に返済計画の再編を依頼したとしても、同じことを言われるというのはわかるでしょう。
(もしそれでわからなかったら「自分が誰かの返済計画の再編をしてあげる」と思えば、わかるでしょう)
という風に考えていくと、返済計画支援のための融資で「その返済計画の再編先以外の借り入れをすべて解約するのは当然」なんですね。「全額返済ではダメなんですか?」と蓮舫議員などは言うかも知れませんが、「全額返済ではダメ」なのです。
で、解約したら過払い金の返還請求はできなくなる
そして、これはもう大丈夫だと思いますが、下のように言えます。
- 解約したら、その業者とはもう「関係なくなる」ので、もう過払い金の返還請求はできなくなる
そのため、仮に数十万円の過払い金が発生していたとしても、それがもう手元に戻ってこなくなる…ということです。これは痛いですね。
なので、ソニー銀行カードローンでも他のプロミスなどの借入先でも―。
- 返済計画支援のための融資で返済計画の再編をする時は、まず「過払い金の有無」を確かめて、もし過払い金が発生していたら、その返還請求を済ませてから、返済計画を再編する
こういう手順を踏む必要があるわけです(義務ではないですが、そうした方が得するわけです)。
そして、言うまでもなくもし過払い金が少額であったら、すぐ返済計画支援のための融資を利用してしまってもかまわないということですね。なので、何はともあれ、まずは「過払い金の有無」を調査することからです。
返済期間が長くなると、利子総額が多くなる
返済計画支援のための融資のもう一つのデメリットとして、(これは注意していれば問題ないのですが)―。
- 返済期間が当初の予定より長くなると、結果的に利子総額が多くなる
こういうことがあります。どういうことかというと、下の通りです。
- 当初予定されていた返済期間は、返済計画支援のための融資の利用で一度「リセット」される
- この時「予定より返済期間が延長される」ことがある
- その場合、その期間の長さによっては、予定より利息総額が多くなることがある
利息総額が増える理由については、言うまでもないでしょう。
- ゆっくり返済するほど、金利が多少低かったとしても、利息が多くなる
キャッシングの利息を左右するものは―。
- 「金利」もそうですが、「返済スピード」も同等か、それ以上に重要
このようになるわけです。
返済期間の確認さえすれば、問題ない
ただ、これは「返済計画支援のための融資のデメリット」というほどではありません。どちらかと言うと「注意点」と思って下さい。
- 「気付かなかった」ら、利子総額が多くなるが、「チェックして気づけば」、前より低金利になるわけだから、予定より早く返済できるに決まっている
(収入や月々の返済金額など、その他の条件がすべて同じ…という設定で比較しますからね。必ず「当初の予定」よりも早期返済できるのです)
なので、これはあくまで返済計画支援のための融資の「注意点」であって、デメリットではないと考えて下さい。要は、返済計画の再編をするときも、返済シミュレーションをしっかりするように…ということです。
まとめ「ソニー銀行カードローンでの返済計画の再編」
以上、ソニー銀行カードローンでの返済計画の再編についてまとめてきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。
- ソニー銀行カードローンも、返済計画の再編専用のコース・プランはない
- もともとが貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、通常のソニー銀行カードローンで、そのまま返済計画を再編する
- 上限金利が大手の銀行カードローンの中で一番安いので、200万円程度までの返済計画の再編だったら、一番低金利
- 下限金利もトップレベルで低金利なので、300万円以上の高額になっても、かなりの低金利になる
- ただ、このレベルになったら債務整理した方がいい
特に現時点でソニー銀行をメインバンクとしているという方の場合、審査も通りやすいですし、返済の負担も小さくなるので、特におすすめといえます。