オリックス銀行カードローンは大口利用も可能?金利・審査は?
オリックス銀行カードローンは、返済計画の再編にも使うことができます。「専用のコース・プラン」はありませんが、それはオリックス銀行カードローン以外の銀行カードローンでも同じ。消費者金融と違い、銀行カードローンでは「普通のキャッシング」をそのまま返済計画の再編のためのローン商品として使うようになっています。
消費者金融と違って「最初から貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)」なので、別にわざわざ「専用のコース」を用意する必要がない…ということですね。
なので、複数の借り入れを抱えている方は、オリックス銀行カードローンに申し込んで、「返済計画の再編をしたい」という旨を伝えるといいでしょう。
以下、オリックス銀行カードローンを返済計画の再編に使うメリット・利点などについてまとめていきます。
目次
オリックス銀行で返済計画の再編をするメリット
オリックス銀行カードローンで返済計画の再編をするメリットは何か。箇条書きすると下のようになります。
- 特に300万円以上の借入総額で、低金利になる
- オリックス銀行関連のサービスを使っている人は、審査に申し込みやすい
- 提携ATMの利用手数料が無料になりやすい
こういう三点があります。以下、三点とも詳しくまとめていきます。
300万円以上のキャッシング総額で、低金利になる
オリックス銀行カードローンで返済計画の再編をする時は、先に書いた通り「通常のキャッシング」がそのまま適用されます。つまり返済計画の再編の時の金利も、普通のキャッシングの時の実質年率(金利)と同じということですね。そして、そのオリックス銀行カードローンの実質年率(金利)を見てみると、「1.7%~17.8%(実質年率)」となっています。そして、この金利が高いのか低いのかまとめると、下のようになります。
- 下限金利「1.7%」は、かなり安い
- 銀行カードローンでも一番低い
- 上限金利「17.8%」(実質年率 *上限金利のみ記載)は、少々高い
- これは、プロミスの上限金利と同じレベル
つまり、簡単に書くと下の通りです。
- 下限金利…安い
- 上限金利…高い
こういうわけですね。そして、キャッシングの知識がある人は知っているでしょうが、下のように言えます。
- 下限金利…高額借入で適用される
- 上限金利…少額借り入れで適用される
このようになっています。それぞれの「高額」「少額」の目安は、下の通りです。
- 高額…最高借入限度額に近い金額(オリックス銀行の場合、最高800万円)
- 少額…100万円以下(未満)
上記のようになっています(あくまで大体の目安です。人によって、どのタイミングで下限金利・上限金利がそれぞれ適用されるか、変わります)
つまり、オリックス銀行カードローンで返済計画の再編する時の金利は下のようになります。
- 100万円や200万円程度では、高金利
- 200万円を超えた時から、「平均的」になる
- 300万円を超えるあたりから「低金利」になる
なので、同じ複数のローンの借り手の方々でも、特に300万円を超える高額のキャッシング総額を抱えているという方におすすめします(金利面では)。
200万円以下の返済計画の再編では、低金利にはならない
逆に言うと、オリックス銀行カードローンは借入総額が200万円未満の時の適用金利は、それほど安くないということです。端的に言うと「高金利」ということですね。
これは別にオリックス銀行カードローン自体が高金利…という意味ではなく、下のような意味です。
オリックス銀行カードローンは、通常のキャッシングでも返済計画の再編でも、「高額借入」に特化した銀行カードローンであり、「少額借り入れ」には、最初から向いていない
つまり用途が違うということですね。
飲食店でも大衆店もあれば高級店もあるように、銀行カードローンにも、下のような違いがあるのです。
- 数百万円を借りる、高額所得者向け
- 100万円未満を借りる、平均的な人向け
こういう2通りのタイプがあるわけです(大別すると)。ということで、オリックス銀行カードローンは確かに「200万円未満の複数の借り入れでは、それほど返済計画の再編をする時の金利が安くならない」のですが、それはあくまで「最初から、銀行カードローンの目的が違う」ということを、知っておいてください。
(このように、それぞれの銀行カードローンに明確なコンセプトや個性があるのは、利用者にとっても、実に良いことです。それぞれの目的に適した銀行カードローンを選べる…ということですからね)
オリックス銀行関連のサービスを使っている人におすすめ
オリックス銀行カードローンの保証会社は、「オリックス・クレジット株式会社」です。
オリックス・クレジット株式会社は、オリックス銀行の関連サービスに関わっていることが多いので、これらを利用している人は、特に申し込みしやすいかも知れません。
これは返済計画の再編の時だけではなく、普通のキャッシングでも、そしてオリックス銀行カードローン以外の銀行キャッシングでも言えることですが、下の点が指摘できます。
- 普段使っている銀行の場合―。
- 銀行カードローンの審査も申し込みやすい
こういう法則があるのです(法則というと、やや大げさですが)。この理由を説明しましょう。
その人の経済力が、ハッキリとわかる
メインバンクとして使っている銀行口座であれば、その人のお金の流れを、かなり把握することができます(銀行カードローンにとって)。
- 給料日はいつか
- 月収はいくらか
- 毎月いくらの生活費を使っているか
- 公共料金の支払いは遅れていないか
- 携帯電話の料金は、ちゃんと引き落とせているか
- クレジットカードの支払いはどうか
このような、収支・支払いに関する情報が「かなり丸裸にできる」わけですね。メインバンクからすると。
もちろん、こうした情報は一種の「プライベートの情報」なので、オリックス銀行などの銀行がチェックしていいかはわかりません。(していないということも多いでしょう)
ただ、「いざとなれば」見ることもできるということで、たとえばその利用者が、反社会勢力の一部という疑いが出た時に、すぐに調べられるわけですね。(メインバンクとしての利用実績があれば)
そういう疑いが生じた時に、その人の資金の流れを洗い出すというのは、社会にとって、日本政府にとって、そして国民にとっても重要なことです。
- そのような時に、その人の収支をすぐに調べられる
- そのため、オリックス銀行にとっても社会にとっても、こうした申込者の場合、リスクが小さい
こういうことですね。なのでメインバンクとして利用している銀行では、銀行カードローンの審査も申し込みやすいという傾向が見られるのです。
その銀行の預金も増える
また、知っての通り銀行というのは預金残高が多いほど儲かる商売です。儲かるというと強欲なようですが、要するに、下のように考えて下さい。
その銀行の利益がたくさん出て、提携ATMの利用手数料が無料になるなど、ありとあらゆるサービスが拡充される―。
社会というのはこうやって「お互いの利益」がブロック崩しのボールのように激しく行き交いして、自分の利益が、相手の利益になり、相手の利益が、また自分の利益になる…というように、拡大してきたのです。
なので、オリックス銀行の利益は、利用者にとっての利益でもあるわけですね。(悪徳業者だったらそういうことはないのですが、オリックス銀行のようなクリーンで信用できる金融機関であれば、相互の利害は一致するわけです)
ということで、オリックス銀行カードローンにとっても、こうした信用できる利用者の方は、審査に通すメリットがあるわけですね。(もちろん、借りる方も申し込みやすいわけですから、当然メリットがあります)
メインバンクだと、借入・返済もしやすい
また、普段使いのメインバンクで銀行カードローンを申し込むと、借入・返済がしやすくなるというメリットもあります。どのように返済・借入がしやすいのかというと、下の通りです。
①…いつも行く支店や、いつも使うサイト(ネット銀行の場合)で、そのまま借入・返済もついでにできる―。
こういう「いつもの用事のついで」というのが一つ目のメリット。そして2つ目が下の通りです。
②…その銀行の提携ATMやオンラインバンキングを使うと、「借入・返済の手数料が無料になる」ことが多い―。
こういう「手数料の面」のメリットですね。
- ついでに借入・返済
- 手数料無料
こうした2つのメリットがあるわけです。メインバンクの銀行カードローンでキャッシングすると。
そして、これはオリックス銀行カードローンでもその他の銀行カードローンでも、そして、通常のキャッシングでも返済計画の再編でも同じことなんですね。なので、「日常生活からオリックス銀行のユーザーである」という人の場合、返済計画の再編でもオリックス銀行カードローンを選択することは、かなりの利点があるといえます。
オリックス銀行カードローンは、利用手数料が安い
これも返済計画の再編の時だけでなく、通常の借り入れの時でも共通することなのですが、オリックス銀行カードローンは他の銀行カードローンと比較して提携ATMの利用手数料が安いというメリットがあります。理由は下の通りです。
- オリックス銀行は「ネット専業銀行」である
- 支店や提携ATMがないので、「他行の提携ATM」や「コンビニの提携ATM」を持つ必要がある
- なので、これらが無料で使えることが多い
そして、普段の預貯金で無料で使えるシステムが、カードローンでもそのまま利用されているということですね。なので、実は三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行などの「自前の提携ATMがたくさんある銀行」より、「オリックス銀行カードローンのようなネット専業銀行」の方が、利用手数料無料の提携ATMが多いのです。
(店舗を持たないというのは、メリットもあるわけですね)
オリックス銀行カードローンの借入・返済が無料の提携ATM
そして、具体的にどの提携ATMだったらオリックス銀行カードローンの借入・返済(返済計画の再編でも同じ)が無料で出来るのか一覧にすると下の通りです。
- コンビニ全部
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行カードローンBIG
- 西日本シティ銀行
- セブン銀行
ポイントをまとめると、下のようになります。
- 三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行が無料
- イオン銀行が無料なので、イオンで買い物する人は特に便利
- コンビニは、大手でも中小でもほぼ全部無料
つまり、コンビニの提携ATMだけでも十分便利なのですが、そこに三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・イオン銀行まで加わっているので、もう「提携ATMの利便性に関しては、文句なし」ということです。
ちなみに、これが三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の場合、下のようになります。
- コンビニの提携ATM
- 三菱UFJ銀行の提携ATM
これらしか無料にならないので、オリックス銀行カードローンの提携ATMがいかに多いかよくわかるでしょう。
ということで、借入・返済のしやすさでは、返済計画の再編の時も、普通のキャッシングの時も、オリックス銀行カードローンは主要な銀行カードローンの中で群を抜いています。この点でも、オリックス銀行で返済計画の再編をするメリットがあると言えるでしょう。
返済がしやすいと、利子総額も安くなりやすい
このように借入・返済がしやすいと、特に「返済」がしやすいことで―。
- どんどん前倒しで臨時返済できる
- 結果、利子総額も小さくなる
こういうメリットがあります。「低利息」というと、多くの人が
- 低金利で借りられる借入先を選ぶ
- 「30日間無利息」などの無利息期間がある所を選ぶ
こういう発想になりがち。しかし自分でどんどん早期返済して、借入残高自体を小さくするというのが、本来一番の低利息を実現する方法なんですね。
そして、それをするには当然「返済の手数料が無料」で、しかも「返済できる場所が多い」ということが重要になります。
- 返済するたびに手数料がかかるのでは、逆にマイナスになる、し
- 無料で返済できる場所があっても、それが少なくては面倒
といえますからね。お金については言うまでもなく人間は、少しでも面倒なことは、基本的にやらないので、そういう「めんどうさがない」というのは、早期完済をする上で、非常に重要なのです。
何かを達成するには「ハードルを減らす」のが最重要
これはオリックス銀行カードローンで早期返済をすることに限った話ではありませんが―。
- 何かの努力を継続したい時は、それに伴うハードルを減らす
これが、一番重要なんですね。たとえば私の場合、今は趣味でバスケをしていますが、バスケットボールを常に「むき出しで」持ち歩くようにしています。
こうすると、ちょっとバスケットボールをいじりたくなった時「いちいちケースから出す」という手間(ハードル)がないからです。やりたいと思った瞬間、すぐに練習できるということですね。
と、少々個人的な話になりましたが、このように―。
- 「必要な作業」や「妨げになるもの」をすべて洗い出し、「それが1つでも減る」ようにすると、「何かの努力を継続する」ことは、「半ば自動的」にできるようになる
このようなことなのです。逆にいうと「何をやっても続かない」という人の場合、下のようになります。
- 何がハードルなのか、分析できていない
- そのハードルを、取り除く努力をしていない
こういうことなのです。つまり、努力というのは、「それ自体をする」のではなく、「妨げになるハードルを消す」ことについて、するべきなのです。仕事で努力するなら―。
- 「仕事自体をする」よりもまず、「仕事の障害になるものを取り除く」ことから始めるべき
これをリンカーンは、下のような名言で表現しています。
「もし、半日で大木を切り倒せと言われたら、最初の1時間は、斧を研ぐことに使うだろう」
これは「段取り」という意味でも使われますが、要は「木を切る」という作業自体が、木を切る努力とは限らない…ということですね。
このように、少々仕事論的な話になりましたが、このように―。
- オリックス銀行カードローンは「返済のハードル」が低い
- だから「自然と早期返済」できる
- だから「利息総額も小さくなりやすい」
こういうことなのです。なのでこうした面でも「隠れた低金利」と言えるでしょう。(数字としての金利には、現れない効果…ということですね)
返済計画の再編で複数の借り入れを返済計画の再編をする利点
ここまではオリックス銀行カードローンでの返済計画の再編について書いてきましたが、ここからは返済計画の再編、それ自体のメリット・利点を書いてきます。
最初に簡単に一覧にすると下の通りです。
- キャッシング状況が正確にわかるようになる
- 返済で発生する手間・手数料がなくなる
- 借入総額によっては、低利息になる
こういう3つのメリットがあります。これらについて、詳しく解説していきます。
今の借入状況が正確にわかるようになる
返済計画の再編と聞いて、多くの人が真っ先にイメージするメリット・利点はこれでしょう。これは別に複数の借り入れとかキャッシングに限った話ではなく何かを一箇所にまとめるということは、それだけで「わかりやすくなる」効果があります。ゴミの分別でも何でも同じですね。
(あるいは、最近流行りの「まとめサイト」も、記事によってはそういう効果があります。すでにネット上にアップされている「オリジナリティのないもの」であっても、整理してまとめるだけで、オリジナルの価値が生まれる、ということですね)
というように、返済計画の再編によって現時点のキャッシング状況が正確に把握できるようになると、それだけで完済へのモチベーションが上がります。当サイト・美人キャッシングでは他の記事でも何度か書いていますが―。
- 人間は心理学的にも、「ゴールが明確になる」だけで、モチベーションが上がることがわかっている
からです。これは「逆のケース」を想像するとわかりやすいです。
- もし、マラソンのゴールが「どこかわからない」、「距離」すらわからない、という状態だったら、誰も走ろうとは思わない
これを考えてもゴールが明確であるということは、何かをするモチベーションを高める上で、非常に重要だと言えるんですね。
実際、仕事ができる人の多くは―。
- やみくもに、いきなり仕事にとりかかるのではなく、最初に「全体像を整理して、青写真を描いてから」、個別の仕事に取り組む
このようなやり方をしています。ドラッカーの言葉で表現すると下のようになります。
- 成功する人は、「目標」から始めない。
- 「仕事」からも始めない。
- まず「時間」から始める。
若干、オリックス銀行カードローンや返済計画の再編の話題から逸れるようですが、借入状況が正確にわかるだけで、どれだけ完済が早まるかというヒントになるので、解説していきます。
「まず、時間から始める」の意味
上のドラッカーの名言を解説すると下のようになります。
- 「仕事」から始めるのは、今「この仕事」をやらないといけない
- だから、まずこれをやろう
このような発想。もちろん、これが必要なこともありますが、実際には「こうして、目の前の仕事に追われるだけ」になっている人も、たくさんいる」わけです。こうした方は特に―。
- 自分のやるべき仕事を整理し、それにかかる時間を計算し、時間が足りないなら「余計な時間」を使っているのは、どこか洗い出して、それを消す
こういう努力をするべきなんですね。これが「仕事」から始めるのではなく「時間」から始める、ということです。
「目標」から始めることについては下の通りです。
- 「目標」に向かって「やみくもに進む」のはダメ
- しかし、「目標」に必要な「個別の作業」を洗い出し、それにかかる「時間」(やコストなど)を洗い出し、「それを満たす」ためには、時間や資金をどう配分するか
このようにやるなら良いわけです。つまり、ここでも「時間」や「コスト」の概念があるかどうかということですね。「目標」を立てること自体はいいわけです。
(というより、最終地点を明確にしないと、歩き出すことは基本的にできないですから。散歩が趣味だったり、運動としてやっているならいいですけどね)
このように、少々ドラッカーの話が多くなりましたが、経営の神様であるドラッカーも言っている通り全体像を把握するということは、非常に重要なのです。これは、複数のローンの借り手の方々が「できるだけ負担なく、早期に複数の借り入れを完済する」ためにも、必要なことなんですね。
ということで「現時点の借入残高が正確に見えるようになる」というのは、返済計画の再編の重要なメリットの一つなのです。
返済で発生する手数料や手間がなくなる
また、たくさんの消費者金融・銀行カードローンから借りているということは、それぞれの返済にかかる手数料・手間も多い…ということです。「手数料無料の提携ATMで返済すればいいじゃん」と思われるかも知れませんが、そういう提携ATMを探して、そこまで返済に行く手間・時間がかかるということですね。
銀行カードローンだったら「コンビニの提携ATMで、どこでも無料で返済できる」ことがほとんどなので、銀行カードローンだったらいいでしょう。しかし、複数の借り入れというのは基本的に銀行カードローンではなく、消費者金融の借り入れで構成されているものです。そして、消費者金融の借入・返済は、銀行やコンビニの提携ATMですると、手数料がかかることがほとんどなんですね。
ということで、複数の消費者金融から借りていると、毎月のそれぞれの返済手数料だけでも、大体500円や、多ければ700円くらいはするわけです。それぞれ年間のトータルの金額に換算すると、6000円~8400円となります。月間だと大した金額に見えませんが、年間だとかなりの金額になる、ということがわかるでしょう。
お金がある人だったら、払わなくていいお金
そして、ここで重要なのは―。
- この「年間8400円」のお金は、お金がある人だったら「払わなくていい」のに、「お金がない自分」が、払っている
こういう矛盾です。本来お金がない自分こそ、支出を抑えなくてはいけないのに、実際には「お金がない自分の方が、お金持ちの人たちよりも、支出が多くなっている」…ということなのです。
しかも、買い物だったらまだ品物が手に入る分マシですが、キャッシングの返済手数料というのは、何のプラスにもならないわけですね。ただ、提携ATMに飲み込まれていくお金なのです。
これは、金額の大小以上に「あまりにもムダ」という点で、痛みを感じなければいけません。こういうことに対して痛みを感じないと、いつまでも複数のローンの借り手・借入超過者のままで終わってしまうのです。
「痛みを感じる」ことは大事である
そもそも、生物学的には「痛み」というのは「このままではいけない」という「生活・行動の改善」のために、存在するものです。なので痛みを感じる、というのは良いことなのです。
これは、少々ひどい言い方かも知れませんが「認知症になってしまったお年寄り」を見ればわかるでしょう。認知症でもある程度心の痛みのようなものはあるらしいですが、それでも、普通の人に比較したらかなり小さいのは確かです。
認知症だとたとえとして気の毒かも知れないので、たとえば「無神経なおじさん」だったら、どうでしょう。どの職場にも、女性に対して「誰がどう聞いても(男性から聞いても)セクハラ」な発言をして、全く平気でいるおじさんが、いると思います。(どの職場でもかはわかりませんが、そういうおじさんに、一度は会ったことがあるでしょう)
そういう人を見ると、誰もが「何も感じないのだろうか?」と思うはずです。これがまともな神経のある人だったら「痛み」を感じてしまうはずなのです。(自分のコミュニケーション力のなさとか、女性と関わる自信のなさ、などに)
しかし、こうした痛みを常に感じていると「辛い」ので、だんだん脳が「その刺激に対しては、神経回路を起動させない」ようになっていくんですね。「鈍感になる」ということです。
そして、痛みを感じなくなって、さらに悪い状態(無神経な状態)になっていくのですが…。こうした例を見ても人間は、悪い状態に関しては、痛みを感じなくてはいけないということがわかるでしょう。
もちろん、「いつも緊張していろ」というわけではありません。私もこうやって緊張している分「よく胃袋が痛くなる」のですが、これもやはり「緊張しすぎるのは間違っている」「ほどほどにやれ」という体からの声なのです。
(なので、この辺は適当にやるのがいいでしょう。いい意味の「いい加減=良い加減」ということです)
このように、たびたび精神的な話になっていますが、こうした点からも複数のローンの借り手の方々は、自分が不要な返済手数料を払っている、ということに、もっと痛みを感じるべきなのです。
(もちろん、これも先に書いた通り「ある程度、気楽に考えた方がいい」のですが)
借入残高によっては、返済計画の再編で低金利になる
これも返済計画の再編のメリットとして、特に強調されるものの1つ。しかし、なぜ返済計画の再編で返済計画の再編をすると、低金利になるのでしょうか。この理由は下の通りです。
- 「借入総額が100万円・200万円」などの「区切り」を超える
- 単純に「低金利な借入先」になる
こういう2通りの理由があります。それぞれ詳しく説明します。
100万円・200万円などの「区切り」を超える
実は、キャッシングというのは「まとめるだけ」では低金利になりません。
- まとめた結果、一ヶ所での借入金額が「100万円」を超えた
こうしたときに、初めて低金利になるわけですね。たとえば、消費者金融の複数の業者で借りていたとしましょう。そして、下のように言えます。
- 個別の借り入れは、すべて「30万円」だった
- それを「4件」で借りていた
こういう場合、借入総額は「120万円」ですね。そして、消費者金融の金利は「100万円までは、変わらない」のです。100万円を超えてから、初めて低金利になるんですね。
なので、この人の場合「バラバラで30万円ずつ借りている状態」では、低金利にならないのです。(総額はすでに120万円なのに)
しかし、これを返済計画の再編をして「一ヶ所で120万円」にすると、低金利になる…ということですね。
同じことが、200万円・300万円などでも働く
そして、この仕組みは「100万円」というボーダーラインだけではなく、「200万円」や「300万円」の時にも同様に働きます。キャッシングの適用金利は常に、こうした区切りのいい金額で下がるようになっているのです。
なので、「返済計画の再編をすることで」「その、キリの良い金額」にできるなら、低金利にする効果がある…ということなんですね。逆に言えば下のようになります。
- まとめても、100万円や200万円を超えない…という場合は、返済計画の再編をしても、低利子にならない
こういうことが、しばしばあるのです。
「低金利な借入先」に借入先の変更をする効果
返済計画の再編といっても、単純に「1つにまとめる」だけではなく、「消費者金融から銀行カードローンでまとめた」というように「そもそもの金利が下がった」ということもあります。
- 「返済計画の再編をしたから」というより、単純に「低金利な借入先」に借入先の変更た
ついでに「返済計画の再編もしました」という感じです。消費者金融と銀行カードローンのそれぞれの平均的な金利は下のようになります。
- 消費者金融…18.0%(実質年率)
- 銀行カードローン…14.5%(実質年率)
このようになっています。なので、返済計画の再編をしなくても、「消費者金融での借り入れを銀行カードローンに借入先の変更をする」というだけで、十分低金利になるわけですね。
返済計画の再編をする時、「ついでにオリックス銀行カードローンなどの銀行に借入先の変更た」ということはしばしばあり、こうした効果によって「低金利になる」ということもあるのです。
以上、返済計画の再編の「3つのメリット」について書いてきました。ここからは、「借入先の変更」の話題が出たので、「返済計画の再編と借入先の変更ローンの違い」などについて、語っていきます。
返済計画の再編と借入先の変更ローンの違い
借入先の変更ローンは「借入先の変更ローン」とも言います。そして、下のように言えます。
- 返済計画の再編
- 借入先の変更ローン
- 借入先の変更ローン
この3つは、それぞれどう違うのか。まず借入先の変更ローンと借入先の変更ローンは同じものなので、あとは「返済計画の再編と、どう違うか」ですね。そして、その違いを説明します。
返済計画の再編をするか、ただ借入先の変更をするか
カンタンに書くと下の通りです。
- 返済計画の再編…複数→単独
- 借入先の変更ローン…単独→単独
これは文字通りなので、すぐにわかる人も多いでしょう。そして、次に「借入先の変更ローンと借入先の変更ローンには、違いはないのか?」という点を説明します。
借入先の変更ローンと借入先の変更ローンの違い
これは結論を書くと下の通りです。
- 借入先の変更ローン…キャッシングでよく使う
- 借入先の変更ローン…住宅ローンなどでよく使う
つまり、ざっくばらんに言うと、下のようになります。
- 借入先の変更ローン…借金
- 借入先の変更ローン…まじめな借り入れ
このようになるわけです。
なぜ、このような使い分けをするのか
簡単に言うと、住宅ローンや教育ローンなどの「真面目な借り入れ」を利用する人は、自分は、借金をしているわけではないという意識を持ちたいわけですね。「住宅ローンも奨学金も、事実上借金である」ことは間違いないのですが、それでも「だいぶクリーンな借り入れ」なのは確かです。
(審査もかなり厳しいですしね)
ということで、そうした「真面目な借り入れ」の借入先の変更と、「キャッシングのような、借金」のような借入先の変更では、「呼び名を別にしてほしい」という意識が、ユーザーの中にはどこかであるのです。
(たとえば、「クレジットカード」という呼び名ならいいけど「借金札」という呼び名だったら、誰でも利用したくないでしょう。これは『ナニワ金融道』の青木雄二氏が冗談で提唱していたものですが)
なので、「呼び名」というのは案外大事なんですね。「女子会」という文化が、モンテローザの社長がこの流行語を生み出してから定着したように「言葉1つで、人間の行動が変わる」ということは、よくあるのです。
ということで、そういうユーザーの意識に配慮して、銀行の側でも―。
- 借入先の変更ローン
- 借入先の変更ローン
の呼び名を使う場面を、使い分けている…ということです。
単純に「商品名」の違いにもなる
もう一つの理由は、こうした「イメージ」の違いだけでなく―。
- いろんな「借入先の変更」の商品を用意する時、それぞれの「ネーミング」を変える必要がある
- 「個性を出す」ためもあるし「まぎらわしさ」をなくすためでもある
そして、そうして「ネーミングを変える」ことを考えると―。
- たとえば「キャッシング」の方で「借入先の変更」を使っているなら、「住宅ローン」の方は「借入先の変更」にしよう
となるわけですね。つまり「どっちでも良かった」のです。どちらかが先に決まり、片方が後から決まっただけということですね。(残り物の名前を使った、ということです)
なので、もしかしたら今の流行とは逆に―。
- 「キャッシング」で「借入先の変更ローン」の名前が使われ、「住宅ローン」で「借入先の変更ローン」が使われていた
このように言う可能性もゼロではないのです。この辺はそもそも、日本語はなんで日本語になったのかという点とも似ていますね。「みんなが使うから、そうなった」ということです。
(ビデオデッキの争いで、松下のVHSがソニーのベータに買ったのも「みんなが使うようになったという、ただそれだけの理由です。ちなみに、みんなが使うようになった理由は「人気の映画のビデオがVHSで多く販売されていた、ということです)
なぜ、銀行には「返済計画の再編専用のコース」がないのか
そもそも、オリックス銀行カードローンでも他の銀行カードローンでも、なぜ、銀行では「返済計画の再編専用のプログラム」が用意されていないのか。
この理由は大抵のキャッシングの情報サイトで「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)だから」と書かれていますが、ここでは「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外」だと、なぜ「返済計画の再編のための専用コース」を用意しなくていいのか、を解説します。
返済計画の再編をするには、貸金業法第13条の2第2項の規定の上限金額を超えないといけない
まず、返済計画の再編をするには、基本的に、貸金業法第13条の2第2項の規定の上限金額を超えて追加借入をしなければいけないという法則があります。これには「返済計画の再編の仕組み」から説明する必要があります。
たとえば、ある人が下のような借入状況だったとしましょう。
- SMBCモビット…30万円
- アイフル…20万円
- プロミス…10万円
- アコム…10万円
そして、「今から、オリックス銀行カードローンで返済計画の再編をしよう」と考えたとします。そして、「それぞれの消費者金融に、それを相談する」わけです。
そうしたら、下のように言われるわけですね。
- 「はい、もちろん問題ございません」
- 「では、オリックス銀行様からのお振り込みを、お待ちしています」
と。つまりオリックス銀行カードローンでまとめるなら、うちから借りている分を、オリックス銀行がまとめて払ってくれるんだろ?ということです。(わかりやすく書くと)
そして、たとえば「SMBCモビット」については、「オリックス銀行が、振り込むための30万円」を用意するわけです。これは当然「借金」ですね。
同様に「アイフル…20万円」「プロミス…10万円」というように、オリックス銀行が「振り込み用」のお金を用意していくわけです。これも「一時的とはいえ、借金」なわけです。
つまり、この人が返済計画の再編をする直前、借入状況は下のようになるわけです。
- SMBCモビット…30万円
- アイフル…20万円
- プロミス…10万円
- アコム…10万円
- オリックス銀行…70万円
これは、オリックス銀行が「返済用資金を、全て用意してくれた」段階ですね。そして、この「70万円」を使って「SMBCモビット・アイフル・アコム・プロミスの、個別返済」に乗り出すわけです。
そして、個別返済が完了したら、キャッシング状況は下のようになります。
- SMBCモビット…0円
- アイフル…0円
- プロミス…0円
- アコム…0円
- オリックス銀行…70万円
これで見事に「返済計画の再編ができた」ということですね。
このように、仕組みの説明がやや長くなりましたが、このように返済計画の再編は、一時的に貸金業法第13条の2第2項の規定の上限金額を超える必要があるのです。絶対に超えなければいけないというわけではありませんが―。
- 複数のローンの借り手の人々は、すでに年収の3分の1まで借りていることがほとんど
- ということは、追加借入をするとどうしても、年収の3分の1を超える(貸金業法第13条の2第2項の規定の上限金額を超える)ことになる
このようになるわけです。なので、返済計画の再編に関しては貸金業法第13条の2第2項の規定の上限金額を超えてもいいというルールを作らないといけないんですね。そうしないと「複数のローンの借り手の方々は全員、いつまでも返済計画の再編ができない」ということになりますから。
それで「貸金業法第13条の2第2項の規定の例外」が生まれた
ということで、貸金業法第13条の2第2項の規定のルールには「例外・除外」という項目が生まれたのです。
言うまでもなく「複数のローンの借り手の人々が、返済計画の再編をする」というのは良いことです。こうして複数の借り入れ・借入超過から抜け出す努力をするのは、良いコトに決まっています。
なので、金融庁としても政府としても、こうした努力は後押しするべきなんですね。そのため、返済計画の再編に関しては、貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)とするというルールになっているのです。
で、消費者金融だと「返済計画の再編コース」が必要になる
そして、消費者金融は普段は「貸金業法第13条の2第2項の規定の対象」なので、返済計画の再編用に特別に「専用のコース」を作る必要があります。
なので、アコム・プロミス・アイフルなどの大手の消費者金融は「返済計画の再編専用のコース・プラン」があるわけですね。
- プロミス…「貸金業法に基づく 返済計画支援のための融資」
- アイフル…「おまとめMAX(貸金業法に基づく計画返済支援返済計画支援のための融資)」
- アコム…「貸金業法に基づく 借換え専用ローン」
普段のアコム・プロミス・アイフルなら「貸金業法第13条の2第2項の規定の対象」ですが、これらの「返済計画の再編専用のプログラム」を利用すれば、年収の3分の1を超えて追加借入をできる…ということですね。
銀行は最初から貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、必要ない
一方、オリックス銀行も含め、銀行カードローンは最初から貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)となっています。なので、わざわざこういう返済計画の再編専用のプログラムを用意しなくても、「普通のキャッシングをそのまま使えばいい」わけです。
なぜ銀行カードローンは貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なのかというと、下の通りです。
- 貸金業法は「消費者金融」を規制するルールである
- 銀行を規制するのは「銀行法」である
- 銀行法に「同様の規定」はない
- だから、銀行カードローンは関係ない
こういうことなのです。実は、貸金業法第13条の2第2項の規定はすべての金融機関に適用されるルールではないわけですね。
- 銀行
- 信用金庫
- 労働金庫
- 信用組合
などの組織に関しては、貸金業法も、貸金業法第13条の2第2項の規定も、まったく適用されないのです。
ということで、銀行カードローンは最初から「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)」なので、わざわざ返済計画の再編専用のコース・プランを設定する必要もない、ということです。
まとめ「オリックス銀行での返済計画の再編」
以上、オリックス銀行カードローンの返済計画の再編(正確には返済計画の再編専用のコース・プランはないので、返済計画の再編に利用すること)について書いてきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。
- 金利は「1.7%~17.8%(実質年率)」である
- 返済計画の再編総額が300万円以上くらいから、低金利になる
- それまでは、他の銀行カードローンの方が低金利
- オリックスクレジットなど、関連サービスを使っていると、他の銀行カードローンより審査に申し込みやすいので、有利になる
現時点で複数の借り入れを抱えている方で、オリックス銀行を利用しているという方は、特に参考にしてみて下さい。