三井住友銀行カードローンは返済計画の再編・大口利用もOK

三井住友銀行カードローンは返済計画の再編・大口利用もOK

三井住友銀行カードローンは、「返済計画支援のための融資」としても利用できます。返済計画の再編専用のコースはありませんが、それは他の銀行カードローンでも同じこと。

銀行カードローンはもともと貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、あえて「返済計画の再編専用プラン」を作る必要はないということですね。消費者金融は普段は「貸金業法第13条の2第2項の規定の対象」なので、返済計画の再編のために「返済計画の再編専用のコース」を作る必要があるのです。

返済計画の再編も可能だが、あまり積極的ではない

冒頭に書いた通り、三井住友銀行カードローンは、普通のキャッシングをそのまま「返済計画支援のための融資」として使えばいいのですが、三井住友銀行自体は特に、返済計画の再編・借入先の変更に積極的なわけではないので注意してください。

それは公式サイトを見ればわかります。

  • 楽天銀行スーパーローン(カードローン)
  • イオン銀行カードローンBIG
  • みずほ銀行カードローン

などは、公式サイトの目立つ場所に返済計画の再編・借入先の変更OKと大きく書いています。これに対して、三井住友銀行カードローンではそのようなことはまったくありません。

(インターネットのブラウザで「借入先の変更・返済計画の再編・返済計画の再編」などの単語を探しても出なかったので、「一言も書かれていない」ということです)

このように「返済計画の再編・借入先の変更OK」を強調していないということは、下のように言えます。

  • それほど、返済計画の再編を歓迎していない、ということ
  • つまり、審査が厳しくなる可能性がある
  • 少なくとも「歓迎している」銀行よりは、審査が厳しくなる

基本的に銀行カードローンも「ビジネス」ですから、歓迎しているなら強調するし、歓迎しているなら、審査に通りやすくなるわけです。

こういう視点からすると、「三井住友銀行カードローンでの返済計画の再編の審査は、少々難しい」といえます。

(楽天銀行スーパーローン(カードローン)などの方がおすすめです)

返済計画支援のための融資はなぜ「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)」でないとダメ?

冒頭で三井住友銀行などの銀行カードローンは、貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので普通のキャッシングでも返済計画の再編に利用できるということを書きました。しかし、なぜ返済計画の再編をする時には「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)である」ことが必要なのか。この理由をまとめると、下のようになります。

  • 返済計画を再編するには「個別に返済する」必要がある
  • 不要な業者を、1つずつ「完済」していく必要がある
  • というのは、それぞれの業者にとって「他での借り入れ」などどうでもいいので、「返済計画の再編か何か知らないけど、うちの分は普通に返済してください」
  • …ということになります。なので「個別返済」が必要」

これが最初の流れ。そして「個別返済」をするには、当然お金が必要です。ですが、多重債務になるような人は、そもそもそんなお金は持っていないわけですね。お金がないということは、下のように言えます。

  • 借りる
  • 稼ぐ

…のどちらかしかないわけです。そして、後者の「稼ぐ」でもいいのですが、それでは時間がかかるし、その間にも多重債務により利息が膨れていってしまう…。ということで「借りる」方法による返済計画の再編を、金融庁が後押ししてあげよう…と考えたわけです。

一時的に貸金業法第13条の2第2項の規定を超えることで、返済計画の再編ができる

貸金業法第13条の2第2項の規定というのは「年収の3分の1以上借りてはいけない」というルールですが、金融庁は返済計画の再編の時だけ、一時的にこれを解除するというルールを作ったわけですね。これが「貸金業法第13条の2第2項の規定の例外」というものです。

  • 一時的に貸金業法第13条の2第2項の規定が解除される
  • その間、追加で借り入れできる
  • その借り入れによって、不要な業者を個別返済できる
  • 個別返済が終わったら「当初の借金」は全部なくなっている
  • 残っているのは「追加で、貸金業法第13条の2第2項の規定を超えて借りた分」だけ
  • だから、最終的に年収の3分の1でおさまる

少々わかりにくいかも知れないので、具体的な数字を出して説明します。

返済計画の再編の流れの、具体的な例

たとえば下のような借入状況だったとします。

  • プロミス…30万円
  • SMBCモビット…40万円
  • アイフル…50万円

…合計「120万円」の借金ですね。そして、この人は「もう一円も借りられない」状態だったとします。でも返済計画の再編をしたいので、三井住友銀行カードローンから、120万円借りたとします。そうすると、こうなります。↓

  • プロミス…30万円
  • SMBCモビット…40万円
  • アイフル…50万円
  • 三井住友銀行…120万円

…で、借金の合計は一時的に「240万円」になりました。そして、ここからプロミス・SMBCモビット・アイフルの返済をすると下のようになります。

  • プロミス…0万円
  • SMBCモビット…0万円
  • アイフル…0万円
  • 三井住友銀行…120万円

このように当初の「120万円」の借入金額に戻るわけですね。これが返済計画支援のための融資の仕組み・流れです。

こういう「少々回りくどい」やり方で返済計画の再編をするので、返済計画支援のための融資は「貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)であることが必要」ということ。そして、三井住友銀行も他の銀行カードローンも「最初から貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)」なので、返済計画の再編をする分に、問題は何もない、ということですね。

(あとは、返済計画支援のための融資に積極的かどうか、という違いだけ…ということです)

まとめ「三井住友銀行の返済計画支援のための融資」

以上、三井住友銀行カードローンを返済計画の再編に使うことについて書いてきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。

  • 三井住友銀行カードローンは貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、普通にキャッシングするだけでも、返済計画支援のための融資になる
  • ただ、楽天銀行スーパーローン(カードローン)などと比較すると、それほど返済計画の再編に協力的という訳ではない
  • なので、審査が厳しくもないが、甘くもない
  • どこでもいいなら、返済計画の再編に協力的な銀行カードローンの方がいいかも知れない

複数の借り入れを抱えている方は、参考にしていただけたら幸いです。

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