電話確認なしで借りられるカードローンはある?SMBCモビット・プロミスなら可能?
電話確認なしで借りられるカードローン…というのはあります。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 本来は、どの消費者金融でも銀行カードローンでも必須
- しかし、プロミス・SMBCモビットは「代替措置」もとれる
- ↑(信用度が高い人など、条件次第で代替措置がOKとなる)
- また、アコムは在籍確認に失敗しても10万円までは借入可能
以下、詳しくまとめていきます。
目次
職場への在籍確認の電話は、どのブランド・銀行でも必須
職場への在籍確認の電話は、本来どの消費者金融でも銀行カードローンでも必須となっています。しかし、上に書いた通りプロミス・SMBCモビットだったら、代替措置が認められる場合がある…ということですね。「電話確認なしで借入可能なカードローン」といったら、これらが該当するでしょう。
SMBCモビット・プロミスで在籍確認の代替措置をとってもらうための条件を書くと下の通りです。
- 信用度(クレジットスコア)が一定以上であること
などがあります。要は下の通りです。
- 信用できる人
- 事情があること
こういう条件ですね。
電話連絡なしにするやむを得ない事情とは?
電話連絡をなしにする必要になるやむを得ない事情というのは、たとえば下のようになります。
- 土曜日・日曜日・祝日・夜間なので、勤務先が閉まっている
- 外部からの私用電話を、取り次がない職場である
- 金融機関の勤務など、万が一にも職場バレしてはならない
こういったものです。もちろん、これらに該当していれば、絶対に代替措置を認めてもらえる…ということではありません。しかし、これらの場合は、比較的、やむを得ない事情として、認めてもらえる確率が高くなります。
そして、あとは信用度(クレジットスコア)が総合的に高ければいいわけです。これは、下の通りです。
- 年収が高い
- 仕事が安定している
- 勤続年数が長い
などの、キャッシング審査で有利になる一般的な条件となります。そして、これらの条件を吟味して、プロミス・SMBCモビットの側が「代替措置でOK」と判断したら、下のような代替措置の条件を満たせば、電話確認なしで借りられる―、ということです。
在籍確認の代替措置の条件・必要なものとは?
プロミス・SMBCモビットの在籍確認の代替措置の条件ついて必要なものは下の通りです。
- 両方共通するのは、会社の保険証・給与明細書
- プロミスは「口頭で希望を伝える」ことも必要
- SMBCモビットはその他、人に応じて多くの書類が必要
こういう条件になっています。どちらかというとプロミスの方が簡単で、口頭で希望を伝えるのは、電話や無人契約機などでOKとなっています。そして、SMBCモビットの方は少々複雑なので、これについて書いていきます。
(ちなみに、当然ですがプロミスでこれらの条件を満たしても、必ずしも電話確認なしで審査に通るとは限りません。この点は注意してください)
SMBCモビットの代替措置の条件・提出書類
そして、SMBCモビットの方は上の「勤務先の保険証・給与明細」に追加して、下のような書類が要求されることがあります。これらについては、必要な時もあれば、必要でない時もあります。その人の信用度に応じて変わるというのが、実態のようです。
- 指定の口座…三井住友銀行・三菱UFJ銀行のどちらか
- 所得の証明…確定申告書・納税証明書・課税通知書・源泉徴収票など
- 身分の証明…運転免許証・パスポートのいずれか
こういう条件です。上に書いた通り「これが全部必要になる」というわけではありません。
- 人によっては「全部必要になる」し、人によっては「これらの一部のみでOK」
基本的にSMBCモビットの代替措置に限らず、キャッシング審査はその人の信用度によって、審査内容が変わるというのが基本です。なので、上に書いたものを参考にしつつ、あくまでケースバイケースと考えて下さい。
なぜ職場の保険証で、在籍確認の代替措置になるのか
SMBCモビットの在籍確認の代替措置にしても、プロミスにしても、なぜ職場の保険証を提出することで、在籍確認の代替措置として通用するのか。この理由は下の通りです。
- 社会保険証・組合保険証などの種類の保険証は、その会社・組織に所属している人でないと発行されない
- つまり、その保険証を持っているということ自体が、その会社・組織に所属しているという証明になる
そして、逆に国民健康保険証の場合は、フリーターや無職の人でも発行できるので、これでは在籍確認の代替措置の書類としては認められない…ということですね。
その他「船員保険証」などの特別な保険証でもOKですが、要は「何らかの組織に属していないと発行されない保険証」だったら、それが在籍の証明になる…ということです。
給与明細書は、何のために提出するのか?
一方、給与明細書については何のために提出するのか―。これは「補足」です。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 給与明細書は「社会保険証・組合保険証」ほどの信用度はない
- アリバイ会社などを利用して偽造しようと思えばできる
- しかし、偽造もそれなりに大変なので、一応の補足にはなる
なのでプロミス・SMBCモビット以外の中小業者で代替措置がOKのところは、職場の保険証だけでも可能というケースもあります。
なので、給与明細書についてはそれほど重要というわけではありませんが、基本的にSMBCモビット・プロミスの在籍確認の代替措置では、給与明細書も、保険証と合わせて必須となっています。
SMBCモビットではなぜ「パスポート・運転免許証」なのか
SMBCモビットの在籍確認の代替措置については、「本人確認資料」についても指定があります(絶対ではありませんし、人によってはこれはなしでOKですが、一応この条件も口コミで報告されています)。
そして、なぜその指定が「パスポート・運転免許証」なのかというと、下のような理由です。
- どちらも「顔写真」がついている
- キャッシング審査の身分証明書では、運転免許証・パスポート・保険証が、「三大書類」である
- そして「保険証」については、「職場の保険証」をチェックしている
- となると、残りは運転免許証・パスポートしかない
要は保険証はもうチェックしているし、あとは信用できるのは運転免許証・パスポートのみということですね。割と単純な理由です。
強いて言うなら、この2種類では「運転免許証」の方が、キャッシング審査での信用度は高くなります。この理由についてもまとめましょう。
なぜ運転免許証の信用度が一番高いのか
SMBCモビットの在籍確認の代替措置に限らず、あるいはキャッシング審査に限らず、ありとあらゆる審査で、運転免許証というのは一番信用度が高い本人確認資料です。理由は下の通りです。
- 偽造が難しい
- 更新が割と頻繁に必要
- 持ち歩く人が多い
- 持ち歩くということは、「盗難・紛失の被害」が、すぐに報告される
- つまり「誰かがなりすましで申し込んでいる」可能性が低い
たとえばこれが個人番号カードなどのマイナーな書類だったら下のようになります。
- めったに持ち歩かない
- だから、紛失や盗難にあっても気づかない
- 誰かがなりすましている可能性が高い
このようになるでしょう。なので、こうしたマイナーな本人確認資料では信用度が低く、運転免許証などの身分確認資料の方が、ポイントが高くなる…ということですね。
アコムなら、在籍確認・電話連絡に失敗しても10万円までOK
アコムも、ある意味「電話確認なしで借りられるキャッシング」に近いです。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 勤務先への在籍確認の電話は必ずする
- しかし、それで「職場の人が出なかった」などの事情で「失敗」しても、信用度が高い人であれば、「借入枠10万円」などの条件で、とりあえず即日借入できる
このようになるわけです。
- 後日あらためて、再度在籍確認する
- その時確認が取れたら、融資枠を本来の金額に上げる
なのでとりあえずの最短即日借入も出来るし、後日借入枠を増やしてもらおうと思ったら、それも可能ということですね(しっかり在籍確認がとれる人に限りますが)。
プロミス・SMBCモビットの代替措置の条件を満たせない時に
アコムのこの在籍確認のシステムは、特にSMBCモビット・プロミスの代替措置の条件を満たせないという時に有効です。つまり、プロミス・SMBCモビットの代替措置で必要な書類のどれかを提出できない、三井住友銀行・三菱UFJ銀行の口座を持っていない…などのケースですね。
そして、そういう時はアコムで申し込めば、確認電話自体は必ずかかるものの、確認が取れなくてもOKということで、「借入金額が10万円で足りる」という人であれば、これで万事解決なのです。
アコムの在籍確認のシステムのデメリットとしては職場に電話がかかって来る時点で、アウトという人は使えない、ということです。たとえば、飲食店などで働くフリーター・アルバイト・パートの人の場合「その人宛ての電話がかかって来る」ということは、本来あまりないでしょう。
なので、そのような「電話がかかって来た時点で、職場にキャッシングがバレる」という場合には、アコムでのこの方法は、あまりおすすめできない…といえます。(別に「職場の人に借り入れがバレてもOK」という人であれば、特に問題ないのですが…)
その他の消費者金融でも「電話確認なし」になるケース
ここまでは、プロミス・SMBCモビット・アコムについて書いてきましたが、実は、「アイフル・ノーローン」などの他の消費者金融でも、「電話連絡なしで借りられる」というケースがたまにあります。ポイントをまとめると、下のようになります。
- そもそも、在籍確認は法的な義務ではない
- 「返済能力をしっかり調査しろ」というルールがあるだけで、消費者金融・銀行カードローンはその一環としてやっているだけ
これが、在籍確認の法的な存在理由で―。
- 要は「返済能力があることさえわかればいい」わけだから、信用度が高い人については、「在籍確認を省略してもOK」となる
- だから、アイフル・ノーローンなども、たまになしになる
ちなみに、ノーローン・アイフルなど「消費者金融」のことだけ書くと、消費者金融は銀行カードローンより審査が緩いから…と思う人もいるでしょうが、「銀行カードローンでも同じルール」になっています。
銀行カードローンの審査でもやはり「クレジットスコアが高い人については、在籍確認を省略することがある」という仕組みですね。これもやはり上に書いた通り「法的な義務ではない」からです。
借入希望金額が少額の場合も、なしになりやすい
本人のクレジットスコア(信用度)が高い場合に加えて、「融資希望金額が小さい」というのも、在籍確認が省略されるパターンで多いものの1つです。これは言うまでもないでしょう。
要はしっかり返済してくれれば、在籍確認しようがしまいが、業者・銀行にとってはどちらでもいいわけです。そして、借入希望金額が少額であれば、大抵は貸し倒れ・返済不能になることはなく、無事に完済できるもの。なので「そういう場合は、特に在籍確認を省略する」…ということですね。
なので、もし「電話確認なしでキャッシングしたい」という人がいれば「借入希望金額を、限界まで小さくして審査申込みする」というのがいいでしょう。簡単なことですが、これだけでも大分「電話連絡なしで借りられる確率」が高くなります。
キャッシング審査の在籍確認の電話では、どのような内容を聞かれるのか?
在籍確認の電話に自分が出た場合は、どのような内容を聞かれたり、審査されたりするのか―。これは、ポイントをまとめると、下のようになります。
- 基本的に何も聞かれない
- 「確認が取れたのでご融資させていただきます」という報告のみ
- たまに「氏名・生年月日・住所」などが聞かれる場合もある
- しかし、これは職場バレのリスクがあるので、最近はあまり聞かれない
そのため、職場にかかってきた電話に自分が出るという場合でも、たとえば「ご融資させていただきます」という内容だったら、「ええ」はい」「ありがとうございます」など、「ごくごく普通の受け答え」だけでOKになるわけですね。しかも10秒くらいで終わります。なので、この在籍確認の電話の内容によって、職場の人にキャッシングがバレる…というリスクはないのです。
在籍確認する時点でキャッシング審査はほぼ通過している
実は、キャッシング審査が在籍確認の電話に到達した時点で、もうそのキャッシング審査はほぼ通過したも同然なのです。在籍確認の電話は、カードローン審査の中で最後の仕上げとしてする作業なんですね。
なので、本当にその職場・勤務先に在籍しているのであれば、そのままカードローン審査は完了となります。なので、土曜日・日曜日・祝日・夜間などで「勤務先が休み」というようなシチュエーションでなければ、ここまで来たらもうほぼ即日借入できる、と安心して下さい。
在籍確認に失敗するケースとは?
しっかりその職場・勤務先に在籍しているのに、キャッシング審査の在籍確認に失敗するケース―。これは下のようなものがあります。
- 職場の人が忙しくて、誰も電話に出られなかった
- 勤務先の人が、申し込み者の名前を聞き間違えた
- 名前は聞こえていたが、個人情報の保護を意識して、あえて知らないふりをした
- 本当にしらない人が出てしまった
- 職場に私用電話などけしからんと、わざと知らないふりをした
- 仲の悪い職場の同僚が、いやがらせのためにわざと間違えた
などです。最後のものは、さすがにあまりないでしょう。一番多いのは、やはり忙しくて、勤務先の人が誰でも電話に出ることがができなかったというものです。特に飲食店などのサービス業では、このケースは多いでしょう。
しかし、この場合も大手の消費者金融・銀行カードローンで申し込んだら―。
- 一定時間をおいてから、またかけてくれる
- アコムの場合、先に書いた通り10万円までOKのことも
- アコムでなくても、信用度が高い人については、そのまま在籍確認を省略して融資してくれることも
このようなことで、特に問題ありません。「火のない所に煙は立たぬ」ということわざもありますが、「非のない人」の場合、キャッシング審査の在籍確認でも何でも、あまり細かいことにビクビクする必要はないのです。
自営業・個人事業主の場合、在籍確認はどうなる?
会社員・OL・公務員の場合、在籍確認の電話というのは当然職場にかかるわけですが、自営業・会社代表者など、「自宅で仕事している」人の場合はどうなるのか―。これはポイントをまとめると、下のようになります。
- 普通に自宅にかかって来る
- 個人の固定電話と共通でOK
- 携帯電話の番号の場合、信用度は少々落ちる
- 電話に出る人は、自分でも家族でもOK
個人事業主・自営業・フリーランスの場合、「自宅の電話を、仕事の電話にしている」という人が多いですが、その電話番号で、そのまま在籍確認を受ければOK…ということですね。
電話に出る人は、申し込み者本人でもいいですし、家族でもかまいません。家族が電話に出る場合、家族バレのリスクが少々高まるので、この点は注意する必要がありますが、この点だけクリアできれば、法人代表者・自営業などの独立系の職業の人であっても、特に問題なく在籍確認ができる…ということです。
まとめ「電話確認なしで借りられるカードローン」
以上電話連絡なしで借りられるカードローンはあるのかというテーマでまとめてきました。最後にポイントをまとめると、下のようになります。
- どの消費者金融・銀行カードローンでも、在籍確認は必須
- しかし、SMBCモビット・プロミスなら在籍確認の代替措置をとることも可能
- その場合、所定の書類を提出すればOK(希望に添えない場合も)
- アコムは在籍確認に失敗しても、10万円までは即日借入できる場合がある
- その場合、後日あらためて確認電話をかけて、確認が取れたら増枠
- 自営業・法人経営者の場合、自宅にかかって来る
「できるだけ、職場への電話連絡なしでお金を借りたい」と考えている人などはぜひ参考にしてみてください。