学生のキャッシング審査のまとめ ~親バレ・職場バレ・提出書類・必要条件など~
この記事では、若年層のキャッシングについて、よくある疑問についてまとめていきます。審査・親バレ・職場バレの防ぎ方・必要書類など、総合的に疑問を解決できるので、お金を借りようとしている学生さんは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
20代前半の若者の借入で、親バレを防ぐことはできる?
若年層への融資で親にバレないように借りる…というのは可能です。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 大手の消費者金融で借りるのが基本
- 理由は「親権者の同意書が不要」のため
- 銀行カードローンだと「親権者の同意書が必須」だったり、そもそも「若年層への融資不可」だったりする
要は下の通りです。
- 消費者金融…20代前半の若者の借入がしやすい
- 銀行カードローン…若年層への融資がしにくい
どの消費者金融でもいいのか?
大手の消費者金融だったら、どこでもOKです。大手の消費者金融というのは、下のように言えるからです。
- プロミス
- アコム
- SMBCモビット
- ノーローン
- アイフル
…のこと。これら5つの消費者金融が、キャッシング業界では「大手」と呼ばれています。そして、これらの大手の消費者金融であれば―。
- 自分の安定収入(アルバイト収入)があって、年齢が20才以上であれば借入可能
こういう条件になっています。なので、融資条件の中に「親権者の同意書が必須」という内容もなく親バレせずに借りることも、問題なくできるようになっているんですね。
もちろんこれは、下の通りです。
- あくまでクレジットスコアが高い学生だけであり、学生で、上の2つの条件を満たしていれば誰でもOKというわけではない
このような点に注意してください。
アルバイト収入はいくらあればいいのか?
「自分の安定収入があればいい」…といっても、具体的には月収はいくらあればいいのか―。ということで迷う人は多いでしょう。これは、下の通りです。
- 基本的に月収8万円は最低でも必要
- できれば月収10万円はあった方がいい
- 月収13万円あれば、かなり審査に通りやすくなる
このように言うことができます。理由・根拠を説明すると、まず「月収8万円」については下の通りです。
- 月収8万円の収入をゲットしている人なら、年収で計算すると「96万円」という金額になる
- これを3分の1すると「32万円」という数字になる
- (3分の1したのは、「貸金業法第13条の2第2項の規定」というルールに合わせて)
- つまり、月収8万円あれば、理論的には「32万円」まで借入可能
このようになるわけです。
- 若年層のキャッシングということで、会社員・OL・公務員よりは信用度が落ちるということで、この借入可能金額を多少割り引いても、32万円の2分の1の「16万円」か、3分の1の「10万円」くらいは、融資できる
このように推測できるわけです。(あくまで私の推測ですが)
学生の信用度が、社会人の2分の1か3分の1か…ということはさておき、大体10万円くらいなら、月収8万円稼いでいる学生だったら、問題なく返済できると誰でも思うでしょう。全員が全員そう思うという保証はもちろんありませんが、それでもかなりの割合で「そのくらいなら、返済できるんじゃない?」と思うはずです。
なので、若年層のキャッシングで大手の消費者金融で借りる場合でも―。
- あくまで目安ではあるものの、大体月収8万円以上あれば、借入枠10万円くらいはもらえる可能性が高い
と言えるわけです。(あくまで可能性ですが)
月収10万円あったら、かなり申し込みやすくなる
これでさらに月収が増えて、10万円となったら、若年層でもかなり申し込みやすくなります。理由・根拠は先ほどの計算と同じですが―。
- 月収10万円だったら、年収は120万円にのぼる
- 120万円を3分の1すると、40万円になる
- つまり、貸金業法第13条の2第2項の規定の理論的には「40万円まで借入可能」となる
- その2分の1でも20万円だし、3分の1でも13万円までキャッシングできる
そのため、学生ということで、かなり信用度を下げられても、10万円くらいは問題なく行ける(可能性が高い)ということですね。10万円の場合は、貸金業法第13条の2第2項の規定の理論値の4分の1になるわけですから―。
- 学生の信用度が、いくら会社員・OL・公務員より低いにしても、彼らの4分の1くらいは信用していいだろう
と一般的に考えても言えるからです。(学生に嫌悪感を持っている年配の方々@意外といる、などは「4分の1も信用できん!」と言うかも知れませんが…笑)
余談ですが、この「学生というだけで信用しない」という大人は、何時の時代も必ず一定数います。そして、そうした方々に限って、自分が学生のころは「30才以上の人間を信用するな」(ベトナム戦争の頃に世界中で流行ったフレーズ)を唱えていたりしたのです。
要はこうした方々(自分にもその気がありますが)は―。
- 昔は「若さ」を礼賛していたわけでもないし、今は「円熟」を礼賛しているわけでもない
- 単純に「自分以外の世代は、みんな愚か」と思っている
- もっというなら、「同世代でも、自分以外はみんな愚か」と思っている
10年ほど前に『他人を見下す若者たち』という本がベストセラーになりましたが、この「他人を見下す」というのは実は「若者」に限った話ではなく、何時の時代・いつの世代もやっていることなんですね。
(有名な話ですが、ピラミッドのヒエログリフ=神聖文字を解読したら「最近の若者は…」と書かれていた…という事実もあります。笑)
ということで、学生を不当に低く評価する大人はいるでしょうが、そうした方々でもさすがに社会人の4分の1くらいは信用していい(学生を)と考えるはずです。また「4分の1も信用できない」にしても、「月収10万円あって、10万円キャッシングするだけ」だったら、返済できると考えるのが一般的でしょう。
なので、月収10万円あったら、かなりの確率で「10万円」くらいは借りられるだろう…ということです。
(繰り返しますが、あくまで私の推測です。)
若年層への融資の審査のポイントは?
若年層のキャッシングでの審査のポイントも、会社員・OL・公務員などの「大人」がお金を借りる場合と、大差はありません。問われる部分は―。
- 年収があるか
- 勤続年数が長いか
- 他社借入が少ないか(理想はゼロ)
- これまでの借入・返済の履歴は良好か
そして、大体「誰でもわかる」内容でしょうが、最後の「借入・返済の履歴が良好か」という部分だけは、キャッシングの世界の常識は、世間の常識と違う所なので、この点を説明します。
借金を「していた」人の方が有利
世間の価値観と、キャッシングの世界のルールを比較すると、下のようになります。
- 世間…借金を「したことがない」人の方が信用できる
- キャッシング…借金をして「完済したことがある」人が信用される
極端に書くと下の通りです。
- キャッシングの世界では、「借金をしたことがない」人はあまり信用できない
- 「ここまでは真面目」だっただけで、今は生活が崩壊しているのかもしれないし、崩壊していなくても「借りた途端に、プレッシャーでダメになる」かも知れない
「考え過ぎ」と思われるかも知れませんが、金融業というのは、消費者金融でも銀行カードローンでもクレジット会社でも、とにかく「疑ってかかる」のが基本なのです。
これは別に「金融の世界だけが特別」ということではなく―。
- 不動産の営業マンも、ある意味「お客さんを騙してなんぼ」の部分があるし、どんな業界でも、多かれ少なかれ、それはある
社会に出ていない学生さんだとわからないかも知れませんが、商売にはある程度「だまし」の部分があります。これは『ナニワ金融道』の作者の青木雄二氏もよく書かれていることです。
これは別に「ビジネスは汚い」ということではなく―。
- そもそも「生物が生きる」ということは、「他者を殺す」ことである
- 草食動物だって「植物」を殺すし、植物だって「他の植物と、養分や日光と奪い合う」し、プランクトンだって「水中の酸素を、魚と奪い合う」=赤潮
このようなことで、生物は、必ず他者を殺して生きるようになっているのです。これが宗教でいう「原罪」なんですね。これを悲しんだ僧侶などが、「一切何も食べずに、ミイラ化して死ぬ」修行などをしたのです(即身成仏というやつです)。
しかし、下のようにも言えます。
- 死んで何になるのか
- そこまで、生きるのは悪いことだろうか
こういう話ですね。そう思った親鸞などの僧侶は―。
- 妻帯(奥さんを持つこと)もするし、肉食(主に魚)もしていた
これを「肉食妻帯」というのですが、これを堂々と始めたという点で、も親鸞は「革命的」な存在だったのです。
このように、少々仏教の話になりましたが、こうした理由から―。
- 金融業だけではない
- その業界でも「生き馬の目を抜く」部分はあるし、それは生物が生きる以上、仕方がないことである
- これを否定する人は、最終的には、歴代の僧侶(の一部)がやったように、何も食べず、即身成仏をしなければいけない(理屈から言うと)
- しかし、当然そこまでする必要はない
- だから、金融業でも何でもビジネスは「戦い」であっていいし、あるべきである
- ただ、それを自覚していることは重要
- (どれだけ「良い仕事」をしていても、結局生きているだけで「他者を殺している」という自覚が必要)
- だから、日本人は食べ物を食べる時「命をいただきます」と言う
最近の学生は「ビジネス」を嫌っているという話をよく聞くので、若年層のキャッシングについて書くと、ついついこういう話題に流れてしまいますが、借り入れの話に戻りましょう。
「借りて、完済したことがある」人は有利
ということで、このように「疑ってかかる」のが当たり前のビジネスの世界で、すでに実績を残している人というのは、最も信用されるのです。「私を信用してください」と、きれいな声、きれいな言葉で語る人より「実績がある人」が一番信用されるんですね。また、そうあるべきなのです。
なので、キャッシングの世界でも―。
- 借金したことがない学生より、すでに借金して、遅延・延滞なく完済した
こういう学生さんの方が、信用されるのです。ここで重要なのは延滞・滞納なくという部分で、遅延・延滞していたら、当然逆効果になります。
実績というのは「諸刃の剣」である
キャッシングの借入・返済の実績でも、野球などのスポーツでも、実績というのは、良い結果も悪い結果も残ってしまうということで「諸刃の剣」なんですね。
たとえば、小柳ゆきさんの名曲「あなたのキスを数えましょう」では、サビの最後で「出会わなければよかったの?」という歌詞があります。この通り―。
- 人が出会うということは、喜びの源でもあるが、悲しみの源でもある
同様に下のように言えます。
- キャッシングでも「借り入れの経験がある」というのは、その人の「クレジットヒストリー」が、「プラスになるきっかけ」でもあるし、「マイナスになるきっかけ」でもある
何もしなかった時より、必ず良い方か悪い方の「どちらか」に行くということなんですね。「そのまま」ということはありません。
- 延滞・滞納しないで返済する→プラスに行く
- 一度でも延滞・滞納する→マイナスになる
こういうことですから。こういうプラマイどちらかに動くのがいやなら「何もしなければいい」のですが、それだと「人間は何もできなくなる」というのは、知っての通りです。イチローは三振が特に少ないバッターですが、それでも試合に出られなかった選手よりは、圧倒的に三振が多いのも事実です。「たくさんの成功」をおさめるには、その裏で「大量の屍=失敗」も、記録しなければいけない、ということなのです。
ということで、学生さん若年層のキャッシングする時も、審査のポイントとしては、下の通りです。
- 借入・返済の実績がないよりも、「借りて返済した経験」が、少しでもある方がいい
- ただし「現時点の借入総額」が多い場合は、当然不可
会社員・OL・公務員やフリーター・アルバイト・パートの方々なら「他社借入があっても、借りられる」ことはままありますが、学生だと、他社借入があると、かなりキャッシングしにくくなるということは自覚しておいて下さい。
(教育としての配慮でも、やはり他社借入がある学生に対しては、融資の基準を厳し目にする…という方が正しいですからね)
以上、学生のカードローン審査のポイントについて書いてきましたが、さらに詳しい内容は、下の記事も参考にしていただけたら幸いです。
若年層への融資で、一番低金利なカードローンは?
20代前半の若者の借入で、一番低金利でキャッシングできるカードローンはどこか。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 銀行カードローンである
- 特に楽天銀行スーパーローン(カードローン)がいい
といえます。まず、銀行カードローンがいい理由は下の通りです。
- 消費者金融と銀行カードローンでは、月々の利息が、大体「20%」程度違う
- つまり消費者金融の利息が「1000円」だとしたら、銀行カードローンは「800円」程度で借りられる
この「1000円」「800円」というのは例え話ですが、詳しい利息計算は、後で書きます。
なぜ楽天銀行スーパーローン(カードローン)がいいのか
楽天銀行スーパーローン(カードローン)が若年層への融資でおすすめな理由は下の通りです。
- もともとの通常金利が「銀行カードローンの平均レベル」な上、初回30日間無利息で借りることができる
このような点。詳しく解説すると下のようになります。
- 実際の利子総額を一番左右するのは、初回30日間無利息である
- 例えば消費者金融でキャッシングしても、この「初回30日間無利息」が適用されると、最初の5ヶ月は、平均的な銀行カードローンより低利息になる
最初の1ヶ月の効果が続くからというわけですね。そして、下のように言えます。
- 消費者金融だと、通常金利が高いので、初回30日間無利息でリードしても5ヶ月で追いつかれる
- しかし、楽天銀行スーパーローン(カードローン)なら「もとの金利」も安いので、他の銀行カードローンに追いつかれることがない
こういうわけです。
追いつかれるには、二年かかる
正確に言うと、下のようになります。
- 楽天銀行スーパーローン(カードローン)より低金利な銀行カードローンもあるので、それらと比較すると、二年程度で追いつかれる
このようになっています。楽天銀行スーパーローン(カードローン)より低金利な銀行というのは、下のように言えるからです。
- みずほ銀行カードローン
- イオン銀行カードローンBIG
- ソニー銀行カードローン
この3つです。(大手の銀行カードローンの中では)
そして、これらでキャッシングした場合、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の「初回30日間無利息」との差を埋めるのに、大体「23ヶ月」かかるので「ほぼ二年」ということです。
2年間あれば、誰でも完済できる
よほど追加借入を繰り返さない限り、基本的にはキャッシングというのは、2年間あれば誰でも完済できるものです。これから初めてキャッシングする人でも「2年間以上借りたくはない」と思っているでしょうし、世間の常識としても「二年以内に完済する」というのは、当たり前でしょう。
なので、そう考えると―。
- 実質、一番低利息な銀行カードローンは「楽天銀行スーパーローン(カードローン)」である
- 楽天銀行に勝てるとしたら、上の3つの銀行カードローンだけだが、イオン銀行は「20代前半の若者が借入不可」だし、ソニー銀行は「10万円まで」という制限がある
こういうことで、楽天銀行スーパーローン(カードローン)が、ほぼ独走状態なんですね。みずほ銀行カードローンだったら下のようになります。
- 楽天銀行より低金利だし、若年層でも限度枠の制限などが特にない
このような点で、メリットはあります。しかし、先に書いた通り初回30日間無利息も考慮すると、やはり楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方が断然低利息なので、「低利子」にこだわるなら、楽天銀行スーパーローン(カードローン)が一番いいわけです。
(ちなみに、これは若年層への融資だけではなく、会社員・OL・公務員やアルバイト・パート・フリーターなど、社会人の方がお金を借りる場合でも同じです)
しずぎんカードローン・セレカも「利息キャッシュバック」があるが…
実は、この「無利息サービスによって低利息になる」という点では、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の対抗馬が存在します。それが静岡銀行カードローン「セレカ」で―。
- 「最大45日間利息キャッシュバック」というシステムがある
- ↑(2016年6月30日までだが)
- そして、この利息キャッシュバックの日数が「31日~45日」になると、「30日」で固定されている楽天銀行スーパーローン(カードローン)より低利息
と言えるわけです。ちなみに、最短の場合は「15日」になるので、そうなるとしずぎんカードローン・セレカより、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方が低利息です。
静岡銀行カードローン「セレカ」は、学生は不可
ただ、この記事でしずぎんカードローン・セレカをおすすめしていない理由はそもそも学生ではキャッシングできないからです。地方銀行では横浜銀行カードローンなどもそうですが「静岡銀行も、学生には融資していない」んですね。
なので「若年層のキャッシング」に限って言えば、唯一楽天銀行スーパーローン(カードローン)に勝てるしずぎんカードローン・セレカがダメということで、「楽天銀行スーパーローン(カードローン)の独走」になるわけです。
また、さらにいうと、「しずぎんカードローン・セレカの利息キャッシュバックは、2016年6月で終わってしまう」ということで、この点でもやはり「楽天銀行スーパーローン(カードローン)が大手の銀行カードローンの中で一番低利息」ということができます。
(もちろん、しずぎんカードローン・セレカの利息キャッシュバックが終了してしまうことは、残念なことではありますが…)
他の銀行カードローンの無利息サービスと比較すると?
キャッシングの知識がある人は知っているでしょうが、楽天銀行スーパーローン(カードローン)やしずぎんカードローン・セレカ以外の銀行カードローンでも、無利息サービスを提供しています。
- ジャパンネット銀行…初回30日間無利息
- 新生銀行カードローン レイク…初回30日間無利息・5万円まで180日間無利息
こういう風ですね。しかし、これらでは、楽天銀行スーパーローン(カードローン)との比較にはなりません。理由は下の通りです。
- ジャパンネット銀行・新生銀行カードローン レイクともに、通常金利が「消費者金融に近いレベル」に高い」
- 正確には「下限金利は銀行カードローンの中でも特に安い」のですが、一般に適用される金利=上限金利が、消費者金融に近いレベルに高くなっている
先に書いた通り―。
- 初回30日間無利息のシステムがあっても、通常の金利設定が高くなっていたら、4ヶ月か5ヶ月で銀行カードローンに追いつかれてしまう
実際、新生銀行カードローン レイク・ジャパンネット銀行の金利がどのくらいなのか、大手の消費者金融と比較してみましょう。
消費者金融と新生銀行カードローン レイク・ジャパンネット銀行の比較
それぞれ「上限金利のみ」で一覧・比較すると、下の通りです。
新生銀行カードローン レイク | 18.0%(実質年率) |
---|---|
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 18.0%(実質年率) |
プロミス | 17.8%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
アコム | 18.0%(実質年率) |
アイフル | 18.0%(実質年率) |
ノーローン | 18.0% |
SMBCモビット | 18.0%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
見ての通り一番安いのは、消費者金融のプロミスなんですね。0.2%という僅差ではありますが。
そして、後は、ジャパンネット銀行・新生銀行カードローン レイクも含めて、みんな「上限金利が年率18%」なのです。これは法定金利でそうなっているのですが、何はともあれ、このように―。
- 新生銀行カードローン レイク・ジャパンネット銀行は、確かに初回30日間無利息のサービスはあるが、通常金利が消費者金融と同じなので、実際の利子総額は、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方が断然安くなる
なので、学生が低利子でキャッシングしたいなら、楽天銀行スーパーローン(カードローン)という結論になるわけです。ただのセールストーク的な話ではなく、数字を淡々と観察して、そうなるわけですね。
以上、学生がもっとも低金利でキャッシングできる方法をまとめてきました。更に詳しい内容は、下の記事でもまとめているので、良かったら読んでみてください。
若年層への融資の必要書類と、審査条件
続いて、学生がキャッシングする時に必要になる書類について書いていきます。最初にポイントをまとめると、下のようになります。
- 基本は身分確認資料があればOK
- 運転免許証が基本で、なければ保険証・パスポートなど
こうなります。
- 収入証明書は基本的に必要ない
- ただし、消費者金融で50万円を超える借入金額の場合や、他社も含めた借入総額が「100万円」を超える場合は必要になる
- その他、「信用度に問題がある」場合も必要になる
このようになります。
- 親権者の同意書は、消費者金融だったらほぼ必要ない
- その学生の信用度(クレジットスコア)によっては、やはりこれも必要になることがあるが、特に問題ない学生であれば、大手の消費者金融だったら、親権者の同意書は不要
以下、さらに補足していきます。
借入金額が50万円を超えるまでは、所得証明書不要
あくまで「原則」ですが―。
- 学生であっても、社会人であっても、キャッシング金額が50万円をオーバーするまでは、収入証明書は提出しなくていい
こういう条件になっています(繰り返しますが、あくまで「原則」)です。例外もあります)。
そして、このルールはなぜ決まっているのかというと、下の通りです。
- 消費者金融を管理するのは「貸金業法」である
- 貸金業法に「50万円を超える借り入れの場合は」
- 「その人の収入証明書を提出させること」という条文がある
この条項に従って、どの大手の消費者金融でも50万円以上の借り入れでは、年収確認資料を必ずチェックするというルールになっているわけですね。
そして、これは「50万円以上だったら、絶対に必要になる」という意味であり「それまでは必要ない」と、決まっているわけではない…、という点に注意してください。あくまで「原則必要ない」ということです。
他社も含めて「100万円」に達する場合も、必要になる
また、若年層のキャッシング審査で「収入証明書」が必須になる条件としてもう一つ他社借入と、その業者・ブランドでも借り入れも含めて、総額が100万円以上になるというケースがあります。これもやはり、貸金業法で同様に決まっているルールであり、それぞれの消費者金融が個別に設定しているルール…というわけではありません。
(つまり、大手の消費者金融だろうと、中小のキャッシング業者だろうと、必ずこれらの金額では、年収確認資料が必須になります。
また、繰り返し書いていますが、これらのキャッシング金額にならなくても、その学生の信用度(クレジットスコア)によっては「年収確認資料の提出が必要になる」ということがあるので、この点も重々承知しておいて下さい。
このルールは、社会人でも同じ
これも先に書いた通りですが、こうした―。
- 単独50万円か、総額100万円で、収入証明書の提出が必要になる
こういう審査条件は、若年層のキャッシング審査だけではなく、社会人の借入審査でも同じとなっています。なので、別に学生だけが厳しく審査される…というわけではありません。ただ、下のように言えます。
- 若年層でも社会人でも、「信用度に疑問がある」と思われた場合は、提出が必要になるが、学生の方が、職業・属性的に「信用度が低い」ので、この金額以下(50万円・100万円以下)でも、年収証明書が必要になる…というケースが多い
こういうことは自覚しておいて下さい。と言っても―。
- あくまで「会社員・OL・公務員などの社会人と比較して」ということ
- 基本的にはやはり「年収確認資料なしでOK」ということが多い
ということで、この点は安心して大丈夫…といえます。
なぜ身分確認資料は運転免許証が基本なのか?
そして、身分証明書が必須なのはOKとして、なぜその種類が運転免許証になるのか。これは、理由を箇条書きすると下の通りです。
- 運転免許証は、身分証明書の中で、一番よく持ち歩く
- つまり、紛失したり盗難されたりした時に、持ち主本人が、一番気づきやすい
- ということは、誰かが盗んだり拾ったりして、なりすましで申し込んでいる…という可能性が、運転免許証だと一番低い
なりすましの申込みなんてあるのか?と思うかも知れませんが、意外とあるんですね。そして、下のように言えます。
- そのような事件が起きると、キャッシング業者や銀行カードローンとしても大変なのはもちろん、何より、その「なりすましされた本人」にとって、一番ダメージが大きいので、これを防ぐために「一番なりすましがしにくい」身分確認資料を選ぶ
そのため、キャッシング審査の本人確認資料で、一番信用されるのは、運転免許証となるわけですね。
運転免許証は、紛失・再発行の回数もわかる
また、これは私にとって痛いことなのですが、下のように言えます。
- 運転免許証では、紛失再発行をした回数もわかる
- それを見れば、その人がうっかり者かどうかわかる
- これもキャッシング審査の参考になる
どこでその再発行の回数がわかるかというと運転免許証の番号の末尾でわかるようになっているわけですね。
- 末尾の番号が「0」だったら、再発行の回数は0である
- これが「2」だったら、2回再発行したということ
- 私の番号は「2」である
最後の情報はどうでもいいですが、このように、運転免許証の番号を見れば、占い師のように「その人が運転免許証をなくした回数も、言い当てることができる」わけです。
これは友達を相手にやってみると、会話がない時の暇つぶしになるかも知れません。「運転免許証見せてー」と言って、見せてもらって、紛失の回数を当てる、という(どうでもいい)遊びです。
(ちなみに、私は自分の再発行の回数すら覚えていないので、番号を見て「2回だっけ?」「もっとなくした気がするけど…」と思ったような人間なので、私のような人間が相手だと、当ててもあまり意味がないかも知れません。笑)
このように、少々脱線ネタになりましたが、このようにその申し込み者の性格まである程度わかるという点でも、運転免許証は本人確認資料としての信用度が高いということなのです。
「顔写真」がついている、というのもポイント
もう一つ、運転免許証の信用度が高いポイントとして「顔写真がついている」という点もあります。顔写真がついている他の本人確認資料としては、下の通りです。
- パスポート
- 住基カード
- 個人番号カード
などがありますが、これらはいずれも、運転免許証ほど携帯しないので、なくした時に気づきにくい…というのがデメリットです。そうなるとなりすましのリスクが高い、というのは先に書いた通りですね。
なので、これらの理由…まとめると、下のようになります。
- 顔写真がある
- よく携帯する
- 再発行の回数もわかる
こういう3つの理由で、「運転免許証が、身分確認資料として、一番信用度が高い」ということになるのです。
学生は運転免許証でなくても特に問題ない
そして、若年層のキャッシング審査に関しては、社会人以上に、運転免許証以外の身分確認資料でも審査に通りやすくなっています。理由は下の通りです。
- 学生だとまだ、自動車学校に通っていないことが多い
- そもそも「自動車学校の学費のために、キャッシングする」ということもある
- ↑(それ専用のローンもある)
こういうことで、会社員・OL・公務員などの社会人よりも「運転免許証を持っていなくても、仕方ない」と判断されるわけですね。なので「私、運転免許証まで持ってないや…」という学生さんでも、安心して大丈夫です。
(もちろん、持っていた方が有利なのは間違いないですが…。できるアルバイトの幅も広がりますしね。たとえば男子学生だったら、ピザの配達などもできるようになりますし。これは原付免許があればできますが)
収入確認資料が必要になった時は、何を出すか?
そして、ここまで書いた通り基本的に年収証明書は必要ないのですが、「もし出すことになったら」何を出せばいいのか。まず一覧にすると下の通りです。
- 給与明細書
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 納税通知書
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
- 支払調書
- 青色申告決算書
- 収支内訳
こういったものが「収入証明書」としてキャッシング審査でも認められています。いきなり漢字が大量に並んで、混乱した若年層もいるかも知れません。(笑)
そして、これらの年収確認資料の中で、特に若年層のキャッシング審査で提出することが多いのは―。
- 給与明細書
- 源泉徴収票
この2つでしょう。確定申告書などは、そもそも学生はもちろん、会社員・OL・公務員でもあまり持っていないものです。サラリーマン・OLだと、確定申告をしなくても、会社が納税をしてくれますからね。
なので、確定申告書とか納税通知書を提出するというのは、基本的に個人事業主・自営業やフリーランスなどの独立系の職業の方々です。大人の会社員・OL・公務員でも必要ないので、学生さんだったらさらに必要ない…と思って下さい。
(もちろん、若年層でもすでに起業している…というような方なら、確定申告書を出した方がいいですけどね。ちなみに、私は若年層もどんどん起業して、早く中退していいと思っています。人間は仕事をした方が断然成長します。カーネル・サンダースの母親が常にカーネルに言い聞かせていた「人間は、仕事によってのみ成長する」という言葉は、かなり正しいです。絶対というわけではありませんが)
何はともあれ、もし「50万円」や「100万円」を超える借り入れなどで収入証明書が必要になったら、これらの書類(給与明細書や源泉徴収票)を提出するようにしてください。
給与明細書は何ヶ月分必要なのか?
これはその消費者金融・銀行カードローンやクレジット会社のルールによって違いますが―。
- 基本的に二か月分
- それも「昔」のものではなく「直近」のものを出す
こういうのが基本になっています。なので、たとえば8月にキャッシングするとしたら―。
- 6月と7月の分は給与明細書が出ているはずなので、それを提出する…ということ
もし7月の分がまだというなら、その時は5月と6月の分を出す…ということです。要は「最新の二か月分を出せばOKということです。
会社員・OL・公務員の場合は、「賞与明細」も出すが…
余談ですが、会社員・OL・公務員など、社会人の場合は「賞与明細書」も出します。つまり「ボーナスの明細書」ですね。
もちろん、これは絶対というわけではありません。
- 消費者金融・銀行カードローンによってルールは違うし、ボーナスが出ない会社や職業・属性もあるので、その場合は提出しなくていい
- しかし、提出した方が「年収」が多いことが証明できるので、出せるなら出した方がいい
つまり「自分が審査で有利になる」ということですね。
学生さんのアルバイトでも、勤務先によってはボーナスが出る…ということもあるかも知れません。なので、もし年収確認資料が必要になったら、ボーナスの明細書も出した方がいいでしょう。
親権者の同意書が必要になるケースとは?
そして、先に書いた通り親権者の同意書については、ほとんどのキャッシング審査の場合は必要ありません。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- 大手の消費者金融はほぼ必要ない
- 銀行カードローンも大体必要ない
- しかし、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は必要
こうなります。
- 親権者の同意書は、偽造はできない
- つまり、必ず親にキャッシングの相談をしなければならない
- なので、必ず親バレする
こういうことになります。なので、親に内緒でキャッシングしたいと考えている学生さんの場合は、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」では借入不可ということになります。キャッシング自体はできるのですが、「親バレせずに」というのは無理…ということですね。
自宅への電話連絡はない
若年層への融資の親バレについて、ついでにまとめると、下のようになります。
- キャッシング審査では、自宅の固定電話に電話連絡をする…ということはない
- これは学生の審査でも、会社員・OL・公務員やパート・アルバイト・フリーターでも同じ
- なので、この「電話連絡による家族バレ」は心配しなくてOK
そして、逆に
- 職場への在籍確認の電話は、必ず必要になる
- なので、この職場バレの対策はしておく必要がある
そして、その職場バレを防ぐにはどうすればいいか―、ということをまとめていきます。
勤務先への在籍確認の電話による職場バレを防ぐ方法
簡単に書くと下の通りです。
- 職場の人に事前に言っておく
- 「今、クレジットカードの審査を受けてるので、その在籍確認の電話がかかって来るかも知れません」
これを言っておくだけで「ああ、了解了解」と店長や先輩に言われて、それで終わりです。
これはいわゆる在籍確認の言い訳というものですが、なぜ「クレジットカードの審査」がいいのかというと、下の通りです。
- 実際にクレジットカードも在籍確認をする
- クレジットカードだったら、キャッシングと違って恥ずかしくない
- また、他の人もクレジットカードの在籍確認を受けたことがある
- なので「ああ、あれか」と思ってくれる
このようになるわけです。
- 在籍確認の言い訳は、「保険会社の確認」など、他にもいくつかある
- しかし、学生だったらこれらで電話を受ける…ということはありえない
- 若年層でもあり得る電話確認としては、クレジットカードの審査くらいになる
もちろん―。
- その勤務先や、学生さん本人の人生によって、「別の理由」が思いつく場合は(あるいはそっちの方が自然なら)、そっちを在籍確認の言い訳にした方がいい
と言えます。なので、「クレジットカードの審査」だけでなくてもいいですが、とりあえず万人向けの在籍確認の言い訳としては、学生の場合は「クレジットカードの審査」が一番と考えてください。
以上、学生のカードローン審査で必要になる書類についてまとめてきました。さらに詳しくまとめた記事は下になります。良かったら、こちらも読んでみてください。
まとめ「学生のカードローン審査について」
以上、過去記事の内容も含めて、若年層のキャッシング審査について総合的にまとめてきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。
- 学生は消費者金融が申し込みやすい
- 銀行カードローンは「若年層への融資不可」が多い
- 学生OKでも、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」のように、「親権者の同意が必須」という条件もある
これが、まず基本。
- 必要書類は身分確認資料だけ
- 運転免許証を出すのが基本で、なければ保険証・パスポートなど
- 消費者金融で50万円以上借りる場合は、年収確認資料が必要になる
- あるいは、他社を含めた借入総額が「100万円以上」の場合は、その時も所得確認資料が必要になる
- 所得証明書が必要な時は、給与明細書・源泉徴収票を出す
- ↑(確定申告書などでもいいが、学生だったら主にこの2種類)
こういうのが提出書類・必要書類についてです。そして、年齢条件については下の通りです。
- どの消費者金融・銀行カードローンでも、20才以上・成人という条件
- 未成年・10代・20才未満では借入不可
- つまり、大若年層でも18才・19才では融資できない
このようになっています。ただ、下のように言えます。
- クレジットカードのキャッシング機能を活用する場合―。
- 「18才でも持てるクレジットカード」はある
- それらでは大体「5万円~10万円」程度のキャッシング枠がもらえる(場合がある)
- なので、それらのクレジットカードでキャッシングする方法もある
こういうことがいえます。なので、もしどうしても18才・19才の学生さんがキャッシングをしたいのであれば、こうしたクレジットカードを使う…というのも手段でしょう。
(ただ、キャッシング枠がついてくるとは限りません。あくまで信用度(クレジットスコア)が高い学生さんだけです)。