ノーローンの金利(実質年率)は?「何度でも1週間無利息」のサービスが魅力!
ノーローンの金利は、まずポイントをまとめると、下のようになります。
- 実質年率で「4.9%~18.0%」である
- 下限金利は、実は大手の消費者金融の中で一番安い(可能性が高い)
- 上限金利は他の消費者金融と同じ
- 「何度でも1週間無利息」が個性的
以下、こうしたノーローンの金利のポイントについて、詳しく解説します。
目次
ノーローンは下限金利が大手の消費者金融の中で、一番安い?
まず、精密に計算すると、ノーローンの下限金利は、大手の消費者金融の中で一番安い…という可能性があります。どういうことかというと、下の通りです。
- 単純に下限金利だけ見ると、ノーローンは「4.9%」ということで、大手の消費者金融の中で一番高い
のですが、注意点があってノーローンは最高借入限度額が300万円と、他の消費者金融より小さいわけですね。
そのように「最高借入枠が小さい」ということも考慮すると、実は「300万円の時の適用金利」では、ノーローンの下限金利が一番安いのではないか…ということです。
実際、これは他の消費者金融の下限金利と、最高極度額をセットにして並べてみると、よくわかります。以下、それを一覧にしていきます。
最高借入枠と下限金利をセットで比較する
- ノーローン…「300万円」で、4.9%(実質年率)
- プロミス…「500万円」で、4.5%(実質年率)
- アイフル…「500万円」で、4.5%(実質年率)
- アコム…「500万円」で、4.7%(実質年率)
- SMBCモビット…「800万円」で、3.0%(実質年率)
たとえば「ノーローンとプロミス」だけ抜粋すると、下のようになります。
- ノーローン…「300万円」で、4.9%(実質年率)
- プロミス…「500万円」で、4.5%(実質年率)
これだけ単純に見るとノーローンの方が、300万円の時の適用金利は低いのでは?と思う人が多いでしょう。
実際はどうなるかわからないが…
実際、ノーローンが「300万円のとき、必ず4.9%になる」という保証はありません。あくまで「300万円借りて、しかもクレジットスコアが高い人に限定する」ということもあるかも知れません。この辺は、適用金利の決め方でも、そもそもキャッシング審査に通るかどうかでは、キャッシング審査はすべてケースバイケースが基本なので、何とも断言できないわけですね。
なので、あくまで推測するしかないのですが、それでも大体の適用金利を推測すると、おそらくアイフル・プロミスよりも、ノーローンの方が下限金利が安いと言えるでしょう。
そして、アコムと比較した場合も、アコムはアイフル・プロミスよりも高金利なわけですから、ノーローンが勝利することも、ほぼ間違いないといえます(仮に、ノーローンの300万円の時の金利が、プロミス・アイフルより安かったら…ということですが)
ノーローンとSMBCモビットを比較すると?
残るはSMBCモビットですが、SMBCモビットだけは「最高借入限度額が全然違う」ので、ノーローンとは比較しにくい…というのが実情です。再度一覧にすると下の通りです。
- ノーローン…「300万円」で、4.9%(実質年率)
- SMBCモビット…「800万円」で、3.0%(実質年率)
下限金利も最高借入枠も両方違いすぎて比較が難しいと誰もが思うはずです。
SMBCモビットは昔「極度額500万円」だった
ただ、この点については、SMBCモビットは昔最高で借りられる極度額が「500万円だった」という時代があります。2015年までですが、「最高借入限度額500万円だった時の金利が、4.8%」だったんですね。
これが現在でも維持されているという保証は、もちろんありません。しかし、仮に「維持されていた」として比較してみると、下のようになります。
- ノーローン…「300万円」で4.9%(実質年率)
- SMBCモビット…「500万円」で4.8%(実質年率)
こういうことで、ほぼ確実に、ノーローンの方が低金利といえます。なにしろ「200万円」の借入限度額の差があるのに、金利差は0.1%だけ…ということですからね。
繰り返しますが、これはあくまで「現在でも、SMBCモビットが以前の500万円の時の下限金利」を維持していたら…という話です。実際にこうなるという保証はどこにもないので、あくまで参考程度にしてください。
(ただ、一応それなりに参考になる比較の仕方かとは思います。
まとめ…ノーローンの下限金利は、大手の消費者金融の中で一番安いかも
このように、すべての大手の消費者金融と比較してきましたが、こうして1つずつ比較していくと、大手の消費者金融の中で、ノーローンの下限金利が一番安い可能性があるということは、よくわかっていただけるでしょう。ノーローンも含めて、どの消費者金融でも「キャッシング金額ごとの適用金利は、ほぼ決まっていない」ということで、本当に一番安いかどうかは、何ともいえません。「300万円付近の借り入れの時に、一番安いはず」…という推測でしかない、という点は注意してください。
(ただ、推測の中ではもっとも当てになるデータ…というのは間違いないでしょう)
ノーローンの上限金利は、大手の消費者金融の平均
そして、もう一つの金利…つまり上限金利(高い方の金利)について語ると―。
- ノーローンは「実質年率18%」である
- 他の消費者金融もみな同じ
- プロミスだけ「0.2%」安い(17.8%)
以下、詳しく解説します。
大手の消費者金融の上限金利を一覧にすると?
まず、大手の消費者金融の上限金利を、ノーローンも含めて一覧にすると、下のようになります。
ノーローン | 18.0% |
---|---|
アイフル | 18.0%(実質年率) |
アコム | 18.0%(実質年率) |
SMBCモビット | 18.0%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
プロミス | 17.8%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
プロミス以外、見事に申し合わせたように同じ「実質年率18%」というのがわかるでしょう。なので、ノーローンの上限金利は、「大手の消費者金融の平均」を通り越して「完全に、他の消費者金融と同じ」ということができます。
プロミスとの金利差は、どのくらいなのか?
これはSMBCモビットの金利についてのページでも書いてきましたが、プロミスとの「0.2%」という金利差は、どのくらいのものなのか。これは「実は、全然大したことがない」利息差となります。
最初に書いておきますが、これはプロミスの上限金利は、実は高金利などと言っているわけではありません。たとえ0.2%でも、プロミスが一番低金利なのは確かなわけですから。
ただ、一応この「0.2%」という金利差がどのくらいのものなのかは知っておいた方がいいでしょう。ということで、今からそれを計算していきます。
上限金利の0.2%の金利差を、実際の利子総額で計算する
これは実質年率の利息シミュレーションとして、ついでに覚えていただくといいでしょう。キャッシングの利息計算や、クレジットカードの手数料の計算すべてで、応用できるものです。
(もっと言うと、住宅ローンや自動車ローンなどの金利計算でも)
そして、箇条書きで計算していくと、下のようになります。
- 上限金利は「100万円以下」の適用金利である
- なので、もっとも利息差が大きくなるのは「100万円」である
- なので「100万円」借りたとする
という風にスタートします。
- 実質年率で「0.2%」の差ということは、1年で「100万円の0.2%」の利息差がつく…ということ
- 100万円の1%は1万円で、0.2%なら「2000円」である
- つまり、「1年で2000円」の利息差
- ということは、月間で「180円」程度である
つまり100万円借りても、月間180円くらいの利息差しかないということですね。今時、コンビニの肉まんのちょっと高級なものでも、このくらいの値段はします。100万円という超高額のキャッシングをしてもそういう「小銭」の利息差しかつかないわけですね。
そして、もっとキャッシング金額を小さくしていくと、ノーローンとプロミスの利息差(月あたり)はどうなるかというと、下の通りです。
- 100万円…180円
- 50万円…90円
- 25万円…45円
- 10万円…18円
もはや、思わず笑みがこぼれてしまうくらいの利息差でしょう。ということで―。
- ノーローンやその他の消費者金融と、プロミスの上限金利の金利差である、「0.2%」という数字は、実際の利子総額に換算すると、まったく意識するまでもない金額
なので、大手の消費者金融の上限金利は、ハッキリ言って全部同じと言ってもいいのです。
プロミスが一番すごいことは変わりない
ただ、勘違いしないでいただきたいのは、先にも書いた通り、これは「プロミスの上限金利が安くない」と言っているわけではないのです。企業(プロミスはブランドですが)の側からしたら、この「0.2%」という金利差は、非常に大きな違いですからね。たとえばプロミスの利息収入が5000億円だったら、大体「10億円」になるわけです。0.2%、上限金利が違うだけで。
というくらいの金利のサービスをしているわけですから、これができるプロミスは、大手の消費者金融の中で一番実力があるということです。実力というのは、下のように言えるからです。
- システムを整備するなどして、コスト削減をする力や、社会的な信用、社員さんの営業力などによって、より低金利・低利回りで、金融機関や投資家から資金調達をしてくる
こうした力ですね。一般的には、外部からは見えにくい力ですが、こうした「目立たないけど、高い能力」によって、プロミスはこの大手の消費者金融の中で一番安い上限金利を実現しているわけです。
ということで―。
- 実際に支払う個人個人にとっては、大した金利差ではないが、企業単位で見た時、この金利差をつけられるのはすごい
こういうことは、知っておいてください。つまり「経営的に」すごい、ということです。(個人で利用する分には、特にこだわる必要はありません)
ノーローンは「何度でも1週間無利息」が売り
金利面・利息面でノーローンを観察した時、やはり一番大きな売りといえるのは「何度でも1週間無利息」という無利息サービスでしょう。無利息期間は通常、プロミス・アコム・アイフルなどが提供する「初回30日間無利息」が有名ですしメジャーですが、ノーローンの場合は「他では一切提供していない」、少し変わったタイプの無利息期間となっています。
そして、この「何度でも1週間無利息」というシステムのメリットは何かというと、言うまでもなく何度でも利用できるということ。普通の、「初回30日間無利息」「5万円まで180日間無利息」などの無利息期間は「初回だけ」という制限がついていますからね。
(もちろん、初回だけでも十分便利だし、低金利になるのですが…)
そして、こうして「何度も使える」というのが、どのようにメリットとなるのか、それを説明していきます。
給料日前のピンチをしのぐのに、最適
「何度でも1週間無利息」という、この「1週間」の文字を見た瞬間、おそらく多くの人が想像するメリットは「給料日前に役立つ」というものでしょう。給料日前といったら「お金がない」というマジカルバナナがとっさに出てくるくらい、給料日前というのは、ほとんどの人がカツカツの生活をしているはずです。
(どうでもいいですが、「カツカツの生活」というのは、韻を踏んでいて、ラップに使えそうですね。笑)
そして、そんな生活費がない給料日前でも、「毎月、月末になるたびに利用できる」という点で、ノーローンの「何度でも1週間無利息」は、他の消費者金融の無利息期間にはない、魅力があると言えます。
もちろん、収支のバランスの改善が急務である
もちろん、ただそうやって「毎月末にお金がなくなる」というのは、言うまでもなく収支のバランスを、改善しないと行けない状態になっているわけです。なので、下のようになります。
- 確かにそういう時、確かに「何度でも1週間無利息」は便利
- しかし、便利だからといってそれに頼っていると、自動車ばかり乗っていて足腰が弱る大人と同じ
- だから、「何度でも1週間無利息」を利用しつつも、並行して収支のバランスの改善をしていく必要がある
では、収支のバランスの改善をするためにはどうしたらいいのか―、ということも書いていきましょう。
(これは、「何度でも1週間無利息」を利用しようとしまいと、ノーローンで借入しようと、それ以外の借入先で借りようと同じように言えることなので、ぜひ参考にしてみてください)
収支のバランスの改善には、何が必要か?
収支のバランスの改善をするには、具体的にどんなアクションが必要か―。これは山のようにノウハウやライフハックがありますが、まず家計簿をつける、というのが基本中の基本でしょう。(実は、私も全然つけていないのですが…)
家計簿をつけるというと「せせこましい、庶民のやること」と思われるかも知れませんが、そうではないようです。というのは、「バトラー&コンシェルジュ」という、「大富豪専門の、執事派遣サービス」の会社をされている方(この分野では、世界のトップです)の、新井直之さんの著書を読んだのですが、そこでもやはり―。
- 大富豪は、細かい支出を普通の人間よりも把握している
- 現在は家計簿は人に任せている人もいるが、若い頃は、自分でつけていた人が多かった
- また、現在でも財布の中身をつねに把握している
- お札はもちろん、小銭まで正確に把握している
そして、私はというと、自分の財布の中身も全然把握できていないのですが…(笑)。ただ、私個人の場合、下のようになります。
- 貧乏だった頃は、数えるお金もなかったので、よく把握していた
- 最近はお仕事に恵まれたおかげで、お仕事のことだけ考え、財布の中身は一切考えなくなった
こういうことで、これはこれで自分にとってはいい傾向だと思っています(代わりに、支出がガンガン増えている…というのは確かですが。でも、それを大幅に収入が上回っているので、別にいいような気もします)
ということで、「家計簿をつける」というノウハウを一応書いて見たものの、書いているうちにやっぱり、ガンガン仕事をして、どんどん報酬をいただく方が、よほどいいのでは、…という気もしてきました。ただ、下のように言えます。
- それは万人ができるものではない
- そして、こういう本(大富豪と執事の本)では、万人が真似できることを書かなくてはいけない
- それなら、確かに「家計簿」をつけることをアドバイスした方がいい
このようなことかも知れません。そういう意味では「家計簿をつける」は確かにいい方法だと思います。ただ、上に書いた私個人の経験からいっても―。
- 自分に向いていて、しかもしっかり報酬がいただけるお仕事で、(ワタミではないですが)365日、24時間働く
- …という方が、収入も増え、娯楽の支出もなく、実力もガンガン伸びていく…ということで一番いい
こうした気がします。(あくまで私個人の意見ですが…)
開成高校の「攻撃野球」とも共通する
収支のバランスの改善は、ノーローンの金利の話だけではなく、キャッシングが必要な方すべてにとって、借入超過や多重債務状態に陥らないために必要なことなので、しばらく書かせていただきます。
そして、この収支のバランスの改善を考える時、私が参考になると思うのは開成高校の攻撃野球です。高校野球が好きな人や『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んだ方は知っているでしょう。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 東大進学日本一として有名な開成高校は、当然スポーツでは弱小校の代表だったが、2006年、東東京予選のベスト16まで勝ち進んだ
こういうものです。そして、この時に開成高校がとった方法が、とにかく、jひたすら攻撃しまくるという手法だったんですね。
- バントしない
- サインプレーもなし
- スクイズもしない
- とにかく、打って打って打ちまくる」j
こういうプレーだったのです。「日本一の進学校」のイメージとは、まったく正反対の「豪快な勝ち方」で、東京予選を勝ち抜いていったわけですね。
そして、何で開成高校はこんな常識離れした野球をしたのか。それは―。
- 開成高校の選手は、もともと弱い
- しかも、練習時間まで、他の学校より相当少ない
- つまり「守備も攻撃も全部やる」なんてことは、最初からできない
ビジネスが好きな人はすぐ「選択と集中」を連想したでしょう。この辺は、確かに「開成高校らしい」判断です。そして、これが成功した理由は下の通りです。
- いくら「弱い開成高校」であっても、「攻撃だけ」に専念したら、それなりに点をとれる
- 当然「先取点を数点とれる」ケースもある
そして、そうなると―。
- 敵チームは「開成高校にやられた」ということで、動揺する
- しかも、そのやり方が「明らかに開成高校らしくない」ということで、さらに混乱する
- 高校生なので、実力があっても精神的にもろい
- 崩れてくれれば、さらにどさくさに紛れて大量点をとれる
こうして考えると、確かに「開成高校らしい作戦」なわけですね。
そして、開成高校は甲子園こそ出場できなかったものの、この攻撃野球は「高校野球のイノベーション」として、今も語り継がれています。
このように、野球の話が少々長くなりましたが、これを見ても1つのことだけ考える方が、成果を出しやすいということがいえます。全てが全てそうとは限りませんが―。
- 収入も増やして、でも支出も減らして…
このように、あれこれ考えるよりも―。
- 収入をガンガン増やす
- 後は知らん
こういう考え方の方が、シンプルで結果を出しやすいのではないかと思います。もちろん、これは人によって性格や能力が違うので、あくまで私の場合は、こっちの単純なやり方の方が向いている…ということですが。
ただ、ビジネスの世界で「選択と集中」が基本中の基本となっているように、個人の世界でも「1つのことだけに集中する」というのは、やっぱり効果的なのではないか、と思います。
という収支のバランスの改善の話でしたが、ノーローンの「何度でも1週間無利息」に継続的に頼っている…という方は、こうした考え方も参考にして、「今の自分の経済状況を、どう変えていくか」ということを考えてみて下さい。
他の消費者金融の無利息サービスと比較すると?
ここまでは、「何度でも1週間無利息」について書いてきましたが、ノーローン以外の消費者金融も、無利息サービスをそれぞれ提供しています。アイフル・アコム・プロミスが「初回30日間無利息」を提供している…という状況ですが、この初回30日間無利息と、ノーローンの「何度でも1週間無利息」を比較してみましょう。
まず、実際の利子総額がどれだけ安くなるか…という点では、断然初回30日間無利息の方が優れている…といえます。実際にどのくらいの利息差がつくのかを、計算してみましょう。
初回30日間無利息と「何度でも1週間無利息」の利息差
とりあえず「30万円」をキャッシングしたとします。そして、それぞれどれだけ利息がカットされるかというと、下の通りです。
- 初回30日間無利息…約4500円
- 何度でも1週間無利息…約1100円
1週間ということは、要するに30日の4分の1ですから、そのまま割り引かれる利子総額も、4分の1にすればいい…ということですね。
そして、「なかなか大きい金額」ということがわかるでしょう。「30万円」という、やや大きめの金額をキャッシングした場合…ということもありますが、やはり、「1ヶ月」と「1週間」の差は、それなりに大きいといえます。なので、下のようになります。
- 10万円~50万円程度の、比較的大きい金額の借り入れで、1ヶ月程度は返済までに時間がかかる
と言う時には、初回30日間無利息の消費者金融で借りた方がいい…といえます。つまり、ノーローンよりアコム・プロミス・アイフルの方がいいということですね。
ノーローンで借りるべき場面は?
これは先に書いた内容とも少しかぶりますが―。
- 「1回限り」ではなく、これから何度もお世話になることがわかっている
- しかし、毎回少額なので、1週間あれば、返済できる
こういう場合です。こうした方が「繰り返し使う」ということを考えると、ルール的に見てもノーローンの「何度でも1週間無利息」しかないということがわかるでしょう。
新生銀行カードローン レイクの「5万円まで180日間無利息」と比較すると?
次に、新生銀行カードローン レイクが提供している、これも変わった無利息期間である「5万円まで180日間無利息」とも比較してみましょう。これは、「金額・期間ともに大きく違う」ので、少々比較が難しいのですが、下のように言えます。
- 少額で長期間借りる…新生銀行カードローン レイク
- 高額で短期間借りる…ノーローン
このように使い分けるのがいいでしょう。奇しくも綺麗に使い分けが決まりましたが、どちらも、新生銀行系のキャッシングであるということが、関係あるかも知れません。つまり、同じ新生銀行グループの中でお客さんを取り合わないように、無利息サービスも違う内容にしている…ということかも知れません(あくまで推測ですが)。
新生銀行カードローン レイクは「初回30日間無利息」」もある
上のように書いたものの、実は新生銀行カードローン レイクは―。
- 「5万円まで180日間無利息」だけではなく、「初回30日間無利息」の併用することが可能
そのため、やはり「借入総額が大きい時」であっても、新生銀行カードローン レイクの方が低利息…と言えるかも知れません。ただ、審査の通りやすさで考えると、消費者金融であるノーローンの方が、銀行カードローンである新生銀行カードローン レイクよりも、審査に通りやすいといえます。
ということで、下のように言えます。
- 単純に利息面だけ見ると、確かに新生銀行カードローン レイクの方が、ノーローンより有利
- しかし「審査の通りやすさ」だったら、おそらく消費者金融のノーローンの方が有利なので、それぞれの長所に合わせて選べばいい
と言えます。もちろん、「それぞれのメリット・長所にあわせて選ぶ」というのは、キャッシングでも何でも、すべての人間の選択の基本中の基本なので、当たり前と言えば、当たり前のことなのですが…。
申し込むタイミングによっては、しずぎんカードローン・セレカも最強
新生銀行カードローン レイクの低利息を超える(ことがある)のが、しずぎんカードローン・セレカです。というのは、下のように言えるからです。
- 最大45日間利息キャッシュバックというシステムがある
- この利息キャッシュバック期間は、「15日~45日」である
そのため、この利息キャッシュバックの期間が「31日~45日」になるタイミングで申し込むことができたら、しずぎんカードローン・セレカは、新生銀行カードローン レイクを抜いて、大手の銀行カードローンの中で一番低利息となるわけですね。
もちろん、キャッシングというのは「お金を借りたい時に借りる」というのがベストですし、それでこそ意味があるものなので、このしずぎんカードローン・セレカのように「タイミングが限定される」というのは、少々不便です。ただ、偶然、いいタイミングになったという時には、新生銀行カードローン レイクを超えて、利息面で理想的な銀行カードローンになるでしょう。
このように、銀行カードローンの無利息サービスや利息キャッシュバックについても紹介してきました。ノーローンでなくこれらの銀行カードローンでもいい(審査に通る自信がある)という人の場合、しずぎんカードローン・セレカも、借入先の候補に入れてみるのもいいでしょう。
金利の豆知識 ~利息制限法とは?~
ノーローンの金利に関する豆知識として、利息制限法という法律についても、解説していきましょう。利息制限法は、消費者金融のキャッシングをはじめとして、銀行カードローン・クレジットカード・分割払いなど、ありとあらゆる借り入れの金利設定に関わっている法律です。
そして、まずはWikipediaの冒頭の概要を箇条書きしていきます。(Wikipediaを読んでもチンプンカンプンだったという人は、ぜひこの解説を参考にしてみて下さい。*Wikipediaって、意外と複雑でわかりにくいんですよね。国語辞典も同じなので、当然と言えば当然ですが)
Wikipediaに書かれている内容の箇条書き
Wikipedia「利息制限法」の冒頭に書かれている概要は、要約すると下のようになります。
- 利息制限法は、1877年に決められた
- これは「旧利息制限法」という
- 現在の利息制限法は、1954年に決められた
- 利息制限法は略して「利限法」ともいう
- 目的は「債務者の保護」である
キーワードだけ抜き出すと、下のようになります。
- 1877年
- 昔の…「旧利息制限法」
- 現在の…1954年
- 利限法
- 目的…債務者保護
法学部の学生さんなどは、テストの時にこのキーワードの抜き出しが役立つかも知れないので、参考にしてみてください。
利息の最高限についての記述
そして、利息制限法という名前通り「利息の上限を制限する」というのが目的の法律ですが、どのように法定金利を決めているのか。これは、下の通りです。
- 元本が10万円未満…20%(実質年率)
- 元本が10万円以上から100万円未満…18%(実質年率)
- 元本が100万円以上…15%(実質年率)
これももっとカンタンに書くと下の通りです。
- 10万円まで…20%(実質年率)
- 10万円~100万円…18%(実質年率)
- 100万円以上…15%(実質年率)
そして、ノーローンの上限金利もその他の消費者金融の上限金利も「年率18%」となっていますが、これはこの利息制限法の制限金利いっぱいで決めているということなんですね。こう書くと、「制限金利いっぱいまで設定するなんて、やはり消費者金融はあくどい」などと思う人がいるかも知れません。しかし、率直に言いますがそれは間違いです。なぜ間違いなのか、説明します。
企業が存続するための、ギリギリの金利である
この「年率18%」という数字は、キャッシング業者などの企業が存続していくための「ギリギリの金利設定」なんですね。理由は下の通りです。
- この18%は、あくまで「粗利」である
- このまま「全部利益」になるわけではない
- ここから「人件費・オフィスの地代・光熱費・通信費…」といったコストを引いていく
そして、そうやってもろもろのコストをマイナスしていくだけではなく―。
- そもそも、ノーローンなどの消費者金融は、「どこかから資金調達をしてきて」、それを「消費者に又貸しする」というやり方で、融資をしている
- つまり、キャッシング業者もまた「借金」をしている
- だから「彼らその利息を払う」必要がある
実は、消費者金融というのは全部自己資金でやっているわけではなく「銀行などから借金」しているんですね。なので「銀行に対して、利息を払う」必要があるのです。実はこのコストが一番大きいわけですね。
どのくらいの金利で、銀行から資金調達しているのか?
これは完全にケースバイケースです。企業秘密なので、わかるわけがありません。ただ、一般的には「8%」程度ではないかと推測されています。
これは「銀行系」でない「独立系」の消費者金融の場合なので、銀行系のグループに所属している、プロミス・SMBCモビット・ノーローン・アコムなどの大手の消費者金融になると、もっと安く資金調達できている可能性もあります。
(もちろん、これは得しているとか、高金利を貪っているということではなく、銀行からそれだけ信用されるくらいの、健全な経営をしている…ということです)
というように、銀行系の消費者金融か、独立系の消費者金融か…という点でも、資金調達のコストは全然違います。大手の消費者金融の中ではアイフルのみが唯一の独立系ですが、アイフルの調達金利は、おそらくノーローン・プロミスなどよりも高いのではないかと思われます。
(独立系のやや辛い所ですね。それでも、独立系だからこその自由などもあるのですが)
…と調達金利という、少々専門的な話になりましたが、要は下の通りです。
- これらの「調達金利」を払った上で、さらに「人件費・通信費・光熱費」などのコストも払うと、消費者金融はほとんど利益を出せない
- …ということを考えると「18%」は、完全にギリギリの金利
こういうことなのです。一部、専門家の方が書かれたまじめな書籍(名のある出版社から出ている新書)でも、この辺をまったく理解せず、「この実質年率18%という金利が、まるまるキャッシング業者の利益になる」などと書いていたりしますが、これはとても専門家の書くこととは思えません。
- わざと間違えているのか、知らずに書いているのか、どちらにしても、専門家として問題がある
といえます。わざと間違えているならモラルの問題になりますし、知らないなら知的レベルの問題になります。どちらにしても、実質年率(金利)が、そのまま消費者金融の利益になっているというようなことを書いている書籍や専門家が存在したら、それは完全に間違っている…と思って下さい。
だから「法定金利いっぱい」なのは当たり前である
このようなことを考えて行くと、消費者金融が「制限金利いっぱい」の実質年率を設定しているのは、ある意味当たり前のことなんですね。ある意味でもどの意味でも当たり前ですが。
よく、消費者金融を否定する人の論調で、消費者金融は、法定金利ギリギリの金利で融資しているというものがありますが、「そもそもの法定金利・制限金利が、このように企業が存続するギリギリのライン」なのだから、それは当たり前なのです。
これは労働基準法に当てはめていうなら―。
- 日本の労働者たちは、労働基準法で認められている「制限いっぱい」の日数まで、有給休暇を消費している
こういうことになります。んなもん、当たり前だろうと誰もが憤ると思いますが、それと同じことなんですね。「消費者金融は法定金利いっぱいの金利を設定している」という論調は。
利息制限法の制限金利に限らず―。
- 法律で決まったラインというのは、それが人としてまっとうであり、あるいは「それ以上上げ下げできないからこそ」
- そのラインで決まっている
こういうことなのです。なので「法定金利いっぱい」という批判自体が、そもそもおかしいわけです。この辺は、法律や政治経済を少しかじるだけでもわかることなのですが、下のように言えます。
- そうした勉強を一切せず、感情とかイメージだけで貸金業を批判する
こういう日本人が多いんですね。別にそれはいいのですが、下のように言えます。
- そういう思考回路は、自分がお金を(きわめて正しい方法で)稼げる、千載一遇のチャンスも逃すことになるので、誰より自分が損している
と思った方がいいということです。これは『お金持ちの教科書』シリーズで人気作家となっている加谷珪一氏も、日頃からよく書かれていることです。そういう思考回路で生きるのも、個々人が好きにすればいいが、それはリッチな生活から、ますます遠ざかるだけということですね。遠ざかってもいいならいいですが、それだったら、あまり自分の今の仕事に文句を言うべきではないでしょう。
(今の仕事を愛するか、抜け出すか、本気で生きるならどちらかの選択肢しかないはずです)
このように、少々人生論まで話が飛びましたが、遡ると―。
- 消費者金融は今の法定金利で、ようやくギリギリ存続できる
- だから、この実質年率は高いどころか、安いくらいである
- 世間の消費者金融に対するイメージは、かなりゆがんでいる
- 歪んでいても別にいいが、そういう思考回路は、自分が損するだけ
つまり、消費者金融を好きになれとか認めろという話ではなく―。
- 世間があれこれ言っていることは、常に「一度完全に無視」して、「事実はどうなのか」ということだけを、冷静に、客観的に考える習慣をつけるべき
「無視して」というと冷たいかも知れませんが、間違ったものを無視するというのは、人として正しいことです。戦時中の軍部の人間を見ればわかることでしょう。「間違った生き方」には、断固として、同調してはいけないのです。
(最終的に大きな結果を得るために、わざと同調したふりをする…という確信犯的なやり方だったら、もちろんアリですが。たとえば毛沢東に殺されないように、彼に同調するふりをし続けた、周恩来や鄧小平などが好例です。逆に合わせなかった劉少奇は、毛沢東になかばリンチされて、殺されてしまいましたから)
これが、利息制限法から見た、ノーローンなどの消費者金融の金利が、高いのか低いのかという判断でした。こうした根拠から見ても、ノーローンやその他の消費者金融が設定している「実質年率18%」という上限金利は、決して高くない…ということがわかるでしょう。
まとめ「ノーローンの金利(実質年率)」
以上、ノーローンの金利(実質年率)や、無利息サービスについて、他の消費者金融・銀行カードローンとの比較や収支のバランスの改善のノウハウなども絡めつつ、包括的に紹介してきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。
- ノーローンの実質年率(金利)は「4.9%~18.0%」
- 上限金利は他の消費者金融と同じ
- 下限金利は一見「一番高い」ように見えるが、最高借入限度額が300万円と少額であることを考慮すると、むしろ大手の消費者金融の中で一番低金利…ということも可能
- 無利息期間では、「何度でも1週間無利息」という、独特のサービスを提供
- 定期的に資金不足になる方に重宝されている
こういうものです。他にも知っておくと役立つポイントはいろいろありますが、詳しくは各部を読んでいただけたらと思います。