アコムの金利は高い?低い?初回30日間無利息で、5ヶ月は銀行カードローンより安い!
アコムの実質金利は「4.7%~18.0%」。これは大手の消費者金融の金利で平均的な数値です。アコムの金利について最初にポイントをまとめると、下のようになります。
- 上限金利は他の消費者金融と同じ
- 下限金利は、プロミス・アイフルよりやや高い
- しかし、0.2%の下限金利の差なので、実際の利子の差はほぼない
- 30日間無利息があるので、最初の4ヶ月は銀行カードローンよりも低利息になる
このような点があげられます。以下、詳しくまとめていきます。
アコムの上限金利は他の消費者金融と同じ
まず、キャッシングの金利は、アコムでも他の消費者金融・銀行カードローンでも―。
- 上限金利
- 下限金利
こうした2つの数字に分かれます。高い方の金利、安い方の金利…ということですね。
そして、この時ほとんどの人が見るべき金利は、上限金利の方です。理由は下の通りです。
- 上限金利は「100万円以下」で適用される金利である
- 多くの人のキャッシングは「100万円未満」で終わる
- だから、上限金利以外は関係ない
まったく関係ないということはありませんが、基本的に大手の消費者金融は、一人の人に100万円も融資することはほぼないので、上限金利でほとんどの借り入れの金利が決まる…と思ってください。
なので、上限金利の比較だけすればいい、ということですが、その点でアコムの上限金利は「他の消費者金融と同じ」なので、消費者金融の金利としては、高くも低くもないということになります。
(これはもちろん、メリットがないとか没個性とかそういう意味ではないので、誤解しないで下さい。これは読み進めていただくとわかりますが)
消費者金融は、これ以上金利を上げることができない
これは金融の知識がある人なら知っているでしょうが、アコムなどの大手の消費者金融は―。
- これ以上金利を上げることはできない、し
- 下げることもできない
こういう状態なのです。理由は下の通りです。
- 上げられない…法定金利なので
- 下げられない…コストを回収できる、ギリギリの金利なので
まず、これについて説明していきましょう。
アコムの上限金利は、法定金利である
アコムの(というか大手の消費者金融の)上限金利の「18.0%」というのは、法定金利です。つまりこれ以上は、法律で上げられない…という金利ですね。つまり「法律でギリギリの金利」ということです。
というと、金融業に対して偏見を持っている人々は「法律ギリギリの金利なんて、やっぱり高利貸しだ」と思うでしょう。しかし、それは間違っています。「今の法定金利が、金融の常識から考えて、厳しすぎる」のです。
企業が存続できる、ギリギリの金利である
当然ですが、アコムなどの大手の消費者金融も「企業」です(アコムもそうですが、東証1部の上場企業です)。
そして、企業である以上―。
- コストがかかっている
- それをカバーするために、稼ぐ必要がある
また当然ですが、下のように言えます。
- 企業は「人」が集まらなければ存続できない
- 「利益」が出ていない企業には、人は集まらない
- ↑(少なくとも、投資家が集まらないし、投資家が集まらない企業には人材もこない)
こういうことで、企業が存続していくためには「利益」を出す必要があるのです。そして、今の法定金利は、アコムなどのキャッシングを生業とする企業が利益を出すために、最低限ギリギリのレベルなのです(これでもかなり厳しいくらいです)。
なぜ、そう言えるのか
まず「実質年率18.0%」ということは、「このすべてが、ノーコストでそのまま利益になったとして」、年間で18%の利益…ということになります。「利益率18%」ですね。
しかし、当然ですがアコムという企業を運営するために、膨大なコストがかかっています。
- 人件費
- オフィスの地代
- 無人契約機の設置費用
- 無人契約機のメンテナンス費用
- サーバーなどのシステムの管理費用
このように、いくらでも上げることができますが、これらの「膨大なコスト」が、上の「18%」という儲けから引かれるわけです。
- 消費者金融が取っている「金利」は、利益ではない
- これは「売上」である
- ここから「コスト」を引いていくと、実は利益はほとんど出ていない
となるのです。こんなのは当たり前なんですね。誰が、八百屋さんがただで野菜を仕入れている、などと思うでしょうか。八百屋さんが受け取った500円などのお金が、全部八百屋さんの利益になるなんて思っている人が(大人が)、「いたらおかしい」と思うのが普通でしょう。
専門家ですら、この基本中の基本を間違えている
そして、この基本中の基本を、専門家ですら間違えているんですね。消費者金融の金利を見て「この実質年率18%というお金が、まるまるアコムの利益になる」などと書いているわけです。
わざと書いているのか、天然で間違えているのかわかりませんが、どちらにしても―。
- わざと…意図的に世論を誘導しようとしている
- 天然…専門家にしては、あまりに勉強不足
こういうことで、どちらにしても金融の問題を指摘する、学者としての資質に欠けていると言わざるを得ません。
しかし、こと貸金業という分野は、なぜか人間が冷静さをなくし、感情的になってしまう分野なので、こういう「少し考えればおかしいとわかる」主張が、簡単にまかり通ってしまうんですね。
(人間はまったく意識していませんが、自分の頭でものを考えることなどほとんどなく、いつも「もやもやしたイメージ」とか「集団意識」に振り回されているのです。崖に向かって集団で突進するレミングのようなものです)
このように、少々専門家の批判になりましたが、そのように―。
- 利用者からとった利息の中から、アコムなどの消費者金融は、コストを払っていくので
- 利息が全部利益になっているわけではない
「もしそうだったら、どれだけいいか」と、消費者金融の側も思っているでしょう。
ということで、ありとあらゆるコストや、利益を出して投資家や人材を集めていくことを考えたら実質年率18%という金利は、アコムなどの消費者金融が存続するための、ギリギリの金利なのです。アコムのような―。
- 三菱UFJ銀行というメガバンクをバックにつけている
- 戦前から続いているような名門
だからこそ、ギリギリやっていけているだけで、銀行をバックにつけていないような消費者金融にとっては、これでも苦しい状態なんですね。事実、この金利引き下げが行われてから(現在の法定金利になってから)、アイフルは一時期、かなりのピンチに陥りました(今は立ち直っていますが)。
このように、金融業の話が多めになりましたが、こうした理由から―。
- 大手の消費者金融は今の金利以上、上げることも下げることもできない
- だから、みんな同じ金利
つまり、最初にアコムの金利は、大手の消費者金融の平均で、高くも低くもないと書きましたが、これはそういう理由なんですね。没個性ということでもないし、顧客サービスが足りないとか、すべての消費者金融がコモディティ化しているとか、そんなことでもないのです。日本の金融行政が、少々歪んでいるということなんですね。
ということで、アコムの上限金利は他の消費者金融と同じなので、特に比較する必要はありません。そして、次に下限金利の比較に入っていきましょう。
アコムの下限金利は、他の消費者金融より高い?
アコムの下限金利を見て、「他の大手の消費者金融より高い」と指摘するキャッシング情報サイトは多くあります。確かに数字だけ見るとそのようになっています。まず、大手の消費者金融の下限金利を一覧にしましょう。
アコム | 4.7%(実質年率) |
---|---|
プロミス | 4.5%(実質年率 *下限金利のみ記載) |
アイフル | 4.5%(実質年率) |
SMBCモビット | 3.0%(実質年率 *下限金利のみ記載) |
ノーローン | 4.9%(実質年率) |
とりあえず、SMBCモビット・ノーローンは後で比較します。最高借入限度額が違うので。
下限金利は「最高借入枠に比例する」という特徴があるので、比較しやすいのは「最高融資枠が同じ」消費者金融なんですね。なので、アコムと同じ「最高借入枠が500万円」の消費者金融のみで、まず下限金利を比較しましょう。
最高借入枠が500万円の消費者金融で比較する
最高借入限度額が500万円と設定されているのは―。
- アコム
- プロミス
- アイフル
この3つの消費者金融です。そして、これらの下限金利をもう一度一覧にすると、安い方から―。
アイフル | 4.5%(実質年率) |
---|---|
プロミス | 4.5%(実質年率 *下限金利のみ記載) |
アコム | 4.7%(実質年率) |
このようになっています。そして、これを見てアコムの方が0.2%高金利なので、アコムの下限金利は高いというように書いているキャッシングの情報サイトが多いわけです。
しかし、これはあくまで「数字上そう見える」だけであって、実際に支払う利子総額を計算したらほとんど利息差はない…という結論になるはずなんですね。(つまり、この金利差を大きいと言っている人は、計算していないか、意図的に情報を歪めているということです)
そして、実際の利子総額がどのくらいになるのか、試しに計算してみましょう。
実際の利子総額を計算する
まず、この金利の数字は「実質年率」というもの。つまり「年間の利息」を表しています。そして、箇条書きしていくと、下の通りです。
- 下限金利は大体「500万円」まで借りた時の金利である
- ↑(アコム・プロミス・アイフルの場合)
- なので「年率」で「0.2%」の差ということは、「年間」で、「500万円の0.2%」の利息差が出る…ということ
つまり「500万円の0.2%」を計算すればいいわけですね。
- 500万円の1%は「5万円」である
- その5分の1なので「1万円」である
このようになるわけです。
- 500万円を、1年借りて、1万円の利息差
月間に換算すると、「大体800円」ということですね。つまり500万円という超大金を、1年間という長期間借りても、「月々800円」の利息差しかないということです。
つまり「アコムとプロミス・アイフルの金利差は、ないも同然」ということなんですね。「0.2%の金利差」というと、何やら差があるように見えてしまいますが「実際には全然ない」というのが実態なのです。
もちろん、アイフル・プロミスの方が低金利
もちろん、このように「実際の利子総額の差はほとんどない」といっても、どちらにしてもアイフル・プロミスの方が低金利…というのは確かです。なので、これは別にプロミス・アイフルを否定するような考え方ではありません(当然ですが)。
要は、伝えたいのは―。
- たとえ下限金利であっても、「0.2%」という金利差は、違いというほどではない
- まして上限金利だったら、もっと違わない(借入総額が小さいので)
- そういう計算を、しっかりしているサイトだけ、信用すべき
キャッシングの情報サイトの中には「実質年率」の意味すらよくわかっていないというライターさんが書いているものが多くあります。そうした情報には惑わされないようにしてください。
SMBCモビットの下限金利と比較すると?
今度は、アコムとSMBCモビットの下限金利を比較してみましょう。
アコム | 4.7%(実質年率) |
---|---|
SMBCモビット | 3.0%(実質年率 *下限金利のみ記載) |
このようになっています。そして、何でこれだけ大幅に下限金利が違うのかというと最高借入限度額が違うというのが一番の理由なんですね。
- アコム…500万円
- SMBCモビット…800万円
なんでこれで下限金利の差がつくのかを、説明します。
キャッシングの金利は、借入金額によって変わる
これはキャッシングのいろはと言ってもいいくらいの基本中の基本ですが―。
- キャッシングでは、借りている金額によって、適用金利が変わる
- たくさん借りるほど、低金利になる
こういう法則があるわけです。なので、下のようになります。
- 最高借入限度額が大きいということは、当然「たくさん借りる」時のマックスが大きい
- ということは、「一番安い金利」も、当然安くなる
- だから、最高借入限度額が大きい消費者金融が、下限金利も低金利になる…というのは当然
むしろ最高借入枠で勝っているのに、下限金利で負けるということがあったらおかしいわけです。
ということで、SMBCモビットとアコムの下限金利を比較する時は、「最高融資枠」も合わせて比較する必要があるのです。そして、合わせて比較してみましょう。
- アコム…「500万円」で4.7%(実質年率)
- SMBCモビット…「800万円」で3.0%(実質年率)
これを見て、どっちが低金利かを当てるのは、少々厳しいです。ただ、参考になるデータをあげておきましょう。
SMBCモビットが「800万円」になる前の下限金利は?
実は、SMBCモビットは以前は、アコムと同じで「最高借入限度額500万円」だったのです。なので、下のようになります。
- その時の下限金利を見れば、SMBCモビットが「500万円」の時に、いくらの金利になるかわかる
そして、その時のSMBCモビットの下限金利は、「4.8%」だったのです。つまり「アコムより0.1%高かった」わけですね。
0.1%の金利差は、ほとんどないも同然だが…
もちろん、先に書いたようにたとえ下限金利といっても、0.1%の金利差は大した違いではないのです。ないも同然の違いですね。
なので、このアコムとSMBCモビットの下限金利の差(以前のものですが)も、ハッキリいって「同じ金利」と言ってもいいくらいです。
ただ、確かなことは0.1%の金利差とはいえ、アコムの方が500万円の時の下限金利は、今も安い可能性が高いということ。つまり、SMBCモビットと比較した時は「おそらくアコムが勝つ」ということですね。
ただ、下限金利はほとんどの人には関係ない
ただ、これは序盤でも書いたことですが、多くの人のキャッシングにとって、下限金利というのは無関係なものです。理由はもう大体わかると思いますが、下のように言えます。
- このアコム・SMBCモビットの比較だと、下限金利が適用されるためには、「500万円」か、それに近い金額を借りる必要がある
- それだけのキャッシング審査に通る人は、ほとんどいない
実際、500万円のキャッシング審査に通るのがどのくらい難しいのか、法的な説明をしましょう。
500万円のキャッシング審査は、基本的に通らない
アコムは「消費者金融」なので「貸金業法」という法律の規制を受けます。そして、この貸金業法の中には「貸金業法第13条の2第2項の規定」というルールがあります。これは、年収の3分の1までしか借りられないというものです。
そして、ここから計算すると下のようになります。
- 500万円キャッシングするには、その3倍の年収が必要になるので、年収1500万円が必要
となるのです。ちなみに、年収1300万円あれば、大体日本の上位1%に入ると言われています。(『お金持ちの教科書』の加谷珪一氏によれば)
つまり、500万円という高額キャッシングをするのに必要な年収は、日本人の上位1%よりも、さらに上の年収ということですね。これだけ稼ぐのも大変ですし、それだけの高額所得者が、アコムでキャッシングするということも考えにくいので、「500万円借りた時の金利=下限金利」を比較すること自体、若干ナンセンスなのです。
(もちろん、設定されている以上比較すべきですし、下限金利がどういう意味を持っているのかわからない方に、説明するという必要があるのですが)
何はともあれ、このような理由から―。
- 下限金利は、ほぼ全ての人のキャッシングに、影響しない
- だから、SMBCモビットが勝とうがアコムが勝とうが、ほとんど意味は無い
意味が無いといっても、もちろん「下限金利の安さで勝負する」という、大手の銀行カードローン・消費者金融の企業努力を否定しているわけではありません。ただ、下のように言えます。
- 利用する消費者にとっては、実質「あまり関係ない金利である」
- ということを、知っておいた方がいい
保険とか金融等の商品はどこを見て判断すればいいのか、よくわからないという人が多いでしょうからね。そうした方のためのガイド…ということです。
ノーローンの下限金利と、アコムを比較すると?
今度は、まだ比較していないノーローンの下限金利と、アコムの下限金利を比較してみましょう。まず一覧にします。
アコム | 4.7%(実質年率) |
---|---|
ノーローン | 4.9%(実質年率) |
そして、これを見ると「アコムの方が低金利」と思う人が多いでしょうが、これは違います。というのは最高借入限度額が違うからです。先ほどのSMBCモビットの時と同じです。
- アコム…500万円
- ノーローン…300万円
こういう風なんですね。そして、今回はSMBCモビットの時とは逆で―。
- アコムの方が最高融資枠が大きいので、下限金利が安くなるのは当然
そして、もう一度最高借入枠も合わせて比較してみると、下のようになります。
- アコム…「500万円」で4.7%(実質年率)
- ノーローン…「300万円」で4.9%(実質年率)
これはもう、どちらが低金利かは一目瞭然でしょう。(あこの記事で書くのも恐縮ですが)断然、ノーローンの下限金利の方が安いということができます。
単純に下限金利だけ見ると「アコムの方が0.2%低金利」と思う人が多いでしょうが、実際には全然違うわけですね。「ノーローンの方が安い」のです。
これは別にアコムを否定しているわけではなく―。
- キャッシングの金利というのは、特に下限金利になると、こうやって冷静に計算しないとわからない
- だから、適当なキャッシングの情報サイトを鵜呑みにしないでいただきたい
消費者金融や銀行カードローンの比較というのは、特に金利面では「借入金額」が関係してくるので、かなり難しいんですね。複雑なのです。
繰り返すが、下限金利は関係ない
そして、このように「ノーローンの下限金利の方が、アコムの下限金利よりも安い」という結論になりましたが、下限金利は、ほとんどの人のキャッシングにとって、ほぼ無関係というのを、ここでも思い出してください。
つまり、一応比較はしましたが、「そもそも多くの人にとって関係ない金利」なので、別にどちらが高かろうが、低かろうが無関係なのです。
あくまで「アコムの金利」について詳しい情報をお届けするために比較しているだけであって、本当は「下限金利など無視していい」というのが私の本音なんですね。(私の本音というより、事実です)
なので、再度強調しておきますが―。
- キャッシングの金利を見る時、「下限金利」は見る必要がない
- 「上限金利」だけ見ておけばいい
これからお金を借りる時に「できるだけ低金利でキャッシングしたい」と思っている方は、この鉄則をぜひ意識して下さい。
まとめ「アコムと他の消費者金融の金利比較」
以上、アコムと他の大手の消費者金融の金利を比較してきましたが、再度結論をまとめます。
- 上限金利はまったく同じである
- 下限金利は多少違う
- アコムが負ける相手は、プロミス・アイフル・ノーローンである
- SMBCモビットには勝っている
これらしかし、下限金利は関係ないので、無視していい…ということですね。
補足「プロミスの上限金利」との比較
上のまとめを見て、キャッシングの知識がある人は「プロミスの上限金利は?」と思ったかも知れません。というのは「上限金利は皆同じ」と書いたものの、実は「プロミスの上限金利は、少し安い」からです。
- 他の消費者金融…18.0%(実質年率)
このようになっているんですね。0.2%だけ、プロミスの上限金利が安いのです。しかし、これも計算してみると、全然大した利息差になりません。その計算をここで書きます。0.2%の上限金利の差は、どれくらいの利息差になる?先ほどの「下限金利の比較」と同じ要領で計算できます。
- たとえば「100万円」キャッシングしたとする
- ↑(上限金利は100万円未満での適用金利なので)
こういうのがスタートで―。
- 年間で「100万円の0.2%」の利息が発生する
- 100万円の0.2%は、100万円の1%が「1万円」で、その5分の1なので「2000円」
こうなります。
- 100万円を
- 1年間借りて、2000円の利息差
月間に換算すると「わずか180円」です。100万円という大金を1年間借りて、毎月180円の利息差しかないということですね。比較するのもどうかと思うくらいの少額の違いしかない…ということがわかるでしょう。キャッシングの金利というのは、本当に「計算してみないとわからない」ものなのです。上限金利でも下限金利でも。そして、この利息差は「100万円」のキャッシング総額の時なので、借入総額がもっと小さくなれば、当然利息差も小さくなっています。単純計算で―。
- 100万円…180円
- 50万円…90円
- 25万円…45円
- 10万円…18円
「18円って…」と、脱力した人も多いでしょう。これが「上限金利の0.1%の金利差」の現実なのです。まるで「空想科学読本」のように「計算してびっくり」という状態でしょう(笑)。(こういう数字が出るほうが、むしろ計算の醍醐味がありますね)*超余談ですが、醍醐味というのは「乳製品の料理」という意味です。ブッダが断食の苦行をしていた時、村で出会ったスジャータという娘が、ブッダを見かねて、醍醐味(おそらくヨーグルトのような料理)を食べさせたんですね。そして、この時ブッダは「生きる喜び」に目覚めた…ということです。つまり、「醍醐味=本当の楽しみ」のような意味で使われますが、そうして使われるようになったのは、「ブッダがこの時、生きる楽しみを知った」からなんですね。(この瞬間に悟ったわけではないのですが、大きな転換点になったので)アコムは「初回30日間無利息」でキャッシングできるまた、アコムの金利について語る時「初回30日間無利息」というサービスがあることは、非常に重要です。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- アコム以外では、消費者金融ではプロミス・アイフル
- 銀行カードローンでは、新生銀行カードローン レイクがやっている
こういうサービスです。そして、初回30日間無利息の内容について書くと下の通りです。
- 別に、一ヶ月で完済できなくてもいい
- 31日目から、利息のカウントが始まるだけ
- 最初の30日の利息は、未来永劫なかったことになる
つまり初回30日間無利息は、借り手にとって一切リスクがないということですね。「リスクがないなんて、そんなおいしい話があるのか?」と思われるかも知れませんが―。
- これをきっかけにキャッシングにハマってしまい、そのまま借入超過・多重債務になる
こういうリスクはあります。ただ、これは言うまでもなく―。
- 初回30日間無利息があってもなくても同じだし、これを言うならスマートフォンだって「中毒になるリスク」があるし、自動車だったら「交通事故で死ぬリスク」があるし、ケーキだって「長期的に健康を害するリスク」がある
こういうことで、人間の商品・サービスが、全否定されてしまうということです。そもそも、人間は生まれた時からすでに「死ぬリスク」を抱えているわけですからね。なので、こういう「○○のリスク」などと言い出したらきりがないのです。確かにアコムの初回30日間無利息などのサービスによって、金銭感覚のない人や自制心のない人だと、そのままキャッシングにはまってしまう…ということもあるでしょう。しかし、下のようにも言えます。
- それはアコムのせいではない
- キャッシングという業種のせいでもない
- その人のせいである
- その人は、たとえこの世にキャッシングがなくても、砂糖・お酒・タバコ・ギャンブル・夜遊び…、というものに、必ずはまっただろう
- ということで、キャッシングのせいではない、その人のせいである
これは少々厳しい書き方のようですが、そうではありません。こういう「明らかに本人が悪い」ものまで、アコムという企業や、キャッシングという業種のせいにすると、世界が(というか世論が)ゆがんでいくのです。
- 正しいものは正しいと言い、間違っているものは、間違っていると言う
これが正しい言論のあり方です。この点で、「初回30日間無利息」などのサービスがデメリットになることがあれば、「それは完全にその利用者のせい」なので、その「責任の所在」を明確にしなければいけないのです。それが本人のためでもあります。(何でもかんでも社会のせいとか、貸金業のせいにしていたら、誰よりも本人の人生が、いつまでたってもそのままなのです)このように、少々人生論になりましたが、要するに「初回30日間無利息」にデメリットはないということです。完全な「アコムなどの消費者金融・銀行カードローン側のサービス」ということですね。30日で完済できなくても、まったく問題なしそして、これは上にも書いた通り初回30日間無利息というのは、「もし30日で完済できなくても、問題ない」という風になっています。
- 「31日目」を一日目として、利息の計算が始まる
- 「最初の30日で発生していたはずの利息」は、今後もずっと「なかったこと」になる
なのでもし30日で返済できなかったら、まとめて利子を請求されるのでは?という心配をする必要はない…ということですね。なので、繰り返し書きますが「メリットしかない」システムなので、ぜひ有効に、安心して活用してください。プロミス・アイフルも、初回30日間無利息がある大手の消費者金融の中では、アイフル・プロミスも初回30日間無利息のサービスを提供しています。内容についてアコムとの違いは特にありません。強いて言うならプロミスは、メールアドレスとWEB明細利用の登録が必要ということですが―。
- これは、申し込みと同時に、カンタンにできる作業である
- 特に複雑な手続きが必要なわけではない
こういうことで、難しく考える必要はありません。プロミス側の念押し…のようなものだと思ってください。(つまり、ウェブの決済画面でよくある「個人情報の取扱に、同意しました」という項目にチェックを入れる、みたいなものですね)ということで、大手の消費者金融の初回30日間無利息については下の通りです。
- アコム・プロミス・アイフルの3ブランドが提供している
- それぞれの内容の違いはない
こういうシンプルな情報になります。ノーローンには「何度でも1週間無利息」がある消費者金融の無利息期間について合わせて書くと、ノーローンでは「初回30日間無利息」こそないものの「何度でも1週間無利息」という、独特の無利息サービスがあります。これについてポイントをまとめると、下のようになります。
- アコムの「初回30日間無利息」などは、文字通り「初回」しか使えない
- つまり、「まだアコムで借りたことがない人」だけが使えるサービス
これが、アコムの初回30日間無利息との比較で―。
- ノーローンの「何度でも1週間無利息」は、文字通り「何度でも」OKなので、月末の給料日前など、定期的に訪れるピンチで、繰り返しお世話になることができる
「定期的にピンチになっちゃいかんだろ」と思うかも知れませんが、その通りです。それはそれで別途解決する必要があるのですが、それは置いておき。こうした「定期的にお金がなくなる」という人は、やはりいるかと思います。あるいは「定期的」でなくても、一時的にお金が必要になるということは、特に自営業・個人事業主・フリーランスの方だと多いでしょう。リアルビジネスの個人事業主・自営業の方々に便利リアルビジネス…というのは、ネットビジネスをやっている人間しか使わない言葉かも知れませんが、要するに「実業」です。たとえば、例を出すと下の通りです。
- 造園業
- リフォーム業
- 商店主
こうしたものですね。業種をあげたらきりがありませんが、要するに「店舗を構えて、物体としての商品やサービスを扱っている」ということです。たとえば「出張マッサージ」などもリアルビジネスですが、これはあまりコストがかかりません。これに対して「造園業」などは、仕事が入るたびに、かなりのコストがかかります。
- 大工さんの手配
- (案件によっては)ショベルカーなどの手配
- 造園のための、苗木などの手配
- (小さいけど)ご近所に持っていく菓子折
このように、1回の案件をこなすために、ありとあらゆるコストがかかるわけですね。一度に数百万円の費用が必要になる…ということもあるのです。そして、代わりに数百万円払ってその仕事を引き受ければ、半年後に500万円が入る…という場合、明らかに引き受けるべきでしょう。
- お金が入るのもあるし、何より、そういう「実績」を残した
こういうことが肝心なのです。ホリエモン(堀江貴文氏)が起業直後の生活を振り返って「とにかく、仕事を断ることはなかった」と以前語っていた(と記憶します)が、これは自営業・個人事業主や会社経営者・法人代表者の方々にとって、非常に重要なことなのです。もちろん、どんな仕事でも引き受けて、それで振り回される…ということはあってはならないのですが、「自分を見失うような仕事」でなかったら、がんがん引き受けて「困った時の○○さん」になるといいんですね。やなせたかしも、アンパンマンで有名になったのは60才前後からですが、その前からデザインやイラストの業界では困った時のやなせさんとして有名だったのです。そして、何でそんな話をしているかというと、下の通りです。
- 自営業・個人事業主の人々が、そうやって「頼られる」存在になるためには、臨時で入った大口の、急ぎの仕事でも、かならず引き受けなければならない
- しかし、造園業などは数百万円単位の準備金がいるので、そのお金が手元にないことは、しばしばある
- そういう時「何度でも」借りられるのは魅力
借りられても、無利息期間が1週間では、あまり意味がないだろうと思われるかも知れませんが、実は自営業・個人事業主の場合、これで十分なのです。この世界では「給料日は月1回ではない」んですね。入金が月に何度もあるのです(代わりに、遅れて支払われることが多いのですが。特に大企業が相手だと、足元を見てきます)というように大変な部分もありますが、入金が月に何度もあるので、ノーローンのように「何度でも1週間無利息」というサービスで最高300万円まで融資してくれると、これは非常に助かるわけですね。「1週間借りるだけで、資金繰りがなんとかなる」ということは、しばしばあるからです。もちろん、もっとスパンが長い場合は、アコムなどの初回30日間無利息の方が便利なのですが、要はこのように―。
- 初回30日間無利息でも、何度でも1週間無利息でも、それぞれのメリットがある
このようになるわけです。SMBCモビットのみ、無利息期間がないそして、ここまで書いてきた通り、アコム・アイフル・プロミス・ノーローンは、みんな何らかの無利息サービスを持っている…ということです。初回30日間無利息か何度でも1週間無利息のどちらか…ということですね。そして、唯一無利息サービスがないのがSMBCモビットです。というとSMBCモビットの否定をしているようですが、そうではありません。
- SMBCモビットは、事前審査が10秒で出来る
- WEB完結申込が一番カンタンで、申し込みやすさで群を抜いている
こういうメリットがあるのです。要は下の通りです。
- 申し込みやすさをとるか、低利息(無利息期間)をとるか
と言う二者択一であり、別にSMBCモビットが優れているとか劣っているとか、そういうわけではないんですね。これは別にアコムやSMBCモビットとの比較、無利息期間の有無に限った話ではないのですが、何でも一面だけでは判断できない…という基本を大事にしてください。(たとえば、歯の健康というと「歯だけ」で考えることが多いでしょう。しかし、実際には歯は「頭蓋骨の一部」であり、頭蓋骨は「全身の骨格」の一部です。なので、精神が健康であれば頭蓋骨も健康になり、頭蓋骨が健康になれば、歯も健康になる…という風につながっているんですね。歯だけではなく、何もかも全身の健康として、つながっているのです)そして、このように「全部つながっている」「一部だけでは判断できない」ということを、漫画『バガボンド』では、沢庵和尚がこう表現しています。「見るともなく全体を見る。それがどうやら『見るっ』ということだ」と。つまり、キャッシングの比較でいうなら、一面だけで比較するのではなく、全体を見て判断すべき、ということです。何にでも言えることですが。銀行カードローンの無利息期間と比較すると?ここまでは「アコム以外の消費者金融」の無利息サービスと比較してきました。ここからは「銀行カードローン」の無利息期間と比較していきましょう。「利息キャッシュバック」という、少し変わったものを除くと、まず「恒常的に」無利息期間を提供しているのは、新生銀行カードローン レイクのみです。
- 初回30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
このようになります。初回30日間無利息の内容については、アコムと同じです。ということで、特に比較する必要はありません。ここではアコムにはない(というより他の銀行カードローン・消費者金融にもない)5万円まで180日間無利息について、解説していきましょう。5万円まで180日間無利息とは?これも文字通りなのですが、多くの人が疑問に思うのは、借入総額が5万円を超えていたら、どうなるのか?ということでしょう。これは「大丈夫」です。
- キャッシング金額が5万円を超えても、「超えた分」だけ利息がかかるだけで、「5万円の部分」については、完全に無利息
つまり、極端な話下のように言えます。
- 「100万円」キャッシングしていても、「5万円」は無利息で、「95万円」の部分だけ、利息がかかる
もっとも、100万円もキャッシングするのは、あまりおすすめできませんが。5万円分無利息になると、実際の利子総額でいくら?これは「750円」です。(概算ですが)計算を書くと下の通りです。
- 新生銀行カードローン レイクの金利は、18.0%である
- 正確に言うと「100万円以下の時の金利」
- そして、この18.0%というのは、1万円を1ヶ月借りた時で、150円の利子がかかる
- ということは、5万円で750円の利息になる
このようになるわけです。
- 新生銀行カードローン レイクでキャッシングすると、最初の半年間、かならず「利息が750円割引」になる
「5万円まで180日間無利息」というと、いくら安くなるのかよくわからないでしょうが、半年間、750円の利息が割引になると考えるとわかりやすいでしょう。これは大きいのか小さいのか?仮に「6ヶ月ずっと5万円」借りていたとすると、750円×6ヶ月なので、「4500円」の利息が浮く…ということになります。これを大きいと思うか、小さいと思うかは、人によるでしょう。ただ、下のように言えます。
- 4500円あれば何を買えるかを考えると、大体の人にとっては大きいし、特にキャッシングをしている時点で、普通の人よりお金に困っているわけだから、普通の人以上に出費を減らさなければいけない
- だから「大きい」と思わなければいけない
このようになるわけです。
- 自分本人の感情で「大きいと思うか、小さいと思うか」ではなく、客観的に見て「大きいと思わなければいけない」ということ
なんですね。つまり「矛盾」に気づかなければいけないということです。
- お金がない自分が、お金がある人より、余計な支出をしている
こういうことに。そもそもキャッシングの利息というのは、お金がある人だったら「払わなくていいお金」ですからね。利息に安いも高いもないのです、実は。「お金持ちだったら払わなくていいお金」という時点で、「すべての利息は高い」と思わなければいけません。と書くと、消費者金融・銀行カードローンを批判しているようですが、そうではありません。
- 住宅ローン
- 教育ローン
- 自動車ローン
- 奨学金
- その他の分割払い
このように、すべてでついて回る「利息」は、本来払わなくていいお金なのです。
- お金持ちであるか、もしくは「買うのを我慢するか」
のどちらかであれば、払わなくてよかったんですね。前者はすぐに離れなくても、後者は「今すぐ」なれたはずです。「それをしなかった・できなかったのはなぜか」ということを、常に考えなくてはいけません。(つまり、その買い物は、その義理立ては、本当に必要だったのか?というようなことです)と、お金の使い方に関する本質的な話になりましたが、このような理由から、新生銀行カードローン レイクの「5万円まで180日間無利息」で帳消しにされる「半年間で4500円」という利息も、かなり大きいものである(というより、そう思うべき)ということがいえます。なので、アコムの初回30日間無利息ともある程度関係する話ですが、こういう無利息の数字を見て「大きい」と思う習慣をつけましょう(お金を大切に思う、ということです)静岡銀行の「最大45日間利息キャッシュバック」についてここまでは新生銀行カードローン レイクと楽天銀行スーパーローン(カードローン)の無利息期間について、アコムと比較してきました。先にこれらだけ書いたのは「わかりやすい」からです。そして、銀行カードローンの無利息サービスにはもう一つ「わかりにくい」ものがあります。しずぎんカードローン「セレカ」が提供している最大45日間利息キャッシュバックというものですが、この仕組みについて説明していきましょう。(アコムの初回30日間無利息とどっちが得かということもわかるので)「利息キャッシュバック」の意味は?まず「利息キャッシュバック」の意味から説明すると、箇条書きで下のようになります。
- 利息を「一度は」払う
- 払った後で、静岡銀行が「キャッシュバックを計算」し、それが後日、自分の口座に振り込まれる(戻ってくる)
このようになるわけです。
- 「一度は」払わないといけないので、「一度も」払わなくていい「無利息期間」と比較すると、「利息キャッシュバックの方が、少々不便」となります。
ただ、そうした不便さ・わかりにくさはあるものの―。
- アコムの無利息期間は「30日」で固定である
- しかし、しずぎんカードローン「セレカ」の方は、「最大45日」と1.5倍になる
こういうメリットがあります。なので、もし「45日」になるのであればアコムの初回30日間無利息よりも低利息になるということですが、どういう状況・条件だったら、45日になるのか。それを説明します。どういう計算で、45日になるのか?これも箇条書きで説明していきます。
- しずぎんカードローンの返済日は、「毎月10日」である
- そして、最初に借り入れをした日から、「1回目」の返済日までの日数をカウントする
こういうのがスタートです。そして、例えば「4月26日」に借りたとしましょう。
- 「4月26日」から「5月10日」まで、期間は「14日」である
- この時は「まだ無利息期間が短い」ということで、キャッシュバック期間が「6月10日」まで延長される
そのため、下のように言えます。
- 4月26日→5月10日…14日間
- 5月10日→6月10日…31日間
- 合計…45日間
となるわけですね。これが「最大45日」のキャッシュバックになる条件です。そして、これがもし「3月26日」からだとすると下のようになります。
- 3月は4月と違い「31日」まである
- つまり、最初の返済日「4月10日」まで、「15日」ある
- このように「1回目の返済日」まで15日ある場合は、ここまでで、利息キャッシュバックは終わり、となる
- つまり「15日キャッシュバック」で終わる
これが「最短」のケースですね。
- 「3月26日」に申し込んだり、あるいは4月でも、4月「25日」など、一日早く申し込んだ場合は、「15日」のキャッシュバックになってしまう
早く申し込んだのがあだになる…ということですね。ちなみに、この利息キャッシュバックの期間の計算は―。
- その月が、30日までか、31日までか、延長される月が、30日までか、31日までか
こういうことによっても日数が異なります。延長される月が「30日」だった場合は、最長でも「44日」のキャッシュバックとなります。このように、しずぎんカードローン「セレカ」の利息キャッシュバックは計算がやや複雑なのですが、とりあえずシステムとしてはこのようになっています。なので、下のようになります。
- 最短…15日
- 最長…45日
こういうことで、下のように言えます。
- 運が悪ければ…アコムの半分の無利息期間
- 運が良ければ…アコムの2倍の無利息期間
運というよりタイミングですが、もしタイミングよく借りられる場合は、しずぎんカードローン「セレカ」で借りるというのもおすすめです。最初の5ヶ月は、銀行カードローンより低利息上のしずぎんカードローン「セレカ」との比較を詠んでいて―。
- そもそも銀行カードローンの方が低金利なんだから、静岡銀行で借りるタイミングに関係なく、しずぎんカードローン「セレカ」の方が低利息では?
と思った人もいるでしょう。確かに一理ありますが―。
- もし「無利息期間がない銀行カードローン」の場合―。
- 初回30日間無利息のアコムと比較すると、最初の5ヶ月は、アコムの利息総額の方が安い
このようになるんですね。この計算がどうして成り立つのか、返済のシミュレーションをしてみましょう。アコムの方が低利息になるという計算まず、アコムと一般的な銀行カードローンの月々の利息を比較すると、下のようになります。
- アコム…約1500円
- 銀行カードローン…約1200円
つまり毎月300円、銀行カードローンの方が低利息ということですね。(申し遅れましたが、これは「10万円」をキャッシングしている時の利息です)そして、アコムは初回30日間無利息なので、この無利息サービスがない銀行カードローンと比較すると、1ヶ月目の利息は下のようになります。
- アコム…0円
- 銀行カードローン…1200円
つまり「アコムが1200円リードする」ということですね。そして、下のように言えます。
- それ以降(2ヶ月目から)は、銀行カードローンの方が「300円」安いので、この「1200円」のリードが、毎月「300円ずつ」縮まっていく
なので「4ヶ月で差が埋まる」ということですね。そして、最初の1ヶ月はすでに終わっているので「1ヶ月プラス4ヶ月」ということで、合計5ヶ月は、アコムの利子総額の方が安いという結論になるわけです。なので、「5ヶ月以内に返済できるのであれば」アコムで借りた方が、一般的な銀行カードローンよりも低利息…ということになるわけですね。意外かも知れませんが、これが初回30日間無利息の力です。アイフル・プロミス・新生銀行カードローン レイクでも同じ同じ計算はプロミス・アイフルと新生銀行カードローン レイクでも成り立ちます。これらも「初回30日間無利息」があるからですね。こう書くと、いや、新生銀行カードローン レイクは銀行カードローンだから、違うのでは?と思う人もいるかも知れません。これはもっともな疑問ですが―。
- 新生銀行カードローン レイクの金利は、4.5%~18.0%ということで、アイフルと同じである
- つまり、消費者金融と同じ計算でOK
ただ、新生銀行カードローン レイクは先に書いた通り5万円まで180日間無利息というサービスもあるので、この分「もう少し、長期間借りても低利息」になります。つまり「大体半年は、どの銀行カードローンよりも新生銀行カードローン レイクの方が低利息」と考えていいでしょう。(5万円まで180日間無利息の期間中に、どれだけ返済したかにもよりますが)アコムの利子総額を、より安くする方法初回30日間無利息を利用する以外で、アコムでの支払い利息を、より安くする方法はあるか―。これは、一応あります。と言っても「早期返済する」というだけのことですが。ポイントをまとめると、下のようになります。
- 早期返済は、実は一番重要である
- 早期返済さえしていれば、ヤミ金で借りてもいいくらいである
「ヤミ金でお金を借りてもいい」というと少々極端ですが、実際に沖縄の国際通りなどの商店街では、現在でもヤミ金が「まともなビジネス」として、活動しているという現実があります。(ヤミ金というより、彼らは高利貸といった方がいいのですが)これは「早期返済がいかに重要か」というヒントになるもので、『貸せない金融』でも紹介されている話なので、ここでもまとめておきます。なぜ、早期返済すればヤミ金で借りてもいいのかその沖縄の国際通りの商店街で活動しているヤミ金というのは、「トイチ」(10日で1割)の金利で融資をしています(現在もそうかはわかりませんが、その『貸せない金融』が書かれた2009年頃は、そうだったとのことです。)この10日で1割というのは『ナニワ金融道』でも「ヤミ金」として悪役が登場するくらいの「高利貸」なのですが、国際通りの商店街の商店主たちは、歓迎して利用しているのです。理由は、まず「トイチ」というのが実際の利子総額でどうなるのか、計算してみるとわかります。試しに計算してみます。
- 5万円借りたとする
- 5万円の一割は「5000円」である
- 「10日で1割」なので、「10日で5000円」払えばいい
- ということは「1日で500円」の利息
そして、これが観光シーズンで繁忙期の商店街だと下のように言えます。
- 5万円借りる
- その5万円で仕入れをする
- 仕入れた商品を、その日中に観光客に売る
- 数万円の利益が出る
- 翌日、500円の利息をつけて、返済する
このようになるわけです。たとえば「2万円」の利益が出ていたとしたらそこから500円払うだけなので、全然痛くないわけですね。むしろ―。
- 消費者金融・銀行カードローンのようにいちいち審査せずに、すぐに現金を数万円渡してくれて、しかもこちらから出向かなくても「高利貸」の方から来てくれて、「回収」もやはり、向こうから来てくれる
このような点で「銀行カードローン・消費者金融からキャッシングするより、断然いい」というのが、商店主たちの本音なのです。繁忙期の国際通りのような場所では「たとえ15分でも、店を空にするわけにはいかない」ですからね(一人で切り盛りしている店舗の場合)。なので、下のようになります。
- 向うからお金を持ってきてくれて、回収にも来てくれる
- という「出張料」として、500円を払う
こういうことなのです。出張料だけではなく「無審査で借りられる」ということに対する「サービス料」もあります(このサービス料というのは「それだけのリスクを背負ってくれた」「自分=商店主を信用してくれた」ということに対する感謝でもあります)こうした実例を見ても―。
- トイチという「完全なヤミ金」ですら、短期返済すれば、全然問題ない
- だから、キャッシング全般で、一番低利息を実現する方法は、自ら「早期返済」をすることである
早期返済をするには「稼ぐ」必要がある気づいた人もいるでしょうが、上の沖縄の国際通りの例で、商店主が早期返済できているのは「稼ぎ」があるからです。稼ぎがあるからこそ、トイチのような高金利でも、迷わずお金を借りることができるし、返済も問題なくできるんですね。なので、早期返済をするには「稼ぐ」ことが最重要なのです。つまり、キャッシングで一番の低利息を実現する方法は、下のようになります。
- 「低金利」の借入先を探して申し込むことでもなく、「初回30日間無利息」などのサービスに頼ることでもなく、自分で稼ぎを増やして、さっさと完済する
こういうことなのです。でその稼ぎをどうやって増やすのかということに、もっとも神経と時間・労力を使うべき…ということなんですね。多くの人は、神経の使い方を間違っている『イシューから始めよ』というベストセラーがありますが、実は多くの人の仕事は、キャッシングの返済でも普通のビジネスでも、とにかく「一番重要なのは何か」という見極めがまず、間違っているのです。これは『エッセンシャル思考』など、最近の他のベストセラーでも言えることですが、とにかく「本当に重要なのは何なのか」という見極めにこそ、時間と労力を使うべき…ということなんですね。そして、これが「キャッシングで低利息で返済する」ということであれば、先に書いた通りとにかく稼ぐことが最重要なのです。で「どうやって稼ぐのか」という方法を探す、計画を立てる…ということにこそ、時間を使うべきなんですね。リンカーンの名言に学ぶこういう考え方のことを、リンカーンは下のような名言で表現しています。「もし半日で大木を切り倒せと言われたら、最初の1時間は、斧を研ぐことに使うだろう」リンカーンは、少年時代は農場や森林がある田舎で育ったので、こういう例え話をしているのですが、これが意味することは、下のように言えます。
- 何かの仕事に取り組む時は、やみくもにその作業を始めるのではなく、最初に作業の段取りをつけることが大事
こういうことなのです。私は以前はイラストレーターでしたが、絵を描くときもやはり―。
- 人物画を描く時は、「ここに頭部」「ここに胴体」「ここに腕」…
- という「大体のあたり」をつけてから書く
こういうのが基本です。もちろん、「クロッキー」というそういうのを無視して一気にスピーディーに描くやり方もあるのですが、まじめにゆっくり描く石膏デッサンなどは、そうやって「当たり」をつけるところから始まるのです。なので、キャッシングの返済でも、特にその金額が高額になればなるほど―。
- まず、いつまでに完済したいのか
- そのためには、毎月いくら返済すればいいのか
- その月々の支払いのためには、あといくらの余裕が毎月あればいいのか
- そのためには、月収をいくら増やすのか
- それだけ月収を増やすには、時給いくらで、何時間働けばいいのか
- それは、どんな仕事だったらできるのか
こういうことを考えて、まず「仕事の条件」を絞るわけですね。そして、下のように言えます。
- それに合致した仕事を、求人広告やネットからピックアップし、条件のいい順に並べ、機械的に、上から順番に申し込んでいく
- 面接で受かった所で、そのまま働く
このようにすればいいのです。ここで重要なのは「機械的」に決めるということです。「計算上、これがベストである」となったら、もうその計算・シミュレーションにそのまま従うのがベストなのです。コイントスの実験に学ぶアコムで低金利を実現する上でも重要なことなので、少々人生論的な話になりますが、続けます。『ヤバイ経済学』という世界的なベストセラーがあるのですが、その著者二人は、こういう実験をしています。
- 二人のウェブサイトに集まった、数千人の読者に対して、「AかBか迷っている」ということについる
- 著者二人が「コインを投げ」、それで「機械的に」決める
こういう実験です。それで、「半年後に、彼らが前より幸せになったか、不幸になったかの統計をとる」…というものです。そして、この結果は半々となりました。
- コインを投げて適当に決めても、決して不幸にはならない(幸せとも限らないが)
ちなみに、この「AかBか」という決断は、かなり重要なものも混じっていて―。
- 今の仕事をやめるべきか
- 今の恋人と別れるべきか
- 大学院に進学するべきか
という、人生を左右するものもありました。それを「コインで」決めたって、大した違いはなかったんですね。こう書くといや、半々じゃダメだろう。考えれば8割くらいは成功するはずだと思うかも知れませんが、そうとも限らないのです。というのは、下のように言えるからです。
- 投資の世界で、過去50年間に、2000人のアナリストがたてた統計を、すべて追跡した結果、的中率は「50%を下回った」
と言う結果が出ているからです。これは複数の追跡調査で似たような結果が出ていて、投資の世界では、アナリストは、チンパンジーのダーツ投げに劣ると言われています。(チンパンジーがダーツを投げて、あたった銘柄に適当に投資した方が、むしろ儲かるということです)仕事選びも、あれこれ考えることは意味がないそして、何がいいたいのかというと人間があれこれ考えても、実は本人が思っているほど、結果には影響しないということ。これは
- どんな道を選ぶか、ではなく
- 選んだ道で何をするか
たとえばこれを高村光太郎の「道程」という詩では、下のように表現しています。「僕の前に道はない。僕の後ろに、道はできる」これが意味することは、「道は、最初から決まっていて、用意されているのではなく、自分で作っていくものなのだ」ということ。つまり、我々が仕事選び、バイト選びなどで迷うのは―。
- すでに道が用意されている
- そこを歩むと「必ずこういう人間になる」と決まっている
と思い込むからです。しかし現実には―。
- どんな道を歩いても、そこでどんな人間になるかは自分次第なので、「その道で何をするか」が一番重要
なので、「コイントス」は、ある意味合理的なのです。これこそまさに「そこで、自分がどうするか」にすべてがかかっているわけですから。(そして、その覚悟がなかった人は「不幸せになった」という回答をしたのでしょう。逆に「どういう状況でも、楽しんで受け入れる」と決めていた人は「幸せになった」という回答をしたのでしょう)なので、アコムの返済を早めるために、何かのアルバイトを始める…となった時も仕事選びで、迷う必要などないということですね。
- 大まかな条件だけ絞って、それに合致するものを機械的にピックアップし、よさ気な順番に上から並べていったら、後は順番に申し込んで、受かった所で働くだけ
そして決まった職場で、楽しんで働くということです。「置かれた場所で咲きなさい」ということですね。あのベストセラーのタイトルも、やはり「コイントス」の実験と通じているのです。「置かれた場所で咲ける人」だったら、コイントスで決まった場所であっても、問題なく幸せになれるということです。ということで、再度これらの主張で伝えたかったことをまとめると、下のようになります。
- アコムで低利息を実現するためにも、一番いいのは早期返済である
- そのためには「アルバイトを増やして稼ぐ」必要があるが、その時の仕事選びで、迷う必要はない
- 決めた仕事で迷わず働いる
- どんどん稼いで、どんどん返済するのがベスト
本質的な話が少々多めになりましたが―。
- アコムでもその他の借入先でも、「いかにして返済するか」は、「いかにして稼ぐか」であり、これは、「いかにして働くか」であり、これはつまり
- 「いかにして生きるか」になる
「いかにして働くか」=「いかにして生きるか」というのは、誰でも疑わないでしょう。そのため、最終的には、アコムでもどこでも「キャッシングの返済をどうするか」ということを突き詰めると、このようになる…ということなんですね。(なので、アコムの金利やキャッシングの返済の話で、このような本質的な話になったのですが、決して消費者金融の話題から脱線した…ということではないのです)まとめ「アコムの金利・利息」以上、アコムの金利・利息について―。
- 実質年率
- 初回30日間無利息
- 他の消費者金融との比較
- 銀行カードローンとの比較
- 上限金利・下限金利について
- 早期返済について
- 返済の心構え
など、多方面に渡って語ってきました。最後に要点を整理すると、下のようになります。
- アコムの実質年率は「4.7%~18.0%」である
- 上限金利は他の大手の消費者金融と同じである
- 下限金利は0.2%だけ、プロミス・アイフルより高い
- しかし、雀の涙のような少額なので、下限金利についても、他の消費者金融とほぼ同じと考えていい
こういうのが実質年率(金利)に関することです。
- アコムは、「初回30日間無利息」で借りることができる
- これはアイフル・プロミスも提供しているサービス
- ノーローンは「何度でも1週間無利息」」を提供している
- 新生銀行カードローン レイクは「初回30日間無利息」に加えて、「5万円まで180日間無利息」もある
そして、初回30日間無利息については下の通りです。
- 平均的な銀行カードローンの金利と比較しても、最初の5ヶ月の間の利子総額は、初回30日間無利息のアコムの方が安くなる
- なので、最初の5ヶ月で返済できるなら、アコムの方が一般的な銀行カードローンよりも、低利息になる
そのため、どんな時でも、必ず銀行カードローンの方が低金利とは限らないということですね。初回30日間無利息が混ざってくると、このように「消費者金融と銀行カードローンの利息が逆転する…という現象がしばしば起きる…というわけです。なので、5ヶ月以内という短期間で返済できる…という自信がある人の場合は、低利息でキャッシングするという目的のためにも、大手の銀行カードローンよりアコムでお金を借りた方がいい…と言えるでしょう。
プロミス | 17.8%(実質年率 *上限金利のみ記載) |
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