キャッシングでお金を借りる前に知っておくべきポイント・まとめ
キャッシングする前に知っておくべきポイントをまとめると、下のようになります。
- とにかく早期返済が命
- そのためには、短期間・少額で借りること
- 早期返済できるなら、金利はそんなに関係ない
以下、詳しくまとめます。
キャッシングで借りたお金は、早期返済が命
早期返済を意識すれば、自然と少額になる
キャッシングは、たとえば数日で返済するのであれば、ぶっちゃけヤミ金から借りてもOKなくらいです。実際、日銭が入る自営業者の場合、その日の仕入れに、その地元で根付いているヤミ金(高利貸し)を日常的に利用していることもあります。
(当サイトではよく紹介していますが、沖縄の国際通りなどの商店街です)
そもそも金利というのは貸し借りをする当事者間で決めるのが普通であり、国が上限金利を決めるのは「悪いことではない」ですが「絶対正しいとも限らない」んですね。
そして、その国が決めた金利を越えているというだけですからすべての高利貸が必ずしも悪とは限らないということです。
このように、少々話がそれましたが、このように早期返済できれば、ヤミ金から借りても問題ないことが、実際の事例でわかるわけです。「理論的に」でなく「実際にそうして商売をしている人たちがいる」ということなんですね。
そして、「早期で返済できる金額だけ借りる」のであれば、おのずと少額になります。利息を小さくするのは「短期返済」だけでなく「少額で借りる」ということも重要ですが、「短期返済できる金額=少額」なので、まず「短期返済」を強く意識すればいいのです。
まず、不要な出費を削ることから考える
多重債務者の方の生活を観察していて思うのは、とにかくムダな出費が多いということ。
- 見栄による出費
- ギャンブル
- しっかり勉強していない投資
- 付き合いで嫌々でる冠婚葬祭
- サプリなど、メディアに踊らされた買い物
このようなものです。具体的な例を挙げ始めたらきりがないですが、とにかくそれ、なくても生きていけますよねというものが、多重債務者の方の生活には「人生レベルで」山のようにあるのです。
もちろん「冠婚葬祭を断る」などは「友達とは何か」というレベルの話にもなるので、急に基準を変えるのは難しいかも知れません。
しかし、多くの「普通の人なのに、多重債務者に転落してしまった」人の原因を探ると、こういう「みんながしている出費」の積み重ねであることが多いのです。
- 「みんながやっている」から問題ないと考えた
- だから改善しなかった
- いつの間にか借金癖が抜けなくなった
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」のようなノリでいつの間にか、レミングの集団自殺と同じことをしているかも知れないという警戒心は、常に持つべきでしょう。
借り入れ先は大手で早く決めて、収入を増やす検討を
ぶっちゃけ、大手の消費者金融や銀行カードローンであれば、どこで借りても変わりません。金利も同じですし、借入・返済のしやすさなどのサービス面でも同じです。
銀行カードローンだと多少は金利が違いますが―。
- 低金利…審査が厳しい
- 高金利…審査に通りやすい
こういうことで、結局一長一短があります。そして、切羽詰まっている人の場合、そもそも消費者金融で急ぎで借りた方がいいので、銀行カードローンもそれほど検討には値しません。
(急いでいないなら、銀行カードローンで借りるのは低金利になるので、とてもいいことです)
そして、もし急ぎで大手の消費者金融で借りるなら「もう、どこでも金利は同じ」です。強いて言うなら、「初回30日間無利息」というシステムのあるプロミス・アコムの場合、他の消費者金融よりも低利息で借りられます。
(プロミスはメールアドレスやWEB明細利用の登録が必要ですが、これはそれほどの手間ではありません。ほぼ普通の手続きでOKです)
ということで、借り入れ先を長時間比較することはあまり意味がないので、それよりも日払いのアルバイトなどを探して、収入を増やす方法を考えることの方が大事です。考えるだけでなく、実際に面接に行くなど、すぐに「稼げる態勢」を作るべきでしょう。
早期返済するには、当然お金が必要です。現時点で資金に余裕がなくてキャッシングしているわけですから、返済が始まったらさらに余裕がなくなるのは目に見えています。だから収入を今より増やすというのは必須の努力なのです。
ということで、急ぎでお金が必要な人は、借り入れ先はすばやく決めて、まずは「どうやって臨時収入を増やすか」を考えてください。
遅れずに返済すれば、キャッシングで借りたことは「プラス評価」になる
金融業界には「クレジットスコア」がある
クレジットスコアというのは、その人の経済的な信用度のこと。このクレジットスコアが高ければ高いほど、カードローンや住宅ローン、分割払いなど、ありとあらゆる借入審査に通りやすくなります。
クレジットスコアはどのような条件によって決まるのかというと、下の通りです。
- 職業・年収などの基本条件(属性情報)
- これまでの借入・返済の履歴、今の借入状況(信用情報)
によって決まります。そして、特に重要なのが「信用情報」です。
年収・職業など「属性情報」は、いわば「期待値」ですからね。この年収で、この職業の人だったら、このくらい返済できるのではないか?という推測に過ぎないのです。
しかし、「信用情報」は違います。「この人は、実際にこれだけの金額を返済した」という「実績」なのです。当然こちらの方が、キャッシング業者には信用されます。
そして、このクレジットスコアは―。
- まったく借金したことがない人、よりも
- 「たくさん借りてたくさん返済」した人の方が高くなる
このような仕組みになっています。それはそうですよね。「実際に借りてみないと、返済できるかどうかはわからない」わけですから。
日本人の一般の感覚だと「借金はしない方が信用できる」となりますが、キャッシング業界では実際に借りて返済した人の方が信用できるというわけです。普通とは感覚が逆なんですね。
スコアが下がると「真面目な借り入れ」でも不利に
返済に遅延してクレジットスコアが下がった人は大抵まあ、この返済が終わったら、もう借金とかしないから、別にいいしと、一種の弁解をします。気持ちはわかりますが、これは不利になると考えてください。理由は下の通りです。
- クレジットスコアは、住宅ローンなどの審査にも影響する
- 特に「高還元率」のクレジットカードは、絶対に持った方がいい
- 高還元率のクレカは借金ではなく、ポイント・マイルで得するための手段
人間、生活する以上は「公共料金」も含めて、年間200万円程度の支出が必ずあります。それを全部高還元率のクレジットカードに集中させることで「毎年タダで海外旅行に行けるくらいのマイル・ポイントが貯まるわけです。
このような「真面目な借り入れの審査」で有利になるためにも、今後借金する予定がなくても、クレジットスコアは高めておくべきなんですね。
それに、キャッシングの返済で遅延する人というのは、大体仕事の約束なども遅れることが多いです。かくいう私もそれはよくあるので反省していますが、結局「遅れずに返済する」というのは「何もかも自分のため」なのです。業者のためではないのです。
悪化したクレジットヒストリーを改善するには?
ちなみに、キャッシングで延滞するなどして、クレジットヒストリー(借入履歴)を悪化させてしまった場合―。これは「クレヒス修行」をすることで改善できます。
クレヒス修行とは何か。簡単に書くと下の通りです。
- 「審査が緩い」クレジットカードを発行する
- それで決済しまくる
- もちろん返済は遅れずにきっちりする
これを繰り返すことでこの人は、これだけの金額を、毎月遅れずに返済しているという実績ができて、クレジットヒストリーが改善される、ということです。
では「審査が甘いクレジットカード」とは何かというと「ハウスカード」です。「特定の会社・サービスでしか使えないクレジットカード」ですね。
- エポスカード…マルイでしか使えない
- コスモ・ハウスカード…コスモ石油でしか使えない
マルイにしてもコスモ石油にしても「自社で買い物してくれる時点で利益は出ている」わけですから、多少返済の滞納があったりしても、問題ないわけです(もちろん、きっちり督促はしますが)。
また「マルイやコスモ石油でしか買い物できない」のに、それで破産するということも考えにくいです(特にコスモ石油)。ということで「融資する業者側にリスクがない」ので、「審査が甘く」なるのです。
そして、こうしたハウスカードを発行したら、あとは「どんどん決済」して、「遅れずに返済する」だけ。それだけの財力は必要ですが、「現時点の収入はあるけど、過去の履歴だけ問題がある」という人の場合は、これによってクレジットヒストリーを向上させられるのです。
まとめ「キャッシングで融資を受ける前に」
以上、クレジットヒストリーの話も含めて、キャッシングする前に意識すべき点について書きました。再度ポイントをまとめると、下のようになります。
- とにかく早期返済を意識する
- そのために「できるだけ少額」で借りる
- 不要な出費はどんどん削る
- 出費を削ることは、人生そのものの見直しである
- 金利は大手ならどこも変わらない
- 金利を比較するより、早く借りて、収入を増やす方が大事
これから初めてキャッシングする方などの、参考になれば幸いです。